コミックス累計発行部数で5000万部を超える人気バトル漫画が『呪術廻戦』。
この『呪術廻戦』では両面宿儺や五条悟といった最強チートキャラクターばかりが目立つんですが、それ以外の脇役も魅力的なキャラクターが多い。その最たる例が「一級術師(1級術師)」にカテゴライズされる呪術師たち。
一級術師とは一級呪霊を確実に倒せる呪術師を指します。逆に言うと特級呪霊にはほぼほぼ勝てないものの、一級術師にもそれなりに強キャラが多い。バトル漫画がキャラが強くてなんぼ。
そこで今回ドル漫では「一級術師」に定義される全キャラクターを画像付きで徹底考察しようと思います。この一級術師には「準一級」や「特別一級」といった階級も存在するんですが、それらも全部まとめて紹介します。ちなみに『呪術廻戦』アニメ派の方はネタバレ注意。
庵歌姫…準一級術師【生存】
まず最初は準一級術師の「庵歌姫(いおり・うたひめ)」。呪術高専京都校の教師。庵歌姫の声優CVは日笠陽子。顔にある大きなキズが特徴。高専時代の庵歌姫には顔に大きなキズがなかったことから、何かしらの伏線とも言われています。
歌姫という名前の由来は「歌が上手い」から。どうやら庵歌姫の術式も「歌に関する能力」とのこと。他にも趣味は飲酒やスポーツ観戦。庵歌姫はかなりゴリゴリの飲兵衛さん。
庵歌姫の現在の年齢は29歳。五条悟よりも1個年上。呪術高専時代は先輩と後輩の関係だった。五条と同級生だった家入硝子とは今でも仲が良いなど、庵歌姫は割と社交的な一級術師。京都校の生徒からも慕われてる、いわゆる良い先生。
ただ庵歌姫は常にタメ口で舐めた態度を取ってきた五条は今でも割と「マジで嫌い」とのこと。五条悟は嫌よ嫌よも好きのうちと勘違いしてるようですが、妹がウザい兄に抱く感情に近そう。それでも五条悟の呪術師としての腕前は信頼しているそう。
ちなみに、誰もが最初は「準1級」から始まる模様。1級任務を単独でこなして実績を増やすことで1級術師に昇格できるとのこと。そのため基本的に1級術師にいきなり飛び級する例は少なそう。
加茂憲紀…準一級術師【生存】
続いては準一級術師の「加茂憲紀(かも・のりとし)」。呪術高専の京都校3年生。いわゆる御三家の出身。加茂家は陰陽師の家系として、「赤血操術」という一子相伝の術式を使うのが特徴。加茂憲紀の声優CVは日野聡。
一方、加茂憲紀は次期当主として育つ名実共にエリートですが、実は「妾の子供」。あくまで表向きは本家の嫡男として6歳の頃に迎え入れられたものの、実際には加茂家の養子。それでも加茂憲倫の性格は屈折することはなく、いかにも正統派の優等生キャラ。
御三家は本来呪術高専に通う必要はないんですが、加茂憲紀は出自が出自だけに自らの実力を内外に示したい狙いもあって入学してる。そのため複雑な家庭背景を持つ伏黒恵(父親・伏黒甚爾も元々は禪院家の出身だった)に共感を覚えてる。
だから加茂憲紀は呪術高専に入る以前の昔から、伏黒恵や五条悟とは関わりがある1級術師。悪者の甘言に流されすぎず、任務は着実にこなす。術式、体術、冷静沈着な判断力。近接から中距離まで対応するなど、まさにオールラウンダーな準一級術師。
ちなみに、特別呪物の「呪胎九相図」を考案した加茂憲倫(偽夏油傑)とは別人です。ただ何故二人の名前は「かものりとし」と同じ読み方なのか?もしかすると暗黒面に落ちる伏線だったりするのか。
狗巻棘…準一級術師【生存?】
続いて準一級術師の「狗巻棘(いぬまき・とげ)」。都立呪術高専の2年生。1年生時代は特級術師・乙骨優太のクラスメイトだった。狗巻棘の声優CVは内山昂輝。
狗巻棘は「呪言師」の家系である狗巻家の末裔。呪言とは自分の言霊に呪力を乗せて、さまざまな特殊効果を発動させる高等術式の一つ。棘という名前も「言葉が刺さるイメージ」から命名してるそう。
例えば、「潰れろ」という言葉を発すると敵の呪霊は狗巻棘の言葉通りに潰れる。狗巻棘の舌には蛇の目と牙の呪印が刻まれており、狗巻棘が発した言葉がそのまま攻撃になる。動くな、燃えろ、爆ぜろといった強力な呪言も放てるものの、その分だけ喉への負担も増す。
