当サイト・ドル漫ではワンピースの考察記事をいろいろ書いてます。例えば、悪魔の実に関する考察だけでもトキトキの実、トリトリの実、スケスケの実など10個20個と書いてきました。
そこで今回は「ヒトヒトの実」についてフルカラー画像付きで徹底的に考察したいと思います。ヒトヒトの実の能力者には誰がいるのか?果たして人間がヒトヒトの実を食べてたらどうなっていたのか?
ヒトヒトの実は動物ゾオン系に該当
まずはヒトヒトの実の特徴を簡単におさらいします。
ヒトヒトの実とは動物ゾオン系悪魔の実の一種になります。超人パラミシア系などではありません。ヒトヒトの実は言葉通り、ヒト(人間)に変身する能力。人間も猿や馬と同じように動物に過ぎない。霊長類の一種(ホモサピエンス)に数えられます。
だから本来はレイレイの実やホモホモの実と表現する方が正確だと思うんですが、さすがに後者はセンシティブな表現になりかねない。また霊長類には猿やチンパンジーなども含まれるため、生物学的なカテゴリーも広範囲すぎるという判断か。
ヒトヒトの実(モデル・不明)…トニートニー・チョッパー
続いては「ヒトヒトの実」を所有してるキャラクターをチェックしたいと思います。
まず最初のヒトヒトの実の能力者は麦わらの一味の【トニートニー・チョッパー】。
もともと野生のトナカイだったチョッパーがひょんなことからヒトヒトの実を食し、その後、人間のような知能と言語能力を身につけました。四足歩行のトナカイだったチョッパーは、まるで人間のように二足歩行にも進化しました。
まさに「ヒト」に変化できる悪魔の実として初めて登場しました。当初ヒトヒトの実はチョッパーの悪魔の実だけかと思われていたものの、その後の展開から【特定のモデル】が存在するはず。でも、詳細なモデルはワンピース最終盤においても判明しないままです。
○チョッパーのヒトヒトの実はやはり特別か?
考えてみるとヒトヒトの実を発動させたら、本来は「まんま人間の見た目」に変わるはず。でもチョッパーの見た目は終始トナカイ臭が漂う。またトナカイのまま人語を話せるのも不自然な話。人間のように喋れるのは本来、人間に変わる獣型時だけのはず。
ただ黒炭オロチを例に考えると、獣型時の能力は人型時にも踏襲されているっぽいですが。
そして、ランブルボールで8形態に変身できる数が増えるという設定も、おそらく【モデルの特殊性】が関係している可能性も高そうです。チョッパーで開発できる薬を世界一の科学者・ベガパンクが開発できないはずもない。でも、ベガパンクは開発してない。
だからヒトヒトの実が持つ本来の特徴によって、チョッパーは変身できるモードが増えたのではないか?そのためモデルは単なるホモサピエンスなどではない気もしますが、とにかくヒトヒトの実と言えば、チョッパーを思い浮かべるワンピース読者が大半でしょう。
数字の法則を考えると、トニートニーは102102、ヒトヒトは110110と何か意味深。
ヒトヒトの実(モデル・大仏)…センゴク
続いてのヒトヒトの実のキャラクターは元海軍元帥の【センゴク】。画像は手の平から衝撃波を発し、黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)を粉砕してる場面。
海軍最強ランキングもドル漫では考察済みだったりしますが、センゴクは【ヒトヒトの実(モデル・大仏)】の動物ゾオン系幻獣種に該当します。数字の法則で考えると、ヒトヒトは110110。センゴクは1000 59とやはり意味深。
仏(ブッダ)とは「仏教における神様」や「仏教において悟りを開いた人間」のことを指します。ただし、大仏は読んで文字通り「大きな仏の像」という意味なので、正確には物質に近い。だからヒトヒトの実に該当させていいいかはやや微妙。
それでもヒトヒトの実は【ヒト型に見える生き物(架空含む)】であれば、わりと何でもオッケーなのかも知れない。阿修羅やオーディンといったヒト型の有名な神様は多く存在するため、今後ヒトヒトの実の能力者が増える可能性はありそう。
