【考察】ワンパンマンって何が面白いんや?【おすすめ漫画感想レビュー】

『ワンパンマン』はとなりのヤングジャンプ(集英社)で配信中のヒーロー漫画

この『ワンパンマン』は原作者・ONEがFC2サイトで公開した漫画を元に、改めて村田雄介が作画し直しているだけ。それでも2016年7月現在で既に発行部数は1000万部を超えている大人気漫画。

かなり前に「ワンパンマンの名言一覧まとめ」も執筆したので、そこで今回ドル漫ではヒーロー漫画「ワンパンマン」は面白いかつまらないか徹底的に考察してみました。結論から書くと、ワンパンマンはそこそこ面白い漫画。

そのため今回のレビュー記事をコミックスや単行本購入の参考に読んでみてください。

【解説】ワンパンマンのあらすじ内容・ストーリー物語まとめ

まずは『ワンパンマン』の内容から簡単に解説。

舞台は、悪の怪人たちが溢れる世界。市民たちは日夜、怪人たちの恐怖に脅かされていた。そんな悪がはびこる世界で一人の青年が立ち上がった。それが主人公の「サイタマ」。ちなみに念を押しておくと、あくまで人名。

このサイタマはずっと無職で就職活動中だったが、ひょんなことからヒーロー活動に目覚める。そして3年ものあいだ修行を重ねることで、サイタマは圧倒的なパワーを身に付けた。そこで野良ヒーロー活動を始める。

しかしサイタマはあまりにも無敵になりすぎて、いつも全ての敵や怪人をワンパン(一発のパンチ)で倒してしまうレベルにまで覚醒してしまった。アニメで戸田恵子が「ワーンパーンチ!」と叫んでるかは不明ですが、いわゆるパクリ漫画。

ちなみに修行を重ねたストレスで、サイタマは25歳という若さにも関わらずハゲ頭に。一応、ルックス的には『アンパンマン』に寄せている形。果たして、やなせたかしはあの世で何を思う?てか実際に許可取ってるの?

じゃあ、サイタマが救世主のヒーローとして崇められるかというと、実はNO。何故なら、一撃でいつも怪人を倒してしまうため、市民たちは誰もサイタマが懸命に戦ってる姿を見たことがないから。

そのため主人公・サイタマは悪い怪人たちを倒すものの、いつも充実感のなさや空虚感がサイタマを襲う。果たして趣味でヒーローをやっているハゲマント男がが報われる日はやって来るのか!?

明らかにパクった漫画タイトルであることからも分かるように、『ワンパンマン』のあらすじやストーリーはわりとゆる~い感じで始まります。内容の大部分はギャグテイスト。さらなる詳細はワンパンマン最新刊までのあらすじまとめを後で参照。

【ワンパンマン】怪人たちが個性的で面白い!

まず最初の『ワンパンマン』のおすすめポイントは、やはり敵キャラクター。『ワンパンマン』はヒーロー漫画だけあって、主人公・サイタマの前に現れる「怪人」たちがどれも個性的で面白い。

原作・ONEのキャラクター原案やアイデアが優れてるのか、作画・村田雄介が最大限以上に紙の上に落とし込んでるのかは分かりませんが、きっとヒーロー漫画好きの食指はグイグイ動くでしょう。

良くも悪くも、キャラデザはベタ。奇をてらわず分かりやすい定番のデザインだからこそ、怪人の「敵感」がすんなり読者に伝わる。また番犬マンなどS級ヒーローたちも、見た目や能力のイメージをまんま体現した名前も面白い。

最近の漫画は変に凝ったキャラ名が多いからこそ、『ワンパンマン』を読むと温故知新的な良さを改めて実感できます。外国人が割と読んでる漫画のようですが、海外版『ワンパンマン』ではどういったキャラ名になってるかは不明。

【ワンパンマン】サイタマのすかし芸キャラがワロタwww

一方、前述のように『ワンパンマン』の中身は作風はゆる~い。

もちろん怪人たちは災害レベルに代表されるように、基本的には強キャラばかり。ヒーロー協会に属するヒーローたちは全く為す術がない。いつも街や国にはピンチが訪れて、場合によっては地球規模の災害が起きることも。

ただ前述のように『ワンパンマン』の主人公・サイタマが圧倒的に強い。

現状において最強のボロスなど一部の敵キャラを除いて、ワンパンというフレーズからも分かるようにすべての敵を一撃で倒すことが可能。そのためサイタマは常に緊張感のカケラもない。一方、『ワンパンマン』のストーリーはシリアスな展開は描写される。

そのため敵怪人のテンションの高さと、サイタマのヤル気のないローテンションの差やギャップ感がが面白い。本来ならピンチの場面に陥ってるはずなんだけど、あっさりと打破してしまうサイタマに対して怪人たちはギョギョギョ。

この一種の「透かし芸」みたいなんが笑えると思います。

ただヒーローを目指すだけあって、サイタマはやはり芯が熱い人間。サイタマ自身のギャップ感も手伝って、『ワンパンマン』に登場するキャラクターとしての魅力が最大限発揮され、漫画的な面白さに繋がってるとドル漫では評価してみる。

あとは「ジェノスを現代アートみたいにしやがって」など、原作者・ONE特有のセリフのセンスや言い回しも面白いか。そのため笑いに関しては、やはりONEが作ったものがベースにありそう。

【ワンパンマン】圧倒的にかっこいいバトル描写がおすすめ!

