ワンピース最新1076話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。タイトルは『旧友』。前回のワンピース1075話のネタバレ感想は別途でご参照ください。
そういえば「Chat GPT」というAI技術が最近流行っているらしい。
尾田さんもワンピースの次の展開をChat GPTに予想させていて話題になっていました。尾田さんがつまらないと評価した展開もありましたが、普通にいろいろクオリティが高くて驚いた。こういうネタバレ記事でも1分経たずに仕上げてくれるに違いない。
今後、サイトのURLをズラッと並べてるだけのグーグル検索もいずれ淘汰されそう。そう考えると、サイト運営やブログ運営で飯を食っている企業や運営者には辛い時代が遅かれ早かれ訪れるでしょう。自分に限らず閉鎖していくサイトも増えていくに違いない😭
文章だけじゃなくて絵も描けるようですから、マンガ業界もAIによって様変わりしそう。
ちなみに次のワンピース最新1077話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
Sホークの能力はスパスパの実
ミス・バッキンのクローン体と判明したステューシーに眠らされた、CP0のロブ・ルッチとカクがルフィたちに共闘を持ちかけた続きになります。
ゾロは「お前らの錠を外して共闘したとして再び錠をかけられる未来が見えない」と不安視するが、カクは「そんなことはない。この危機を乗り切ったらまた大人しくかかるさ」と語るが、その表情は明らかにウソを孕む凄みがあった。
ルフィはあっけらかんに快諾するが、ゾロは「簡単に信じるな」と思わず頭突きでツッコミを入れる。しかし、この寸劇を見逃さなかったセラフィムのSホークはすかさず蹴り上げようと攻撃態勢に入る。
Sホークの悪魔の実は「スパスパの実」だった。
Sホークの鋭利な刃物になった右足を見て、ゾロはかつてアラバスタ王国で戦ったダズ・ボーネスの姿を思い出して驚愕する。しかし、その威力はダズ・ボーネスの数倍以上だった。蹴りの斬撃は完全にジュラキュール・ミホークのそれだった。
ちなみに、現在ダズ・ボーネスは引き続きクロコダイルの部下としてクロスギルドに在籍しています。だからセラフィムの悪魔の実ひとつ取っても、ストーリー的にはいろいろ同時に絡んできてたりするんで、Sシャークの能力もドフラミンゴ再登場の布石だったりするか。
カクはゾロにギリギリ助けられるが、その場にいたシャカが「CP0!お前達の任務はなんだ?」に尋ねると、ルッチは「7名のベガパンクの暗殺だ」と素直に答える。カクは「本人を目の前に!」と制止するが、シャカは冷静に「裏切り者のステューシーもただに済みそうにないな」と受け止める。
ルフィ & ルッチのタッグ
ルッチが「ああ決して許さん」とやはり素直に答えると、カクは「おんどれ!助かろうっちゅう気はないんか!」とゾロばりにツッコミを入れる。
その直後、ナミの悲鳴が唐突に聞こえてくる。やはりベガパンク・サテライトや麦わらの一味たちの命を狙ってセラフィムが襲撃していた。ルフィはシャカから手錠足錠の鍵を預かると、ルッチたちの拘束を解いて対抗しようと試みる。
シャカは「君たちの判断に任せる。ステラ本体だけは守ってくれ」と裁量に委ねると、ルフィは「敵4体を止めた後、おれに勝てねェからって、仲間やベガパンクたちに当たり散らすなよ」と暗にルッチを挑発して見せる。
しかし拳を交えたルフィにとっては、あくまで冷徹に戦闘力の差から忠告しただけ。ゾロもカクとの戦力差が開いていることを直感しているのか、「バカ!そんな挑発にこいつらが…」とルフィの言葉に戸惑いを見せる。
