『ONE PIECE』でワノ国の次期大名候補だった光月モモの助の正体が「20年前からタイムスリップしてきたキャラ」だったことが発覚。当ブログではモモの助の正体は迫っていたものの、まさかのSF要素を持ってくるとは思いませんでした。
一方、どうやってモモの助たちが未来にタイムスリップできた理由は、ネット上で長らく噂されていた謎の悪魔の実の「トキトキの実」だったことが判明。個人的にトキトキの実はチートすぎる悪魔の実だと思ってたので完全にスルーしてました。
そこで今回ドル漫では「トキトキの実の正体」について徹底的に考察してみたいと思います。現在トキトキの実を所有してるキャラはシャンクスなのか?はたまた既に死亡済みのエースが生き返るのか?などトキトキの実の謎に迫ってみました。
トキトキの実の能力は「未来に飛ぶ」ことだけ
まずは「トキトキの実の能力」について考察。
結論から書くと、トキトキの実の能力は「タイムスリップ」になります。いわゆる時間移動。タイムリープなどと表現されることもありますが、現在を起点として未来や過去に移動できる。最初は自然ロギア系も考えたんですが、おそらく超人パラミシア系悪魔の実か。漫画やアニメでは『ドラえもん』が一番有名作品か。
ただし、ワンピースのトキトキの実の能力は「未来に飛ぶ」ことだけ。つまり、トキトキの実は「過去に戻る」ことは不可能。もし過去に戻ることができればワンピースでこれまで起きた様々な事象が全て覆るため、筆者のドルジはトキトキの実の存在には全否定派でした。
でもトキトキの実が「未来にしかタイムスリップできない制約」があれば、その他の不都合さや不自然さは解消されるか。
だからネット上では「トキトキの実を使うことでエースを復活させられるやんwww」という考察も散見されたものの、「エースは今後も復活しない」というのが答えになります。ドル漫では当初から「あり得ない」と確信してたのでエース復活説は考察しなくてよかったです。
そもそも過去に戻ってエースを助けたところで、2年前に死んだエースが蘇るわけではない。
トキトキの実は「場所の移動」までは不可能
他にもトキトキの実の制限が存在します。
結論から書くと、トキトキの実は「場所までは移動できない」ということ。
例えば、光月モモの助や錦えもんやお菊といった赤鞘九人男たちがトキトキの実で20年後の現代のワノ国にタイムスリップした場面では、カイドウ一味に放火されて跡形もなく消えてしまった「おでん城跡」に時間移動してることが読み取れます。
つまり、例えば「A」という地点でトキトキの実を発動した場合、「未来のA」にそのままタイムスリップするだけ。そのためトキトキの実では「A」から「20年後のB」に移動することはできない。『ドラえもん』の道具のように自由自在に時間や場所は移動できない。
だからトキトキの実は意外と不便っちゃ不便な悪魔の実。
トキトキの実に「人数制限」はあるのか?
一方、トキトキの実の能力には「限界」や「制約」は他にもないのか?
これまでの光月トキの行動をおさらいしておくと、どうやらトキトキの実は能力者本人だけではなく、他の人物も未来にタイムスリップさせることが可能。一方、トキは光月日和や河松は未来にタイムスリップさせてない。
一応、光月日和をそのまま現在に留め置いた理由は「光月家の生存確率を高める」ためとされますが、やはり当時炎上中の危険なワノ国に留め置くより未来に逃した方が確実に光月日和の生存確率はアップするはず。トキも含めて、光月おでんも未来に逃げれば良かった話。
そのためトキトキの実の能力には「人数制限」があるのではないか?もし無制限に人間を未来に送り出せるのであれば、ワノ国の住民を全員未来に避難させたっていいわけです。もちろんトキトキの実がそこまでできるとしたら、さすがに現実的ではなさそう。
そのためトキトキの実は「範囲内の空間」ごとタイムスリップさせてるのではないか。そう考えると、自ずと未来にタイムスリップさせられる人数が制限されます。半径4~5m程度の範囲内に限れば、モモの助と赤鞘九人男の一部(5名程度)しか移動できなかったのも納得。
○【ルール】未来に生存する「もうひとりの自分」はどうなる?
