少年ジャンプで今最もノリに乗ってるバトル漫画が『呪術廻戦』。コミックス発行部数でも1年で数千万部を発行するなど5000万部6000万部を超えそう。
そこで今回ドル漫では「呪術廻戦最強強さランキング」を徹底的に考察してみたいと思います。
ちなみに、秤金次など呪術廻戦にまだ登場してないキャラクターなどは割愛してます。今後新たな特級呪霊は登場すると思いますが、現時点で主に活躍シーンが多いメインキャラに絞ってます。だから呪術廻戦アニメ派の方は若干ネタバレ注意。
狗巻棘…呪術廻戦強さランク23位
呪術廻戦強さランキング23位は「狗巻棘(いぬまきとげ)」。階級は準一級術師。呪術廻戦かわいさランキングでは1位。
狗巻棘の術式は「呪言(じゅごん)」。自分の言霊に呪力を乗せて攻撃する必殺技。例えば「止まれ」という言葉を発すれば、相手の動きを制止することが可能。携帯電話といった電波越しでも呪言は効果を発揮する。拡声器も効果範囲を広げることできるため意外と使い勝手は良い。
またマッシュルームカットと温厚な性格からいかにも弱そうに見えますが、狗巻棘の運動神経は東堂葵並なんだそう。意外と殴り合いでも強そうな点も魅力。
ただチート級の術式にも思えますが、呪言が強力なほど狗巻棘に身体的負荷がかかる。だから、例えば「死ね」といった直接的な呪言を使うことはほぼ不可能。同じ「止まれ」でも格上の敵には喉の負担も大きくなるため、問答無用で呪言が通じるわけでもない。
しかも言霊の呪いが自身に降りかかることも少なくない。普段の会話も制限されるなど、円滑な意思疎通が難しい点もバトル面ではマイナス要素。それなりにデメリットも多い術式のため、呪術廻戦強さランクでは下位に落ち着きそう。
七海建人…呪術廻戦強さランク22位
呪術廻戦強さランキング22位は「七海建人(ななみけんと)」。階級は一級術師。通称はナナミン。呪術廻戦渋オジランキング1位。
七海建人の術式は「十劃呪法(とおかくじゅほう)」。7対3の比率で分けた点に強制的に弱点を作り出す能力。弱者から強者まで幅広い敵に効果を発揮し、巨大なコンクリートの壁を破壊するなど汎用性の高さが魅力。
普段の武器は「大鉈」で戦うものの、七海建人は「黒閃」の使い手としても有名。黒閃はめちゃんこ強いパンチ。これを4回連続発動した記録を持つなど、見た目はエリートサラリーマンだが完全な武闘派。
また時間外労働を縛りに用いた呪力アップも大きな強み。年齢も27歳だけあって、性格も冷静沈着。周囲の状況を的確に把握し、戦況を優位に進める。特級呪霊・真人相手に健闘するなど、七海建人は一級術師らしからぬ強さでした。
ただ領域展開を使えないなど、「大技」という面でやや迫力不足。陀艮、真人など特級呪霊に最終的に敗北してることから、言っても一級術師の強さの範疇を超えるキャラではなさそう。
与幸吉(究極メカ丸)…呪術廻戦強さランク21位
呪術廻戦強さランキング21位は「与幸吉(むたこうきち)」。階級は準一級術師。
与幸吉の術式は「傀儡操術(かいらいそうじゅつ)」。その名の通り、あらゆる人型ロボットを傀儡(くぐつ)することが可能。普段は人型ロボット(究極メカ丸)で通学してるものの、その中には強力な砲台や刀剣がいくつも搭載されている。
また与幸吉の「天与呪縛」がチート。生まれ持って腰から下の感覚がなく、肌は月明かりに焼かれるほど脆いなど圧倒的ハンディキャップを背負うものの、その分だけ術式範囲は広大。まさかの日本全土まで呪力を放出できる。
そのため与幸吉は何十何百km離れた場所から「傀儡ロボット」を操作して戦うことも可能。常に「安置で戦える」という戦闘スタイルは強みでしかない。階級的には七海建人より劣るものの、火力面で与幸吉の方に軍配が上がりそう。
