【漫画】からかい上手の元高木さん ネタバレ感想まとめ【単行本レビュー】

『からかい上手の(元)高木さん』1巻のネタバレ感想をレビュー。作者は稲葉光史、山本崇一朗(原作)。掲載サイトはマンガワン。出版社は小学館。書籍ジャンルは青年コミック。AmazonのKindleや楽天koboなどで無料で試し読み・立ち読みができます。

漫画タイトルからも分かりますが、『からかい上手の高木さん』のスピンオフ漫画になります。ネット広告で見かけたことがある人も多いのではないか。ちなみに、最近自分はネットサーフィンしてると「借金返済」の弁護士事務所のネット広告ばかり表示されるのは内緒…底辺つれぇ…(T_T)

それはさておき、そこで今回ドル漫では『からかい上手の元高木さん』が面白い漫画なのかつまらないのか徹底的に考察してみたいと思います。Amazonや楽天では「 からかい上手の(元)高木さん」とタイトル表記されてるものの、今回レビュー記事では()の部分は省略してます。

からかい上手の元高木さん あらすじ物語 ストーリー内容

(からかい上手の元高木さん1巻 稲葉光史・山本崇一朗/小学館)

主人公は、とある親子。幼い娘を連れてる若いお母さんは、どこかで見た覚えがあるような出で立ちと雰囲気。そこで二人がどんな会話をしてるかチェックしてみましょう。

(からかい上手の元高木さん1巻 稲葉光史・山本崇一朗/小学館)

例えば、お母さんの中学時代の卒業アルバムを見ながら、何故か驚く娘。どうやらお母さんの苗字が「高木から西片(にしかた)」に変わったことに驚いてる様子。ふむふむだんだん見えてきましたよ…って冒頭で既に説明してるから出し惜しみしても仕方ないか。

さっそくネタバレすると、『からかい上手の高木さん』で登場したヒロイン・高木さんと主人公・西片はその後に結婚し、小さい子供は二人の間で産まれた娘(ちー)。さすがに中学時代からあんだけイチャコラやってて、最終的に結婚相手が別々ならそれはそれで切ねぇ話。

(からかい上手の元高木さん1巻 稲葉光史・山本崇一朗/小学館)

最近の日本では夫婦別姓制度の議論が進んでいるようですが、高木さんは苗字が西片に変わったことに対して、「嫌じゃないよ。名前が変わっちゃうの」とポツリ。元高木さんも西片もなんだか微笑ましい家族を築いている様子。

そのため漫画タイトルにある「(元)高木さん」とはまさに「西片との結婚」そのものを意味してる。だから『からかい上手の元高木さん』では本編のホンワカした日常感を踏襲しつつ、現西片こと元高木さんの「その後の人生」が描写されているスピンオフ漫画。

人妻になった高木さんのイタズラ心は変わらず(笑)

ということで、西片ママこと元高木さんの現在はどうなのか?やはり気になる所。

結論から書くと、元高木さんの「からかい上手」な部分は変わらずそのまま。今作スピンオフにおいても、高木さんのかわいいイタズラ満載の展開がメイン。主にイタズラの対象が西方から娘に変わっただけ。

(からかい上手の元高木さん1巻 稲葉光史・山本崇一朗/小学館)

例えば娘・ちーに対して、自転車に乗せる瞬間にコチョコチョ。つんつん好きの高木さんのクセは相変わらず。

(からかい上手の元高木さん1巻 稲葉光史・山本崇一朗/小学館)

他にも娘・ちーが大嫌いなピーマンを食べたとウソをついて、そのまま口の中に隠す。それに対して元高木さんは、おそらく変顔を披露。娘・ちーは大爆笑。

(からかい上手の元高木さん1巻 稲葉光史・山本崇一朗/小学館)

結果、証拠のピーマンを盛大に吹き出してしまう。元高木さんは「ちー。口から何か出たよー」とほくそ笑む。さながら狡猾なベテラン刑事ばりの誘導尋問を披露してみせる。

○元高木さんのイタズラには母心も垣間見える

ただ元高木さんは母親らしい一面ものぞかせます。例えば娘・ちーがタヌキの人形を失くした場面。一向に見つからず泣きべそをかく娘に対して、元高木さんは一体どういう行動を取ったのか?

