ワンピース最新1037話ネタバレ感想を画像付きでレビューします。前回のONE PIECE1036話のネタバレ感想は興味があれば別途ご参照ください。
ちなみに次のワンピース最新1038話は既にレビュー済みです。
空船とは宙船?
ワノ国の花の都では火祭りの最中。刻一刻と爆弾付きの鬼ヶ島が近づくものの、ワノ国の市民たちは飲めや歌えのどんちゃん騒ぎ。飲んだくれるモブのオッサンが思わず注意されるものの、あとは「憎いし苦痛(美しい国)」とプンスカプン。
この祭りで使われている出し物は、あのときの光月トキっぽい。他にも光月おでんを模したと思しき出し物が描かれていることから、ワノ国の市民たちからは未だに光月家が暗に慕われていることが読み取れるっぽいです。
そして、ワノ国の市民たちは「空船(そらぶね)」の準備を始める。灯籠に願いを込めて、それを天空に飛ばして亡くなったご先祖様に願いを届けるという風習。
ただ空船という言葉は、非常に意味深な名前だったりします。ワンピース最終回でも考察しましたが、そらふねを【宙船】という漢字に置き換えるとまさに宇宙編に繋がる?
ワンピースの最終回では「宴(うたげ)」で締めくくられる可能性もあるので、カイドウほど酒が似合うキャラクターはいない。今後ルフィとの戦いがどうなるか分かりませんが、カイドウも最終回でしれっと仲間としてどんちゃん騒ぎしてるような光景も思い浮かびます。
酒龍八卦が海賊旗の「八」を意味していた?
一方、鬼ヶ島では麦わらのルフィと百獣のカイドウが戦っていた。
二人の戦いはほぼ互角だったが、カイドウが急にお酒をグビグビと飲み出す。ルフィは思わず激怒するものの、カイドウは「楽しいからよ」と嬉しそうに答える。むしろ「わざわざ弱くはならない。お前を認めたんだ。おれと本気で一対一でやりあえる奴なんざ」と雰囲気的には本気モード。
だからカイドウはお酒を飲めば飲むほど強くなるっぽい。そのためワノ国序盤でルフィとカイドウが初めに戦ったシーンがありましたが、あの時点でカイドウは割と本気に近かったのかもしれない。
またユースタス・キッドとローを捉えた際にも、カイドウはお酒を飲んでいましたが、現在キッドたちがビッグマムと互角に戦えていることを踏まえると、カイドウが酔い潰れていたことは二人の実力を認めていた何よりの裏返しなのかも。
そして、カイドウは「酒龍八卦(しゅろんはっけ)」という必殺技を発動する。【話雷上戸(わらいじょうご)】【落込上戸(おちこみじょうご)】【泣き上戸】【怒り上戸】といった戦闘モード(性格の豹変)を様々に展開していく。
八卦とは古代中国における儒教の考え方。例えば、方位ごとに運勢を占うようなことが多い。おそらくカイドウの酒龍八卦にも8つの戦闘モードが用意されており、百獣海賊団の海賊旗に描かれた数字の【八】はまさに8つの顔を持つカイドウを意味しているんでしょうね。今更ですが。
八面六臂とかいう言葉もありますしね。
ルフィがついにカイドウ超え?
カイドウは酒を飲んだことで性格はコロコロと豹変する。カイドウの気分は、まさにジェットコースターロマンス(byキンキキッズ)。あまりの高低差に耳がキーンとなるほど(byフットボールアワー後藤)。
「油断した自分が悪い。もう近寄るな。そっとしておいてくれバカ野郎」と泣きべそをかいたかと思ったら、今度は「つきまとう奴にはこうだ」と雷鳴八卦を繰り出そうと試みる。ただ酒龍八卦モードのカイドウにしてやられるルフィは「調子狂うな」とぼやくものの…
カイドウの混紡を華麗にバック転で回避し、ルフィはそのまま顔面に蹴りをかます。ルフィの表情や言動からはどこか余裕すら感じさせます。ただカイドウも一筋縄ではいかない。
ルフィをしっぽで捕獲し、そのままヘッドバットを食らわせる。お互いの覇王色の覇気がギリギリとぶつかるものの、カイドウの覇気もまた強まっていたためルフィが弾き飛ばされる。しかしカイドウもまた痛みで徐々に酔いが覚めるほどだった。
そしてルフィは【ゴムゴムの怪鳥ガトリング】、カイドウは【軍荼利龍星軍(ぐんだり・りゅうせいぐん)】という技でお互い対抗。お互いの手数と威力は互角。ちなみに、前者の軍荼利は明王のひとり。後者はマンダの流星群のこと。
しかし最終的にはルフィが一歩抜きん出ていたのか、カイドウの腹部に強烈な蹴りが一発入る。どうやら形勢的にはルフィが有利っぽい。
ゴムゴムの実は仮の名前だった?