ただ与幸吉は特級呪霊・真人に根治されて、天与呪縛のメリットを失ってしまう。夏油傑に特級術師並の「豊富な呪力」と評価されましたが、あくまで天与呪縛の縛りで溜め続けた呪力(合計17年分)という条件付きでした。
確かに巨大な橋を大破するなど特級術師並の破壊力を誇りましたが、一年分の呪力を使っても真人は祓えず。だから根治した後の与幸吉の強さは、順当に準1級術師並と考えるのが自然でしょう。
禪院直毘人…呪術廻戦強さランク20位
呪術廻戦強さランキング20位は「禪院直毘人(ぜんいんなおびと)」。階級は特別一級術師。特別を付ける意味はいまいち判然としてませんが、おそらく御三家の直系当主だからか。
禪院直毘人の術式は「投射呪法(とうしゃじゅほう)」。触れた敵を二次元のフレームに閉じ込めて攻撃することが可能。一度閉じ込められると逃げ出すことはできず、ひたすら殴られるだけ。
また1秒を24分割にしてあらかじめ決めた動きをトレースさせる能力も強み。自分の視野内であれば、さながら瞬間移動も可能。禪院直毘人のスピードは特級呪霊の漏瑚を上回るほどでした。
ただ性格はやや気まぐれ。71歳という高齢もネック。戦績を見ても漏瑚に瞬殺され、陀艮には右腕を削がれてしまうなど微妙。火力面も決して低いわけではないものの、禪院家の当主という割に禪院直毘人の強さは一級術師の範疇は大きく超えないか。
○禪院扇は直毘人より強かった件
一方、禪院直毘人は三兄弟の次男。その中でも三男・禪院扇は禪院真希と真依の父親でした。階級は同じく特別1級術師。両姉妹が弱かったため父親の扇も弱いのかと思いきや、どうやら禪院三兄弟の中では扇が最も強かったっぽい。
禪院扇の術式も同様に投射呪法なんですが、「術師として唯一つを除いて兄に遅れを取ったことはない」と豪語するほど。唯一つとは、娘の真希と真依のこと。身体能力に関しても、禪院扇は覚醒前の禪院真希を上回る。まさに真の最速は、禪院扇だった模様。
とりわけ禪院直毘人は体得してなかったであろう、術式解放「焦眉之赳(しょうびのきゅう)」の威力はすごそう。残念ながら覚醒真希に既に瞬殺されてしまってるものの、呪術に対する真摯な姿勢なども加味すると、どこか軽薄な直毘人よりは強いはず。
東堂葵…呪術廻戦強さランク19位
呪術廻戦強さランキング19位は「東堂葵(とうどうあおい)」。階級は一級術師。
東堂葵の術式は「不義遊戯(ブギウギ)」。一定の呪力を持った2つの物体や生物の場所を入れ替えることが可能な能力。発動条件は「手を叩く」ことだけ。手を叩いても発動させないフェイクも可能。第三者の手を叩いても発動できる。
だから敵味方を自在に強制的に転移させる術式は、シンプル故に厄介。攻撃にも防御にも使える汎用性が強み。絶対不可避の冥冥のバードストライクも、不義遊戯でいくらでも回避できそう。他にも特級術師・九十九由紀直伝の簡易領域も使えるなど弱点はなし。
術式はいかにもサポート系ですが、東堂葵の身体能力はまさにフィジカルゴリラ。膂力だけでも特級呪霊と渡り合うほど。夏油傑の百鬼夜行の際には、一級呪霊5体を術式を使わずに素手ゴロで倒した強さは本物。
IQ53万を自称するなど、東堂葵は頭脳もキレる。臨機応変に戦い方を柔軟に変えるなど、フィジカルゴリラらしからぬトリッキーさも見せる。弱点は性格のウザさだけですが、主人公・虎杖悠仁との相性は抜群でした。東堂葵も1級術師でありながら、既に特級呪霊も倒した実績も強み。
一方、特級呪霊・真人との戦いで東堂葵は左腕を損失しており、現在は術式(不義遊戯)を使えない。個人的にはランクはもう4個5個上でもいいと思うんですが、これは大きなマイナス要素。現時点ではランキング上位に食い込む力はない?