そのため呪言による喉の負担が大きいため、狗巻棘は常に「ノドナオール」という薬を持ち歩いているとか。ただ狗巻家は自らの家系から呪術師を絶やそうとするなど、立ち位置は割と特殊。
○狗巻棘の日常会話は「おにぎりの具」
一方、呪言は呪いをかけるか否かの判断は自分自身で調整できないため、「日常会話」ですら言霊の効果が常に発動してしまう。
そのため狗巻棘は基本的に無口なんですが、それでも必要な場合は「しゃけ」や「おかか」「ツナ」といったおにぎりの具の名前で普段会話してる点が特徴。例えば、しゃけは肯定、おかかは否定の意味合いでそれぞれ使い分けてる。
狗巻棘が常に『ONE PIECE』のシャーロット・カタクリのようにハイネックで口元を隠してる理由は、呪言の音量を絞るため。某包K手術のCM風の服装にしか見えませんが、呪言を発動する際に口元をあらわにする。マッシュルームカットも相まってネット上では地味に人気の準一級術師。
ちなみに家庭内にいる時は「心」で普段家族と会話してるそう。
一方、狗巻棘の現在は不明。乙骨優太曰く、渋谷事変の際に五条悟が狗巻棘の両腕を切り落としたとされていますが、それぞれの関係性を考えるとウソっぽい。
七海建人…一級術師【死亡】
続いて一級術師の「七海建人(ななみ・けんと)」。年齢は27歳。呪術高専時代は五条や夏油の一個後輩。卒業後は普通の一般企業(証券会社)に勤めるものの、呪術高専に出戻りした脱サラ呪術師。メガネ姿と七三分けがいかにもサラリーマン風。
そのため七海建人の名前の由来は「七三分け」とのこと。両親は非術師ですが、七海建人の祖父はデンマーク人とのこと。いわゆるクォーター。七海建人の声優CVは津田健次郎。
都立呪術高専の教師ではないんですが、お抱えの雇われ呪術師として活動。五条悟の手引きで主人公・虎杖悠仁と共に、高校生・吉野順平の事件を解決したりします。その際に七海建人は指導的役割も果たすなど、虎杖悠仁からは「ナナミン」という愛称で呼ばれる。
ちなみに、当初七海建人は敵キャラクターとして登場させる予定だったそう。
○七海建人の術式「十劃呪法」とは?
七海建人の術式は「十劃呪法(とおかくじゅほう)」。あらゆる対象を7:3分割して強制的に弱点や急所を設ける必殺技。『呪術廻戦』ではやたら数学と絡めた必殺技が多いですが、大鉈を武器に急所を的確に攻撃する。ナナミンの几帳面な性格が現れてる術式。
十劃呪法には「瓦落瓦落(ガラガラ)」といった必殺技もあります。他にも虎杖悠仁が得意とする黒閃も使える。虎杖以前には黒閃を連続4回繰り出した記録を持つなど、七海建人は1級術師でもなかなかの武闘派だったりもします。
元職がサラリーマンだけあって「時間外労働」と称して、一定時間を超えるまで呪力を抑えることで呪力を跳ね上げる縛りを日常的に設けてる。具体的には時間内は80%から90%の能力に制限し、時間外は110%から120%増しの実力を出せる。
ただ渋谷事変で七海建人は特級呪霊・陀艮や漏瑚との戦いで負傷し、最後は特級呪霊・真人に殺されます。
東堂葵…一級術師【生存】
続いての一級術師は「東堂葵(とうどう・あおい)」。呪術高専の京都校3年生。ドレッドヘアと筋骨隆々の肉体が自慢ですが、IQ53万を自称するだけあって意外と頭脳派。退屈をひどく嫌うハイセンスゴリラ。東堂葵の声優CVは木村昴。
東堂葵は自分の信念も簡単には曲げず、京都校学長の楽厳寺にも「ころすぞ」と平気で楯突くなど恐れ知らず。性格はパリピっぽいですが、性格も熱苦しく周囲からは距離を置かれるタイプ。そのため親友は趣味が完全に一致する虎杖悠仁ひとりだけ。
東堂葵が呪術高専に入ったキッカケは、小学校3年生の頃にたまたま遭遇した特級術師・九十九由紀。その後、九十九由紀の弟子となった東堂葵はその推薦で入学する。そのため東堂葵の両親は非術師で縁もゆかりもないものの、それだけ強さが裏打ちされてる証拠。
ちなみに、東堂葵の顔のキズは「九十九由紀のしごき」によって付けられたもので特に深い意味はありません。
○東堂葵の術式「不義遊戯」とは?
