【完結】約束のネバーランド 最終回 ネタバレ感想レビュー!最後の結末は打ち切り?イザベラやラートリーは?ごほうびの謎は?巻末コメントは?ラストがひどい?【最終話まとめ】

2020年5月、少年ジャンプで連載されていた『鬼滅の刃』が完結。ワンピースを超える勢いの連載作品の最終回は大きな話題を呼びました。

一方、その翌月の6月に同じく少年ジャンプの人気漫画『約束のネバーランド』がまるで歩調を合わせるかように立て続けに完結。『鬼滅の刃』と違って、ストーリーのプロット力で読ませるような漫画だっただけに最終回が気になるところ。

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(少年ジャンプ28号 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

そこで今回ドル漫では「約束のネバーランドの最終回・最終話のネタバレ感想」を画像付きでレビューしたいと思います。通称「約ネバ」の結末は果たしてハッピーエンドだったのか?また打ち切り並にひどい内容だったのか?

ちなみに、約束のネバーランド最終20巻の発売日は2020年10月になります。コミックス派の読者はネタバレ注意です。

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最終回までのあらすじまとめ

まずは『約束のネバーランド』の最終回までのあらすじをおさらいしたいと思います。

ノーマンたちが鬼の王都に進撃。華麗な計略と連携で五摂家たちを撃破し、最後は女王のレグラヴァリマも倒す。ノーマンは立て続けに鬼社会の絶滅を目論むものの、エマの説得を受けて断念。一緒に生きようという提案に、これまで張り詰めていたノーマンの糸が切れる。

鬼側の王政は完全に崩れ去ったかに思われたが、女王・レグラヴァリマが復活。王家の鬼は遺伝的に特別な存在だった。そのため核が2つあった。そこへソンジュとムジカが到着。ソンジュがレグラヴァリマの実弟だったことも判明。

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(約束のネバーランド18巻 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

まさに絶体絶命のピンチと思われたが、女王レグラヴァリマの最後は自滅。毒にまみれた鬼の死骸をお構いなしに食べ尽くしたせいで、既に細胞は限界を迎えてた。満たされることがない乱暴な欲望の結果であり、神への敬意を失った存在に相応しい末路だった。

しかし、これまで「既得権益」にしがみついていた鬼たちは必死に自らの利益を守ろうと動く。その上で最も邪魔な存在が「邪血の一族」。この血を飲むことで鬼の退化はストップする。つまり、これさえ飲めば人間を食べる必要がなくなる。

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(約束のネバーランド175話 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

邪血の一族であるムジカが殺されそうとなるが、そこをレウウィス大公が救う。「私は我ら種族を変えるために生まれてきた」という信念を抱くムジカが最終的に鬼世界の「新しい王」に選ばれる。

ムジカと常に行動を共にしていたソンジュはかつて「もう一度食いてぇなぁ。腹一杯人間をよ」と語ってましたが、「ソンジュとムジカになら食べられてもいいって思った」と無邪気すぎるエマの感謝の言葉に食欲が失せた模様。

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○ピーター・ラートリーの結末ラストは?

一方、鬼側の「残存勢力」はまだ残ったまま。

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(約束のネバーランド172話 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

それが「ピーター・ラートリー」。

かつて鬼と約束を交わしたラートリー家にとって、エマたち食用児に長年協力してきたミネルヴァ(ジェイムズ・ラートリー)の存在は裏切りそのもの。本来は告げ口できないはずでしたが、ピーターはこれまでの過去を全て洗いざらい白状。

その上でレグラヴァリマを説得し協力を取り付け、王家の鬼兵を半ば統率していた。しかしながら、王都も既にムジカやレウウィス大公の手中に収められた現在、ピーターはもはや完全に打つ手なし。そこでエマと共に自害の道を選ぼうとする。

これに対して、エマは「あなたもあなたの正義で世界を守ってきたんでしょ?自由になろう!世界は変わる…変えられる…変わろう!一緒に生きよう」と提案。これに心がグラつくピーターだった。