ただ死亡していないため、新たな術式の開発などによって東堂葵のランキングはアップしそう。
夜蛾正道…呪術廻戦強さランク18位
呪術廻戦強さランキング18位は「夜蛾正道(やがまさみち)」。階級は一級術師。呪術高専東京校の学長。以前は五条悟の担任だったりしたんですが、学長に就任してからグラサンをかけ始めた熱血教師。モデルはプロレスラーの蝶野正洋。
夜蛾正道の術式は「傀儡操術(かいらいそうじゅつ)」。前述の与幸吉と同じ術式ですが、夜蛾正道の場合は「自律式呪骸」を無数に作ることができる。本来は自分の呪力を分け与えて操作するんですが、呪骸自身の呪力でオートで自律的に動かせる。
似たような術式に夏油傑の呪霊操術もありますが、夜蛾の傀儡操術はいちいち呪霊を倒す必要などもない。手数の多さが呪霊操術の強みでしたが、そういう面で夜蛾正道の傀儡操術は「それ」を大きく上回っていたのかも知れない。
○術式は特級術師並とされるが…
そのため「容易に軍隊を所持できる」という点が評価されて、夜蛾正道の階級は「特級術師に認定」されるという流れでした。
ただし、夜蛾正道は同じく高専学長の楽厳寺を前に敗北してます。夜蛾正道は情に弱く、どうやらメンタル面での弱みを見せる。いくら無双確実の術式を保持していても、本人に殺る気がなければ宝の持ち腐れですからね。
夜蛾正道の術式以外での強みは「平凡レベル」と見るのが妥当か。タイマンで戦ったら東堂葵たちに負けそう。あくまで特級術師という評価は「無尽蔵に兵士を作れる」という点。意外と軟弱な性格も戦闘には不向き。
だから『呪術廻戦』終盤で評価はグイッと上がったものの、既に死亡してしまってる点も含めて強さランキングでは平準な順位に落ち着くか。
脹相…呪術廻戦強さランク17位
呪術廻戦強さランキング17位は「脹相(ちょうそう)」。呪術廻戦お兄ちゃんランキング1位。加茂憲倫が生み出した特級呪物である呪胎九相図のリーダー的存在。一時は夏油傑の仲間でしたが、最終的には血の繋がりがある(?)虎杖悠仁と行動を共にする。
脹相の術式は「赤血操術(せっけつそうじゅつ)」。自らの血液を鋭い矢のように高速で飛ばしたり、刃物として高速で回転して攻撃する。また血液の流れを活発化することで、自らの身体能力を飛躍的に高めることも可能。
また脹相は呪霊とのハーフのため、自らの呪力を血液に変えることが可能。そのため貧血不足になるといった弱点を補う。とりわけ呪霊とのハーフということもあって、脹相の血は人間にとっては「強烈な毒」となるのも強み。
一方、脹相の体術は1級術師の禪院直哉と比べると見劣り。また赤血操術は雨や大量の水を被ると使えなくなるなど、意外と弱点も多い。それでも五条悟は弟の壊相たちの強さですら「特級相当」と評価していたように、脹相は並みの1級術師よりは強そう。
ちなみに、同じく赤血操術を使える京都校の加茂憲紀(1級術師)はあくまで人間。脹相と違って呪力を血液に変えることなどはできないため、失血死という大きなリスクを背負う。今回の呪術廻戦強さランキングでは若干見劣りしそうです。
冥冥…呪術廻戦強さランク16位
呪術廻戦強さランキング16位は「冥冥(めいめい)」。階級は一級術師。呪術廻戦お金持ちランキング1位。
冥冥の術式は「黒鳥操術(こくちょうそうじゅつ)」。その名の通り、カラスを操る能力。鳥の視界と共有して敵を監視できるなど、能力は意外と多彩。
その中でも、「神風(バードストライク)」が最強。鳥に自死を強要することで、威力速度共に圧倒的不可避のカミカゼアタックを敵に食らわせる。神風を防げた人物は最強の五条悟のみ。
カラス一匹で特級呪霊を倒せるのはチート。カラスは掃いて捨てるほどいるため、まさに害獣駆除と一石二烏。また領域対策として弟・憂憂とのコンビネーションも抜群でした。
