現在、少年ジャンプで不定期休載中の面白いバトル漫画が『ハンターハンター』。これまでドル漫では【ハンターハンター】最強ランキングなども考察してきました。
そこで今回はハンターハンターの「主人公・ゴンの母親の正体」について徹底的に考察していこうと思います。
画像は父親・ジンが母親について語るテープをゴンが聞いている場面ですが、既に父親・ジンはストーリーの中で重要な役割を果たしているため、当然母親の正体は誰もが気になるところ。
【現時点】ゴンの母親について判明してる情報まとめ
まずはゴンの母親に関して判明してる情報をおさらい。
結論から書くと、ゴンの母親の正体についてはほとんど判明しておりませんです。前述の画像では、父親・ジンが「ゴンの母親」について語ろうとしておりますが、結果的にゴンは何も聞かないままテープを止めてしまう。
またゴンの育ての親であるミトさんも、やはり同様にゴンの母親については一切知らず。くじら島にジンが10年ぶりに戻ってきた時には、既に赤ん坊だったゴンが抱えた状態で母親の姿はなし。
ミトの母親がジンを詰問しても、ジンは「母親とは別れた」と言葉少なに語るだけで、やはりゴンの母親の正体は分からずじまい。でもジンの言葉を鵜呑みにする限り、少なくともジンは「ゴンの母親と結婚していた過去」はありそう。
その後、ゴンの親権はジンからミトさんに移されるカタチになります。普通ならゴンの母親に親権が戻りそうなもんですが、ミトとジンは従兄弟(ジンの父親とミトの父親が兄弟)だったことが影響か。
こういった経緯を考えると、少なくとも「ミトさんがゴンの母親ではない」ことは確か。
ゴンの母親候補一覧まとめ
そこで本題。現状取り沙汰されているゴンの母親候補のキャラクター一覧をチェックしていこうと思います。
筆者は確認できてないんですが、どうやらハンターハンターの作者・冨樫義博はなんかの雑誌に「ゴンの母親は既に作中に登場済み」と語っていたらしい。そのため既存キャラクターの中からゴンの母親候補を何人かに絞ってみたいと思います。
○リンネ・オードブル…ゴンの母親候補
まず最初の母親候補は「リンネ・オードブル」。ネテロ亡き今、ハンター協会最年長のダブルハンター。
聞いた覚えがあるようなキャラクターですが、実はネテロとゾルディック家のジグ(キルアの曽祖父)と共に暗黒大陸の地を踏んだ女ハンターがこのリンネ・オードブル。そのため若かりし頃はわりと美少女だったっぽい。
ただ、さすがにリンネ・オードブルの年齢を考えると出産は難しいでしょう。仮にネテロ並の強さだったと仮定しても、さすがに生殖機能的なものは衰えてるはず。そもそも当時20代半ばだったジン(現在の年齢は30代半ば)と恋仲に落ちたとは考えにくく、リンネがゴンの母親である可能性は低そう。
○ビスケット・クルーガー…ゴンの母親候補
続いての母親候補は「ビスケット・クルーガー」。通称ビスケ。
ビスケの見た目は非常に可愛らしいロリ娘。ビスケ本人は「ハンター協会のお姉さん」を気取るが、これでも現在の年齢は57歳。美貌に関してかなりの執着心を持っており、念能力を使って半強制的に若返りを図っている状態。
しかも、ビスケの実態(本体)はゴリゴリのゴリラマッチョ。そのため少しでもババア扱いすればフルボッコされてしまう。ただしお世辞でもべた褒めしさえすればすぐ浮かれるため、意外と扱いやすいキャラではありそう。
ゴンが生まれた当初、ビスケは当時40代後半のため現実世界でも一応ギリギリ出産はできる年齢。ただ当時20代後半だったジンと恋仲に落ちた可能性は低く、ゴリゴリマッチョの遺伝的要素がゴンに微塵も継承されてない時点でやはり母親の可能性は低そう。
そもそもビスケはゴンと長期間に渡って密接に絡んでる。それにも関わらず、「ゴンの母親」を匂わせる伏線描写は皆無に等しい。だから仮にビスケがゴンの母親と明らかにされたとしても、腑に落ちるハンターマニアは少なそう。
そのためゴンとそこそこ絡む時間が長かった幻影旅団の女性メンバーのマチやパクノダたちも同様に、ゴンの母親である可能性は低いと考察できます。
○チードル・ヨークシャー…ゴンの母親候補
続いての母親候補は「チードル・ヨークシャー」。十二支んメンバーのリーダー的な存在のキャラクター。
チードルの年齢は不明ですが、どうやらジンとのやり取りを見る限りは同世代っぽい印象。そのためジンの奥さん…つまり、チードルの年齢的にゴンの母親であったとしても不自然ではなさそう。