ただこれまで大好きだった兄・ジェイムズ(ミネルヴァ)を犠牲にしてまで貫いてきた自らの正義、これまで犯してきた罪の重さと罰、そしてラートリー家に科せられた運命から逃れることはできず、ピーターの最後は一人で自死を選ぶ。

既に人間世界と鬼の何度も往復しているピーター・ラートリーにとって、鬼は人間の鑑であることを知っていたから。

「鬼などまだ可愛いもの。鬼が食用児にしてきたことなんて、人間は人間同士で遥か昔から繰り返してる。人間は人間を食わないのにだ」と人間の本質について諦観していたことも大きそう。

○イザベラの最後はどうなった?

最終的に死亡したピーター・ラートリーを追い詰めた理由は王都陥落だけではなかった。

それが「イザベラ」の裏切り。ピーターはエマたちが脱獄した直後、グレイス=フィールドハウス(GF)のママだったイザベラをグランマに選んでいた。「この地獄の運命から抜け出したくありませんか?」というピーターの甘言に乗ったカタチ。

ただイザベラは気付いていた。グランマであっても「家畜の立場」は変わらないことを。鬼の世界で暮らす人間は常に「生き地獄」の選択肢しか残されていないことを。そこでイザベラはピーター・ラートリーを裏切り、最後はエマたちが掴もうとする未来に賭けた。

再び再会したエマたちは「人間の世界へ行こう」と提案された際、イザベラは贖罪の涙を流す。

「愛すべき母親」として子供達を裏切ったにも関わらず、その子供達は何の文句も言わず自らの罪を許してくれたから。本来であれば万死に値する行為。ただ大人も子供も鬼の世界では同じ弱者。しかし、これも束の間の平穏に過ぎなかった。

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(約束のネバーランド177話 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

農園で暴利を貪っていた鬼たちが捕縛される際、最後の晩餐とばかりにエマたちを食べようと試みる。それに対して、イザベラが身を挺して守る。即死に近い攻撃にエマたちを抱きしめる力はなかったが、最後に出た言葉が「だぁいすきよ」

エマたちも「逝かないでよママ…お母さん」など息も絶え絶えのイザベラに寄り添って涙。稀代の鬼母として君臨したイザベラですが、その最後は「優しき母」として死ぬ。

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最後の結末は「人間世界」に戻るが…

ということで『約束のネバーランド』の最終回をレビューしたいと思います。

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(約束のネバーランド178話 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

その後、エマたちが最終的に向かった場所が「グレイス=フィールドハウスの地下」。かつてのゴールディ・ポンドの地下の「金の池」のそれと同じ。これこそがラートリー家が人間界と鬼の世界を行き来するための道だった。まさに灯台下暗し。

一部は鬼の世界に残ることも提案したものの、「鬼がヒトを食べること自体は悪でも毒でもない。だからこそ人間はできる限り早く、人間の世界へ消えた方がいい」とはエマ。人間が家畜を殺すか如く、鬼が人間を狩るのも生存本能に過ぎない。

ムジカが鬼の世界を統治しても、鬼の食欲が消えるわけではない。いくら人間を食べなくても死亡しなくなったとしても、「欲望のために食べる鬼」がいる可能性を考えると、再び人肉農園が新たな作られる可能性は否めない。人間が鬼の世界から消えるのが平和への道筋。

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(約束のネバーランド178話 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

そしてエマたちは金の池の水を利用し、「人間世界に戻る」ことに成功する。そこには自由の女神像と思しき姿。更にその奥には巨大なビルが林立。至って平穏な経済活動が行われてることが確認できた。

しかも、2047年の世界は国境が撤廃され、地球が「一つの大きな国」となっていた。2020年以降に10年にも及ぶ世界大戦が勃発し、各国は大きく疲弊。そこで国際社会は国境を撤廃することで復興しようと試みた。

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(約束のネバーランド179話 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

ノーマンやレイたちは「出自不明の子供」として大きなニュースとなったものの、既に「移民という概念」がなくった人間世界において大きな問題はなかった。ピーターの叔父であるラートリー家当主代理マイクの計らいによって匿われた。

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「ごほうび」とは結局なんだったのか?

