最近の『HUNTERxHUNTER』は奇跡的に連載が続いております。きっと可愛らしいAKB系のアイドルパワーが注入されたことで、作者・冨樫義博がアソコも心も元気に潤ってるに違いない。
そこで今回ドル漫で取り上げる考察が「ツェリードニヒ」という男。最近ハンターハンターで登場したキャラクターなんですが、かなりの極悪。そして、見た目からは想像できないほどツェリードニヒは最強っぽい。
今後ハンターハンターでは重要なキーマンとなることは間違いなく、ストーリーに良いアクセントを生んでくれるキャラクターのはず。現状ツェリードニヒに関して判明してる情報をまとめるつ、ドル漫の考察を展開させております。
【解説まとめ】ツェリードニヒ=ホイコーロとは?
まずツェリードニヒとは一体何者なのか?
ツェリードニヒは、カキン王国の王子の一人。
カキン王国はナスビ=ホイコーロという国王が収める国。本来なら入るべき条約にも加盟しておらず、無法国家とまでは言わないものの、かなり異端国家にカテゴライズされてる国。そのため本名は「ツェリードニヒ=ホイコーロ」か。
カキン王子は10数名ほどおり、ツェリードニヒは第4王子。カキン王子メンバーの詳細はカキン王子&守護霊獣一覧まとめなども後から参照して欲しいんですが、ツェリードニヒの年齢は30代40代あたりと考察されます。
現在ハンターハンターのストーリーはナスビ=ホイコーロ主導のもと、暗黒大陸に向けて渡航している最中。そして、暗黒大陸に到着する間でホイコーロは「次期国王を決める」ため、カキン王子同士の生き残りをかけた血みどろのサバイバルが行われております。
この船にはヒソカや幻影旅団、他にも元十二支んのパリストンを中心とした協専などのメンバーも大量に参加しており、ストーリー的にはやや渋滞気味ではあります。
○ツェリードニヒは傲岸不遜なカキン王子
ツェリードニヒはパット見、さえない若者 or オッサンに思えますが、いやいや大間違い。カキン王国は異端国家であるとお伝えしましたが、ツェリードニヒはその中でもとびっきりの異端。
ツェリードニヒを一言でまとめると、まさに「傲岸不遜」に尽きます。とにかく自分に絶対的自信を持っており、他者を徹底的に見下す。まさに「あの人」のよう。
例えばカキン継承戦において、長男ベンジャミンに向かって「おお神よ…感謝します…ようやく腐った糞ゴミ共を全員心置きなく一掃出来るわけだ。震えて眠れベンジャミン。国王は俺だ」と宣戦布告。
ツェリードニヒの表情はまさに醜悪極悪。ちなみにフルカラー版ハンターハンターだと文字が非常に見えづらいので、フォントの色は白色でも良かったかも知れない。せめて吹き出しのムラサキはもっと薄くて良かった。
他のカキン兄弟に対しても「無知の不知。身の程を知らぬ者こそ最大の罪人。オレ以外の豚屑が国王になるなど論外。論外なのだ!」と、ツェリードニヒは徹底して侮蔑してることが伺えます。「論外」は大事なことだから二回言いました。
○ツェリードニヒが最も嫌うのが「嘘を付く女性」
このツェリードニヒが一番キライな存在が「嘘をつく女」。
おそらくツェリードニヒからすれば、女性というだけで既に劣った生き物であり侮蔑の対象。そこに加えて高尚な自分を裏切るような行為をするなんて、きっと豚屑中の豚屑の扱いになるのでしょう。
もう、この時点でツェリードニヒがいかにヤバイキャラクターかが分かるはず。でも、ここでツェリードニヒのヤバさは終わらない。完全にサウジアラビアの王子様も真っ青のキャラクターだった。
○「緋の眼」の所有者であり、クラピカの最終ターゲット!