東堂葵の術式は「不義遊戯(ブギウギ)」。両手をパンと叩くことで、呪力を持つ対象を自在に入れ替えることが可能。さながら『HUNTERxHUNTER』におけるゴレイヌさんの念能力の如し。無生物(呪力を含む呪物etc)にも対応するなど汎用性は高い。
夏油傑が起こした百鬼夜行の際には、東堂葵は一級呪霊5体だけではなく、特級呪霊も1体倒したこともあるなど割と特級術師に近い1級術師。学長の楽厳寺に楯突いてもペナルティを科されることがない理由も、東堂葵の実力があってこそか。
五条悟にも一目を置かれるなど、東堂葵のキャラ設定は「芥見下々なりの更木剣八」を意識してるのも納得。ちなみに、更木剣八は『BLEACH』の護廷十三隊の一人。
ただし、渋谷事変で真人との戦いで東堂葵は左手首を喪失してしまう。現在は不義遊戯の術式は使用できないなど、今後どこまで活躍するかは不明。
日下部篤也…一級術師【生存】
続いての一級術師は「日下部篤也(くさかべ・あつや)」。呪術高専東京校2年生の担当教師。特級術師の乙骨優太や同じく1級術師の狗巻棘たちの担任。
日下部篤也は刑事のようなトレンチコートを着用し、チュッパチャップスを常に舐める。おそらく元々はヘビースモーカー。ちなみに、日下部篤也のモデルは俳優の渡部篤郎。
日下部篤也はシン・陰流の使い手。ただし、同じく1級術師の冥冥曰く、「術式無しで1級まで上り詰めた」とのこと。いかにもモブキャラっぽいですが、1級術師だけあって意外にも実力者。年齢も五条悟や冥冥とほぼ同世代と推測できそう。
一方、渋谷事変では両面宿儺と特級呪霊・漏瑚との戦い絵は、即座に逃亡を図ろうとするなど良くも悪くも危険察知能力が高い。また裏梅の氷擬呪法で半分凍らされたときには「呪術のスケールが段違いだ。帰りてぇ~~」と情けない心中を吐露したことも。
日下部篤也の思想もどちらかというと保守的に見えますが、単に大同に就いてるだけ。教職を務めてる理由も「命のリスクがない」からというもの。それでも偽夏油傑の呪霊操術・極ノ番「うずまき」の攻撃から身を挺して生徒を守るなど、意外と熱い1級術師でした。
冥冥…一級術師【生存】
続いての一級術師は「冥冥(めいめい)」。五条悟などからは「冥さん」と呼ばれてる姉貴分。長い垂れた前髪が特徴的ですが、戦闘中はそれをよくかきあげる。冥冥の声優CVは三石琴乃。ONE PIECEのボア・ハンコックと同じ声優だけあって、ちょっと妖艶。
一見すると中国人や朝鮮人のような人名ですが、冥冥は本名ではなく偽名。さながらペンネーム。もしかすると本名は蓼丸綾のように可愛くないのかも知れない。
冥冥の術式は「黒鳥操術(こくちょうそうじゅつ)」。カラスを操作し、その視界と共有して監視したりする。この能力の真骨鳥は「神風(バードストライク)」。カラスに自死を強制させて威力を高めることができ、特級呪霊相手でも瞬殺するほど。
また冥冥は身体能力も高い。何故ならカラスを操る能力そのものは決して強くはなかったため、冥冥は若い頃に必死で鍛えたそう。偽夏油傑が操った特級特定疾病呪霊(疱瘡神)を倒すなど、五条悟にして「冥さんは強い」と言わしめる実力は本物。
○弟の憂憂とは?金儲け第一主義者?