一方、舞台は赤い土の大陸(レッドライン)上の聖地マリージョアに移る。
革命軍のサボと藤虎や緑牛などによる壮絶な戦闘も勃発した世界会議(レヴェリー)が閉幕した後、五老星はもっかワノ国の情勢を案じていた。カイドウやビッグマムの戦いに乗じて、おそらくルフィを消そうと画策している模様。
ただワノ国近海には不穏な空気が流れる。
何故なら、ワノ国近海にズニーシャ(象主)が突如として現れたから。CP0と思しきモブキャラはズニーシャのあまりの巨大さに「何やら巨大な影が…島?」と全く見当がつかない様子。ズニーシャの知名度は世界政府の中でも高くはないのか?
ズニーシャに唯一命令を下せた光月モモの助を大人まで半強制的に成長したことで、より電波的な部分が遠くまで届くようになったから?
そして、五老星の口からは重大な事実が明かされる。
「あの実は我々にとっても伝説。過去何百年も【覚醒】することなどなかった」「ではなぜ世界政府はわざわざあの悪魔の実に【もう一つの名】を与えた?!歴史(空白の100年?)からその実の名前を消す為だろう!?」とのこと。
イム様は五老星に黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)としらほし姫の暗殺を命じていますが、話の流れ的にルフィのことが話題に上っているはず。つまり、五老星が話題にしている悪魔の実とはゴムゴムの実のこと。
だからゴムゴムの実という名前は「仮初めの名前」っぽい。果たして本当の名前とは?ゴムゴムの実が覚醒すると単に周囲をゴム化できるだけではなかった?…みたいな場面でワンピース最新1037話は終了。そして来週号は休載です。
次のワンピース最新1038話予想まとめ
以上、ONE PIECE1037話のネタバレ感想でした。
ルフィとカイドウの戦いでは、いつの間にかルフィが逆転している印象です。一応ルフィは流桜といった修行は行っていたものの、やや唐突感も否めませんが、これは五老星の言葉を合わせて考えると「ゴムゴムの実が覚醒した」からと考えるとやはり自然か。
またカイドウがバトル終盤でお酒を飲みだした理由も、前述のようにワンピースの最終回で宴が描かれる伏線を匂わせます。カイドウのギャグキャラっぽい描き方も、このまま敵として終えるのかという疑問も生まれます。
やはり子供のヤマトが麦わらの10人目の仲間説も根強いですし、ヤマトの隣に父親のカイドウの姿があったとしてもおかしくはないか。
○ゴムゴムはやはりGo Moon Go Moon?
そして今週1037話の注目点は「ゴムゴムの実に隠された謎」でありましょう。
どうやらゴムゴムの実には【別名】があった可能性が高そう。その別名を隠すために世界政府がゴムゴムの実という名前をあてがった経緯がありそう。そして、ゴムゴムの実が覚醒すると何が起きるのか?Dの一族が何故月と関連が深いのか?
その全ての謎を繋げると「Go Moon Go Moon」という名前が浮かび上がる?歴史から名前を消すとは五老星ですが、消しゴムのように歴史を消すことができる?少なくともギア5などで予想した能力とは似ても似つかぬ感じにはなりそう。
○ジョイボーイになるにはゴムゴムの覚醒が必須?
カイドウは「ゴムゴムの…何だって?お前もジョイボーイにはなれなかったか」とかつて語っていましたが、ジョイボーイになるにはゴムゴムの実の覚醒が必須?何故カイドウがそれを知っていたかは定かではありませんが、ズニーシャをかつて従えていた王国との関連も伺えそう。
だから光月モモの助は実は無関係で、ゴムゴムの実が覚醒したからズニーシャがワノ国にやってきた可能性も高そう。ゴムゴムの実の覚醒者がズニーシャを従えていたかつての王国の貴族だった?
タイミング的に劇場版映画『ONE PIECE RED』と絡んできそうな予感もします。何故なら、ゴムゴムの実をCP9から奪取したのが赤髪のシャンクスだから。
シャンクスはルフィがジョイボーイに最適格と考えたからこそ、あえてゴムゴムの実をルフィに食べさせた?例えば神エネルのゴロゴロの実も数字に置き換えると同じ「5656」になる。ゴムは雷を通さないから勝てたのではなく、もともとは同じ系統の悪魔の実だったから?
次のワンピース最新1038話の内容を予想しておくと、次はビッグマムやその他の戦いに移りそう。ここまで重大な謎が明らかになった翌週号は、だいたい素直に解明されないパターンが多い気がする。それでもズニーシャがワノ国にやって来た以上、鬼ヶ島を止めるのはこの象かもしれない。
五老星もいよいよキャラ名ぐらいは明らかになりそう。
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なんでなん