ワンピース最新1132話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。タイトルは「エルバフの冒険」。前回のワンピース1131話も良かったらご参照ください。
エルバフに全員集結
呪いの王子・ロキとモンキー・D・ルフィが遭遇した続き。
ルフィたちは一足先に拉致されていたものの、ようやくドリー・ブロギーが率いるグレート・エイリーク号が遅れてエルバフに到着する。エルバフの子供・コロンは懐かしの巨兵海賊団が帰還したことに喜ぶものの、ドリーたちは酒場に寄らずエルバフ第二層・陽界に直接向かう。
バーのマスターの女は宴会を準備しているのか、コロンにドリー・ブロギーにお使いを渡す。どうやら巨兵海賊団の中にコロンの父親もいるっぽい。コロンは「ドリブロ船長が連れて来る海賊、この前四皇になったばっかなんだ」と嬉しそうに語る。
何故なら、赤髪のシャンクスが「この名を忘れるな、麦わらのルフィ」と伝えていたから。この際のシャンクスの表情がどこか影を落としているのはやはり気になるところ。
虹を渡るドリーたち
ドリーたちが率いるグレート・エイリーク号を発見したのは、新巨兵海賊団を結成したハイルディンたちだった。ちょうどその時、エルバフの巨大な虹がかかる。何故か、ハイルディンたちは「間のいいこった!便乗しよう!」と喜ぶ。
グレート・エイリーク号ではニコ・ロビン、ジンベエたちが目の前の巨大な虹に感動していた。子供のジュエリー・ボニーやクローンのベガパンク・リリスも目を輝かせていた。しかし辺りを見ても、どこにも雨が降った痕跡はなかった。
この姿を見て、ドリーたちも不思議そうに「太陽石(ペインター)で描くんだ」と虹は自ら作り出したと語る。つまり、虹は渡れた。ジンベエたちは理解できないでしたが、そうこうしている内に船は虹の上を駆け上がっていく。
虹の先にはエルバフの村
いわば人工的に作られたエルバフの虹が一体どういう原理かは不明ですが(太陽石を使っていることからニカの想像する能力が関係している可能性)、虹は摩擦力がないため自動的に物を運ぶ性質があった。氷の表面のようなものか。
グレート・エイリーク号の隣には、新巨兵海賊団のハイルディンたちの船がしれっと便乗していた。ハイルディンは意気揚々と「麦わらはいるかー?」と語りかけると、「誰の船かと思えば」とドリーたちが応じると麦わらたちは遅れて来ることを教えてあげる。
実際にはこの時点で正体不明の誰かに拉致されている or いつの間にか消えたことした判明していないので、ルフィたちが遅れてくるという返答には少し違和感も残ります。それでもハイルディンたちは少し前に狩ったヘラジカを振る舞う気満々だった。
そしてこの虹の先が繋がる中央の樹木の上に、まさにエルバフの村があった。
ルフィとロキの約束とは?
最下層の冥界と第二層の陽界を繋ぐ橋にはルフィの姿があった。そこにはゲルズとサウザンド・サニー号を担ぐゴールドバーグの姿もあった。サニー号を強奪した犯人と勘違いしたルフィは激昂するが、ゲルズは「私人間ちゃん大好きなの」と思わずルフィをヨシヨシする。
「変人ロードとは違うのよ。私は閉じ込めたりしないし、お友達になりたいだけで」と、おもちゃの部屋に閉じ込めたロードの代わりに謝罪する。ルフィは「ホネ顔のことか」とようやく事態をふんわり把握する。しかしルフィは冥界にいたロキと遭遇していたはずだったのでは?
ゴールドバーグが「お前、冥界から飛んできたでしゅけど落ちちゃったんでしゅか?」と不意に尋ねると、ルフィは思わずギクリと虚を突かれる。何故なら、ロキから「おれと会ったことも【約束】も他言無用」と釘を刺されていたから。
ロキとは直前に赤髪のシャンクス(エルバフに来た理由の問答)について語っていましたから、ルフィが望む回答があったということか。でも約束と表現している以上、この見返りとしてルフィはロキが解放されるように手助けするのか?
