赤鞘九人男の中で唯一女性風のキャラクターが「お菊」。ただ赤鞘九人男という名前からも分かるように、実はお菊の性別は男性ではないかとワノ国序盤から見られてた。でも、この度ようやくお菊の正体が判明。
そこで今回ドル漫ではお菊の正体&能力強さについて徹底的に考察してみたいと思います。お菊は悪魔の実の能力者なのか?また謎の鬼の仮面をかぶることに重大な意味が隠されていた?
【解説まとめ】お菊とは赤鞘九人男
まずお菊の正体についておさらい。
お菊とは赤鞘九人男。かつて光月おでんに仕えていた側近の侍。また錦えもんや雷ぞうたちと共に、光月トキのトキトキの実によって20年前のワノ国からタイムスリップしてきた5人の内の一人。
お菊の身長は意外とデカく、麦わらの一味のルフィやゾロを大きく上回る。お菊の足の長さがハンパない。お菊の身長は下手すると3メートル近くか。ゾロも思わず「でけぇんだなお前」とデリカシーのない一言をポツリ。
錦えもんは過去からタイムスリップした直後、光月モモの助と共にワノ国を脱出したものの、何故かお菊はワノ国に留まり、とある茶屋の看板娘として潜伏していた。ルフィたちがワノ国に潜入し、ようやく登場したキャラ。
お菊の美貌は美しい。20年前からタイムスリップしてきた直後、そこまで長期間留まってないはずですがワノ国の横綱・浦島などから言い寄られることも。ただし、あまりの強引なアプローチにお菊はチョンマゲこと切断。
お菊の強さは赤鞘九人男の一人だけあって、当初から相当な実力の持ち主として描写されていた。お菊の身長も考え合わせると、手にしてる刀もかなりの長刀。お菊の懸賞金額は不明ですが、最低でも億単位であることは間違いないはず。
【本名】お菊のモデルは「瀬川菊之丞」か?
そして、お菊の本名がようやく判明。
光月日和(小紫)によると、お菊の本名は「菊の丞(きくのじょう)」とのこと。
光月モモの助や錦えもんなど他のワノ国の登場人物も、時代劇俳優や歌舞伎役者がモチーフとされることが多かった。海軍大将の藤虎ですら時代劇映画のキャラクターがモデル。じゃあ、お菊のモチーフとなるモデルは存在するのか?
結論から書くと、おそらくお菊のモデルは「瀬川菊之丞(せがわ・きくのじょう)」の可能性。
瀬川菊之丞は江戸時代から活躍している女形の歌舞伎役者。菊の丞と聞くと日本舞踊の尾上菊之丞あたりも思い浮かびますが、やはり「女形の歌舞伎役者」がモデルとしてお菊には相応しいはず。
○性別は男だが、お菊の心はあくまで「女性」なり!
またお菊の本名などから察するに、「性別が男」である可能性が高そう…という当初のドル漫の予想は当たりでした。
実際ワンピース最新話では、20年前のお菊は「ワノ国一の美青年剣士・残雪の菊之丞」と有名と解説され、チョッパーが「男なのか?」と驚きながら質問すると、お菊は「心は女です」とハートマーク。
つまり、お菊の「性別そのものは男性」ということ。ドル漫では途中から「女性に変装してオロチの追っ手から逃げてた説」も考察しましたが、やはり「性格は女性」というLGBTキャラ。
これで心置きなくお菊でシコれるワンピース読者も増えるか。サンジの反応も気になる所。光月おでんのミンク族などを受け入れた懐の深さも考えると、お菊も「マイノリティの一種」にカテゴライズされてる可能性。
ちなみに振り返ってみると白ひげ海賊団にイゾウというワノ国風の女装キャラがいましたが、お菊との関係は不明。でもマルコがワノ国に参戦することは確定済みのため、いずれイゾウも再登場する?
【必殺技】お菊は「仮面」をかぶると最強に進化?【能力強さ】
続いては「能力や強さ」を考察。悪魔の実を所有してる雰囲気はありませんが、ワノ国随一の腕前を持つ侍。果たして、お菊はどんな必殺技や能力を持っているのか?
お菊の特徴的な戦闘スタイルが「鬼の仮面」をかぶること。戦う前に鬼の面を被る。鬼が出たと百獣海賊団などには恐れられてますが、ツノやキバを見ると雰囲気的にはお菊がかぶってるお面は「いわゆる般若」に近そう。
ただし現状、お菊の面に何か隠された能力があるのかなど不明。お菊のバトルを見る限り、新たな必殺技の発動条件になるとかではなさそう。例えば視界が狭まることで集中力がアップし、見聞色や武装色の覇気の威力が高まる?
○お面はお菊の「女性的な部分」を強めてくれる効果が?
ちなみに、能面の世界では般若のお面は「女面」にカテゴライズされる。
何故なら、女性は嫉妬深い生き物とされ、嫉妬で狂うと鬼のような形相になるから。漫画などで女性が怒ると角が生える描写が多く描かれますが、これも能面の世界観にもともと由来されるはず。
つまり、般若(鬼)のお面は「お菊の心が女性」であることを表現してるはず。逆に、あくまで般若風お面は「お菊の女性的な部分」を高揚させるための儀式以上でも以下でもなく、バトルでお面の効果はほぼない?
もしくは「お菊の素顔がワノ国でバレてなかった」というアリバイ工作のために、あえて「当時は般若の印象しか残ってない」と設定付けることで、地味に残っていたお菊の矛盾を解消しようとしたのか。
ちなみに、お菊の鬼の面にはツノやキバは生えてるものの、能面の般若とは厳密には少し異なる。つり上がった目は「鬼神面」に近く、全体的にのっぺりした雰囲気は「女面の増女」など複数の能面要素が組み合わされてるはず。
だからお菊の複雑な生い立ちや乙女心も表現されてるのかも。いずれお菊の必殺技や能力・悪魔の実が新たに登場するはずです。
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