【ハンタ考察】サイレントマジョリティーの「犯人」が遂に判明か!?【11人いる】

ハンターハンターは面白いと評判ですが、どうやら新刊コミックは発行部数が落ち込んでいるらしい。確かに、最近の暗黒大陸編やカキン王子継承戦などでは新キャラクターが多数登場し、展開がやや煩雑化しているのも大きいか。

だからこそ、こういった漫画考察ブログが役に立つってもんです。

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(HUNTERxHUNTER35巻 冨樫義博/集英社)

そこで今回ドル漫では「サイレントマジョリティー(11人いる)」という念能力について徹底的に考察してみました。

端的に言うと、このサイレントマジョリティーを使って暗殺している「犯人」は誰なのか?という謎を解明してみようと思います。ネット上では伏線から考察してる記事もあるんですが、ドル漫では「状況証拠のみ」から冷徹に犯人像を考察してみました。

【解説】サイレントマジョリティーの念能力まとめ

まず「サイレントマジョリティー(11人いる)」の詳しい念能力からおさらい。

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(HUNTERxHUNTER35巻 冨樫義博/集英社)

サイレントマジョリティーとは、まず「座敷人形(黒ぼっこ)」と呼ばれる念人形を具現化します。この黒ぼっこを見ることができるのは、当該念能力者とこれに憑かれた者の2名のみ。それだけ暗殺能力が高い念能力と言えそう。

このサイレントマジョリティーの由来は「欅坂46」のシングルタイトル。また黒ぼっこのキャラデザも欅坂46のセンター・平手友梨奈をモチーフにしてる。これはおすすめ漫画『響』の実写映画の主演女優を務めてたりします。

他にも最近のハンターハンターは欅坂46をモチーフにした描写が露骨に増加。作者・冨樫義博のアイドル愛がハンパなすぎて草。実際にコンサートに花を送るなど、もはや肝。

ちなみに【ハンターハンター】キャラクターの名前の由来一覧なども後で参照。

○黒ぼっこが「ツチボッコ」を操ってフルボッコする!

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(HUNTERxHUNTER35巻 冨樫義博/集英社)

そして、この黒ぼっこが「呪唇白蛇(ツチボッコ)」を操作して、敵の体内から吸血。ツチボッコの見た目は蛇ですが、「腹の部分が口唇」のカタチをしており、そこからチューチューと血を吸う模様。

そして、このツチボッコは合計4体おり、一匹あたり44秒で全身の血を吸い尽くすそう。そのため4体全てで同時に襲えばわずか11秒でミイラ状態にできるため、想像以上に非常に強力な念能力。

サイレントマジョリティーの念の系統的には、おそらく操作系寄りの具現化系。ただし、一人も殺さずに強制解除すると呪いが術者に降りかかる。この制約と誓約があるからこそ、ほぼ瞬殺できる攻撃力にまで高めることに成功してると考察されます。

改めて最近の『ハンターハンター』の展開をおさらいしておくと、クラピカから念能力を教えてもらうために集まったカキン王子の護衛たち中に、このサイレントマジョリティーを使った暗殺者が暗躍する…という流れ。

【犯人は誰?】サイレントマジョリティーの容疑者一覧まとめ

ということでサイレントマジョリティーの念能力者…もとい「真犯人」の正体を考察していきましょう。既に『ハンターハンター』の中で容疑者がピックアップされてるので、この容疑者たちの情報をおさらいしつつ、「犯人性の有無」についても同時に詳しく考察していこうと思います。

ちなみに先にネタバレしておくと、容疑者一覧の中にクラピカの仲間・ビルは含まれていないことから、今回の記事では割愛してます。

実際、元十二支ん・パリストンを筆頭にハンター協会員の大半はカキン継承戦が行われていることを知らなかったことから、ハンター協会員のビルがサイレントマジョリティーの犯人の可能性は低いとドル漫では考察しております。

○ベレレインテとバリゲン…11人いる容疑者

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(HUNTERxHUNTER35巻 冨樫義博/集英社)

