【感想】最近のワンパンマンがつまらない理由【マンガ考察】

今の日本のマンガ業界でトップクラスのヒーロー漫画といえば『ワンパンマン』。原作者・ONEのコミカルなキャラ設定や展開をベースに、作画・村田雄介の圧倒的な画力が加わることでまさに唯一無二のヒーロー漫画が仕上がっております。

この『ワンパンマン』は既にアニメ化済み。外国人にも根強い支持があります。ただ勝手にYouTubeなどで違法アップロードされたアニメ版がメイン。およそ客と呼べるかは微妙な所ですが、ただ最近の『ワンパンマン』はあまり面白くない気がする。

はてさて何故だろう?

そこで今回ドル漫では「ワンパンマンがつまらない理由」を簡単に考察してみました。特に悪意はないので悪しからず。

つまらない理由は「ガロウ」という敵キャラクター

ワンパンマンがつまらない理由を結論から書いてしまうと、たった一つ。

それが「ガロウ」という敵キャラの存在を引っ張りすぎなこと。

ガロウはS級ヒーローのバングの元で修行していた男。格闘に関しては、圧倒的な天賦の才を持っており、とにかく強い。幼い頃からヒーローを憎んでいたため、あくまで人間ではあるものの気持ちは完全に怪人側。

最近はガロウが突如としてヒーロー狩りを始めて、次々とヒーローたちが倒されていくという展開が続いてる。そのため『ワンパンマン』の現在のストーリーの軸はいかにこのガロウを倒すのかという部分に絞られてると言っていい。

○ガロウを倒す展開が始まらない

ただ一向にガロウを倒す話が進行しない。

ガロウが登場したのが『ワンパンマン』8巻だったと思うんですが、現時点の最新刊14巻に至るまでノラリクラリ。現状のストーリーを少しだけネタバレしておくと、主人公・サイタマとガロウはろくに接触すらしてない状態。

ガロウの出没前には、『ワンパンマン』の最強の敵・ボロスがいた。主人公・サイタマとボロスの一戦はまさに壮絶そのものでした。だから個人的には読者のテンションをフラットに戻すための「お口直し」という意味で、ガロウのつまらない平穏な展開を描いてると思ってた。

でも6巻分も消費して何も起きない(実際には怪人協会の侵略などはある)のでは、さすがに飽きるしつまらない。ここまでガロウを引っ張る以上、将来的にはサイタマと戦わせたいと推察されます。もちろんサイタマが勝つ以外の展開は存在しない。

しかもガロウは既にサイタマに敗北済み

しかも既にガロウは主人公・サイタマに一度速攻で倒されてる

もう2人の対決の結果を描いちゃってるよ。だったらせめてガロウがサイタマに勝つため強くなってくストーリーを描くならまだしも、現状としてはサイタマはガロウに瞬殺されるのは目に見えてる。

じゃあ、何故ここまでガロウを引っ張るだけの理由が本当に分からない。一応、原作者・ONEの公式サイトに無料で掲載されてる本家『ワンパンマン』では、どうやらガロウは結局怪人化しちゃう模様。

ただ村田雄介作画版の『ワンパンマン』を読む限り、ガロウは「アンチヒーロー」の域を出ず、あくまで完全な怪人になるつもりまではないらしい。ガロウはそういう中途半端な立ち位置の敵。

それも含めて、現状の『ワンパンマン』はいまいち何をしたいか先のストーリー展開が一向に見えてこない。そのため意味もなく展開にハードルを作ろうとしてて、無駄に引っ張ってるだけの印象しか受けない。

○つまらない出し惜しみがつまらない

言ってしまえば「つまらない出し惜しみ」がつまらない根源

『ワンパンマン』の面白さはシンプルな設定と展開にある。色んな怪人やモンスターを「あっけなく倒す」というのが漫画の核心部分。

『ワンパンマン』は所詮は出オチ漫画なんだから、強い敵をポンポンと出す以外にない。もっと躊躇なく神さまクラスの敵キャラを出せばいいと思うんです。だから『ワンパンマン』を面白くしたいなら、はもっと素直にインフレさせる以外にない。

ワンパンマンの災害レベルもまとめましたが、本当に鬼レベルの怪人ばっかりしか登場しない。最近でこそ竜レベルの怪人は登場してますが、ありがちな漫画の引き伸ばし的につまらない。

ヒーロー漫画「ワンパンマン」が面白くない理由まとめ

以上、最近の『ワンパンマン』がつまらないという考察記事でした。

発行部数は1000万部を超えるほど人気のため引き伸ばしたいのも理解できますが、さすがに意味のない展開がつまらない。村田雄介の画力で保ってる部分もあるとはいえ、もう少しどうにかならないか。

もちろん主人公・サイタマがあまりに強すぎるので漫画内における「強さのバロメーター」を作りにくいとは思いますが、じゃあせめて他のS級ヒーローのレベルをアップさせることで全体のインフレをもたらすぐらいはして欲しい所。

おそらく作者ONEが「ガロウ」という敵キャラクターが本当には好きなんだろうなぁーと考察されます。そのため2018年5月現在、ようやくガロウも魅力的な敵キャラに描写されつつあるような気はしますが…。

ちなみに「ワンパンマンが面白い理由」などは既に考察済みなので、『ワンパンマン』のつまらない箇所以外について知りたい方はそちらの記事をチェックしてみてください。

コメント

  1. 匿名 より:

    原作はガロウはサイタマにボコられふぬけになるくだり
    サイタマの格のちがいを感じられるし結構毛だらけ
    訴えるエピソードは一貫性があって
    これまで人類愛をしっかりとなえているストーリーはなかなか
    見当たらない。ワンパンマンは最終的にヒーローネームとなり完結をむかえるきがする。

  2. つぼじ より:

    最近?
    ワンパンマンなんて最初からくだらねえだろ
    しょーもない記事書くな

  3. yhhtr より:

    ONE版の頃からガロウ編はつまらないと評判だったんだなぁ
    だから「ワンパンマンは昔からつまらない」が正解ですwww

  4. 匿名 より:

    アニメ1期が原作の評価を爆上げした感

  5. 匿名 より:

    絵だけで売れてる作品だから仕方ない

  6. 匿名 より:

    原作から不評だったガロウ編をさらに引き延ばしたら、そりゃあね・・・・・・
    とっとと終わらせて、アマイマスクの話やってほしいわ

  7. 匿名 より:

    この記事よりさらに二年半経過、いまだにガロウが主役…

  8. 匿名 より:

    あんたの意見通りの漫画はもっとつまらなさそうだけどな
    批判家は楽な商売だな

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