また十二支んは干支に応じて、見た目を大きく変形させてるキャラクターが大半。チードルもご多分に漏れず、顔を犬風に整形済み。そのため出産時とは大きく見た目が変わっており、勘が良いゴンがチードルを母親として気付かなかったとしてもストーリー的に不自然さもない。
ただし、チードルとジンのやり取りで「ゴンの母親」を匂わせる伏線がやはり存在せず。「チードル。お前は昔のまんまだな」みたいな元夫婦らしい会話がジンとの間であってもいいですが、今のところは一切確認できず。
またチードルはゴンやジンと違って、非常に勘が鈍い。頭は回るものの、典型的な勉強人間の堅物。そのためゴンと似たような接点はあまり多く感じられず、チードルもやはり母親候補としては外れそう。
そもそも「チードル・ヨークシャー」というキャラ名からして、いかにも犬の名前をもじっただけのネタ臭い名前。さすがに、主人公・ゴンの母親という重要キャラクターに選ぶことはしないはず。
○サンビカ・ノートン…ゴンの母親候補
最後のゴンの母親候補は「サンビカ・ノートン」。ハンター会長選挙で突如として一瞬だけ登場したキャラクター。現在でも謎に包まれているものの、ウイルスハンターとして「ハンター協会の女医」という立ち位置で活動しているキャラらしい。
サンビカの特徴は「控えめ」な点。常にマスクと手袋を着用しており、一体どういう人間かは想像しにくい。また声も発していないはず。そして、サンビカは現時点でゴンとジンに接触してないのがミソ。
これは裏返すと「ゴンの母親であることを否定する要素が少ない」ということ。つまり、消去法的にサンビカがゴンの母親である可能性がある。確かにサンビカの目元はゴンとクリソツっぽく見え、サンビカが喋るとバレるから正体を隠してる…としたら?
ただ状況証拠的にはまだまだ母親と根拠付ける要素は弱いかなー。あくまで「ゴンの母親候補の一人どまり」と解釈するのが妥当か。
【結論】ゴンの母親の正体は分からず
ということで結論をまとめると、「ゴンの母親の正体は不明」というのが現時点での答えになります。ここまで長々と考察しておいて非常に申し訳ないんですが、自分の考察力ではこの程度までしか分かりません。
ただゴンの父親・ジンがすっかりストーリーにどっぷり絡んでいることから、いずれゴンの母親の正体も明らかになるはず。冒頭画像のクダリ然り、意味ありげに出し惜しみにしてる時点で作者・冨樫義博は母親についての構想を隠してるはず。
現在、『ハンターハンター』のストーリーは暗黒大陸に向かっている最中。この暗黒大陸を数百年以上に渡って探索しているとされる人物が「ドン・フリークス」なる謎の男。名前からも分かるように、どうやらゴンやジンの血縁者っぽい。
だから、このドン・フリークスが登場する段階で、もしかするとゴンの母親の正体も明らかになる可能性がありそう。ゴンの母親が登場しないのは暗黒大陸にいるから?既に「ハンターハンターの最終回」は考察済みですが、ゴンは母親に会うために暗黒大陸に向かう?…などとドル漫では予想しておきます(ドヤ顔)。
ちなみにハンターハンターと同じく少年ジャンプで連載してる人気漫画の『ONE PIECE』では既に「主人公・ルフィの母親の正体まとめ」も考察済みなので興味があれば御覧ください。
コメント
ビスケが有力である点と、記事の内容に違和感あり。
ゴンが生まれた当初、ビスケは当時40代後半のため現実世界でも一応ギリギリ出産はできる年齢。
→ハンター世界では女性の出産年齢に特に限りはなさそうな世界観
ただ当時20代後半だったジンと恋仲に落ちた可能性は低く、
→年の差婚に対する偏見。そもそもビスケは実年齢より若く見えるし、ジンは年齢で相手を判断するような器量の狭い人物ではない
ゴリゴリマッチョの遺伝的要素がゴンに微塵も継承されてない
→これが大きな誤り。通称「ゴンさん」の姿こそ、ビスケが母親ではないかと思われる最も顕著な証拠
そもそもビスケはゴンと長期間に渡って密接に絡んでる。それにも関わらず、「ゴンの母親」を匂わせる伏線描写は皆無に等しい
→「このままだと本当に母親の気持ちになっちゃう」というセリフ。
これが決定的な伏線。
恐らくビスケもジン同様、親としての責任を放棄し、しかしゴンの母親であるという立場を敢えて捨てて、実の息子を強くするために接している。
ビスケ自身も自由人で、母親ってガラじゃないと自分では思ってるものの、母性本能からついゴンに構ってしまうアンビバレンスがあるのではないか?
以上の点から、他のキャラクターに比べてビスケだけはその可能性が高いと思う。