【完結】ケンガンアシュラ 最終27巻 ネタバレ感想まとめ【ラスト結末】【最終回】

『ケンガンアシュラ』の最終回・最終話のネタバレ感想をレビュー。

作者はだろめおん(作画)、サンドロビッチ・ヤバ子(原作)。掲載サイトは裏サンデー。出版社は小学館。ジャンルは少年コミックのおすすめ格闘漫画

既に「ケンガンアシュラが面白い理由まとめ」などもドル漫では考察済みですが、先日最終27巻がようやく発売されたので『ケンガンアシュラ』の結末をレビューしていこうと思います。

ネタバレが嫌な方は離脱推奨。

【結末】ケンガンアシュラ最終回までのあらすじ

まず『ケンガンアシュラ』の最終27巻までのあらすじをおさらい。具体的には拳願トーナメント決勝戦のネタバレをする前に、まず準決勝の結末をチェック。

準決勝第二仕合は「加納アギト vs 黒木玄斎」。

前者は拳願会会長の闘技者であり、「滅堂の牙」と恐れられ、拳願仕合で無敗を誇る絶対王者。一方、黒木玄斎は魔槍と呼ばれる絶対不可避の手刀を持つ。

壮絶な読み合い、壮絶な打撃の連続、まさに二人は一進一退。

しかし、黒木玄斎の「武の極地」がアギトに天賦の才を一歩上回る。圧倒的な防御力を誇るアギトにジワジワとダメージを蓄積させ、最後はアギトの右手首を完全に破壊。

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(ケンガンアシュラ26巻 だろめおん、サンドロビッチ・ヤバ子/小学館)

最後は黒木玄斎の左の正拳突き一閃でアギトにとどめを刺す。つまり、「いつの日か必ず借りは返すぞ」という言葉通り、加納アギトは初めての敗北を喫する。そして、滅堂の牙を降りた。

一方、準決勝第一仕合は「十鬼蛇王馬 vs 若槻武士」の対戦でした。ネタバレしすぎてもあれなので結論だけ書いておくと、仕合直前で桐生刹那と戦って二虎流奥義「鬼塵」を体得した主人公・十鬼蛇王馬が勝利します。

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(ケンガンアシュラ最終27巻 だろめおん、サンドロビッチ・ヤバ子/小学館)

つまり、『ケンガンアシュラ』最終27巻は「十鬼蛇王馬 vs 黒木玄斎」の決勝戦が描かれます。

ちなみに最終回前に山下一夫の祖先も拳願トーナメントの参加者(山下一之進)だったことも発覚しております。

【最終27巻】十鬼蛇王馬 vs 黒木玄斎の結末とは?【ネタバレ注意】

ということで『ケンガンアシュラ』の最終回…もとい主人公・十鬼蛇王馬vs黒木玄斎の最終決戦のネタバレ感想をレビューしていこうと思います。

結論から書くと、黒木玄斎が終始十鬼蛇王馬を圧倒します。

やはり黒木玄斎は呉一族に匹敵する暗殺拳法の使い手。十鬼蛇王馬の強さをかつての全盛期の二虎を超えていると評価するものの、これまでの圧倒的な経験値の差が物を言う。

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(ケンガンアシュラ最終27巻 だろめおん、サンドロビッチ・ヤバ子/小学館)

十鬼蛇王馬は「操流」と呼ばれる回避技で衝撃を緩和するものの、黒木玄斎の「正拳六連撃」はそれを許さないほど威力は強い。王馬に対して致命的とも言えるダメージを残していく。

○【完結】十鬼蛇王馬は二虎超えを果たすものの…

が、十鬼蛇王馬。

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(ケンガンアシュラ最終27巻 だろめおん、サンドロビッチ・ヤバ子/小学館)

黒木玄斎の腕を掴み、「二虎流水天型双魚之縛」という腕ひしぎ的な関節技を繰り出して折ろうと試みる。

が、そこは黒木玄斎。魔槍を繰り出すために鍛えたのは指先だけではない。黒木玄斎の鋼の肉体はテコでも折れず。もはや「怪腕」とも表現できる巨木をへし折ることは十鬼蛇王馬でも不可能だった。

