【完結】東京喰種re 最終回 ネタバレ感想まとめ【最終話・結末ラスト】

ついにヤングジャンプ(集英社)で連載されていた『東京喰種:re』が完結を迎えました。数週間前にヤングジャンプ誌面で完結したんですが、早くも最終16巻が発売済み。

(東京喰種re最終16巻 石田スイ/集英社)

そこで『東京喰種(東京グール)シリーズ』がどんな結末を迎えたのか、今回ドル漫では最終回・最終話のネタバレ感想をレビューしていこうと思います。結論からレビューすると、最終回はわりと泣ける大団円を迎えて完結しております。

【東京喰種re】最終回・最終話までのあらすじ

まず『東京喰種re』が最終回を迎えるまでの展開をおさらい。

東京喰種の世界観は喰種(グール)と呼ばれるバケモノと人間との争いが絶えない世界だった。そこにグール(リゼ)の肉体を移植された主人公・金木研がハーフとして苦しむ展開。

ただ一方、金木研は非常に心根が優しい青年。最終的には「人間とグールが分かり合えるような世界」を目指す。しかしながら様々な戦いが勃発する中、金木研は「竜」のような巨大な異形のものへと変身。心が侵食されていく。

しかし金木研はリゼの幻影と向き合うことで、自分自身が一体何をしたいかに改めて気付かされる。「何も出来ないのは嫌だ」。平常心に戻った金木研は救出され、かつて反目していたCCGとグールが手を取り合うようになる。

そんな矢先、旧多二福が動く。グール化する毒を吐き出す卵管を操り、全人類の死滅を目論む。しかも倒せば倒すほど、毒が飛散して更にグールが大量に生まれる始末。そして、あの隻眼の梟まで襲来!

果たして金木研は旧多二福の暴走を止めることができるのか?はたまた人類のグール化(竜化)を防ぐことができるのか?…といった内容から最終回・最終話に突入します。

完結に相応しい集大成のバトルが展開!

結論から東京喰種re最終回の感想をレビューすると、完結に相応しいバトルが多く展開されます。

(東京喰種re最終16巻 石田スイ/集英社)

例えば、宇井郡。巨大なガトリング砲を何発も連射してくる隻眼の梟に対して、有馬貴将の面影を重ねてひるまずに立ち向かう。この宇井郡の姿に感化されて、平子や黒岩たちが芥子の集団に応戦。

非常に迫力がある表情で、まさに弔い合戦的な雰囲気もあって良かった。

(東京喰種re最終16巻 石田スイ/集英社)

他にも四方蓮示とウタとのバトルも最終回では印象的でした。下のウタの表情はいかにも『東京喰種』を彷彿とさせるようなダークな雰囲気で、きっと好きな読者は多そう。

両者共に『東京喰種』の定番キャラクターですが、ウタはかねがね四方蓮示と本気でバトルしたかった。冷笑主義の四方蓮示はいつもスルーされていたため、人類の危機はまさにうってつけのタイミング。

ただ結末に関しては、血みどろの戦いとしては相応しくなく、どこかスポーツ部活漫画のようなノリ。実は二人は戦うだけ戦ったら仲直り。最終的に四方蓮示はフルボッコされたウタを背負って、そのまま青春マンガっぽく終わる。

ウタの「大人になったらいつまでも遊べないじゃない」というセリフは色々と考えさせられる読者も多かったのではないか。『東京喰種』の作者・石田スイの年齢がアラサーだったと思うので、タイミング的には責任を負う場面も増えたことが『東京喰種』の最終回にも影響か。

○ドナート・ポルポラ vs 亜門鋼太朗

他だとドナート・ポルポラと亜門鋼太朗との一戦も最終回では勃発。まさに育ての親と子供。因縁浅からぬ二人でしたが、こちらに関しては決着が付くものの感動的な終わり方。

最終的にドナート・ポルポラが亜門鋼太朗に倒されるものの、亜門は「ポルポラの最期は父親」として送り出す。ポルポラはピエロのような笑い方で嘲笑うものの、その目には涙。

ポルポラも父親として何か思うものがあったからこそ泣いたと考察されるので、『東京喰種』の主人公・金木研が目指した「グールと人間の融和」を一瞬ではあるものの凶悪なグールにおいても実現されたことを示している結末ではないか?