幻獣種であれば色んな特殊能力も付与できるメリットもありますし。
ヒトヒトの実(モデル・大入道)…オニ丸(牛鬼丸)
続いてのヒトヒトの実の能力者は【オニ丸】。
オニ丸とは、ワノ国・鈴後の大名だった霜月牛丸が長年連れ添っていた相棒の狛狐。尻尾が炎のように見えますが、狛狐の種族はあくまで普通の狐の延長線上という位置づけか。少なくともオニ丸が妖怪ということはなさそう。
オニ丸のモデルは【大入道(おおにゅうどう)】の幻獣種。大入道は日本の妖怪。見た目は大きな僧兵ですが、中にはデイダラボッチのように山に匹敵するほど巨大という説も。また人を脅かすキツネが化けたものとされるため、完全に日本の伝承がモデルの幻獣種。
オニ丸は霜月牛丸がカイドウに処刑された後、鈴後の墓を守るために大入道に変身し、河松が名乗っていた「牛鬼丸(ぎゅうきまる)」として墓守を続ける。ワンピース本編でヒトヒトの実だったとは解説されていませんが、『ビブルカード』に記載されてます。
ただオニ丸は狛狐のままだと人語を話せない。ゾロと一触即発がありましたが、あくまで大入道の人型の状態だった。しかも元々は獣でも完全に人型に変身できていることから、同じく獣だったチョッパーの「ヒトヒトの実」とは大きな違いがあります。
だからチョッパーのヒトヒトの実は、改めて異質感の塊と言えそう。ヒトヒトの実は本来、獣の状態にまで人間化することはない。だから、チョッパーのモデルは「幻獣種の中でも上位の神的な何か?」という可能性がやはり考えられそうです。
ヒトヒトの実(モデル・ニカ)…モンキー・D・ルフィ
続いてのヒトヒトの実の能力者は【モンキー・D・ルフィ】。五老星曰く、ルフィのヒトヒトの実は伝説の悪魔の実とのこと。800年以上も世界政府が回収を試みていたものの、現在まで入手することが叶わなかった悪魔の実。
ルフィといえばゴムゴムの実でしたが、これは仮の名前。本当の名前は【ヒトヒトの実 モデル・ニカ】になります。
ニカとは太陽の神・ニカのこと。ニカの肉体は大前提としてゴムのように伸び縮みし、炎や雷に対して耐性があるルナーリア族のような特色を持つっぽい。太陽の神ニカの自由奔放な戦い方で暴君を翻弄し、かつて奴隷の人々を解放して笑顔にしたそう。
ただし、エネルとの戦いを見ると、炎には強くても熱には弱い模様。
一方、ニカの種族がルナーリア族だったかは確定していません。そもそもセンゴクの大仏と同様に幻獣種に該当するため、実際にニカが存在したかどうかも不明か。それでもキングが実在していることから、「ニカはルナーリア族のリーダー」などと推察できるか。
少なくともかつてジョイボーイもヒトヒトの実・モデル ニカを食し、空白の100年でイム様たちと戦ったことはほぼ確定的と言えそう。
○周囲をゴム化できるヒトヒトの実?
そして、ヒトヒトの実モデル・ニカが覚醒すると、超人パラミシア系のように周囲の物体をゴムのように伸縮させることができます。
本来ヒトヒトの実は動物ゾオン系なので周囲の性質を変化させることは不可能ですが、まさに太陽の神ニカ・幻獣種が為せる技。しかも、ゴム化は対無機物だけではなく、対生物にも適用することができます。どの超人パラミシア系よりも強力。
他にもヒトヒトの実モデル・ニカは雷を掴んだり、数百メートル規模に膨らんだり、まさに空想の世界そのままに戦うことができる。かつてヒトヒトの実モデル・ニカを覚醒させたジョイボーイも同様に、かつて伝説の海賊として人々から慕われていたに違いない。
ただし、ヒトヒトの実モデル・ニカは覚醒しなければ、単なる「ゴム人間」になるだけ。だから覚醒前提のヒトヒトの実とも言えそうですが、このニカモード(仮称)をルフィは最終形態のギア5に位置づけてます。
○ヒトヒトの実(ニカ)の伏線は「フランキーのTシャツ」にあり?