一方、「約束のご褒美」とは一体何だったのか?

かつてラートリー家と鬼たちが交わした約束を覆して反故するためには、やはり新たな約束を交わす必要がある。エマたち全員が人間世界に戻るためには「新たな代償(ごほうび)」を与えなければいけない。

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(約束のネバーランド178話 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

結論から書くと、ごほうびの内容は「なにもなし」。人肉農園が1000年も続いたこと自体が代償とのこと。ピーター・ラートリーの死も含めて十分楽しませてもらったとのこと。つまり、実際に約束を交わしたエマ本人が犠牲になることはなかった。

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(約束のネバーランド180話 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

ただし、エマだけは「これまでの記憶」は全て失うという代償を背負わされる。正確にはペナルティとして記憶喪失になったわけではなく、エマの「家族との大事な思い出」を吸い取られる。

でもエマにとっては些細なこと。みんなが誰もが安心して暮らせる世界が実現されれば、自分だけ孤独な思いをしても問題なかった。そして、この提案を快諾。最終的にエマはノーマンやレイとは別々の場所に飛ばされてしまった。

記憶を失ったエマと再会して完結

記憶喪失状態で自分の名前すら忘れてしまったエマは、どうやら南極大陸と思しき場所に飛ばされる。そこには戦禍で家族や友を失った孤独な老人がいた。エマはこの老人に拾われて、新たな名前を与えられる。一時期は寂しい思いもしたが、エマは老人と共に平穏な日常生活を送る。

一方、人間の世界に戻ったノーマンやレイはエマを探す旅を始めるものの、エマの手がかりは全く得られず。ノーマンとレイの圧倒的な頭脳を持ってしても、既に何の成果もない状態が2年も続いていた。やはり地球は広い。それでも「運命は覆る」という言葉を信じて歩みを止めることはなかった。

そして、運命はノーマンとエマたちに味方する。

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(約束のネバーランド最終回 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

偶然にも両者は遭遇。しかしながら、エマは「みなさん…どなたですか…?」と拒絶。それでもエマが元気で暮らしてる姿を見て、安堵したノーマンは「全部君がくれたんだ。君が君の記憶と引き換えに」と涙を流す。

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(約束のネバーランド最終回 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

そのノーマンの涙が触媒となったのか、エマは頭の記憶が一切戻らないものの、それでも「心の感情」が激しく揺さぶられる。自然と胸が苦しくなり、自然と涙があふれるエマからついて出た言葉は「ずっとあなた達に会いたかった気がするの」。

「これまでの記憶」を思い出せなくても、「これからの記憶」を新たに刻み込めばいいだけ。むしろ悲しい怖い鬼の世界の記憶が消えてよかったのかも知れない。そして、エマやノーマン、レイたちは人間世界で共に新たな人生を歩みだす。。。

以上が『約束のネバーランド』の最終回の内容になります。まさにハッピーエンドという終わり方でした。

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最終回の巻末コメント一覧まとめ

最後は他のジャンプ漫画家の「巻末コメント」を簡単にチェックしたいと思います。『約束のネバーランド』最終回に対してリアクションした漫画家さんはいるのか?全員敬称略。

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(約束のネバーランド最終回 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

まずは原作者のコメントがこちら。

白井カイウは「最高の四年を有難うございました!沢山夢を見れました。明日は一日寝ます」、出水ぽすかは「4年弱本当にありがとうございました!映画等まだまだ宜しくお願いします!」とのこと。確か英語圏でも約ネバの実写化が決まってるそう。

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(約束のネバーランド最終回 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

そして、『ワンピース』の作者・尾田栄一郎は「白井さん、ぽすかちゃん連載お疲れ様でした!新年会で見る真の姿楽しみでした」とのこと。どっちかは分かりませんが、酔っ払っちゃってはっちゃけちゃったんでしょうか。