何故ならツェリードニヒは傲岸不遜だけではなく、人間離れした鬼畜でもあるから。
画像は割愛しますが、生きてる女性を解体するのが趣味。またツェリードニヒは生きたまま刺青を施して、そのまま肉体を標本にしちゃうようなヤツ。先程のツェリードニヒの発言からも容易に想像できるはず。
中でも覚えていきたいのが「緋の眼」の存在。冒頭の画像をよく見てもらうと分かるんですが、実際にツェリードニヒが大量の緋の眼を収集してることが分かります。莫大な財産を元手に買い集めたのか。
つまり、ツェリードニヒは一度も会ったことはないもののクラピカの因縁の相手でもある。既にクラピカは仲間の緋の眼を完全に収集済みであるため、まさにツェリードニヒこそが最後のターゲット。
しかも冒頭画像を改めて確認しておくと、この大量に緋の眼の間に「生首」みたいなもんも確認できる。ちょうどツェリードニヒの後方。完全に「クラピカの元幼馴染」にしか見えないのは筆者だけではないでしょう。
そのためクラピカが想像してる以上に、ツェリードニヒはクルタ族の仇敵である可能性が高い。どんだけクラピカがブチ切れてくれるか非常に怖いものの、同時に楽しみでもあるのがハンターマニアの本音でありましょう。
ツェリードニヒの守護霊獣も強い?
カキン継承戦では王子たちにそれぞれ「守護霊獣」なる念獣が取り憑いてサポートする。念能力者であれば守護霊獣は見えるものの、いくら念能力が使えても王子自身のみは守護霊獣は見えない。裏からサポートするけども、あくまで連携は取らせない。
でもツェリードニヒの守護霊獣も非常にヤバかった。それぞれの守護霊獣の詳細は、前述のカキン王子一覧の考察記事も参照。
ツェリードニヒの守護霊獣も異形そのもの。女性の顔が付いた首長の筋骨逞しい四足歩行の馬。
ナスビ=ホイコーロ国王曰く、守護霊獣は「その者の人となりに影響を受ける」んだそう。そのため守護霊獣の顔が女性の理由は、ツェリードニヒにとっての「下僕感」がより醸し出されるからだろうとドル漫では考察してみる。
このツェリードニヒの守護霊獣の能力は「ツェリードニヒに嘘を付いた人間を異形の奴隷」に変化させること。
一度目の嘘は、守護霊獣が顔など体表を傷付ける。二度目の嘘でその傷が広範囲に拡大し、守護霊獣が「次に王子の質問に偽りで答えれば人間ではなくなる」と言葉で直接的に警告。そして三度目の嘘で…。
「嘘を付く=即殺」ではない理由は、あくまで今回のカキン継承戦においてツェリードニヒの味方を増やすため。守護霊獣は「サポート」に特化しており、他のカキン王子も似たような能力を持つ守護霊獣が多い。
そのため今後ティータちゃんが念獣化された場合、ツェリードニヒの守護霊獣のような異形の念獣に変化する可能性があり、また元々が念能力を使えるプロハンターであることを踏まえると非常に厄介な念獣としてツェリードニヒをサポートするに違いない。
念獣化したティータは放出系の念能力者らしいので、口からミサイルみたいなオーラ弾を発射したりするか。
ツェリードニヒは念能力の天才【最強の特質系】
クラピカは既に幻影旅団のウヴォーギンを結構あっさりと倒してるものの、幻影旅団は当然にして弱くない。じゃあクラピカがツェリードニヒを倒すなんて楽勝やん?と思いがち。後で【ハンタ考察】幻影旅団最強ランキングまとめも参照。
でも、そうは問屋が卸さない…もとい冨樫義博が許さない。
何故なら、ツェリードニヒはとにかくあらゆる面における天才で、それは念能力においても同じだったから。明らかに「天賦の才」をずば抜けてるレベルで、下手するとツェリードニヒは主人公・ゴンを余裕で超えるほど。
ツェリードニヒは一度スイッチが入れば、集中力はプロハンターですら驚愕するレベル。この桁外れの集中力が圧倒的な筋力や身体能力にも繋がっており、まさにツェリードニヒを最速で強化させている「根源」と考察される。
例えば、「凝」もたった数日でツェリードニヒは習得してしまう。
『ハンターハンター』の主人公・ゴンやキルアも半日程度(一晩)で凝のコツを掴めてるものの、それ以前に数ヶ月以上ずっと纏などの修行を行っていた。ツェリードニヒのように一発でいきなり凝まで習得できたかは疑わしい。
今回のカキン継承戦においても、念能力の存在を知ったツェリードニヒは一瞬で体得。「絶」や「練」など無理やりオーラで攻撃してこじ開けなくても、自力で念能力を開花させた天才っぷりを発揮。
○ツェリードニヒの水見式が異常すぎるwww