続いてはヒトヒトの実(モデル・ニカ)の伏線を考察します。これまで太陽の神ニカ、ギア5やゴムゴムの実に関する伏線はありましたが、ニカの実にもヤバすぎる伏線があった模様です。
それが「フランキーのTシャツ」に描かれたデザインに隠されていました。フランキーの服装は定期的に変わっているんですが、これはズニーシャの背中のモコモ公国に訪れた際の服装になります。
一見するとアイ・ラブ・ニューヨーク的なデザインに見えるため、なんとなくスルーしていたワンピース読者が多そう。ただヒトヒトの実モデル・ニカが発覚した後から読み直すと、フランキーのTシャツには衝撃的な伏線が隠されていたことが分かります。
例えば、矢印の方向で読むと「HITO(ヒト)」に読めます。まさに【ヒトヒトの実】のこと。
そして矢印の軌跡はアルファベットの「N」のように見えます。こちらはまさに【ニカ(Nica)】の頭文字を意味している。
またアイ・ラブ・ニューヨークだとハート部分に位置するマークが「太陽」。こちらはやはり【太陽の神(ニカ)】を意味していたカタチになります。
だから当該フランキーのTシャツは、そのまんまヒトヒトの実(モデル・ニカ)の全てを見事に表したデザインだった。そのためビッグマム編が始まるズニーシャ編の段階で、ルフィの「本当の悪魔の実」が大胆にも伏線として描かれていた模様。
恐るべし、おだっち。
普通の人間がヒトヒトの実を食べたらどうなる?
ただし、ヒトヒトの実は謎も多い。
例えば、人間がヒトヒトの実を食べた場合がどうなるのか?という疑問。トナカイのチョッパーが偶然食べたからこそ「ヒトが持つ色んな能力」の恩恵に授かってるだけで、もともと二足歩行の人間がヒト化したところで何の意味があるのか?
また人間は既に「人型」。動物ゾオン系は前述のように「人型」「獣型」「人獣型」の三種類の形態に変身できるものの、ヒトの獣型とは一体何なのか?ましてや人と獣の間のバージョンの形態も想像できない。単なる混血のハーフやダブル?
そのため、人間がヒトヒトの実を食べたとしてもメリットは基本的に存在しなさそうです。
人間は生物学上ホモサピエンスに該当しますが、ヒト科に対象を広げてもゴリラとチンパンジーだけ。猫がネコネコの実を食べても意味がないように、チョッパーがシカシカの実を食べても意味がないように、それは人間においても同じはず。
仮に一定の身体能力の向上を図れたとしても、水に浸かれなくなるというデメリットはあまりに大きい。
ヒトヒトの実は幻獣種しか存在しない?
ただし、ルフィのモデル・ニカが新たに判明したように生物学的に純粋な人間に限らなければ、ヒトヒトの実は意外と選択肢は多いことは前述の通り。つまりチョッパーも含めて、ヒトヒトの実は【幻獣種】しかいない可能性なども考えられます。
事実、ワンピースのSBSでかつて尾田さんは「ヒトヒトの実を人間が食べたら【人と成る】」と答えていたそう。【人と成る】という言葉は「人間に生まれてくる」や「大人に成長する」といった意味で使われますが、他にも重大な使われ方があります。
それが【神が人の姿を借りてこの世に現れる】という意味。
まさにセンゴクの大仏であり、ルフィの太陽の神ニカのことを尾田さんは暗に指し示していたのではないか?ニカを超えるモデルは想像しにくいですが、そう考えると仮にヒトヒトの実が新たに登場する場合、そのモデルもやはり幻獣種の可能性が高そう。
コメント
双子とか体格が2倍になるとか
食べた人(動物)によって能力が
異なるんじゃない?
大仏と太陽神となるとチョッパーもなんかの神の可能性あるな
月かな
ヒトヒトは幻獣しかない全部人間本意でしか考えてない実の設定に違和感感じる。
悪魔の実自体を人間が作ったなら人間に都合の良い実しかないのは頷けるけど、自然物として悪魔の実があるなら犬がイヌイヌたべても意味がないように人に意味のないヒトヒトもないとしっくりこない。
ホモサピエンスと霊長類のくだりいらない。そもそも悪魔の実は一般的な日本語でつけられているから、
生物学的な学名でつけるわけない。それやり出したら小学生わけわかんないから。
フランキーのシャツは伏線とは言って欲しくないかな。
なんだろ隠れミッキー的な、見つけれたらラッキーな作者の粋な計らい。
チョッパーはよくたぬきに間違われる。
同じ様に二足歩行でよくたぬきに間違われるキャラがいますね?
なのでヒトヒトの実(モデル:ドラ○もん)です。
ランブルボールもチョッパーしか持っていないひみつ道具ですしね。