ただ、ゆる~い空気感をズバンと吹き飛ばすのが、圧倒的なバトル描写。作画・村田雄介が描くバトルがおすすめ。エフェクトや緻密な描き込み、または背景の奥行き感などが見事すぎるほど見事でおすすめ。

例えば、『ワンパンマン』3巻においてソニックという敵が手裏剣を投げるシーン。この場面では俯瞰的なアングルが見事。またコマからはみ出してるソニックなどが非常にダイナミックに描写されており、まさに漫画の域を超える。

他にも『ワンパンマン』ではヒーローや怪人の中には、道路や地面を隆起させて攻撃してくるキャラクターがいる。漫画やアニメでは割とありがちなシーンではあるものの、地面の無機質な感じや崩れる感じなど見事に表現されてる。

他にも無数の職種で攻撃してくる怪人に対して、バット一本で立ち向かうヒーローとの戦いでは「さながら華麗なダンス」を踊ってるかのように流麗。キャラの高速移動といった描写もおすすめ。

特に『ワンパンマン』の中で一番おすすめしたい最強のバトルシーンが「サイタマ vs ボロス」。まさに地球最強vs宇宙最強。月まで吹っ飛ぶほど大胆にやらかしてるバトルなんですが、ちょっとした「攻撃の間」などテンポ感もおすすめ。

ただし最近の『ワンパンマン』は面白くない

あらすじ内容で前述したように、『ワンパンマン』のストーリー構成は至ってシンプル。

最初は怪人たちの侵略シーンを長々と描写するものの、最終的なオチはいつもあっさりとサイタマが一撃粉砕してしまう。基本的に、展開は引っ張るだけ引っ張って倒すという、さながら『アンパンマン』方式。

そのため『ワンパンマン』の読後感としては、これほど余韻が残らないマンガも珍しいかも知れない。ただ一方で読みやすさは秀逸であり、結果的に手軽に読める良作アメコミヒーロー漫画に仕上がってると評価。

ただ「ワンパンマンがつまらない理由」という考察記事も既に執筆してるように、最近の『ワンパンマン』は個人的に面白くないと思っております。何故なら、最近のワンパンマンは「ガロウ」という敵キャラクターに焦点が当たりすぎてるから。

『ワンパンマン』の序盤は一話完結に近いオムニバス形式でストーリーが進んでいたんですが、9巻以降の展開は「ガロウが中心人物」としてメインで描かれてる。そのことで結果的に『ワンパンマン』の内容はストーリー漫画テイストが増しております。

本来の『ワンパンマン』ならスパッと終わってた展開も、ガロウが生き延び続けることで非常にダラダラ感が否めない。「変に出し惜しみしてる」というのか、作者の引き出しがもう完全にネタ切れなのかは不明ですが、

そもそも、ガロウというキャラがいまいちなのが致命的。人間でもなく、怪人でもなく、という何とも中途半端なキャラで没入できない。「悪いけど実は良いヤツ」路線のキャラではあると思うんですが、うーん、なんかいまいち。

【ワンパンマン】おすすめ総合評価・評判・口コミレビューまとめ

以上、ヒーロー漫画『ワンパンマン』が面白いかつまらないかの考察レビューでした。

一言で今回の考察評価をまとめると、『ワンパンマン』は良くも悪くも誰に対してもおすすめできる漫画。ストーリーに変なひねり(捻り)がなく、良くも悪くも内容が薄いのでシンプルで読みやすい。

特に圧倒的な画力が魅せるアクション描写と個性的なキャラデザは、きっとヒーロー漫画好きだったら『ワンパンマン』は琴線にふれる部分が多そう。ゆるい空気感からのシリアスなバトル展開ズドン!は、まるでバンジージャンプのようにクセになる読み味がおすすめ。

○ワンパンマンは10巻までで十分

でも前述のよう最近の『ワンパンマン』は面白いか面白くないかで評価すれば、あんま面白くないです。平たく言うと、大して面白くありません。

面白くない理由は前述済みなので更に詳しく考察していくつもりはありませんが、実は他にもコミックス派単行本派から批判しておくと面白くない理由があって、ワンパンマンは「読み切り漫画の掲載」が多い。

どれぐらい本編と関係ない読み切り漫画が収録されてるかと言うと、下手したらコミックスの内容の半分が読み切り漫画だったことも。「スピンオフ単独で短編集としてまとめてろよアホ」と何度思ったことが分かりません。

だから、肝心の中身が何故か進まない点も『ワンパンマン』のダメな部分になります。中身がない割に連載ペースが月一とか、非常に遅い。個人的には新しい怪人を派手にどんどん倒していくだけでいいと思うんですが、結果的に最近の『ワンパンマン』の内容は薄くて面白くない。

そのため『ワンパンマン』の単行本をもし購入するのであれば10巻程度までで十分かなーと思います。あとの残りは無料で公開中のサイトで閲覧すれば良いと思います。要するに、『ワンパンマン』が面白いのは最初の方だけってことになります。