【ワンピース考察】落とし前戦争とは?【黒ひげvsマルコ】

ワンピース』はご存知のように情報が膨大。既に90巻近くコミックが発売されてることからも一目瞭然。そのためワンピースマニアでも覚えてない出来事も少ないか。

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(ONE PIECE82巻 尾田栄一郎/集英社)

そこで今回ドル漫で取り上げるのが「落とし前戦争」について徹底的に考察していこうと思います。既にワンピースは「ワノ国編」に突入しており、今後落とし前戦争について再び掘り下げられるシーンも無くはないかも知れない。

既に画像や記事タイトルでほぼネタバレしてしまってるようなもんですが、是非再勉強がてら「落とし前戦争で起きたすべて」を読んでみてください。

落とし前戦争とは「マルコ VS 黒ひげ」のバトル

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(ONE PIECE82巻 尾田栄一郎/集英社)

さっそく結論から書いちゃうと、落とし前戦争とは「マルコ VS 黒ひげ」との間で行われた戦いのこと。

マルコは白ひげ海賊団メンバーで、しかもエースに次ぐ一番隊隊長。一方、黒ひげことマーシャル・D・ティーチ黒ひげ海賊団の船長。そして、未だに謎も多いDの一族の一人としても知られています。

黒ひげはマリンフォード頂上戦争において白ひげを倒し、しかも悪魔の実・グラグラの実を奪った。白ひげ海賊団は直前にエースが当時の海軍大将・赤犬に倒されるなど、まさに悲惨な結果で解散させれた。

また更に遡ると、黒ひげは白ひげ海賊団在籍時にサッチというキャラクターも殺害してる。まさにそういった過去すべてに「落とし前」を付けるカタチで、マルコは黒ひげ・ティーチに戦いを挑んだ。

【結末】落とし前戦争の勝敗はどうなった?【決着】

じゃあ、落とし前戦争の結末はどうなったのか?

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(ONE PIECE909話 尾田栄一郎/集英社)

既に先程の画像でネタバレしちゃってますが、マルコの惨敗。

敗走したマルコは白ひげが眠る村でしがない医者をしながら、落とし前戦争について「ティーチにはもはや敵わず何もかも持ってちかれちまった。あの恩知らずに一泡吹かせてやりたかったが…」と物悲しげに述懐しております。

しかも前述のように、黒ひげ・ティーチは落とし前戦争で勝利した結果、四皇メンバーに選ばれてしまったというのだから皮肉にも程がある。まさにマルコは憎き親の相手に対してお膳立てをしたカタチ。

○何故黒ひげはマルコに「落とし前」をつけなかったのか?

でも黒ひげはサッチを殺したことからも、ワンピースの中では極悪キャラクターとして描写されることが大半。

ただ、マルコは生存したまま。落とし前戦争で壮絶な戦いを繰り広げたにも関わらず、何故かトドメをさしてない。ましてやマルコを海軍本部にすら売り渡してない。もしかすると四皇に上り詰めた理由は、この落とし前戦争は実は関係ないのかも?

考えてみると、黒ひげはバナロ島の決闘においても同じく白ひげ海賊団だったエースのトドメをさしてない。エースの件はマリンフォード頂上戦争に繋がる仕掛けだったので仕方ない面はあるものの、このマルコの件はひたすら不思議。

そのため黒ひげ・ティーチは元海軍大将・青雉クザンと現在つるんでいることも含めて、今回の落とし前戦争では「実は悪いキャラではないんじゃね?」という伏線も読み取れる?

マルコは黒ひげから落とし前戦争で「何を奪われた」のか?

今回の「落とし前戦争」で更に不思議な点もある。

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(ONE PIECE909話 尾田栄一郎/集英社)

前述の述懐シーンを見ると、「何もかも持ってかれちまった」というマルコのセリフ。

普通に考察すれば、一番可能性が高いのは「四皇」というブランド。白ひげは長年四皇の座にいたため、まさに黒ひげが殺害というカタチで四皇ブランドを奪い去った。マルコは結果的に守れなかったどころか、前述のように落とし前戦争でむざむざプレゼントしたカタチ。

しかしながら、「何もかも」という表現がいささか引っかかる。もし四皇ブランドだけであれば、敢えてマルコはこういった表現を使う必要がない。そのまま「一泡吹かせてやりたかったが無理だった」だけでいい。

そもそもマルコを筆頭に、四皇ブランド以外に黒ひげに何か奪われるようなものがあるのか?

○マルコは悪魔の実を失っている可能性

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(ONE PIECE57巻 尾田栄一郎/集英社)

そこで思いつく可能性がマルコの「動物ゾオン系の悪魔の実」。

未だにマルコの悪魔の実の名前など詳細は判明してないものの、どうやら幻獣種のフェニックス(不死鳥)らしい。仮に奪われてる場合、今後マルコはワノ国編で参戦してくることは間違いないものの、どこまで戦力になるかは不透明?

しかし新たに問題となってくるのが「どうやってマルコから黒ひげに悪魔の実を継承したのか?」という点。

既にドル漫では「悪魔の実の正体完全まとめ」でいち早く考察しているように、悪魔の実は能力者が死亡した時点で、その周辺に存在するリンゴの実に乗り移る。少なくとも、意図的に悪魔の実を憑依させる場合は必須。

でも、前述のように落とし前戦争においてマルコは死亡していない以上、どうやって黒ひげは悪魔の実を奪ったのか?って話。ただ「不死鳥のフェニックス」が能力の源だと仮定すると、マルコが死なずにそのまま悪魔の実が奪える可能性も?

おそらく麦わらの一味のブルックのようにマルコも一度死んでも黄泉帰ることができ、ちょっとした仮死状態のタイミングでマルコは悪魔の実を奪われたと考察するのが自然か。そうすると、やはり黒ひげティーチは安定のクソ野郎ってことに。

○落とし前戦争で白ひげ残党が黒ひげ海賊団に?

もし持ってちかれまったのが悪魔の実ではないと仮定した場合、

他にも、もしかすると白ひげ海賊団元メンバーを指している可能性も。白ひげ海賊団には意外とモブ含めて、色んなキャラクターがいたので全然不思議じゃない。いずれ白と黒が交わって「灰ひげ海賊団」と名乗りだす日も近いか。

…ってのは半分ぐらい冗談ですが、そう考察すれば革命軍メンバーがややもするとおめおめとバルティゴから遁走したのも納得。ワノ国編では白ひげ海賊団のイゾウなども再登場するとドル漫では考えてるので、この落とし前戦争を起点に色んなキャラ同士のイザコザが勃発する可能性も。

コメント

  1. 匿名 より:

    白ひげにとってはいいやつではないんだろうけど、黒ひげが、もし極悪人ではなく何かの正義のために動いているやつなのだとしたら、クザンが黒ひげに手を貸してるってのも合点がいくのか。
    黒ひげいいやつ説は全く頭になかった。
    面白い。

  2. 匿名 より:

    マツコも黒ひげに対して後腐れが無さそうなのが気になる
    もしかしたら白ひげの意思を継いだ可能性が有りか?
    そしてそれを考えると持ってかれたのは白ひげ海賊団の仲間かなぁって思うね

  3. 本名大島優子 より:

    頂上戦争で敗北、守りたかった土地を殆ど滅ぼされ、落とし前戦争で負け、ウィーブルから狙われる。
    どうしてこうなったんだ…。「何もかも持ってかれちまった」という言葉から伝わってくる無念さ。
    語尾まで奪われちまったのかよい、マルコ

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