一方、冥冥は金儲け第一主義者。
「金以外のしがらみは理解できない」「私は金の味方」「金に換えられないモノに価値はない」と堂々と語るなど、人の命も「金次第」と考えてる節がありそう。事実、冥冥は渋谷事変の最中にマレーシア・クアラルンプールに渡るなど、世界の平穏よりもお金を優先する一級術師。
公式ガイドブックでは読者から「なぜ守銭奴なんでしょうか?」と質問されるのも納得。冥冥は「貯金というゲーム」をあくまで楽しんでるだけだそうですが、あくまで呪術高専の協力者なものの、他の一級術師とはどこか一線を画す。
ちなみに、冥冥の貯金額は『嘘喰い』の屋形越えを挑戦できるレベルだそう。『呪術廻戦』の作者・芥見下々の貯金額には負けそうですが、具体的には2億5000万円ほど貯金している計算。
また冥冥には「憂憂(ういうい)」という血の繋がった弟もいます。
憂憂の術師としてのランクは不明ですが、「簡易領域」の使い手。憂憂の術式は冥冥の許可をもらうという縛りを設けて能力を高めてる。一見すると相思相愛の関係ですが、冥冥は「領域展開対策」の一種として憂憂の能力を一方的に利用してる雰囲気も。
夜蛾正道…一級術師【死亡】
続いての一級術師は「夜蛾正道(やが・まさみち)」。外見はプロレスラー・蝶野正洋のパクリ。都立呪術高専の学長。かつては五条悟の担任教師でしたが、学長に昇任した際にグラサンをかけ始める。夜蛾正道の声優CVは黒田崇矢。年齢は47歳。
夜蛾正道は呪術高専の中では唯一の結婚した過去があるそう。いわゆるバツイチの既婚者。
夜蛾正道の教育モットーは「気付きを与える」こと。コワモテの見た目に反して、中身は真っ当。まさに蝶野正洋。それでもゲンコツ制裁を与えるなど、いわゆる熱血体育教師の側面も強い1級術師。それでも五条悟の数少ない理解者として知られます。
ちなみに、同じく呪術高専の学長でも京都校の「楽巌寺嘉伸(がくがんじよしのぶ)」の階級は不明です。ただ特級術師を紹介する際に名前は上がっていないため、夜蛾正道と同じく1級術師と見るのが自然でしょう。
○突然変異呪骸・パンダを生み出した一級術師
夜蛾正道の術式は「傀儡呪術学(かいらいじゅじゅつがく)」。
これは人工呪骸を作り出す能力。呪骸は戦闘能力が高い上、疲労や痛覚を持たない。前述の画像で夜蛾正道の背後に写ってる可愛いぬいぐるみは全て自作の呪骸。虎杖悠仁との初対面時では「オッサンがカワイイを作っている」と驚かれたこともありました。
この傀儡呪術学を使って、同じく1級術師の日下部の甥っ子を一時的に復活させたこともある。熱血漢だから融通がきかないタイプかと思いきや、そこらへんは柔軟に対応。五条悟を含めて、夜蛾正道は1級術師の中でも周囲からの信頼も篤い1級術師でした。
特に夜蛾正道が作った中でも最強の呪骸が【パンダ】。
パンダは「突然変異呪骸」と呼ばれる完全自立型の呪骸。本来の呪骸は呪術師が与えた呪力をベースに動くんですが、夜蛾正道の傀儡呪術学は「呪骸自らの呪力で自律的に動く突然変異呪骸」を意図的に作ることができた。
まさに疲れ知らずの最強の兵士を大量量産できるため、夜蛾正道の実力は特級術師並とされます。それ故に、呪術界は夜蛾正道の術式を常々欲しがっていた模様。
○楽厳寺に最後は殺されて死亡するが…
一方、夜蛾正道の現在は五条悟と夏油傑をそそのかして「渋谷事変」を引き起こした責任者として、呪術総監部からは【死罪】を言い渡される。
その後、夜蛾正道は京都高学長の楽厳寺に倒されて死亡してます。政治的な陰謀の渦中にいる人物なので、やはり生き延びることは難しかった。さながら親子関係にあるパンダは夜蛾正道の亡き骸を抱き寄せて涙ながらに咆哮しました。
ちなみに、両者はどっちも同じ呪術高専の学長だけあって意外と仲は悪くなかった模様。
夜蛾正道は死の間際に「楽厳寺への呪い」と語っていましたが、夜蛾は自ら進んで犠牲になることで悪役臭も漂う楽厳寺の「考え方」にも良い影響を与えたかった?そのため保守派と見られる楽巌寺は死滅回游編では今後呪術界に反旗を翻す可能性も?