もちろん冥冥は遠距離攻撃を得意とするものの、所詮はカラスを飛ばすだけ。そのため冥冥は徹底的に肉体を鍛え上げることで、実は肉弾戦も超得意。鍛錬した肉体から振り下ろされる巨大な斧の破壊力は甚大。
特級特定疾病呪霊「疱瘡神」を倒した実力は本物。疱瘡神は領域展開を使うほど厄介な特級呪霊でしたが完勝。五条悟も一目を置くなど、あくまで冥冥も1級術師に過ぎませんが、実力的には特級術師に指が掛かるレベルなのでしょう。
伏黒恵…呪術廻戦強さランク15位
呪術廻戦強さランキング15位は「伏黒恵(ふしぐろめぐみ)」。階級は2級術師ですが、既に東堂葵や冥冥たちから1級術師に推薦されてます。苗字こそ違いますが、御三家・禪院家の血筋を引く準主役。
伏黒恵の術式は「十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)」。その名の通り、自分の影を媒介に10種類の式神を発現させる能力。禪院家の正当術式。玉犬や鵺、大蛇といった動物に模した式神が多く、その威力は特級呪霊に匹敵するほど。
また象の式神「満象」では大量の水を具現化させるなど、伏黒恵の術式は多岐に渡るのも強み。式神が死亡すると二度と発現できないが、その術式の能力は別の式神に継承される。術式としての使い勝手は抜群。
呪術以外にも知能、身体能力にも優れるなど、トータルバランスも抜群に強い。渋谷事変では復活した伏黒甚爾が真っ先に伏黒恵に向かったことからも、七海建人や禪院直毘人といった1級術師たちよりも既に強いはず。
現時点で冥冥たちと比べると正直どうかなーと思ったりしますが、未熟ながら領域展開(嵌合暗翳庭)を使えるのも強み。また両面宿儺や五条悟が目をかけるなど、伸びしろという点で呪術廻戦ではトップクラスのキャラクター。
楽厳寺嘉伸…呪術廻戦強さランク14位
呪術廻戦強さランキング14位は「楽厳寺嘉伸(がくがんじよしのぶ)」。呪術高専京都校の学長。ただし、階級は不明。特級術師に名前が上がってないことから、楽厳寺も1級術師ではあるはず。
楽厳寺の呪術式はエレキギターを奏でて生じた音の旋律を呪力に変換させる技。正式名称は不明。術者本人をアンプ代わりに使うため、ギターはあくまで単なる縛り。それでもギターの演奏の完成度が高まるほど威力などもアップしそう
音の刃は衝撃波の如き地を這うため、主に中距離戦を強みとしてる呪術師。『呪術廻戦』作中では一方方向にしか音の刃は飛んでいませんが、音は全方位360度に発生する性質があるため、後方からの攻撃にも対応できそう。あらゆる面でスキはなさそう。
また既に東京校学長の夜蛾正道をフルボッコ済み。戦闘スタイルは距離を置いて戦うタイプっぽいですが、意外と近距離での肉弾戦も強そう。やはり『HxH』のアイザック=ネテロと『BLEACH』の山本元柳斎重國がモデルだけあって、『呪術廻戦』でもジジイキャラはしっかり強い。
ただ五条悟だけではなく東堂葵にも意外と舐めた態度を取られるなど、階級は1級術師のままだけあって実力差はそこまでなさそう。
陀艮…呪術廻戦強さランク13位
呪術廻戦強さランキング13位は「陀艮(だごん)」。海への恐怖から生まれた特級呪霊。見た目はさながら筋肉質なタコの化け物ですが、翼が生えてるため軽く飛行することも可能。
陀艮の術式は「大量の水」を操る能力。領域展開では砂浜のビーチを発現させて、「死累累湧軍(しるるゆうぐん)」という獰猛な魚(式神)を大量に発生させて攻撃する。海中では動きづらくなるなど、地の利を活かせるのも強み。
陀艮はとにかく呪力と体力過多の呪霊でしたが特級呪霊でありながら、1級術師の七海建人や禪院直毘人にとどめを刺せない。最後は伏黒甚爾にフルボッコされて為す術もなく完敗。だから陀艮は他の特級呪霊と比べると、強さの面ではやや迫力不足。