まず最初の犯人候補は「ベレレインテ」と「バリゲン」。

どちらも第13王子・マラヤームを護衛してるんですが、前者はハンター協会から派遣されたプロハンターであり、後者は王妃・セヴァンチに仕える正規の国王軍兵。だから、それぞれ所属チームは別個。

ただ結論から書くと、どっちもサイレントマジョリティーの犯人ではないと見た。

何故なら、既にバリゲンはサイレントマジョリティーの毒牙にかかって死亡済み。

そのためベレレインテも念能力を使ってカキン王子の特定の誰かに肩入れする理由は見当たらず、やはりビルと同様に犯人候補から外れるカタチ。

○非戦闘員の女性従事者たち…11人いる容疑者

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(HUNTERxHUNTER35巻 冨樫義博/集英社)

続いては第10王子・カチョウと第11王子・フウゲツに仕えてる従事者4名。左からユウリ、ロベリー、ラジオラス、イラルディア。

ただ結論から書くと、この中にもサイレントマジョリティーの犯人はいないはず。やはり「非戦闘員」という立場を考えると、そもそも見た目からも念能力そのものが使えるかは疑わしい。

またカチョウとフウゲツの王子たちは実際に仲が良いものの、表面上は仲が悪い。そのためカチョウは横暴な振る舞いから部下からの評判は至って悪く、しかも忠誠度が低い従事者が能力的に劣った王子のために動くとは考えにくい。

そもそもフウゲツと共にブラックホエール号から逃亡を試みた際、カチョウは既に死亡済み。彼女たちから何か命令が下って、この従事者たちが暗殺を裏で試みている可能性は低いと見ます。

ただ犯人候補の大穴キャラがいるとしたら、この非戦闘員の女性従事者の誰か。非戦闘員とは説明されてるものの、念能力が使えないとは限らない。また別の王子から送り込まれてる可能性もゼロではないから。

○第9王子・ハルケンブルグの私設兵たち…11人いる容疑者

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(HUNTERxHUNTER35巻 冨樫義博/集英社)

続いての犯人候補は、第9王子・ハルケンブルグの私設兵の「ユヒライ」と「シェジュール」。

こちらも結論から書くと、やはりユヒライたちもサイレントマジョリティーの犯人ではない可能性が高いと思います。

何故なら、第9王子・ハルケンブルグがまず念能力を知らず、継承戦争そのものに懐疑的だったから。また、ユヒライたちは既にハルゲンブルグの念能力に組み込まれてる点からもサイレントマジョリティーの犯人とは考えにくい。

ちなみにハンターハンター内の説明を信じる限り、それぞれの「兵隊」は仕える王子や王妃に絶対的な忠誠を誓っており、ほぼ確実に裏切ることはないキャラクターらしい。そのため兵士たちが独断で動くことはないと考えると考察はかなり進みます。

○王妃に所属する国王軍兵…11人いる容疑者

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(HUNTERxHUNTER35巻 冨樫義博/集英社)

続いての犯人候補は「サトビ」と「ムシャホ」。

前者のサトビはドゥアズル王妃に所属する国王軍兵士。一方、後者はスィンコスィンコ王妃に所属する国王軍兵士。どちらも「兵隊長」という肩書を持っており、いかにも念能力が使えそうな手練っぽい雰囲気を漂わせる。

あくまで2人は王妃に仕えてる国王軍の兵士のため、特定の王子に従ってる私設兵ではありません。ここらへんが少しややこしい設定ではあるんですが、あくまで母親の王妃のみに従ってる兵隊たち。頑張って理解してみてください。

○第5王子・ツベッパの私設兵たち…11人いる容疑者

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(HUNTERxHUNTER35巻 冨樫義博/集英社)

続いての容疑者は、第5王子・ツベッパに仕える私設兵の2人。ロンギは末端の私設兵ですが、マオールの役職は兵隊長。そのため見た目からも分かるように、どうやら全体の私設兵たちを統括するリーダー。

