【水見式】ハンターハンター 念能力解説まとめ【強化・放出・変化・具現化・操作・特質系】【発】

おすすめバトル漫画の『ハンターハンター』の必殺技と言えば、やはり「念(ねん)」。

キャラクターの強さ議論において、この念能力はたびたび話題になります。もはや念能力を基準に、キャラの強さ議論が始まると言ってもいいぐらい。もはや強い念能力さえあれば、フィジカルは不要なほど。

(HUNTERxHUNTER7巻 冨樫義博/集英社)

そこで今回ドル漫では「念能力」の系統などを改めて徹底的に考察していこうと思います。念能力診断を行う水見式については後半に考察してるので、おさらいがてら再勉強してみてください。

【解説】念能力とは?【設定まとめ】

まず簡単に「念能力」の意味を解説していこうと思います。

念能力とは、人間が体内に内在している生命エネルギー(オーラ)を操作する能力のこと。

一応、人間は誰しもオーラが存在するものの基本的に見ることはできず、常に「精孔」という謎の穴から垂れ流しの状態。そのため念の基本は「オーラを体内に留めておく技術」と大雑把に表現することができそう。

基本的に、ほとんど人間はオーラを使いこなせない(念能力は使えない)ものの、オーラが見えなくても優れた政治家や芸術家などは無意識的に念能力は使用していることも多い。またオーラは死後に強まることも多く、「呪い」の類いなども念能力の一種とされております。

ただし、念能力はあくまでハンターハンターの中では「バトル」において使用される。そのため一人前のプロハンターとして認められるためには、この念能力を完全に習得するのが必須条件とされる。

ちなみに『ハンターハンター』では「念(ねん)」と一般的に省略され、念を扱える人間のことを「念能力者」と呼ばれます。

【四大修行】念能力を身につける方法まとめ

この念能力を習得する方法は至ってシンプル。ひたすら修行すること。ただしオーラを認識するだけでも一般的に半年から数年ほどかかるなど、非常に時間を要するのが一般的。

でも危険が伴うものの注意は必要だが、第三者から体内に無理やりオーラを送り込まれることで「強制的に念能力を開花させる」ことは可能。ハンターハンターの中では、この強制的に念能力を開眼させるパターンが多め。

そして念能力を開花させた以降は、主に「4つの修行(四大行)」が存在します。上級者も初心者も、この四大行で修行を行っております。ただ修行とは言いつつも、そのままバトルで使用されることが大半。

そこでそれぞれの応用バージョンも解説しつつ、四大行の詳細を考察していきましょう。

○纏(テン)…念修行

「纏(テン)」はオーラを体表周囲に留めておく修行のこと。念能力の基本中の基本。オーラを周囲に留めておくことで防御力を高められるため、非常に重要な修行。

纏の応用技術には「周(シュウ)」が存在。自身だけではなく、武器やモノにオーラを纏わせることが可能。他にも、更に大量のオーラを使って纏(テン)を行う状態を「堅(ケン)」と呼びます。

またオーラを薄く広く、周囲に伸ばした状態を「円(エン)」と呼びます。上級念能力者となると数百メートル先までオーラを広げることが可能。この円の中に入った自分の行動を察知することができる。

ただしオーラの扱いが難しいのか、「円」を行うには割とセンスがいる模様。

○練(レン)…念修行

続いて「練(レン)」は体外に一気にオーラを放出する修行のこと。防御力だけではなく、戦闘力そのものを大きく高めることが可能。上級の念能力者になれば、常に練の状態でバトルに臨む。正確には前述の「堅」の状態と言った方が正確か。

練の応用技術には「凝(ギョウ)」が存在。体外に一気に放出したオーラを肉体の一部分に留めておく修行。主に目にオーラを凝縮させることで、本来見えない相手のオーラを見ることが可能になります。

更に応用した修行には「流(リュウ)」が存在。主に肉弾戦において、敵を殴る瞬間において手にオーラを流れるように集中させる修行。オーラを肉体の一部分に集中させると、他の部位に防業力が極端に落ちる。

ただ「流(リュウ)」で一瞬でオーラを移動を行えれば、そういったバトル時における不安要素は激減する。他にも「硬(コウ)」と呼ばれる完全にオーラを一点にのみ集中させる修行も存在する。

○絶(ゼツ)…念修行

「絶(ゼツ)」は逆に精孔から一切のオーラを断絶してしまう修行のこと。敵の追尾時に気配を断つ場合に役に立つ修行。前述の「硬(コウ)」を体得する場合、この「絶(ゼツ)」との併用が必須。

ただ肉体を守るオーラを完全に遮断してしまうため、場合によっては非常に危険が伴うためバトル時には注意が必要。

また絶の応用技術には「隠(イン)」が存在。オーラで作った武器を透明状態で敵から見えなくするといった修行になります。前述の「凝(ギョウ)」を使用してもオーラを見抜けない場合も多い。