それでも復活伏黒甚爾が真っ先に向かったことからも、伏黒恵たちよりは強かったはず。やはり腐っても特級呪霊。
花御…呪術廻戦強さランク12位
呪術廻戦強さランキング12位は「花御(はなみ)」。森に対する恐怖心から生まれた特級呪霊。
花御の術式は「植物を操作」する能力。主にボール状の植物を大量に投げ飛ばして攻撃する。数百メートル以上の巨大な樹木を発現させて突き刺してきたり、その樹木の中を移動することも可能。樹木で敵の手足を縛るなど多彩。
植物の命を奪って呪力に変える技を持ち、自然界での戦いは指折り。花御単体の身体能力も高く、移動速度は伏黒恵が反応できないほど高速。とりわけ耐久力は特級呪霊の中でもぶっちぎりで高かった。
虎杖悠仁と東堂葵の二人を相手にしても、まだまだ余裕を見せるなどやはり特級呪霊。
ただし、最後は五条悟に瞬殺されるなど、花御が勝利したシーンは少ない。弱点も目玉の木と非常に分かりやすい。既に真人に勝利した虎杖悠仁と比べると、やはり進化した黒閃の前には敗北しそうな予感。
虎杖悠仁…呪術廻戦強さランク11位
呪術廻戦強さランキング11位は「虎杖悠仁(いたどりゆうじ)」。呪術廻戦の主人公。
虎杖悠仁は元々は非術師の家系で育ったとされますが、特級呪物・両面宿儺の指を受肉したことで呪力が芽生える。これといった術式を使えるわけではないものの、とにかく身体能力が圧倒的。虎杖悠仁の「素の力」は東堂葵よりも上。
虎杖悠仁の戦闘スタイルは、呪力を込めたパンチを繰り出すだけ。まさに脳筋。
それでも虎杖悠仁は「黒閃(こくせん)」と呼ばれる殴りが強烈。数発食らっただけで特級呪霊でも瀕死の状態に追い込むほど。また逕庭拳(けいていけん)は一度殴った後に、更に遅れて呪力の波をぶつける技との組み合わせが強烈。
二重の衝撃を時間差で敵に与える技のため、つまり虎杖悠仁の黒閃は2度デリシャス。これぞバトル漫画界のアーモンドグリコ。これによって覚醒した真人も瀕死に追い込まれるなど、特級呪霊であっても黒閃を防ぐことは至難の業。
虎杖悠仁はタイマンでは脹相に敗北しましたが、特級呪霊の真人をとことん追い詰めるなど戦績も十分。メンタルでこそ弱みを見せるものの、そこは圧倒的な正義感と伸びしろでカバー。伏黒恵と共に、『呪術廻戦』ではまだまだ強くなりそう。
禪院直哉…呪術廻戦強さランク10位
呪術廻戦強さランキング10位は「禪院直哉(ぜんいんなおや)」。階級は特別一級術師。前述の禪院直毘人の息子。御三家の次期当主と言われていましたが、一子相伝の術式を持たないため、その跡目は伏黒恵に奪われてブチギレ状態。
禪院直哉の術式は「投射呪法(とうしゃじゅほう)」。父親の直毘人と同じ。事前に設定した24パターンの動きを1秒以内にトレースする術式。いまいち言葉だけでは伝わりづらい能力ですが、とりあえず高速で敵を攻撃する能力。
禪院直哉は虎杖悠仁や脹相を二人同時に相手にしても、余裕しゃくしゃくの戦いを見せつけておりました。現時点ではまだまだ過大評価のような気もしますが、特級呪霊もいなせる投射呪法を使いこなせてる点を評価。
身体能力、動体視力、状況判断能力などあらゆる面で父親の直毘人を上回っていそう。結果的に「侮り」から脹相には敗北してるものの、禪院直哉は他人に舐められることを死ぬほど嫌悪してるが故にまだまだ強くなる余地がありそう。
禪院真希…呪術廻戦強さランク9位
呪術廻戦強さランキング9位は「禪院真希(ぜんいんまき)」。階級は4級術師から1級術師(予定)。呪術高専東京校2年生。父親は前述の禪院扇。また京都校に通う双子の妹・禪院真依がおります。
だから呪力マンセーの御三家・禪院家の出身なんですが、禪院真希は呪力を持たない天与呪縛(フィジカルギフテッド)の持ち主。でも呪力を持たないという生まれ持っての縛りを持つ引き換えに、「圧倒的な身体能力の高さ」を誇る。