ただルッチは「望むところだ!いの一番に殺したいのは貴様だからな!麦わら!お前がくたばった時仲間は全員死ぬと思え!」とすごい剣幕で挑発に乗ってしまう。しかし、やはりルフィたちの寸劇を見逃さなかったSベアが今度は「ウルスショック」を放つ。
やはり凄まじい威力だったが、手錠を即座に外したルッチたちは間一髪避けることに成功する。
そして、セラフィムたちに即座にカウンター攻撃を食らわせる。
Sベアにはルフィはギア4の「ゴムゴムの猿王銃」、ルッチは六式の「六王銃」。Sホークにはゾロ(煉獄鬼斬り)とカク(嵐脚白雷)がそれぞれ対応する。急場しのぎのコンビプレイだったが、その威力はセラフィムの肉体を吹き飛ばすのは容易だった。
ベガパンク本体の居場所が判明するも…
一方、エッグヘッドのとある研究所には失踪したサイファーポールたちが監禁されていた。ルッチたちがエッグヘッドに襲来する前に謎の失踪事件を語っていましたが、そこには2ヶ月以上もろくに食事をしていないCP7やCP8の構成員たちが息も絶え絶えだった。
謎の透明なカプセルに閉じ込められた構成員たちは、餓死寸前で中空を見つめるだけ。かつて幼少期のサンジと海賊時代のゼフが経験したように、いくら屈強な構成員であっても栄養源を絶たれれば為す術なし。サイファーポールの誰もが死を意識していた。
じゃあサイファーポールを閉じ込めた犯人は誰だったのか?まさかのベガパンク本体?
しかし、ベガパンク本体も同様に謎の透明カプセルに閉じ込められていた。この透明なカプセルに電波などが遮断されているから、ルフィはベガパンクの声が聞こえないのかも。
つまり、エッグヘッド内の裏切り者(便宜上表現)は随分と前から潜入 or 既にいた模様です。
エッグヘッドが混乱の極みに陥るまで虎視眈々と待ち構えていた?先週号までに五老星のクローン体説やモルガンズ内通者説もいろいろ考察しましたが、かなり腕が立つ人物・キャラであることに違いはない模様。
ベガパンクは「参ったのう…確かに不可能じゃった…ポーネグリフの研究なぞ…政府に漏れるハズがないんじゃ…」と弱音を吐く。この言葉も加味すると、最初からベガパンクは監視対象だった?サイファーポールを上回る諜報能力という点で考えても、ステューシーがまさかの裏切り者だった?
シャンクスとエルバフ
そしてエッグヘッドに100隻を超える軍艦が海軍基地G-5から向かった直後、舞台は「とある」の小さな港酒場に移るのだった。
ちなみにバスターコールで駆り出される軍艦の数が50程度だったので、その倍の数の軍艦がエッグヘッドに向かっている模様。まさに第二次マリンフォード頂上戦争の勃発も近いか。
一方、この酒場にいたのが赤髪のシャンクスだった。ワノ国で海軍大将の緑牛アラマキを覇王色の覇気で一蹴した後、赤髪海賊団はこの島の酒場にしばらく停泊していた模様。
そしてシャンクスが滞在していた島とはウォーランド、つまり巨人族の戦士が暮らすエルバフの国だった。
赤髪のシャンクスの背後には巨兵海賊団の元船長【ドリー】と【ブロギー】、司法の島を守っていた【オイモ】と【カーシー】といった懐かしの姿もあった。ドリーとブロギーはリトルガーデンで100年以上喧嘩してましたが、ルフィと別れた後に再びエルバフの地に戻っていた模様。
シャンクスの「互いに死んだと思ってた旧友に会ったんだ」という言葉を聞くと、巨兵海賊団の面々とは随分前から顔見知りだった模様。今回1076話のタイトルでもあるため、ワンピース読者が考えている以上に意味深な関係だったりしそう。
リトルガーデンで100年近く引きこもっていたことを考えると、ルフィたちと同様にシャンクスもそこで出会った感じか。コミックス96巻のロジャー過去編ではリトルガーデンに足を運んでいた描写はないので、赤髪海賊団を結成した後の話?
シャンクス vs キッド?