トキも果たして本当に「一人」で過去からやって来たのか?トキの正体がラフテルやDの一族と仮定すれば、未来への旅は相当危険なことは間違いない。他にもトキを守る従者がいた可能性はなかったのか?
逆に言うと、トキトキの実に「効果範囲」のようなものがあるとしたら、その中に入ってしまうと同意不同意に関わらず問答無用で未来に移動させられてしまう可能性もありそう。そう考えると、マネマネの実の「前所有者」の正体もいろいろと見えてくるか。
あとはトキトキの実で「数年後の未来」に移動する場合、まだ生存してるはずの「未来の自分」がいる可能性がある。もちろん不慮の事故は考えられますが、現在末期ガンに罹患してない限り、普通は数年後も生存してる可能性が高い。
そのためトキトキの実には「これから自分が生きるであろう余命分の未来」は移動できない制約も考えられますが、光月モモの助や錦えもんの例を踏まえるとそういったルールや制限はなさそう。
ただし、それでも「未来のもうひとりの自分(ドッペルゲンガー)」が存在する可能性は否めず、もしかするとトキトキの実で未来に移動した場合、「本来生きていたはずの自分」は世界から抹消されてしまうのかも知れない。どのみちトキトキの実ヤバすぎぃぃぃぃ。
トキトキの実の元所有者は「光月トキ」
続いてトキトキの実の「元所有者」から考察。
まずトキトキの実の過去の所有者は「光月トキ」。
光月トキは光月おでんの奥さんであり、モモの助たちの母親。元々の名字は「天月」。両親がワノ国出身者とされますが、トキの出身地は不明。当初、光月トキの名前はそのまんまトキトキの実が由来と考えてたんですが、どうやら別の由来もありそう。
光月トキはトキトキの実を使用して「未来から未来へとタイムスリップ」しながら生きていた模様。当初ドル漫ではあまりにチートな能力から「死に際に一度だけしか使用できない」と考察してたものの、トキトキの実にはそういった制限もなさそうです。
じゃあ、光月トキは何故トキトキの実を使用して未来に生き長らえていたのか?その目的は?
光月家は言うまでもなく、800年前にポーネグリフを作った家系。そのためもしかすると光月トキはその当時から生存していた可能性があり、Dの一族がラフテルを統治していた時代や「空白の100年」で何が起きたのかすら実体験を持って知っていた可能性がありそう…
…というドル漫の予想はドンピシャに当たり。光月トキの詳細については別考察記事もあとでご参照下さい。とりあえず800年以上前に光月トキは誕生しているため、トキ以外の過去の所有者はほぼ存在しないと考えて良さそう。
トキトキの実の「現在の所有者」は日和?
一方、かつての所有者だった光月トキが既に死亡してる以上、このトキトキの実は「現在他の誰かが所有してる可能性」があるということ。悪魔の実は能力者の死後、周囲の果物やフルーツが変異(悪魔の魂が憑依する?)して同じ悪魔の実が生成される。
ただこれまでの悪魔の実の遷移パターンを確認する限り、どうやら死亡した能力者の近くに存在するフルーツや果物が悪魔の実化してることが多い。光月トキはおでん城で死亡した以上、少なくともワノ国にいた誰かがトキトキの実を所有してる可能性は高そう。
つまり、トキトキの実の現在の所有者はワノ国の登場人物か百獣海賊団のメンバーのどちらかにいる可能性がある。20年前のワノ国は既にカイドウの攻撃によって追い詰められており、光月家は逃げるのがやっとだったことを踏まえるとトキに近い存在に継承されてるかと言うと?
ただ一方、前述のように光月日和と河松だけが何故トキトキの実で未来移動してなかった。このトキは非常に謎多き行動ではあるものの、自ら死亡後にトキトキの実を娘の日和に与えていたとすれば?そう考えたら光月トキの謎の行動も合点がいくか。
そのため現在のトキトキの実の所有者は「光月日和」という可能性もあるか。
○現在の所有者は赤髪のシャンクスか?