主に呪力を付随する特級呪具を使って戦うパワー系メスゴリラ。
○ついにフィジカルギフテッドが覚醒した真希
ただ天与呪縛と言っても、禪院真希のフィジカルギフテッドはどこか未完成のままだった。この理由は双子の妹・真依の存在。双子は一体。真依は中途半端に呪術(構築術式)が使えるため、結果的に禪院真希が同列にみなされて縛りの効果が薄いままだった。
でも真依が死亡し、禪院真希の天与呪縛が完全に開花。その姿はかつて五条悟を瀕死に追い詰めた伏黒甚爾(禪院甚爾)と重ね合わさるほど覚醒。その後、特別1級術師である父親の禪院扇を瞬殺するなど、溢れ出る殺意とパワーが完全に修羅。
いきなり抜きん出た感じは否めませんが、実の父親を瞬殺するなどメンタル面でも抜かりなし。禪院真希の強さ的には既に特級術師に指がかかってるはず。いずれは今は亡き、伏黒甚爾の強さに匹敵することは間違いないのか。
真人…呪術廻戦強さランク8位
呪術廻戦強さランキング8位は「真人(まひと)」。人間への恐怖から生まれた特級呪霊。
真人の術式は「無為転変(むいてんぺん)」。生き物の魂に触れることで、その生き物の肉体を自在に改造できる術式。自身の手駒のように改造人間を使役し、小型化した改造人間を体内に大量に取り込んでいざという時に使役する。
また自身の肉体も自在に改造できるため、真人は鳥のように飛んだり魚のように泳ぐことも可能。魂に直接攻撃されない限りは、基本的にいくらでも肉体を再生できる防御力の固さも強み。漏瑚が惚れ込んだように成長速度の早さも大きな魅力でした。
真人は「自閉円頓裹(じへいえんどんか)」という領域展開も使える点も強み。呪力を再度回復させるには10日近い期間は必要だが、無為転変の「手に触れる」という条件をすっ飛ばせる。まさに即殺必至。
最終的に虎杖悠仁に敗北してるものの、それはあくまで東堂葵と2対1の状況だったからに過ぎない。もしタイマンで戦っていれば勝利していたのは真人だったはず。やはり改造人間という操り人間を使役できる点が強い。
伏黒甚爾…呪術廻戦強さランク7位
呪術廻戦強さランキング7位は「伏黒甚爾(ふしぐろとうじ)」。苗字は違ってますが、禪院家の出身。禪院直毘人の兄・甚壱の息子。
伏黒甚爾の強みは「天与呪縛(てんよじゅばく)」のフィジカルギフテッド。生まれ持って呪力を一切持たないハンディを背負うものの、その代わりに圧倒的な身体能力を持つ。それは初期の両面宿儺の膂力すら上回る、とは息子の伏黒恵。
また「呪力が完全にない」という状態は、敵(呪術師や呪霊)に気取られない or 察知されないことを意味してる。つまり、呪力ゼロは強みでしかない。この強みを生かして、伏黒甚爾は最強と名高い五条悟を瀕死の状態に追い詰めた過去もあります。
まさに天賦の才。
ただ戦法は脳筋丸出しかと思いきや、意外と頭はしっかり回るため知略家の一面も覗かせる。伏黒甚爾は勝てない敵には必死こいて立ち向かうタイプではないものの、勝てる算段を立てて敵を的確にじわじわと追い詰める。
特級呪霊の陀艮に完勝するなど戦績も申し分ないため、伏黒甚爾の強さは特級術師並と考えて良さそう。虎杖悠仁が勝利できたことを考えると、真人にも勝てるはず。伏黒甚爾の唯一の弱点は、金と女にだらしない点のみでした。
漏瑚…呪術廻戦強さランク6位
呪術廻戦強さランキング6位は「漏瑚(じょうご)」。大地への恐怖から生まれた特級呪霊。呪術廻戦噛ませ犬ランキング1位。
漏瑚の術式は「火山」や「マグマ」を扱う能力。『ONE PIECE』の赤犬・サカズキの強さからも分かるように、やはり圧倒的なエネルギー量を誇るマグマの攻撃は甚大。七海建人や禪院直毘人といった1級術師を一瞬で蹴散らす破壊力は本物。