与幸吉…準一級術師【死亡】
続いては準一級術師の「与幸吉(むた・こうきち)」。呪術高専の京都校2年生。生まれながらにして極度の病弱。皮膚は月明かりでも焼かれるほど脆いため、常に全身は包帯まきまき状態。モチーフはさしずめ『るろうに剣心』の志々雄真。
与幸吉の声優CVは松岡禎丞。
一方、与幸吉は「天与呪縛」の持ち主。重度の身体的障害と引き換えに、与幸吉は日本全土を覆うほどの広大な術式範囲を獲得。「傀儡操術(かいらいそうじゅつ)」という術式を用いて、究極メカ丸というロボットを遠隔操作して戦う。
また天与呪縛のおかげでハンパない呪力量を確保してるため、与幸吉(正確には究極メカ丸)が放出するビームも非常に強力。他にも「簡易領域」も使用するなど多彩な一級術師でした。ちなみにメカ丸の名前は某ロボットアニメの機体から。
○与幸吉の正体は「裏切り者」だったが…
東西交流会で夏油傑一味と内通していた裏切り者の正体は「与幸吉」でした。
この理由は「特級呪霊・真人に自らの肉体を治癒させる」ため。いくら天与呪縛で呪力が強化されてるとは言え、やはり日常生活を送る上では不便。ただ自らの保身のためだけではなく、代わりに他の京都校の生徒に危害を加えないことを条件に加えていた仲間想い。
そのため与幸吉は完全に悪者ではありません。与幸吉は幼い頃に呪術高専に保護されてるんですが、これは非術師の両親に負担をかけないため。そのため本人の希望で両親(非術師)に「息子は死亡した」と思い込ませてるほど。
与幸吉の名前の由来も「他人に幸せを与える人間」。
ただ肉体が完治した後は真人とタイマンして倒そうと試みるものの、天与呪縛の効果が減衰化したこともあって、最終的に真人に殺されて死亡済み。それでも与幸吉は自らの死亡を見越した上で、渋谷事変では小型のメカ丸で虎杖悠仁たちを何度も助ける。
だから作戦立案能力や先を見通す力はどの一級術師の頭脳よりも優れていました。
禪院直毘人…特別一級術師【死亡】
続いては特別一級術師の「禪院直毘人(ぜんいん・なおびと)」。見た目は『NARUTO』の雷影のパクリですが、髭のモデルは「サルバドール・ダリ」とか。御三家のひとつの禪院家26代目当主。年齢は71歳。禪院直毘人の声優CVは中田譲治。
だから禪院家のトップであっても特級呪術師とは認定されていないことから、陰謀渦巻く呪術界であっても強烈な実力社会ではある模様。事実、禪院直毘人も禪院家の2男(長男は禪院甚壱)だったものの、圧倒的に強かったおかげで禪院家の当主に選ばれてる。
禪院直毘人の術式は「投射呪法」。
1秒間を24分割(映像のフレームレートで例えると24fps)して、自分の視野の範囲内で「想像した動き」を忠実に再現する必殺技。見える範囲内であれば、1秒以内にどんな動きでも可能。禪院直毘人は「速度で潰す」と豪語。
○最速のジジイ術師も漏瑚のマグマで死亡
投射呪法は実はカメラや映像制作といった仕事が生まれてから誕生した新しい術式とのこと。禪院直毘人がそれを更にブラッシュアップさせてる。逆に言うと、まだまだ伸びしろがありそうな術式。禪院直毘人の趣味もまさかのアニメ鑑賞。
禪院直毘人の速度は特級呪霊の漏瑚も勝るほど。御三家に伝わる「落花の情」との相性も抜群でした。まさに脳筋ジジイすぎる一級術師でした。
ただし、特級呪霊の陀艮に右腕を奪われた後、漏瑚のマグマに全身を焼かれて禪院直毘人はそのまま死亡。片腕を失ったことで投射呪法を正確にトレースできなかった模様。ただ漏瑚の圧倒的な火力を考えると、もともと勝ち目はなかったか。
禪院甚壱と禪院扇…特別1級術師【死亡】
続いては特別一級術師の「禪院甚壱(ぜんいん・じんいち)」と「禪院扇(ぜんいん・おうぎ)」。禪院家の家系図的には甚壱が長男で扇が三男。甚壱は伏黒甚爾の父親にして、扇は禪院真希・真依姉妹の父親。
