【2019】絶対面白い医療漫画おすすめ9選まとめ【最新版】【人気コミック】

医者になるためには高い知識と判断力が要求される。きっとそれは医療漫画も同じ。そのため新鮮な医療情報もリアルタイムで掲載されてることも多く、現在入院中でお暇をしてる患者さんや現役のお医者さんも勉強になることも少なくない。

だから医療マンガはどうしても派手な手術シーンが真っ先に思い浮かびますが、やはり根底には「人を救う」という思いがあってこそ。つまり手術にはハートフルな人間ドラマがあるはず。

言っちゃえばおすすめ医療マンガは感動してナンボ。泣けてナンボのジャンルと表現していい。そこで今回はお医者さんにもおすすめできる「感動できる医療漫画(医学漫画)」をドルジ露瓶尊がピックアップしたいと思います。

Dr.DMAT 瓦礫の下のヒポクラテス…おすすめ医療漫画

まず最初のおすすめ医療漫画は『Dr.DMAT-瓦礫の下のヒポクラテス-』。タイトルが長いですが、その名の通り「DMAT(災害派遣医療チーム)」を扱った医療漫画。

○医療漫画「DrDMAT」の内容

主人公は有栖川総合病院に勤務する医師・八雲響。血の臭いが苦手なため内科医として働き、どの患者からも慕われていた。

しかしひょんなことから東京DMATの研修を受けるハメになる。しかし、そんな時に限って重大事故が有栖川総合病院の付近で発生。

10秒迷えば一つの命が消えていく世界。限られた時間の中で、限られた命を迫られる選択。何が正解で何が間違いなのか誰にも分からない。

果たして圧倒的なプレッシャーの中、八雲響はドクターとしての最善をつくすことはできるのか?救急医療や災害派遣医療の今を問う内容の医療漫画。

○医療漫画「Dr.DMAT」のおすすめポイント

『Dr.DMAT』のおすすめしたいポイントは、医療マンガとして無難に面白い点。

例えば災害発生直後の危機的状況、そんな中で奮闘する医師の姿や葛藤。ダイナミックな手術シーンなどは絵的にもドラマ的にも、全体的に高いレベルで表現されてる。少なくとも大きな失敗や後悔をしないはず。

全11巻というボリューム感も考えると、「買いやすさ」という点で初めての医療漫画におすすめできるかも知れない。ちなみにコミックス表紙はトリアージを表現されてる。地味におしゃれ。

神様のカルテ…おすすめ医療漫画

続いてのおすすめ医療漫画は『神様のカルテ』。嵐の櫻井翔でも実写映画化されたことがある人気医療漫画。

○医療漫画「神様のカルテ」の内容

この医療漫画の主人公は栗原一止(くりはらいちと)。本庄病院に勤務する若手の内科医。あだ名はドクトル。を描きつつ、患者との向き合い方、医療現場のあり方に苦悩する栗原の姿を描く。

○医療漫画「神様のカルテ」のおすすめポイント

『神様のカルテ』のおすすめするポイントは、シンプルにキャラクターが良い。

主人公は内科医のため、設定的に派手な手術シーンは一切出てこない。それでも不思議と読ませてくれる展開力と、大狸先生といった個性的なキャラクターたちが魅力。主人公・栗原一止はどこか青臭く、男爵や学士殿との古びたボロアパートでの日常はさながら青春群像劇。

それ故に栗原一止から発せられる言動は力強い。「医師の話ではない!人間の話をしているのだ!」といったセリフは、医者や医療の本質をついていて思わず胸を打つ。看取りや終末期医療のあり方など考えさせられる部分も多い。

全2巻という適度なボリューム感も「買うハードルの低さ」という点でもおすすめ。サクッと感動したい読者さんにはおすすめ。もしこの医療漫画版が気に入れば原作小説を購入してもいいでしょう。

コウノドリ…おすすめ医療漫画

続いてのおすすめ医療マンガは『コウノドリ』。「出産には休みがないから」というのが口癖の男性産科医・鴻鳥サクラを主人公としたストーリー。だから主に「出産」をテーマにしてる医療マンガ。

○医療漫画「コウノドリ」のおすすめポイント

『コウノドリ』のおすすめポイントは、やはり「産科医の現実」を的確かつドラマティックに描いてる点。また一話完結のオムニバス漫画で読みやすいのもおすすめ。

だから、この医療漫画では妊婦さんが抱える様々な背景を切り取りつつ、しっかり適度なボリュームで収める構成力も魅力。派手な災害シーンなども描写されるので、意外と絵的にも飽きさせないか。