中でもツェリードニヒの「水見式」がヤバイ。とにかくヤバイ。完全にヤバタクスゼイアン。
ちなみに、水見式とは『ハンターハンター』で念の系統を判別する方法。コップに注いだ水の上に葉っぱを浮かす。そこに自分のオーラを当てると葉っぱが様々な変化を起こすことで、強化系か操作系など念の系統が判別できる。【ハンタ考察】水見式まとめもご参照。
例えば、最強メルエムの直属護衛軍・ネフェルピトーの水見式ですら「葉っぱが枯れる」というものでした。普通は葉っぱが揺れるだけであったり、水が少しあふれる程度。そのため当時は非常にショッキングな演出だったと記憶。
ただツェリードニヒの水見式はネフェルピトーの比ではなかったwww
何とツェリードニヒの場合、水見式は葉っぱが枯れるだけではなく、水もボコボコに沸騰した上に腐る。本人も「臭っさ」と語っている通り、コップから毒々しい煙が沸き立っております。おそらくフルカラー版では非常に禍々しい色になってるに違いない。
ツェリードニヒは完全にネフェルピトーを超えるほど不吉。
○「666」で完全にパンドラの箱を開けちゃってるんだよね
一方、ツェリードニヒの念能力(発)は左の念獣。右の守護霊獣と同様にやはり異形。どこから触れていいのか分からないほど、ツッコミどころしかない。
顔や胸部分に開く場所があるので、ここに敵を取り込んだり、逆にここから何かを取り出すのか。左腕には虫の足のような捉えるものが確認され、逆に右腕には指のような突き刺すものも確認される。羽が生えてる点も考慮すると、空中高くに飛び回る性質も予想されます。
ツェリードニヒはオーラ量がハンパなさすぎて、通常時でも勝手に念獣や守護霊獣が発現されてしまうほど。だから他のカキン王子と違って、ツェリードニヒはいくら守護霊獣を動かしても疲弊することはない。普段から筋トレしてることも奏功か。
特にツェリードニヒの念能力で特徴的な部分が、お腹の「666」という数字。いわゆる悪魔の数字、フリーメイソン。ね?言ったでしょ?もう完全にツェリードニヒは「パンドラの箱」あけちゃってんだよね(by 関タクスゼイアン)。
○ツェリードニヒの念能力の発動条件は「絶」
ただツェリードニヒは既に「凝」ができると思うんで、既に見えててもおかしくないんですが、現状だとまだ見えてないっぽい?それでもティータの攻撃を交わしてることから、ツェリードニヒはこの念獣の扱いを熟知してる可能性も。
実際、その通りでした。
「666」は獣の数字とも呼ばれ、新約聖書のヨハネの黙示録に記述されている謎の数字。このヨハネの黙示録は預言書的な側面が強かったんですが、どうやらツェリードニヒの念能力は「未来予知+改変」とのこと。
最近、『ONE PIECE』でもトキトキの実なるタイムスリップが可能な悪魔の実が登場しましたが、百歩譲って未来予知はオッケーにしても、さすがに未来の現実まで改変しちゃダメだろwww
だからティータに脳天を打ち込まれても、結果的にツェリードニヒが死亡しなかったのはそういうこと。確かに、ツェリードニヒの圧倒的なオーラ量と不気味な特質系体質を考えれば十分考えられますが、いやいや反則的すぎますやんwww
ただあまりにチートすぎる念能力だからか、どうやら発動条件は「絶発動時のみ」 に未来予知は限られるっぽい。ワンピースも見聞色の覇気を極めると数秒先の未来予知ができるように、絶で集中力を高めた上で更に「無防備状態」になることで制約を倍増させることで可能となるのでしょう。
リスクはそれなりに大きいものの、最終的に「未来の改変できる」ことまで考えたら安い代償でしょう。
そのため順当に行けば、ツェリードニヒがカキン国王になる道以外は考えにくいほどに最強クラスの強さを発揮。カキン継承戦では幻影旅団なども参加済みですが、クロロやヒソカあたりも目ではないか。
今後、カキン継承戦後の暗黒大陸編には五大厄災なる存在も待ち構えてる以上、ツェリードニヒ並の念能力のインフレは必須なのかも知れない。果たして「悪の権化×念の天才=ツェリードニヒ」は一体何をもたらすのか。
正直、クラピカが余裕で無様に負けちゃう未来しか見えないものの、逆にクラピカがツェリードニヒの未来改変の念能力を奪えたら面白い。興味があれば【最強】ハンターハンター強さランキングまとめもご参照。いずれちょくちょく再編集していく予定。
コメント
ティータじゃなくてテータだよ。
心理戦では無敵に近いけど単純戦闘だと能力がバレたら普通に負ける程のリスクもある