禪院甚壱は「炳(へい)」と呼ばれる禪院家最強の術師集団のリーダー。禪院甚壱は巨大な拳を具現化して何度も殴る術式を持つ。その威力は家屋を破壊し、地面が大きくえぐれるほど。
ちなみに炳は準1級術師以上の6名の集まりなので、禪院蘭太や禪院長寿郎なども該当しそうですがすぐ死亡したため割愛します。
禪院扇は簡易領域「落花の情」の使い手。居合に転用することで、最強のカウンターを誇る。さながら『ハンターハンター』のノブナガ。他にも術式「焦眉之赳(しょうびのきゅう)」などを使うなど、自身の強さは禪院家当主となった禪院直毘人以上と自負する。
ただし、最後は覚醒した禪院真希によってそれぞれ悲惨な結末を迎える。
禪院直哉…特別1級術師【死亡】
続いては特別一級術師の「禪院直哉(ぜんいん・なおや)」。先程の26代目当主の禪院直毘人の息子。幼い頃から次期当主として育てられているためか、性格は尊大。叔父の禪院甚壱たちにも舐めた態度を取り、呪力を持たない禪院真希を徹底的に見下していた。
まさに「THEクズ男」という称号がぴったりの特別1級術師ですが、一方で禪院甚爾(後の伏黒甚爾)の実力を早くから見抜く。あくまで尊大な態度を取るのは「自分より弱い者」にだけだった。そのため禪院直哉の実力そのものは相当強い。
禪院直哉の術式は父親・直毘人と同じ「投射呪法」。同じ特別一級術師の叔父たちを余裕であしらうだけではなく、虎杖悠仁や呪胎九相図の脹相も圧倒するレベルでした。
ただやはり覚醒した禪院真希に敗北。命からがら逃げおおせるものの、最後は真希の母親の手によって殺されます。禪院真希は昔から禪院直哉にイジメられていた。真希の母親は最後にその恨みを果たしたカタチ。
特別1級術師は「非高専関係者」?
ちなみに、「特別1級術師」という階級は一体何なのか?現状だと禪院直毘人、禪院直哉、禪院甚壱、禪院扇などが該当しますが、もしかすると御三家に属する1級術師を指していたのか?
結論から言うと、特別一級術師とは「高専関係者以外の一級術師」を指すんだそう。当初は家柄や家格の違いを示す可能性を考えてましたが、それは全く関係なし。特別一級術師という階級には、少なくとも「特別な存在」「特別に強い」といったニュアンスはなかった。
だから、呪術師としての階級は「あくまで呪術高専の中で判定されるもの」でしかない模様。この理屈で考えるとフリーで呪術師をやってる冥冥も特別一級術師に該当しそうな気もしますが、テレビドラマで例えると「特別出演」程度の価値でしかありません。
そのため「特別特級術師」なる階級も今後呪術廻戦では登場するのかも知れない。
1級術師は今後も増える?
でもこれらは2021年2月時点の話なので、『呪術廻戦』には今後も他にもいろんな一級術師が登場してくるはず。
既に虎杖悠仁や伏黒恵、釘崎野薔薇、パンダ、禪院真希といったメンバーが一級術師に推薦されております。一級術師に選ばれるには「一級術師の推薦」がまず必要になってくるため、これらのキャラは東堂葵と冥冥によって推薦されてる。
ただし、渋谷事変では重傷者も多数。全員が1級術師に昇格できるかは不明。
1級術師に推薦されたキャラの現在をおさらいしておくと、禪院真希は瀕死の状態でしたが、九十九由紀が反転術式で復活させて無事生存。虎杖悠仁も死刑の執行猶予が取り消されましたが、乙骨優太の計らいで一応呪術高専には戻れそうな雰囲気。
ただ特級呪霊・真人との戦いで瀕死の重傷を負った釘崎野薔薇は、京都高専の新田の反転術式で回復されたもののヤバそう?
ちなみに、乙骨優太と並んで五条悟に評価される3年生の「秤(はかり)」は明らかに特級術師寄りのキャラクターですが、そこにはまだカウントされてないので現在は1級術師でしょう。
コメント
新田は反転術式使えないよ
文書をかくのがあんまり…