一方、トキトキの実の能力者として根強い人気のキャラクターが「赤髪海賊団船長の赤髪のシャンクス」。
何故なら、赤髪シャンクスは光月おでんと同じく元ロジャー海賊団の同じメンバーだったから。光月トキとシャンクスが顔なじみだった可能性は否定できない。シャンクスが光月おでんやトキが死ぬ間際にワノ国にいた可能性もゼロではないか。
少なくとも、シャンクスとトキトキの実の接点はゼロではない。光月トキの死後に何らかの経緯を経て、シャンクスがトキトキの実をゲットした可能性は考えられます。でも、インターネット上で散見される「例の場面」で赤髪シャンクスがトキトキの実を使用した可能性は限りなく低そう。
例の場面とは、マリンフォード頂上戦争前に赤髪のシャンクスがカイドウと一触即発の状態に陥った場面。ここでシャンクスはトキトキの実を使用し、マリンフォード頂上戦争にギリギリ駆けつけて海軍大佐・コビーを救って戦争を止めたというもの。
ただし、前述のようにトキトキの実はあくまで「未来に飛ぶ能力」に過ぎない。もし仮にカイドウ戦で使用していた場合、却ってマリンフォード頂上戦争に辿り着くことは困難になってしまう。
例えば1月1日にシャンクスがカイドウとの戦いが勃発し、1月5日にマリンフォード頂上戦争が勃発したと仮定しましょう。1月1日にシャンクスがトキトキの実を使用しても、あくまで1月5日の「カイドウと戦ってた場所」にタイムスリップするだけだから。
つまり、マリンフォードに辿り着く時間的余裕がかえって消滅してしまう。確かにカイドウとの戦いは避けられるかも知れませんが、結果的にシャンクスがマリンフォード頂上戦争に間に合う可能性は限りなくゼロに近づいてしまう。
むしろ時間的にはデメリットしか発生しない。「シャンクス=トキトキの実」の唯一の拠り所となる考察だったため、この根底が崩れてしまってる以上普通に考察すればトキトキの実の現在の所有者は「シャンクスとは別人」と言えるでしょう。
コメント
またドル漫さんの考察が当たりそうな予感しかしない
シャンクスがトキトキの実の能力者って考察してるヤツはアホなんですかね?
トキトキの実でエースが復活したら胸熱ですが、
ドルジくんの考察を読む限りは1000%ないでしょうねw
過去になら「過去の自分」がいると思いますが
未来に、「未来の自分」がいたら、それはおかしいです
「未来へ移動した自分」のほかに、「未来へ移動しなかった自分」も同時に存在すると?
未来へ移動するたび「自分」という存在が分離し、新しい自分が誕生するでしょうか?
未来へ移動した時点で、その世界から自分が消えた事実だけが存在し、「未来へ移動しなかった自分」は存在しないのでは?
(連投失礼)
「ジョジョの奇妙の冒険」に出てくるDIOは「時を止められるスタンド使い」ですが、彼は数秒間だけ時を止めて移動するため、他人からは瞬間移動したように見えます。つまり数秒先の未来に移動したと言えます。
いわば「トキトキの実」はそれの上位に位置する能力。20年間時を止めて赤鞘の者達を未来へ届けたわけです。
それで「未来の自分」が存在したなら、おかしな話です。単なる移動旅行にすぎないのにいちいち自分が分離してたら、キリがありません。「トキトキの実」の能力で未来へ移動するという事は、簡単にいえば時を越えて移動するだけのことなので、原理としては、私達が電車で移動するのと変わりないと思います。
もちろん、過去へ戻った場合は、また別の話。単なる移動ではなく、移動した事実さえもなかったことにする現象。しかしワンピース(漫画)の世界では「人は決して過去へは戻れない」とトキトキの実の能力者自身に言わせている以上、それはこの世界のルールなのかもしれません。
過去には必ず「過去の自分」がいますが、未来には「自分が忽然と世界から消えた事実」しか残ってはいないでしょうから、そこに「未来の自分」は存在しないと考えられます。(だから赤鞘九人男たちの墓があった。あの日、彼らはこの世から確実に消えてしまったのです。)
(補足)