ドリーたちも「兄弟」とシャンクスたちを呼びあう仲ですが、どうやらエルバフは赤髪海賊団の傘下に入っている模様です。シャンクスも「この島は戦場にはさせない。ここで大きな被害は出したくない」と親分肌丸出しでエルバフを守ろうと動く。
何故か?ワンピース1071話を思い返すと、ユースタス・キッドが偶然にもエルバフに接近していましたが、結果的にシャンクスの存在を知ったキッドたちが、赤髪海賊団と再戦するために傘下の海賊団にバチバチに喧嘩を売っていた。
ただし、2年前は赤髪のシャンクスと実際に戦うことはなかったそう。それ以前に傘下の海賊団にボコボコにされていたため、キッドの左腕を奪った張本人はあくまで傘下の海賊団っぽい。「赤髪に一目会うこともできず、完膚なきまでに叩きのめされお前は片腕を奪われた」とはキラー。
しかし、ひとつなぎの大秘宝を狙う赤髪のシャンクスも「本当に今からおれと戦うのか?それともロードポーネグリフを置いて消えるか選べ!」と本気モードに思わずワイも震える。もはや腕どころから、シャンクスが戦えば命が奪われるレベル。
つまりは、赤髪のシャンクス vs ユースタス・キッドの因縁の戦いが勃発する!?キッドの左腕は赤髪海賊団との戦いで失ったとされます。いくら懸賞金が30億ベリーに跳ね上がったとはいえ、古傷が疼くキッドに勝利の芽はあるのか?
…という場面でワンピース1076話は終わります。
ワンピース最新1076話ネタバレ感想
以上、ワンピース最新1076話のネタバレ感想でした。
モンキー・D・ルフィとルッチが本格的にタッグを組みましたが、早くもルッチの格下感が醸し出されています。ルフィの格上感・強者感がストーリー終盤に向けて演出されている印象。戦闘狂だったルッチの威圧感も影を潜めてますが、コミカルなルッチも意外とアリか。
そして今回1076話のメインは「エルバフに到達していたシャンクス」の存在でしょう。
直近の話の流れを思い返すと、エルバフに貯蔵されているオハラの書物が目的か。シャンクスは五老星と繋がっているため、ベガパンクと顔見知りである可能性も大。裏切り者説もあるシャンクスですから、エッグヘッドで現在暗躍している敵もシャンクスの差し金?
ただ赤髪海賊団の戦力は既に十分。ビッグマムすら欲しがった世界一を誇るエルバフの戦力を傘下に収めているほど。映画でもシャンクス一人だけで海軍大将を簡単に追い返すほど。それでもひとつなぎの大秘宝を入手するシャンクスにとって「巨人族の助け」も必要だった?
それは戦力的な意味合いだけではなく、人種的な意味だとしたら?
○ルフィ vs シャンクスの布石が描かれていた?
そう考えると、麦わら大船団に巨人族以外にも手長族、小人族といった「幅広い人種」が複数加わっている理由が少し見えてきそう。つまり、ひとつなぎの大秘宝を手に入れるには「全種族の助け」が必要なのかも知れない。
例えばかつて絶滅したと思われるルナーリア族は、既にルフィがギア5状態で発現させることが可能です。だからこそ、ルフィが覚醒したタイミングでシャンクスもひとつなぎの大秘宝を奪いに来た?バーソロミュー・くまも謎の種族とされます。
だから麦わら大船団が最後の宝に最も近い存在なのかも知れない。シャンクスの狙いは依然として不明瞭ですが、モンキー・D・ルフィ vs 赤髪のシャンクスの対決も必至か。やはり赤髪のシャンクスは裏切り者の敵だったのか。
ちなみに来週号のワンピースは休載ですが、『ONE PIECE FILM RED』が早くもアマゾンプライムなどで3月上旬から公開されるそう。映画館で観たことがある人もない人もチェックしてみましょう。シャンクスの登場機会も増えている中、ウタが本編でも絡んでくる予感。