【感想】食戟のサンジがクソワロタwww【読み切り漫画】

昨年2017年に「ONE PIECE20周年まとめ」という記事もドル漫では執筆しましたが、つまり今年2018年はワンピース21周年目。正直キリの良さは全くないと思うんですが、とにかくワンピースの長期連載を記念して少年ジャンプでは特別企画が行われました。

(少年ジャンプ34号 集英社)

それが麦わらの一味・サンジのスピンオフ漫画『食戟のサンジ』の掲載。しかもタイトルからも分かるように、このサンジスピンオフ漫画を描いたのが『食戟のソーマ』の作者である附田祐斗と佐伯俊ってんだから非常に豪華な話。

だから結論から感想を書くと、『食戟のサンジ』は面白かった。やはり安定感という点では抜群。今後、どっかのコミックに収録されるかも知れませんが、食戟のサンジがどう面白かったのか論評考察していこうと思います。

バラティエを襲う美食家・サヴァランの魔の手!

今回の読み切り漫画の主人公はもちろん麦わらの一味・サンジ。そのため舞台も海上レストラン・バラティエ。だから時間軸的には相当遡る感じになります。

この海上レストラン・バラティエにやって来たのが、むちむちポークな謎の巨漢女性・サヴァラン。料理を罵倒するなど悪態をつき、バラティエのシェフたちは激おこ。中には「サヴァランを海王類」と称するものも。実際、サヴァランの見た目は想像以上に醜悪に描写されております。あらゆる部分がムッチムチ。

しかし、サヴァランは有名な美食家だった。味を確かめる舌は絶対なのか、世界会議に参加する王族たちにも評判が高く、サヴァランの美食家としての信頼は全世界を股にかけるほど。

ただしサヴァランの醜悪な性格も手伝って、論評一つで潰れてきた店は数知れず。そこで海上レストラン・バラティエもサヴァランの毒牙にかかり、「次の一皿で私の舌が認める味を出さなければこき下ろす」と挑発してくる。

果たしてサンジはサヴァランの舌をうならせることができるのか?バラティエの評判を守ることができるのか?

料理人・サンジが痛快に暴れる!

『食戟のサンジ』の内容は至ってシンプル。

サンジがサヴァランのBBAを料理の腕で徹底的に見返すというストーリー。四皇・ビッグマムの正気を取り戻させた時のように、サヴァランが最終的にはサンジの料理に屈服させられる。

サヴァランはサヴァランで敵キャラとして、非常にダーティーに描かれていたのもグッド。ゼフを持ち出して、「オーナーのご老人にとっては大事な宝なのかしらねぇ。こんなしみったれた店ごときでも」とサンジの逆鱗にピンポイントで攻める。

それにブチ切れたサンジはコックとしての本領を発揮。本編の『食戟のソーマ』顔負けの料理の腕を披露。考えてみると『ONE PIECE』でサンジが料理してる場面は少ないので、非常に新鮮な描写だったのではないか。

きっとサンジファンなら大満足のシーンが満載。そして、サンジはトマホーク伊勢ロブスターという料理を完成させる。湯気が立ったプリプリのロブスターが非常に美味そうに仕上がっており、これぞ飯テロ漫画といったところ。

(少年ジャンプ34号 集英社)

サンジがトドメを刺すシーンも非常にカッコ良く描写。本編の食戟のソーマなら「おあがりよ」というセリフが聞こえてきそうですが、サヴァランもサンジの料理に思わずイチコロ。

最終的にお色気シーンで終わるのも「らしいっちゃらしい終わり方」で良し。

最後はバラティエの仲間たちが「あんな女を返り討ちにしてよくやった」と褒めるものの、サンジは「何言ってんだ俺は女を痛めつけることは絶対しねぇ。ただ美味い料理を食わせただけだ」と笑顔でニカッ。

『ONE PIECE』の世界観をそのまま踏襲し、サンジのキャラクターを見事に活かした痛快な漫画でした。少年ジャンプに限らず、久しぶりに面白い読み切り漫画を読んだかも知れない。読後感は上々。

ワンピースの世界観がそのまま踏襲!

ただ強いて言えば、サンジのグル眉感は思ったほどなし。どうしてもイケメンっぷりが重視されたのか、眉毛の先のグルグルっぷりはほとんど目立たないかも。グルグル自体が小さく、また前髪で隠れていたのが難。

でも、それ以外のバラティエのキャラクターは意外と似てて草不可避。

(少年ジャンプ34号 集英社)

例えば、サンジの父親代わりのゼフがこちら。おすすめジジイキャラにも選出しましたが、見事に頑固爺っぷりが表現されてる。少しでも逆らえばゲンコツが飛んできそうな匂いがプンプン。

ちなみにサンジの実の父親はヴィンスモーク・ジャッジその人になります。ヴィンスモーク家とジェルマ66を統括する、こちらもこちらで頑固爺。

(少年ジャンプ34号 集英社)

そして、サンジを常々目の敵にしていたカルネとパティに至っては、ほぼ同じ。特にパティの顔の形や口のひん曲がった形、そして全体的なフォルムなど、まさに瓜二つすぎて大草原。

(ONE PIECE6巻 尾田栄一郎/集英社)

実際に『ONE PIECE』で登場したカルネとパティがこちら。見比べれば見比べるほど違いが分からない。『ONE PIECE』と『食戟のソーマ』の絵柄は全く違うと思ってたんですが、実際に作者に描かせてみると意外と雰囲気が似てて面白かった。