ただ結論から書くと、やはり第5王子に仕える私設兵たちもサイレントマジョリティーの犯人候補ではないとドル漫では考察します。

何故なら、やはり第5王子・ツベッパが念能力を使えないから。私設兵はそれぞれの王子に忠誠を誓っている以上、もしサイレントマジョリティーが使用できるならまずツベッパに念能力が何たるかを教えてるはず。わざわざクラピカに念能力の指南を頼むはずがない。

また第5王子・ツベッパは既にチョウライと共にクラピカと停戦協定も結んでおり、しかもクラピカの説得を頼まれている現状において、これらの私設兵がわざわざ他の兵隊たちの暗殺を試みるとは考察しにくい。

○第4王子・ツェリードニヒの私設兵たち…11人いる容疑者

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(HUNTERxHUNTER35巻 冨樫義博/集英社)

続いての犯人候補は第4王子・ツェリードニヒの私設兵。左からダンジンとミュハン。

ただ結論から書くと、やはりコチラの2人もサイレントマジョリティーの犯人ではないと見ております。

何故なら、他の王子と同様に「ツェリードニヒは念能力の存在を知らなかった」から。もしサイレントマジョリティーが使えるほどの手練の念能力者であれば、真っ先に王子のツェリードニヒに教えてるはず。

またツェリードニヒは自身の守護霊獣の能力が反映されてるほど、とにかく「嘘付き」が大嫌い。もし私設兵ごときが念能力を覚えてるのに黙っていれば、それは即ち「死(処刑)」に直結するのと同義。

そもそも既に右のミュハンは死亡済みであり、隣のダンジンがサイレントマジョリティーを使用できるとも考えにくい。これらの私設兵たちも、やはりサイレントマジョリティーの犯人候補から外れるカタチ。

ちなみに【考察】ツェリードニヒの念能力&強さまとめなども参照。

○ヒュリコフとテンフトリ…11人いる容疑者

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(HUNTERxHUNTER35巻 冨樫義博/集英社)

続いての犯人候補は「ヒュリコフ」と「テンフトリ」。前者は第1王子・ベンジャミンの私設兵で、既に念能力が使用可能。詳細は不明ですが、かなり強そう。一方、後者は第3王子・テンフトリの私設兵。

テンフトリは見た目が秋元康風であることから、どうやらネット上では犯人候補に上がっているとのこと。ただ結論から書くと、テンフトリはサイレントマジョリティーの犯人ではないと思います。

何故なら、もし私設兵のテンフトリがサイレントマジョリティーのような強力な念能力を使えるのであれば、やはり王子・チョウライに全てを話しているはずだから。またチョウライはクラピカと接点を持ちたがってる以上、やはり暗殺を試みること自体に何のメリットもない。

そのためテンフトリは念能力を使えないと素直に考察するのが自然。

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(HUNTERxHUNTER35巻 冨樫義博/集英社)

またヒュリコフも「サイレントマジョリティーが見えてない点」から考察すると、やはり犯人候補から外れるカタチ。他にも隠れ念能力者として「相当な手練」と真犯人の実力を評価しており、コイツがサイレントマジョリティーの使い手と考えると矛盾が生まれすぎる。

非常に胡散臭いキャラクターではあるものの、ヒュリコフもサイレントマジョリティーの犯人ではないと結論付けられます。

サイレントマジョリティーの真犯人は「王妃系所属の国王軍兵」か?