意外と小難しい内容が多い医療マンガにおいて、この『コウノドリ』は誰でも読みやすい点がおすすめ。既に20巻以上が発売されてるもののテーマを産科医のみに絞ってることを考えると、作者・鈴ノ木ユウの展開や設定の引き出しの多さには舌を巻きます。

この『コウノドリ』はTBS系列で綾野剛を主演にテレビドラマ化されており、既にそちらも人気になっているんですが、そういう意味では確かに実写化しやすかった医療漫画だったのかも知れません。

透明なゆりかご…おすすめ医療漫画

続いてのおすすめ医療漫画は『透明なゆりかご』。ちなみに間違いやすいですが、タイトルは「透明のゆりかご」ではありません。前述の『コウノドリ』と同じように出産などをテーマにした医療マンガになります。

○医療漫画「透明なゆりかご」のおすすめポイント

ただ他のおすすめ医療漫画と少し違うのは「完全なノンフィクション」という点。

作者・沖田×華(おきたばっか)が見習いナースとしてアルバイトしていた産婦人科医院時代での出来事を描いてる。だから厳密には「医療エッセイ漫画」にカテゴライズするのが正しいか。

でも、それ故に『透明のゆりかご』に描かれるエピソード単体の内容はヘビー。作者・沖田×華は発達障害者を自認してるだけあって、良くも悪くも空気が読めない。それだけ中絶に関する描写も遠慮なく残酷に描かれる。

まさにリアルで日夜繰り広げられているであろう「産科医の現実・現場」に、思わず読者は打ちひしがれてしまう。

でも一方で「赤ちゃんが産まれる喜び」もダイレクトに表現されるので、本当に命の尊さが伝わってくるので思わずジーンと感動させてくれるストーリーがおすすめ。この「強烈な振り幅」は、実際にリアルで医療従事者として働いていたからこそ表現できる説得力の高さがなせるわざ。

前述の『コウノドリ』も含めて、人間どんな健康体の人でも一度はお世話になるのが産科医。これから産科医を目指す若者や妊娠中のママさん以外にも、色んな人に読んで欲しいおすすめ医療漫画。

マンガで分かる心療内科…おすすめ医療漫画

続いてのおすすめ医療マンガは『マンガで分かる心療内科』

○医療漫画「マンガで分かる心療内科」の内容

ソウという人がマンガを執筆してるんですが、原案を担当してる「ゆうきゆう」はガチの精神科医。しかも、ゆうきゆうは東京大学の医学部を出たエリート中のエリートさん。高学歴漫画家一覧まとめなども後でご参照。

だから実際に「ゆうメンタルクリニック」という病院を経営する院長でもある。最近はDeNAやLINEといった犯罪的なIT企業が問題になってますが、だから一応医学知識は正しいものばかり。

例えば「ロリコンは病気なのか?」「自己愛性パーソナリティ障害とは何?」「ネット上でストレスを減らすには?」など意外と知ってるようで知らない精神病理や精神的な悩みに、主人公の医者とナースが答えていくという一話完結のオムニバス形式。

○医療漫画「マンガで分かる心療内科」のおすすめポイント

だからマジメな内容の医療漫画かと思いきや、むしろ真逆。『マンガで分かる心療内科』の展開は完全なるギャグ寄り。一話10ページと短いこともあって、主人公の医者とナースが終始ボケ倒している印象。

でも一つ一つの事柄は「たとえ(ボケ)」を通すことでひと通りは理解しやすくなってる。さすがに医療情報として深く知ることは難しいですが、それでもフワッとさわりだけでも理解できる点では有用。

強いて言えば、良くも悪くもギャグがコテコテすぎる。また絶え間なくボケるのでずっと読むのはしんどい。それなりにマンガとして面白いものの、厳密に医療マンガとして読む場合は好みが分かれそう。

とりあえずまずは4巻5巻購入して面白いかどうか、自分に合うかどうか確かめることをおすすめします。

○他のゆうきゆう作品は何がおすすめ?