(からかい上手の元高木さん1巻 稲葉光史・山本崇一朗/小学館)

それが自らがタヌキに扮して「誰とはヒドいなー。オレだよ。お母さんに化けて出てきてやったんだぞ」と娘を励ましてあげる。根っからのからかい上手だからこそ、こういった機転が利くのかも知れない。

メインは娘だが結婚相手の西片も登場!

こんな感じで『からかい上手の元高木さん』の序盤は、娘・ちーとの掛け合いがメイン。ネット広告なんかを見ても、二人のやり取りを中心に宣伝されています。

でも気になるのは、やはり旦那である西片(にしかた)の存在。果たして一体今何をしているのか?

結論から書くと、どうやら学校の体育教師をやってるっぽい。中学の教師なのか高校の教師なのかは不明ですが、相も変わらず、元高木さんの餌食になっている様子。

(からかい上手の元高木さん1巻 稲葉光史・山本崇一朗/小学館)

例えばホラー映画を家族3人で観ている最中、不敵な笑みを浮かべる元高木さんの表情。あとはお前ら言わなくても分かるな?

(からかい上手の元高木さん1巻 稲葉光史・山本崇一朗/小学館)

だから娘・ちーの「ドジっ子」の部分などはパパ譲り

先程のタヌキの人形も結果的に押入れのなかで発見するんですが、背後にいたもんだからビクって頭をぶつけてしまう。女の子ではあるものの年齢が幼いだけあってか、そこら辺の性別の区別は考えなくて良さそう。

無理やりな設定や展開も

ただ強いて言えば、娘・ちーの設定に無理もあります。

(からかい上手の元高木さん1巻 稲葉光史・山本崇一朗/小学館)

例えば冒頭あらすじのクダリでは、娘・ちーは平仮名すら書けないにも関わらず、「高木」という漢字を識別できてる。確かに自分も幼稚園児の頃に新聞の文字は読めてたような記憶もありますが、ちょっと無理くり。

1話目だからこそ「高木から西片に苗字が変わった」ことを印象付けたいのは理解できますが、もう少し自然な導入方法もあったはず。例えば中学時代の友達にばったり遭遇して、「たかぎさん」と呼ばれるとかね。他にも不自然に思える展開もなくはない。

からかい上手の元高木さん おすすめ総合評価・評判・口コミレビュー

以上、『からかい上手の元高木さん』のネタバレ感想でした。

作画は稲葉光史と原作(山本崇一朗)とは別人が担当してますが、絵柄はほぼ同じで違和感なく読めると思います。おそらく説明されないと多分気付かないでしょう。『からかい上手の高木さん』の原作ファンでも、この世界観にすんなり入れるはず。

ただ漫画全体の評価としては無難な点数に落ち着くのかな…とは思います。大きくハズレてもいないけど、大きな当たりもない感じ。一言で感想をまとめるなら「面白くなくはない」程度のもんか。

「結婚」ということで、原作『からかい上手の高木さん』の根幹に大きく踏み込むスピンオフ漫画。まさに読者の誰もが期待した未来であり、その分だけ読者の期待も膨らむ。西方と高木はどういった夫婦生活を築いているのか?

でも「かゆい所」にまでガッツリと手が届いてるかというと、いささか疑問。絶妙な二人の距離感という武器を失って得た「娘」という新しい武器には、ややパンチ不足感も感じざるを得ません。

まぁ、「こんな未来もあったのかなぁ…」程度のパラレルワールド的にハードルを下げて読むことをおすすめします。