金木研 vs 旧多二福の最終決戦!

そして今回の最終回の見どころは「金木研 vs 旧多二福」。

『東京喰種』シリーズでは意外とラスボスめいたキャラクターがいそうでいなかったような気はしますが、一応完結した今から振り返ると「旧多二福がラスボス」という位置付けだった模様。

(東京喰種re最終16巻 石田スイ/集英社)

旧多二福はいつものようにおどけて挑発するものの、金木研はあくまで真面目に「人間とグールの融和」を目論む。二人の対比が明確であり、『東京喰種』の最終決戦としては相応しい内容になっていたのかなとは思います。

結論から先にネタバレしておくと、言うまでもなく主人公・金木研が勝利。

(東京喰種re最終16巻 石田スイ/集英社)

ただ敗北した旧多二福の犯行動機は「普通に生きたかっただけ」という、かなり悲しいキャラだったというオチでしんみり終わります。ご存知のように旧多二福は和修家の分家だったんですが、何故か早死する運命にあった。

そこで旧多二福は「やりたいことぜんぶちゃんとやっておかなきゃね」と幼少時代から固い信念を抱いていた。この場面では非常に満面の笑みではあるものの、どこか旧多二福の寂しさなんかも読み取れます。

何故なら、今日にまで繋がる強烈な破滅願望が垣間見えるから。最期死にゆく旧多二福の脳内には「リゼとの楽しい新婚生活」がよぎったのもなんとなく寂しさも増長させたのではないか。ベタではあるものの、恵まれない人間が抱いた社会に対する復讐。

【最終回】東京喰種・グール 完結まとめ【最終話】

ということで『東京喰種:re』の最終回はまさに大団円。

旧多二福撃破後、毒の無効化は進んだものの、「竜遺児」と呼ばれる人間とグールの共通の敵は相変わらず生まれる状態。そこで人類はCCGを解体し、新たに「TSC」を結成。6年後の現在も戦いは続くものの、比較的平穏な日常を送る…という結末。

『東京喰種』の連載中に作者・石田スイは結婚でもしたのかも…というぐらいの路線の変更っぷり。実際、金木研も霧嶋董香との間にできた子供と仲睦まじく終わる。

(東京喰種re最終16巻 石田スイ/集英社)

当初、『東京喰種』は非常に死んでしまうキャラクターが多いイメージでしたが、最終的には篠原幸紀(しのはらゆきのり)が復活。

篠原は寝たきり状態だったこともあってめちゃくちゃ痩せてて軽く笑いましたが、鈴屋什造の頑張りも報われる。鈴屋も当初一切の感情を持たなかったものの、篠原などと触れ合うことでいつの間にか人間らしい感情も抱くようになっておりました。

(東京喰種re最終16巻 石田スイ/集英社)

他にもミザとナキは結婚して、多数の子供を出産するなど、最終回にありがちなエピソードトークで完結しております。平子丈などは完全に隠居したお爺ちゃんで草。

滝澤政道ことオウルなど最後まで孤独なまま終わったキャラもいたり、不知吟士など最後まで出し惜しみされたまま終わったキャラもいたり、さらなる最終回の詳細はご自身でチェックしてみてください。

最終16巻のあとがきを読むと、作者・石田スイは完結するまでの半年間は描いてて楽しかったらしい。逆に東京喰種の無印のときは、特に肉体を酷使して嫌な思い出しかなかったとか。だから『東京喰種』の作風にも影響を与える

最終回も当初の陰鬱な空気感はなく、青年誌と言うよりどこか少年誌的なノリで完結した印象。そこらへん既存の東京グールファンは今回の結末をどう評価したかは気になるものの、良くも悪くもベタなオチでわりと泣ける最終回でした。

『東京喰種シリーズ』の次作も気になる所。