ちなみに、ゆうきゆうとソウのコンビは他にも『おとなの1ページ心理学(全6巻)』や『モテるマンガ』など医療マンガを発売しております。どちらもやはりコテコテすぎる笑いと下ネタ全開。

ただ個人的には後者の『モテるマンガ』をおすすめしたいと思います。主人公・女多幸(おんなだこう)のキャラの良さも含めて、こいつが放つ名言(迷言)の無意味な説得力が笑ってしまいます。

また「モテる」「モテない」「男と女の違い」という皆が興味のあるテーマで話が展開するので誰にとっても読みやすいはず。個人的には『マンガで分かる心療内科』より好き or 面白いかも知れない。

ラジエーションハウス…おすすめ医療漫画

続いてのおすすめ医療漫画は『ラジエーションハウス』

○医療漫画「ラジエーションハウス」の内容

この医療漫画の主人公は、診療放射線技師・五十嵐唯織。とにかく目が良い。だから普通の医者だったら絶対見えない病巣をレントゲン写真やエコー写真から発見し、それを的確に主治医に伝えて患者の根治に繋げることができる。

主人公が放射線技師という特殊な職業からも分かるように、実際に患者と対面することは稀。だから本来は活躍する場面は描きづらいはずですが、「たかだか」と病院内でも扱われがちな放射線技師が活躍してくれる。

○医療漫画「ラジエーションハウス」のおすすめポイント

普段は絶対日の目を見ることがない「放射線技師」に焦点を当てたところがおすすめ。

しっかり医療漫画として仕上げてることそのものが評価されて良いはず。レントゲン写真から病巣を発見する場面でも、マンガ的な表現を多用することで飽きさせない。ホンモノのお医者さんこそ勉強になりそう。

敢えておすすめできない点があるとしたら、性格に難ありのヒロインキャラ。ちょっと個人的に好きになれないのがマイナスポイント。

医龍 Team Medical Dragon…おすすめ医療漫画

続いてのおすすめ医療漫画は『医龍 Team Medical Dragon』。フジテレビ系列でも何度も実写ドラマ化された人気作品。『医龍』の累計発行部数は1000万部超えと、誰もが認めるおすすめ医療漫画。

○医療漫画「医龍」の内容

この医療漫画の主人公は、天才心臓外科医・朝田龍太郎。そして加藤、伊集院、荒瀬など一癖も二癖もある医者が集まって作られたバチスタチームが数々の難手術を成功させていくという物語。

○医療漫画「医龍」のおすすめポイント

『医龍』のおすすめできるポイントは、とにかく作者・乃木坂太郎の画力が高いこと。

キャラクターの表情、手術シーンなどいちいち迫力がある。特にテレビドラマ版以上にクセがある野口教授のキャラクターがおすすめ。表情が極悪すぎて思わず笑ってしまう。

他にも明真大学病院で繰り広げられる教授選や朝田龍太郎といったキャラクターが放つ心を打つ名言など、マンガとして幅広く読ませてくれる医療漫画かなーと思います。ラストは野口教授が改心したり、朝田龍太郎以外はハッピーエンドで迎えるため読後感が悪くないのもおすすめ。

ゴッドハンド輝…おすすめ医療漫画

続いてのおすすめは『ゴッドハンド輝』。発行部数900万部を誇る人気医療漫画。歴代の少年マガジン作品の中でもトップクラスの長編マンガ。この客観的な事実からもいかにおすすめか伝わるはず。

○医療漫画「ゴッドハンド輝」の内容

この医療漫画の主人公は真東輝。ゴッドハンドの異名を持つ父親の息子。医者としての技術は未熟だったものの、人間の命に対する姿勢はひたむきそのもの。消えかけた灯火を必死で救おうとする。

この真東輝がすごいのは研修医時代も含めて、今まで担当した患者は誰一人として亡くなっていなかった。「ヴァルハラ」という天才たちが集う総合病院を舞台に、真東輝の医者としての成長物語が描かれる。

○医療漫画「ゴッドハンド輝」のおすすめポイント

『ゴッドハンド輝』のおすすめしたいポイントは、外科手術(心臓手術)をメインに描かれるため絵的に楽しませてもらえることが多いこと。特に個人的におすすめしたいのが、主人公・真東輝のひたむきさ。どんな瀕死の状態の患者に対しても「生を諦めない姿勢」には思わず胸を打つ。