ロードがフルボッコ
第二層・陽界ではナミやチョッパーたちが、人間ちゃんを偏執的に愛するロードに依然として追いかけられていた。ルフィやナミが連れ去られていたおもちゃの国・部屋は第二層にあって、最初から第二層にいたらしい。
ロードは「みんなにバレる前により強固に閉じ込めて一生飼うのでござる!」とナミたちを再び捕まえようとする。ゲルズたちと遭遇後、説教でもされてどこか反省していたのかと思いきや、ロードは相変わらずマイロードを走っていた模様。
ただゾロやサンジが間髪入れずに動きを封じる。
ロードは「おのれチビ人間ども!」と吠え面をかくが、追い打ちをかけるように第二層にやってきたゲルズとゴールドバーグが覇国を食らわせる。どうやらエルバフの巨人族の多くは覇国を使えるっぽい。戦士にとっては最低限習得するレベルの技なのかも知れない。
エルバフ編ではロードがカリブーやらの立ち位置に座りそう。
三層構造のエルバフ
ルフィは再びゾロやサンジたちと合流するが、そこでようやくゲルズたちはハイルディンの仲間と自己紹介する。ルフィは特に反応していませんが、これを見ると麦わら大船団という設定は今後あまり活かされる機会は少ないのかも知れない。
ゲルズは「エルバフの村を紹介するわ」と提案すると、ルフィとウソップはテンションアゲアゲだった。既に陽界にいる面々は懐かしの島雲を踏みしめつつ、森の先にあると言われるエルバフの村に向かうのであった。
一方、太陽石で作った虹を駆け上るグレート・エイリーク号では、ドリーたちが改めてエルバフの三層構造について解説する。上から天界、陽界、冥界とのこと。改めてユグドラシルがモチーフにされてることが伺えますが、陽界が巨人族が普段暮らしている場所とのこと。
では天界には何がある?王国?
エルバフの地に長居してはならない
そして結果的に二手に分かれていた麦わらの一味、新旧の巨兵海賊団だったが、ほぼ同じタイミングでエルバフの村に到着するのであった。建物だけではなく、あらゆる動植物がまさに巨大。ずっと憧れだったエルバフの地を踏みしめると、ウソップは思わず感動の涙を流す。
一応、正確にはこの場所は「エルバフ島のウォーランド王国」になります。ここに住む巨人族もまたエルバフと呼ばれるなど、全般的に指す場合に使われる幅広い通称とのこと。「日本に住む日本人」と言ったところか。今後も基本はエルバフと呼んでいく感じか。
ただ探検家ルイ・アーノートが書き記した言葉が意味深だった。ちなみに、ルイはリトルガーデン(巨人島)を命名した探検家になります。13巻参照。
「この地に長居してはならない」。果たしてこの言葉の意味するところとは?
ワンピース最新1132話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース1132話のネタバレ感想でした。
急遽2週間ほど休載になっていたわけですが、まさかのサウロもロキもすっ飛ばす展開に。それでも何やかんやで麦わらの一味、新旧巨兵海賊団がエルバフに完全集結。エルバフ島の外観もほぼ明らかになりましたが、何故か空島に近い雰囲気も漂います。
空島でも不可能だった現象ですが、何故虹に乗ることができるのか?
エルバフ島の初登場シーンでは巨木こそありましたが、そのシルエット姿とはかなり異なるため三層構造という設定は尾田さんが後から思い付いた感じか。エルバフの王子・ロキが幽閉されてる設定も何となく後付けのような雰囲気も。
◯海王類が予言した「二人の王」の出会い
だから当初の構想からいろんな要素が新たに詰め込まれているとしたら、エルバフ編もそれなりに長期化しそうです。
エルバフ編の冒頭もわざわざ麦わらの一味を二手に分けさせていましたが、早くもロビンやドリーブロギーたちが到着していることからも特に深い意味はなかったか。エルバフ島の三層構造という形状も面白かったが故、別にこのまま全員で入国して驚けば良かった気もします。
それでも麦わらの一味を二手に分けさせる意味があるとしたら、やはりルフィとロキの出会いぐらいしか思い付きません。二人の会話を聞いている限り、そこまで踏み込んだ内容もなさそうですが、ルフィがロキを救出して何やかんやという展開か。
海王類が「二人の王が出会う」と語っていましたが、まさに【このこと】を指していたのかも知れない。またほぼ100巻ぶりぐらいに登場したルイ・アーノートですが、ここまで巨人族に密接に絡んでいるところを見ると、彼自身もまた巨人族なのかも知れない。
次のワンピース1133話予想
最後は簡単に次のワンピース1133話の内容を予想します。
いよいよサウロが再登場しそう。前回は「倒れて動かない」と大騒ぎになっていましたが、サウロはロビンと再会することができるのか?でも現状シリアスな展開が見られないので、単に空腹で動けなくなった程度の可能性もありそうです。
実際、サウロはオハラから大量の書物を持ち帰って、空白の100年について研究し続けているようですから、この謎が解明されずに死ぬことは考えにくい。だからサウロが倒れたとされる事自体に大きな意味はなさそう。
それでもルイ・アーノートが「エルバフに長居してはならない」と警告を発していましたが、ここに長期間滞在するデメリットはありそうなのでその影響も考えられるか。エルバフ全体には毒が常に漂っているものの、肉体が大きい巨人族だから影響が少ないだけで、人間サイズの体では半年ほどで死に至る、みたいな感じか。
またエルバフでは二人の王子(ロキとハイルディン)しかいないようなので、だったら現在のエルバフは誰が統治しているのかも気になるところ。既にロキは父親の国王を殺害しているようですから、もしかすると3人目の新キャラ王子でも登場するのか?
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