○発(ハツ)…念修行

そして最後は「発(ハツ)」。自身のオーラを様々な形態や状態に変化させることで、様々な必殺技を繰り出すことが可能。一般的にハンターハンターで念能力を指す場合、この「発」を意味することが多い。

まさにバトル漫画の醍醐味である必殺技が「発」。

この発には「制約と誓約」と呼ばれるものもあり、自分で作ったルール(制約)を守る(誓約)ことで念能力がパワーアップする。このルールの条件が厳しければ厳しいほど、発の効果がアップする。

ただし、あまりに制約を厳しくしすぎるとルールを守れないだけではなく、非常に大きな副作用に繋がって死に至る場合も少なくない。例えば「ゴンさん」やクラピカなどが好例。そのため制約と誓約だけで強くなるには限度があります。

念能力の相性を示すのが「六性図」

ここからようやく本題。念能力の集大成である「発」を考察していこうと思います。

結論から書くと、「発」は主に6種類に大別されます。つまり、念能力の必殺技は主に6パターンに分類される。ハンターハンターの中では「六性図(ろくしょうず)」という名の図式で解説されることが多い。

(HUNTERxHUNTER7巻 冨樫義博/集英社)

そこで、改めて冒頭に貼った六性図を確認しておくとコチラ。

何故、念能力が六角形の図式で表現されるかというと、中には複数の系統が必要となる「発(必殺技)」も少なくない。とはいえ何でもかんでも、複数の念系統が使えるわけでもありません。

そこで画像の六性図が役に立つ。

具体的には隣り合う念系統は習得しやすいものの、逆に真逆に位置する念系統は習得しづらい。具体的には本来の念系統が100%の強さを発揮できると仮定すると、隣り合う系統は徐々に20%ずつ下がっていく感じ。

まさに「念能力の相性」を示した六角形の図が、この六性図になります。

【発】念系統6種類一覧まとめ【六角形相性】

少し前置きは長くなったものの、それぞれ6種類の念能力の系統をチェックしていきましょう。

○強化系…念能力系統

まずは「強化系」の念能力から解説。

その名の通り、強化系は自身の肉体をオーラで強化する発のこと。バトル漫画的にはそこまで面白い描写には発展しないものの、最も無難に強い念能力とされております。特にフィジカルが強いキャラだと強化系との相性はバッチリ。

ハンターハンターのキャラクターでは、主人公・ゴンなどが強化系念能力に該当。

○放出系…念能力系統

続いて「放出系」の念能力はオーラを遠くまで飛ばすことができる発のこと。主な使い方としては。レーザービームのようにオーラを勢いよく敵に飛ばしてダメージを与える方法があります。

また一般的に念能力者からオーラが離れると、途端にオーラの生命エネルギーは劣化して威力や効果が落ちてしまう。ただ放出系能力者の場合、離れた状態でも生命エネルギーをずっと効果を維持し続けることが可能。

そのため例えば遠隔操作が伴う必殺技を使う場合、この放出系は他の念系統と組み合わせて使われることも多い。ただし、六性図では放出系と具現化は相性が最悪のため、「時限爆弾」などの発と組み合わせることは一般的に少ない。

ハンターハンターのキャラクターでは、レオリオやレイザーなどが放出系に該当します。

○操作系…念能力系統

続いて「操作系」の念能力は物体や人間を操る発のこと。主に針などから自身のオーラを送り込んで、特定の人間を操作することが多い念能力。

六性図では前述の放出系との相性が抜群のため、自身から離れた場所にいる人間を遠隔操作したり、あらかじめどう動くかなど自動的に操作することも得意。特に念(オーラ)は死後に強まる特性があるため、場合によっては非常に厄介な念能力に発展する。

ハンターハンターのキャラクターでは、幻影旅団メンバーのシャルナークなどが操作系に該当します。

○具現化系…念能力系統

続いて「具現化系」の念能力はオーラを何か物体などに具現化する発のこと。

例えばオーラを剣や刀、鎖といった「武器」に変化させることが可能。具現化させた武器は非念能力者でも視認が可能となるが、あくまで元々がオーラのため「隠」で意図的に見えなくすることも可能。またいつでも「出し入れ可能」となるのもメリット。

具現化した武器は現実に存在する武器の強さを越えることはできないが、六性図では変化系能力と相性が良い分だけ、例えば武器に「痺れる」「相手のオーラを封じる」といった要素を付加させることも可能。

ハンターハンターのキャラクターでは、ゲンスルーや幻影旅団のコルトピなどが具現化系に該当します。

○変化系…念能力系統

続いて「変化系」の念能力はオーラの性質を様々に変形させる発のこと。

先程の具現化系との能力は似てるものの、主にオーラが持つ特性を変化させるのが特徴。上級念能力者の中にはオーラを電気状に変化させて相手を痺れさせたり、オーラを灼熱状に変化させて小型の太陽を作ることも可能。

また六性図では具現化系との相性が良いため、オーラのカタチを変形させることも可能。ただし具現化の精度は極めて見劣りするため、基本的にはオーラの状態や性質を変えることが変化系発のメインになります。