また麻酔科医など幅広い職種も登場したり、医師不足の問題やジェネラリストの育成など医療現場が抱えるテーマ性も豊富。『ゴッドハンド輝』は医療漫画として、まさに王道と言えるのではないか。

ただ強いて言えば、全62巻という圧倒的なボリューム感。正直、ポンと全巻まとめ買いできる方は限られてるはず。だからもし『ゴッドハンド輝』を購入を考えてるのであれば、大幅な割引やポイント還元が期待できる電子コミックをおすすめします。紙コミックだと場所を取る点でもあまりおすすめしません。

ちなみに同じ少年マガジンの医療マンガだと『スーパードクターK』あたりがおすすめか。

ブラックジャックによろしくシリーズ…おすすめ医療漫画

最後のおすすめ医療漫画は『ブラックジャックによろしく』シリーズ。作者は何かとトラブルに自ら突っ込んd…ゴホンゴホン…巻き込まれがちな佐藤秀峰。妻夫木聡で実写ドラマ化されるなど、やはり発行部数は1000万部を超える人気医療漫画。

○医療漫画「ブラよろシリーズ」の内容

この医療漫画の主人公は研修医・斉藤英二郎。

この斉藤が研修医として医者として医療現場で奔走する日常と、また医療現場が抱える矛盾や問題点を鋭く描いた医療漫画。全部で二部構成。一部の『ブラックジャックによろしく』が精神科編。二部の『新ブラックジャックによろしく』が臓器移植編。内容は全く異なります。

一部の『ブラックジャックによろしく』では斉藤英二郎が研修医として様々な科でもがきながらも、医療現場の現実に打ちのめされながらも医者としてルールに縛られず成長していく姿が描かれる。

斎藤の危なっかしいまでの「命を救うこと」に対する言動にハラハラさせられつつ、そのひたむきさには読者としては思わず応援したくなる。様々な科を体験する中で、最終的に斉藤がたどり着いたのが精神科。ここでは「精神障害者」というタブーに鋭く切り込んでる。

医療マンガとしての幅広い展開と奥行き感が面白いと思います。逆に、二部の『新ブラックジャックによろしく』では潔いぐらいに内容は一点突破。

研修医として独り立ちした斉藤英二郎と赤城というナースを軸にストーリーが進むんですが、赤城は先天的な糖尿病で、既に末期の腎不全。定期的に人工透析を行わなければ死んでしまう。そこで斉藤英二郎が「自らの腎臓を移植」させようと懸命に動く。

ただ執念とも思える斉藤英二郎の行動は目に見えて異様。また生体腎移植を巡る病院内での対立など「命を救う意味や目的」をいろいろと考えさせられます。維新・長谷川豊あたりのバカは是非読むべきおすすめ医療漫画になります。

○医療漫画「ブラックジャックによろしく」のおすすめポイント

だから『ブラックジャックによろしく』がおすすめできる理由は、医療漫画として根本的に面白い。

現在の医療現場が抱える利害としがらみの対立の描写がもたらす、緊張感あるシリアスな展開が良い意味でピリピリ。そこに主人公・斉藤英二郎といったキャラクターの心理描写、セリフ回しが肉感的に描かれる。

そしてキャラクターの表情。「見惚れるほどの作画力とセンス」とネット上のどっかで賞賛されていましたが、医療漫画においてそれを感じさせる技術力の高さに圧倒されてしまいます。良くも悪くも心が強く揺さぶられる医療漫画。

確か作者が無料で公開してるらしいので、マンガ好きではない人でも一度は読んでおきたい医療漫画。とにかくおすすめ。

医療マンガおすすめ評判・評価・口コミまとめ

以上、ドル漫による「おすすめ医療マンガランキング」でした。是非購入するときの参考に使ってみてください。

比較的ハートフルというか内容に心が揺さぶられる医療マンガをおすすめしてみました。医療漫画は手術シーンなどが多いこともあって、作者の画力の高さもおすすめできる作品も多かった気がします。

ちなみに医療漫画ランキングを作った後に気付いたのが、他にも自分がおすすめした作品以外にもたくさん医療漫画が発売されているなーと改めて思いました。

例えば『最上の命医』や『JIN-仁-』『獣医ドリトル』『天衣無縫』『Dr.コトー診療所』あたりが割りと有名作品。個人的にはまだ読めてない医療漫画もありますが、また時間とお金に余裕ができればまたランク付けしたいと思います。

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