ということでサイレントマジョリティーの容疑者候補を長々と見てきましたが、ことごとく念能力が使えない王子の私設兵が多かったことが分かります。そのため真っ先に容疑者候補から外れるキャラクターも少なくなく、どうやら消去法的に犯人候補が見えてきました。

ということでまとめると、サイレントマジョリティーの犯人候補はどうやら「王妃に所属する国王軍兵の2人」と結論付けることが可能。どっちもランクは兵隊長と実力の高さを匂わせ、仮に念能力が使えたとしても不思議ではない。

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(HUNTERxHUNTER34巻 冨樫義博/集英社)

またサイレントマジョリティーの最初の犠牲者を思い返すと、このウド鈴木としか思えないウッディーでした。正直悪意しかない表現なので、冨樫義博はお笑い好きなのか嫌いなのかイマイチ不明。

実は、このウッディーの正体も「とある王妃に所属していた私設兵」だった。

いきなり初っ端から遺体で登場したので覚えてない読者もいそうですが、その後、ウッディー以外にもやはり王妃系に所属する私設兵5名がサイレントマジョリティーの餌食になってる。オイト王妃の家政婦やビルなどハンター協会員は何故かスルー。

どうやらカキン王国では王妃の中に序列が存在し、端的に言うと年功序列の社会が形成されてる。下位の王妃に対して警護という名の監視する私設兵を送り込むことができるものの、逆に、下位の王妃が上位の王妃に対して私設兵を送り込むことはできない。

つまり、サイレントマジョリティーの暗殺事件の背景には「王妃同士の争いそのもの」がある可能性が読み取れます。この絶対的な力関係の均衡を破るためのもの?やはり王妃からすればライバルが減れば、息子や娘がカキン王に君臨する可能性が高まるわけですから。

ちなみに同時進行中の【VS幻影旅団】ヒソカの船内の居場所まとめなども参照。

○「ドゥアズル王妃」所属の兵隊長が犯人である根拠

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(HUNTERxHUNTER35巻 冨樫義博/集英社)

じゃあ、左のサトビと右のムシャホのどっちがサイレントマジョリティーを使用する犯人なのか?

結論から書くと、左の「ドゥアズル王妃に所属するサトビが犯人」とドル漫では結論付けてみる。

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(HUNTERxHUNTER35巻 冨樫義博/集英社)

何故なら、ドゥアズル王妃は強力な念能力が使用できる第2王子・カミーラの母親(画像右下)だから。実際、ドゥアズル王妃はカミーラと他王子の暗殺の話をあけすけに行うなど、少なくとも念能力の存在は知っている可能性が大。

ただカミーラの高圧的な態度にどこか思うところがあるのか、ドゥアズルがカミーラのために動いているかは不明。他にもドゥアズルはハルケンブルグ、ツベッパ、ルズールスなど複数の王子も産んでおり、現状だと暗殺動機までは読めない。

ちなみに、カミーラの具体的な念能力などは「カキン王子&守護霊獣一覧まとめ」なども参照。

一方、王妃・スィンコスィンコは、例のヤリチン王子・サレサレの母親。サレサレは念能力を開花しておらず、国運営にも一切興味がないバカ息子。しかも既にサレサレは死亡済みであり、スィンコスィンコにもサレサレ以外に子供はいない。

もしスィンコスィンコ王妃所属の兵が犯人であれば、今後次のストーリーの展開が想像しにくい。そのため消去法的にサイレントマジョリティーの真犯人候補を絞っていくと、やはり王妃・ドゥアズルの私設兵・サトビが犯人候補として残るということ。

ドゥアズル王妃は「サポートに徹する」ことを旨とするキャラとして描写されてる点も大きな伏線だったか。上位王子であれば赤ちゃんのワブル相手に小細工をわざわざ働く必要がないので、「王子とは別ライン」から犯人像を考察するのが自然か。

ちなみに【最強】ハンターハンター強さランキングまとめ【考察】ハンターハンター最終回予想なども参照。

コメント

  1. 匿名 より:

    考察を補強させてもらうと、他の参加者が王子や王妃の命令で出席してる中で、唯一サトビだけが自推可能なんですよね。第七王子からすれば母親が遣わしたお目付け役で邪魔だから、自発的に退席してくれるのはありがたく、キャリアが上なので他の使用人に対しても、お前に出来るのかと圧もかけやすい。クラピカが考案した手の形によるチーム分けと、推理ゲームにおけるヒントであるヒュリコフの目線の方向からも、サトビが浮かび上がりますしね

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