ハンターハンターのキャラクターでは、ゾルディック家のキルアや幻影旅団のフェイタンなどが変化系能力者に該当します。

○特質系…念能力系統

最後の「特質系」の念能力は以上の5系統のどれにも属さない特徴を持つ発のこと。特質系の念能力はまさに唯一無二であり、ハンターハンターにおいて一番花形と言える必殺技のジャンルかも知れない。

例えば、クラピカの念能力である「エンペラータイム」は六性図の相性が関係なく、どの念系統も全て100%の力を引き出せることが可能。幻影旅団の団長クロロであれば、相手の念能力を盗むことが可能。

ハンターハンター史上最強キャラのメルエムなども相手を食べることで、その相手の念能力を奪うことができました。まさにこれら常識では判断できない念能力が全て特質系に該当します。

ちなみに後天的に念能力が開花することもあって、六性図の相性的には具現化系や操作系能力者が特質系に発展しやすい or 特質系のベースが具現化系や操作系の能力に近いと言われております。

【性格判断】水見式(みずみしき)という念能力診断

この念能力の系統は簡単に判断できる方法があります。この診断方法は非常に簡素で確実のため、『ハンターハンター』では頻繁に使われることが多い判断方法。

(HUNTERxHUNTER7巻 冨樫義博/集英社)

それが「水見式(みずみしき)」と呼ばれる診断方法。

水見式を簡単に解説すると、水をタプタプに入れたグラスの上に葉っぱを乗せるだけ。この水を入れたグラスの付近に両手を持ってきて、このグラスに対して練を軽く行ってオーラを送るだけ。

(HUNTERxHUNTER7巻 冨樫義博/集英社)

そうすると念能力の系統によって、大量に水があふれるほど増加したり様々な現象が念系統別に現れる。この現象の違いで自分がどういった系統の念能力が得意なのか、あらかじめ水見式を使えばすぐに判断できるスグレモノ。

水見式はオーラで判別しているため、どうやら念能力者の強さで起きる現象が激しくなります。

○水見式における念系統別の反応とヒソカの性格診断まとめ

じゃあ、それぞれの水見式における現象の特徴は何なのか?

「強化系」だとグラス内の水が増える「操作系」だと葉っぱが動く「変化系」だとグラス内の水の味が変わる。「具現化系」だとグラス内の水に何か不純物が生まれる。「放出系」だとグラス内の水の色が変色します。

どうやら主に水見式では「水」に変化が見られる模様。

またヒソカによる性格診断でも念の系統が判断できます。ただし、作者・冨樫義博のコメントを読む限り、そこまで診断の精度は高くはなさそうです。あくまで「ついで」と聞き流すのがベターか。

「強化系念能力者」は性格が意固地で単純。「放出系念能力者」の性格は大雑把で短気。「変化系念能力者」は性格がウソつきで気まぐれ。「操作系念能力者」の性格は理屈屋でマイペース。「具現化系念能力者」の性格は神経質で多感

最後の「特質系念能力者」は個人主義でカリスマ性があるらしい。そのため無意識的に為政者で念能力が開花するパターンは、主に特質系であると考察されます。

○特質系能力者の水見式を刮目せよ!

特に水見式の診断方法で見どころが「特質系念能力者」。

何故なら他の念系統とは違って、実は特質系念能力者の場合、どんな現象が起きるか全く分からないから。そのため『ハンターハンター』の中では非常に面白い前フリに繋がることも。

(HUNTERxHUNTER19巻 冨樫義博/集英社)

例えば、キメラアントの直属護衛軍・ネフェルピトーの場合、グラスに浮かべた葉っぱがボロボロと枯れてしまう。非常に不吉な予感しかせず、その後のストーリーに波乱さだけを予感させる。

ちなみにネフェルピトーは実際強かったは強かったものの、肝心の念能力は水見式の不気味さとは相反して「治癒」するというものでした。完全に死亡しない限り、どういった瀕死な状態でも治癒できた。

○水見式で初めて水を腐らせた男・ツェリードニヒ

(HUNTERxHUNTER376話 冨樫義博/集英社)

このネフェルピトーの水見式を軽く上回っているのが「ツェリードニヒ」という男。

カキン王子の一人で、念能力の天才とされている鬼畜王子。ツェリードニヒが水見式を試すと葉っぱが枯れるだけではなく、グラス内の水がゴボゴボと腐ってしまう。先程の水見式と比べると、ネフェルピトーが可愛く思えるほど。

一体、どんな念能力を持ってんねん!とつい期待が膨らむばかり。

しかもこう見えてツェリードニヒはフィジカルも鍛えられており、暗黒大陸編は嫌な予感しかしない。『ハンターハンター』の作者・冨樫義博曰く、幻影旅団やクラピカはほぼ全員死亡するらしく、この水見式を見る限りはそのカギを握っているのは間違いなくツェリードニヒか。

他にも「ハンターハンター最強ランキングまとめ」という別考察記事も参照。念能力をベースにキャラの強さを個別に考察しております。念能力単体での強さは今後おそらく考察はしないと思うので。