とりわけ巨大な隕石を落とす最終奥義の極ノ番「隕」を強烈。これは防げる術者は皆無に近い。漏瑚は真人に期待をかけていましたが、当時の強さは漏瑚がやはり勝っていたに違いない。この圧倒的な火力には伏黒甚爾も勝てないか。
五条悟や両面宿儺といったチートキャラと対戦することが多いので、漏瑚はどうしても完膚なきまでに敗北するシーンは目立つ。それでも両面宿儺からお世辞抜きに「お前は強い」と称賛されるなど、漏瑚の強さは特級呪霊でも最上位クラス。
漏瑚の性格は短気だが、信念は強い。その精神的な強さもバトルでは好意的に評価できそう。
九十九由紀…呪術廻戦強さランク5位
呪術廻戦強さランキング5位は「九十九由紀(つくもゆき)」。階級は特級術師。
九十九由紀の術式は一切不明。ただ東堂葵の回想シーンでは九十九由紀の周辺に謎の魚が泳いでることから、幻影旅団のクロロ団長が扱うインドアフィッシュのような能力を保持してる可能性が大。
それでも九十九由紀の能力は一切不明ですが、やはり腐っても特級術師。東堂葵が師事するレベルですから、九十九由紀も余程のことがない限りは特級呪霊に負けることはないはず。そう考えると、これぐらいの順位に落ち着きそう。
ただ九十九由紀の行動原理は気まぐれ。決して呪霊側に付くキャラではないですが、思考や考え方が独特。九十九由紀は渋谷事変でもイレギュラーな行動を取るなど、敵とガチンコで死ぬまで戦うようなタイプではなさそう。
だから素直に仲間のために命を懸けることができる乙骨優太の方がいざという場面では強いと評価してみる。
乙骨優太…呪術廻戦強さランク4位
呪術廻戦強さランキング4位は「乙骨優太(おっこつゆうた)」。階級は特級術師。コミックス0巻の主人公。
乙骨優太の術式は「リカ(折本里香)」。婚約する約束をした幼馴染を半強制的に呪い(怨霊)にした結果、膨大な底なしの呪力と無条件の術式コピーが体得できるようになった。作中の説明だと分かりづらいですが、両者は表裏一体。
五条悟も不得意とした反転術式も容易にできるなど、乙骨優太は呪術者としての天性の才能を発揮する。それもそのはず、乙骨優太は五条と同じく平安時代に活躍した最強の呪術師・菅原道真の子孫だったから。
乙骨優太の体術は伏黒恵どまりなんですが、リカの圧倒的な呪力を背景とした肉弾戦は虎杖悠仁ですら圧倒されるレベル。事実、1年前の百鬼夜行では同じく特級術師・夏油傑に勝利したほど。正義感の強さもバトルでは評価できそう。
一方、『呪術廻戦』本編では偽夏油傑曰く、「百鬼夜行を新宿と京都に分散させていなければ勝利していたのは乙骨優太ではなく夏油だった」と分析してる。もちろん両者の実力は拮抗してると思いますが、厳密に評価したら乙骨優太の強さが若干劣りそう。
夏油傑…呪術廻戦強さランク3位
呪術廻戦強さランキング3位は「夏油傑(げとうすぐる)」。特級術師から最悪の特級呪詛師と成り果てた悲しき夢想家。
夏油傑の術式は「呪霊操術(じゅれいそうじゅつ)」。自身が降伏させた呪霊を使役することが可能な能力。この呪霊の数には制限がなく、体内に取り込んだ呪霊は自由自在にいつでも取り出すことが可能。
夏油傑は1級呪霊であれば無制限に使役することができ、今回の強さランクで登場した特級呪霊であっても使役できる。現時点で判明してる呪霊の数は最低4461体。まさに「圧倒的な物量攻撃」が夏油傑の最大の強み。
呪術廻戦0巻では乙骨優太に敗北してるものの、呪霊を分散させてなければ夏油傑が勝利していたとされます。呪力の総量や体術では乙骨優太が勝るものの、夏油傑の呪霊を無限に増やせる術式には勝てない模様。
乙骨優太の呪力も無限ではないため、いずれ呪力が枯渇する。それに対して、夏油傑は一度体内に呪霊を取り込みさえすれば実質無限に呪力を増やせるに等しい。また取り込んだまま死亡すると呪霊がどう暴走するか分からないため、夏油傑にとどめを刺しづらい点も強み。