トキトキの実の能力者自身が発言した言葉「人は決して過去へは戻れない」がワンピースの絶対的ルールと仮定するなら、「未来の自分」は存在不可能ということを述べました。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」では未来の自分にヒロイン(ジェニファー)が遭遇するシーンがありますが、それはタイムマシン(未来、過去どちらも自在に移動できる装置)があったから。未来へ行っても、いつでも現在へ帰って来れるので、その装置を使えば「未来の自分」が存在することになります。
しかし過去へ帰るためのタイムマシンが壊れたり、盗まれたりして過去へ戻れなくなったら(過去へ戻れないことが現実として確定したら)その瞬間に未来も変わるのだと思われます。いわば過去から来た自分自身がすでに過去改変の一部なので、その時間旅行に支障をきたした時点で未来では行方不明者だった者(過去へ戻れなかった存在)として扱われるでしょう。
ややこしくなってしまいましたが、物語上「人は決して過去へは戻れない」を肝に考えると、未来へ移動した際、「未来の自分」は決して存在しないことになります。
飛ばされた20年後の未来は
自分が飛ばされて消えた20年後の世界なのでもう1人の自分が存在する事はないですよね。
簡単に言うと
飛ばされた人は20年間【冬眠】してたのと一緒。
20年後に冬眠から覚めた世界が今。
あくまでONE PIECEの世界観では
「並行世界」とやらがないってことなんでしょうね。
尾田さんの感覚的には「20年先に飛ばす」のも
「20km先に飛ばす」のも同じなんだと思います。
単に時間的距離も地理的な距離も同じと考えれば良さそうです。
シャンクスはトキトキの実の能力者と思います。
頂上決戦の時、シャンクスはすごく遠方からいきなり駆けつけました。
瞬間移動のように。
これは、トキがモモの助たちにしたのと同じ様に、世界中の人間を数日先の未来へ飛ばしたのではないでしょうか。
つまり、自分たちが遠方から決戦の地に到達するまでに要する日数分、世界中の人間を未来に飛ばせば、飛ばされた人間からしたら、飛ばされたことに気づけず、シャンクスが瞬間移動した様に見えるのではないかと。
それなら、現在確認されているトキトキの条件から逸脱しませんし。
自分はトキトキの実の制約や利用上のルールは十分にありえると思います。
特に能力の便利性に格っては公式が悪魔の実の能力の覚醒を世界(ステージ)と表現した事から【年単位で時を飛ばす場合】までに過程を組む必要があるのではと思います。
また制約に関しては場所以外にも【利用回数】の上限があってもおかしくないかと思います。
この能力は場所を移動しなくても能力の詳細が外部に漏れない限りは対策方法に限界があるのが多く、また戦闘で使う場合はニキュニキュの実のように都合の悪い相手を時間的に飛ばす事すら可能な事から制約を踏まえても所有者の性格次第で凶悪な性能になってもおかしくないかと思います。
使用者のトキ本人が未来に行かなかったのは追手対策のためにワザと残ったのではないかと推測していますが動機としては弱いかと自分でも思ってます
ただどうやって能力の譲渡の方法が色んな伏線が絡んで結論出しにくい人物ですけどね。
日本語変なんで推敲して投稿した方がいいっすよ
トキトキの実とは一言も言っていないって気づいた人いたよな
未来に行ってもその後過去に戻っいるのなら未来に居る自分は「未来から帰ってきた自分」になります。なので別におかしくはないと思いますよ?
でも未来に行くってのは時間軸を変にする(中二病っぽい文になった)ので面白いですよね
言いたいことを簡単にまとめます。(人+番号で表します)
人1が未来に行く→人1が元の時間軸に戻る→人1が最初に行った未来の時間まで進む。→その時人1の過去の時間軸人2が来るこれの無限ループになります。面白いったらありゃしないww
ただしこれは元の時間軸に戻った際時間がずれて居た場合地味におかしなことになるけどそれを考慮しない。
過去には戻れないっつってんのに「過去に戻っているのなら別におかしくはないと思いますよ?」って何言ってんだ?
未来の自分とか書いてるあたりでIQの低さが露見しているよな