ワンピース最新993話のネタバレ感想をレビュー。先週号のワンピース992話の感想は別途記事をご参照ください。
ちなみに次のONE PIECE最新994話は既にレビュー済みです。
火祭りはワノ国民にとって唯一の休息
まずは花の都。
現在はカイドウたちと鬼ヶ島で戦ってるものの、黒炭オロチという為政者が消えた首都の花の都はどうなっているのか?どうやら火祭りの間だけでは、ワノ国の庶民は「実際の祭り」を楽しんでいる模様。
やはり支配にはアメとムチが必要。この火祭りの日だけは誰も殺されないし、割とどんな暴言を吐いてもいい日らしい。オロチがわざわざ制定した?「今日が終わらなきゃいいのにな」とつぶやくワノ国の民も。
でも、こういう描写を描くと「せっかくの圧政感」がなくなっちゃうよなと。オロチはワノ国の将来はどうなってもいいと思ってるわけだし、カイドウを倒した後の「宴」も二番煎じに写ってしまう気がする。
ちなみに、その後の動向が気になる光月日和の姿は花の都にもなし。
クイーンの疫災弾とは?ブリスコラとは?
一方、鬼ヶ島のドクロドーム。
クイーンの謎の弾の正体が判明。「氷鬼」と呼ばれる疫災弾の一種。被弾した人間は氷漬けになる一方、鬼のように豹変。どういう理屈やねんという感じですが、クイーン曰く、「最高傑作」とのこと。
ディエス・ドレークも「やはり疫災か」とのこと。もったいつけた割に普通でした。
そして、ルフィとサンジの前に「ブリスコラ」と呼ばれる百獣海賊団の真打ちが登場。ちなみにブリスコラはイタリアのカードゲームらしい。名前のニュアンス通り、ゴリラのSMILE(人造悪魔の実)。腹話術の人形のように片腕からゴリラがニョキッと登場。ちょっとワロタ。
しかし、ジンベエの鮫瓦正拳の前にあっさりと敗北。そのままカイドウがいる屋上に向かう模様。
モモの助ピンチにヤマトが?
ただ光月モモの助を抱えて逃げるしのぶはピンチ。
飛び六胞のササキに見つかってしまう。直前にキングは「今回の戦いは光月家のお家復興騒動。モモの助のさらし首をもってこい。それで侍たちの戦意は失う」と発破をかけていた。完全にモモの助がロックオン状態。
そのためササキの数々の攻撃に、しのぶは為す術もなし。ササキは味方になる説も考察しましたが、どうやらこの調子だと裏切りの可能性は低そう。実際、ササキというトランプゲームは存在したらしい。
ただし、これに敢然と立ち向かったのがカイドウの子供であるヤマト。「光月のために僕は戦う」とのこと。
ちなみにモモの助はこの期に及んで「逃げる?将軍ならそうするべきなのか?」とまだ半泣き状態。さすがに情けない。ちょっとは自分の頭で考えろ。既に何度も覚醒するチャンスはあったはずですが、これではモモの助に感情移入できない。
例えば、ジョジョシリーズに登場した川尻早人が参考になりそう。凶悪なシリアルキラーである吉良吉影に幼いながらも立ち向かう姿はカッコ良かった。モモの助のキャラ設定でも参考になるはず。
でも冷静に考えると、モモの助は「一体何を守ろう」としてるのかが分からない。そこが明確じゃないからキャラクターとしても動かしづらいのか。
お菊ついに死亡?
そして、ドクロドームの屋上。カイドウと赤鞘九人男たちとの戦い。先週号では錦えもんたちがおでんの必殺技を繰り出した場面で終わってる。
ただし、カイドウは光月おでんの影を赤鞘九人男たちに垣間見たものの、結果的に傷は浅いまま。まさにかすり傷程度のダメージしか負ってない。「浅いんだよ、そんな力じゃ、あの時の傷は開きもしねぇ」とカイドウは効いてないアピール。
そりゃ、そう。
何故なら、錦えもんたちは20年前の敗北後にトキトキの実でタイムスリップしてきたものの、そこから何の修行もしないままカイドウと再戦してるから。赤鞘九人男の実力は20年前に負けたまま。むしろカイドウの実力はこの20年でアップしてる。あまりに無計画すぎる。
そして、カイドウは空を切るかまいたちを口から発射。おそらく火の玉だと錦えもんに無効化されるからという判断だと思いますが、その斬撃の餌食となったのがお菊(菊の丞)。片腕がもげてしまう。
黒炭カン十郎との一戦が描かれないまま終わったので、お菊がどこまで強いかどうか判然としないまま死亡しそう。
ちなみに「おでんの技に別に殺されても良かった」と語るなど、カイドウが死にたがってる理由は「おでん」と関係してるのかも。
実際、傷が疼くと語ってる場面でモモの助が人質に取られてるシーンが回想されてる。両者の決着が中途半端に終わったが故に、またカイドウなりの罪悪感が「死への誘惑」に繋がってそう。
ただ仮にそうだとしてもちゃんと描いて欲しい。
ONE PIECE最新994話予想
以上、ワンピース最新993話のネタバレ感想でした。最近は休載が少ないのでワンピース1000話目は2020年内に素直に掲載される可能性は高そう。
まぁ、うーん、って感じですかね。前回との繋がりを考えると、カイドウと赤鞘九人男のクダリをしっかり掘り下げないのか。クイーンやら間に挟みすぎだと思う。火祭りの描写も何故今のタイミングなんだろう。
とりあえず、1話内にいろいろ盛り込みすぎ。全体的にとっ散らかりすぎ。結果、ツッコミどころも増える気がする。いずれYouTubeなどでも「最近のONE PIECEがつまらない理由」という動画もアップロードしたいと思います。
ちなみにカイドウの倒し方についてはYouTube動画もご覧ください。
コメント
個人的にはタイムスリップ組とそうじゃないメンバーの実力差がそんなに感じられないのがどうしても引っかかる
ましてや「ミンク族」と「人間」という種族の違いもありますもんね。
一応、錦えもんの年齢が36歳。ネコマムシたちは40歳。
「20年経過してようやく同世代になった=強さも同じになった」、
というニュアンスでストーリーが作られてる可能性はありそう。
でも、じゃあ20年前のネコマムシたちが錦えもんたちより弱かったんか?
という新たな疑問も芽生えるのでやはり気持ち悪さは残りますよね。
キャラの強さに限らず「20年」というギミックが
全体的にあまり効果的に活かされてない印象。