『僕のヒーローアカデミア』の作者・堀越耕平は「あんなに終わらないでって言ったのにー!出水先生白井先生お疲れ様でした!」とのこと。口調からは仲の良さも薄っすらと伝わってきます。年齢的に同世代か少し下ぐらいなんでしょうか。

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(約束のネバーランド最終回 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

『ハイキュー』の古舘春一は「白井先生出水先生完結おめでとうございます!美味しい飯を食べてください」。『タイムパラドクスゴーストライター』の伊達恒大は「白井さん出水さん4年間お疲れ様でした!またいつか漫画のお話聞かせて下さい」とのこと。

他の漫画家さんと積極的に交流されてることがうっすらと伝わってきます。『約束のネバーランド』の内容はやや陰鬱としてましたが、作者自身は意外と陽キャなのかも知れない。

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(約束のネバーランド最終回 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

呪術廻戦』の芥見下々は「ミウラ先生、白井先生、出水先生完結おめでとうございます!芥見はもうダメです」とのこと。ちなみに約ネバ以外にも『ゆらぎ荘の幽奈さん』も地味に完結してたりします。

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(約束のネバーランド最終回 白井カイウ・出水ぽすか/集英社)

『ぼくたちは勉強ができない』の作者・筒井大志は「白井先生、出水先生、約束のネバーランド連載お疲れ様でした!感慨深い」とのこと。内容は薄いですが、『ぼく勉』も完結に近いのでそれどころではなかったか。

だから人気の勢いや売上部数の割に巻末コメントが少なかった『鬼滅の刃』のラストとは対照的。少年ジャンプの中でも陰湿ないじめはあるのか。もしかすると新年会で何かあったのかも知れない(笑)

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【評価評判】約束のネバーランド 最終話 ネタバレ感想まとめ【口コミ】

以上、『約束のネバーランド』の最終話の画像レビューでした。

ネット上の評判を見てる限り、最後はハッピーエンドということで好意的な評価は多かった気がします。ムダな引き伸ばしもなかった点も読後感の良さに繋がってるのか。「現代で完結する」というラストも『鬼滅の刃』と共通する部分もあったか。

ただ「約束のネバーランドの世界観」はもっと広がった気もする。やはり「約束」という観点で考えると、鬼の世界と人間の世界はまさに表裏一体。国境などは無くなったとされますが、人間界の状況ももっと描かないと(特に権力中枢)、尻切れトンボ感は否めない。

ラートリー家が鬼の世界との境界線を牛耳っておきながら、何故人間の世界では大きな戦争が起きたのか?この世界情勢の不安定さは「鬼の世界との距離感」に影響を与えなかったのか?悪どい人間が「鬼を兵器」として利用しなかったのか?

『約束のネバーランド』の当初のプロット力の高さや構成の緻密さを考えると、もう少し終盤のストーリーを練れた気もする。結局、「ごほうび」の内容もピンと来ないっちゃ来ない。もっと最終回はいろいろ工夫はできた気はする。

エマとは最後2年後に再会したわけですが、すぐ出会ってしまうと時間的な隔たりが演出できない。子供の姿のままだと「会えなかった感」が演出できてないから感慨が薄い。服装もあまり変わってないので、「人間世界に戻ってきた」という印象も薄かった。

「もっと10年後20年後に再会する」という設定でも良かった気がする。すぐ再会したらご都合主義的な感じも否めないし、鬼の世界の延長線上って感じも否めない。

コメント

  1. なにさん より:

    コミックで最終巻を読み終わり、考察検索していたらこちらにたどり着きました
    とても読みやすく分かりやすかったです!

    最後の方に、鬼滅の刃の最終話のネタバレが少しあったので、コミック派の自分はなるべく情報入れないよう気をつけていたのでちょっとショックでした

    まだコミックが発売されていないので、せめてそれまでは少し伏せた方が…と余計なお世話ですが、他にも思う方がおられるかもしれないのでコメントさせて頂きました

    駄文失礼しましたm(_ _)m

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