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(ケンガンアシュラ最終27巻 だろめおん、サンドロビッチ・ヤバ子/小学館)

逆に、十鬼蛇王馬は逆に自身の太ももに黒木玄斎の魔槍を突き刺されてしまう。これまでの戦いのダメージの蓄積も相まって、まさに満身創痍の十鬼蛇王馬は黒木玄斎に追い詰められていく。

ただ圧倒的に絶望的な状況でも、十鬼蛇王馬は諦めなかった。そして、山下一夫もそんなボロボロの十鬼蛇の姿を見て、「負け」を確信しながらも応援の咆哮。必死に王馬の背中を支えようと叫ぶ。

最後に十鬼蛇王馬は「鬼塵前借り」という最終奥義を放つものの、勝負の結末は…。

【最終話】拳願トーナメント終了後に王馬は死亡…

そして、拳願トーナメント終了後。

片原滅堂は会長の座を降ろされたものの、何故か上機嫌でどんちゃん騒ぎ。大企業同士の殺し合いの雰囲気はどこ吹く風。まさに拳願トーナメント終了後は、飲めや歌えのパーティーが開催。

この片原滅堂の代わりに会長の座に新たに付いたのが、黒木玄斎を雇っていたモーターヘッドモータース社長の鷹風。しかし、自分は自由でありたいという理由から、乃木グループ会長・乃木に拳願会会長の座を譲る。

一方、十鬼蛇王馬は黒木玄斎との一戦で意識を失ったままだったが、数日ぶりに目を覚ます。この一報を聞いた山下一夫は島中を探す。

何故なら、山下一夫は十鬼蛇王馬のおかげで変わることができた。うだつが上がらないヘボリーマンだったオッサンが、かつて憧れていた「夢」を思い出させてくれたから。

しかし、時すでに遅し。

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(ケンガンアシュラ最終27巻 だろめおん、サンドロビッチ・ヤバ子/小学館)

山下一夫が発見したときには、既に十鬼蛇王馬の命は…。これまでのダメージの蓄積と無茶苦茶な試合は、完全に王馬の限界を超えていた。眠るように最期は息を引き取った。

ただ男になった山下一夫は「笑顔」で王馬の最期を送り出す。

○【最後】山下一夫が「本当の社長」になって次編に続く

でも、ここで『ケンガンアシュラ』は完結しません。既に『ケンガンオメガ』と呼ばれる新シリーズが始まっていることからも分かるように、しっかり続編に繋がるような最終回になっております。

『ケンガンアシュラ』の真の最終回では黒木玄斎、加納アギト、今井コスモ、大久保直也などの「その後」が若干描写。ガオランや坂東洋平も次シリーズで登場しそうな雰囲気。当然、拳願会のそれぞれの社長の動向も描かれます。

ただ、最終話で重要なキャラクターがやはり「山下一夫」。

山下一夫はもともとヒラリーマンだったため、拳願トーナメントに参戦するために「山下商事」と呼ばれる架空の会社を作らされた過去があった。ある意味、正攻法ではない手段で拳願トーナメントに参加した。

でも大屋や義武などの社長の助けもあって、もともと勤めていた乃木出版の退社後、山下一夫は「株式会社・山下商事」を正式に設立。つまり、山下一夫は「本当の社長」として、また王馬の遺志を受け継いで再び拳願トーナメントに臨む…みたいな場面で完結します。

だから続編『ケンガンオメガ』の主人公も山下一夫らしい。また『ケンガンアシュラ』の最終回を読む限り、二虎流の真の継承者が次シリーズでは登場し、そのキャラがラスボスっぽい雰囲気も。

興味があれば裏サンデーをチェックしてみてください。

ちなみに【完結】アイアムアヒーロー 最終回 ネタバレ感想まとめ【完結】東京喰種re 最終回 ネタバレ感想まとめ【完結】銀魂 最終話 ネタバレ感想まとめ【完結】からくりサーカス 最終回 ネタバレ感想まとめなども併せてご参照ください。

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