一方、夏油傑は現在「何者」かに肉体を乗っ取られてる。いわゆる偽夏油傑の正体はまだ不明ですが、本物夏油傑よりも強そう。
五条悟…呪術廻戦強さランク2位
呪術廻戦強さランキング2位は「五条悟(ごじょうさとる)」。階級は特級術師。自他共に認める最強の呪術師。偽夏油傑にして「君強すぎるんだよ」と言わしめるなど、ここからはいわゆる超えられない壁が存在します。
五条悟の術式は「無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)」。無限という概念を現実化する能力。敵に触れさせない術式であったり、敵を弾いて吹き飛ばしたり、逆に引き寄せる術式がある。これを応用して瞬間移動や空中浮遊も可能。
虚式「茈」の破壊力は軍事兵器並であり、領域展開「無量空処」は一度発動すると敵のあらゆる行動を死ぬまで制限する。まさに術式はチート of チート。特級呪霊・漏瑚にして「逆に何を持ち合わせていないんだ」と恐れられるのも納得。
一方、無下限呪術も「無敵」とまでは言えない様子。事実、江戸時代に同じ能力を持つ五条家の先祖がいたものの、禪院家の魔虚羅を前に相打ちしてる。でも後述する両面宿儺は魔虚羅に普通に勝利してる。
前述のように伏黒甚爾に一度殺されそうになるなど、五条悟は意外と「負け要素」は少なくない。現在獄門彊で封じ込められてる点も含めて、チートキャラの代表格と見られがちですが最強を名乗るには「穴」も多い。
そのため『呪術廻戦』強さランキングでは2位と評価してみました。
○五条を足止めしたミゲルの強さは?
ちなみに作者・芥見下々いわく、五条悟相手に10分以上足止めした「ミゲル」は相当強いとのこと(呪術廻戦公式ガイドブック参照)。特製の呪具ありきの戦い方って感じもしますが、もしミゲルに階級を当てはめるなら特級術師クラスに違いない。
『呪術廻戦』本編では登場シーンはほぼ皆無のため割愛してますが、ミゲルの強さは漏瑚や伏黒甚爾以上と勝手に予想してみる。本編でも乙骨優太の口からミゲルという名前が出てるので死滅回游でいずれ登場しそう。
両面宿儺…呪術廻戦最強ランク1位
呪術廻戦最強ランキング1位は「両面宿儺(りょうめんすくな)」。1000年前に平安時代に実在した呪いの王。もともとは普通の人間とされますが、腕が4本、顔が2つもあった化け物。死の経緯は不明ですが、遺体が呪物化して現在に至る。
両面宿儺の術式は「斬撃」。【解】と【捌】という二種類の斬撃を組み合わせて、呪霊から非術師まで両面宿儺までは為す術もなく切断される。また領域展開「伏魔御厨子」術式範囲は半径200メートルと他の追随を圧倒。ひたすら解と捌を繰り出す。
両面宿儺の前では、まさに絶命必至。他にも炎系の術式を扱うなど、呪術師としての才能はやはり他の追随を許さない。伏黒恵が召喚した禪院家最強の魔虚羅も抹殺するなど、両面宿儺こそが『呪術廻戦』では唯一の負け知らずのキャラクター。
五条悟は「本気の両面宿儺にギリギリ勝てる」と序盤で豪語してましたが、両面宿儺はフィジカルも最強of最強。五条のメンタルが弱いわけではないものの、両面宿儺は問答無用に残酷。この覚悟の違いが一瞬の状況判断能力の違いとして現れるに違いない。
偽夏油傑は「漏瑚の強さを宿儺の指8本9本分」と評価していたこともありますが、実際にはそれどころの差ではありませんでした。両面宿儺の「底知れない強さ」も今回の強さランクでは大いに評価できそう。身体能力に秀でた虎杖悠仁の肉体に受肉してる点もプラス。
コメント
甚爾は甚壱の弟では
七海は最低でも15位ほどはいくのでは
宿儺が領域展開する前に五条に殺されそうだけど。