【漫画考察】ダンジョン飯って面白いよな?【おすすめ感想レビュー】

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でも『ダンジョン飯』の面白い箇所をもっと具体的に言うなら、そのモンスターをどう調理・食するかという発想や理屈さにある。ファンタジーの世界観ではあるものの「リアル」に即した現実的な考察力や解釈力が裏打ちされてるからこそ、『ダンジョン飯』はここまで人気が出るぐらい面白くなったと個人的には評価してみる。

(ダンジョン飯2巻 KADOKAWA)

例えば、ゴーレム。『ドラクエ』のイメージから完全な石の塊と思いがちですが、これは泥と土で形成されてるモンスター(魔法生物)。だから放っておくと乾いてしまうため、ゴーレムは自分で水分を補給しなければならない。

(ダンジョン飯2巻 KADOKAWA)

つまりゴーレムは「野菜畑(お手軽家庭菜園)」としてめちゃめちゃ最適。センシというドワーフ戦士が苗を植えて育ててるんですが、完全に農家のオッサン。光合成はどうしてるのかなどツッコミどころもありますが、この半自動野菜畑に関する考察は面白い…というか興味深いと思うので実際に読んでみて下さい。まさかの野菜ゴミすらリサイクルしてくる万能性すら持ち合わせています(笑)

ただグルメやモンスターに対する考察だけじゃない。『ダンジョン飯』の世界観はあくまでファンタジー。何故ダンジョン内では蘇生することができるのかなど、魔法描写に対しても現実的な解釈や古いようで新しい考察が面白い。

(ダンジョン飯4巻 KADOKAWA)

例えば魔法使い・マルシルは回復魔法も使えるんですが、そこで大怪我をしたチルチャックという鍵師を急いで治癒してあげる。そうすると急激に負傷した肉体が回復したもんだから、そこに肝心の肉体が追いつかない。結果、「回復痛」なるものが発生してしまう。

確かに考えてみると人間は無機物ではありませんが、いくら魔法でモノと同じように元通りにできたところで、そこに「何かしらの副作用」がないのは不自然。現実の医療においても、どんなに万能の薬でも副作用は必ず存在する。

『ダンジョン飯』ではモンスターの料理描写以外でも、魔法に関してもお節介なぐらいに考察を展開してくれてる。この考察や解説にいちいち変に説得力があるので、『ダンジョン飯』を読んでると「うーん…なるほど」とつい唸ってしまう。

だから『ダンジョン飯』の面白さを更に分析するのであれば、そこら辺の笑いは爆笑などとは間違いなく違う性質だと思いますが、思わずニヤリとしてしまう面白さがあります。

ダンジョン飯のおすすめ総合評価・評判・口コミまとめ

以上、グルメマンガ『ダンジョン飯』が面白いかつまらないかの考察レビューでした。爆発的に面白いかはビミョー、回を追うごとに面白くなってるかもビミョー。

でもワンアイデア一本(いわば出オチ感満載)ではあるものの、意外と展開がダレることがない。グルメ的な表現を借りるなら食い飽きがないとでも言えばいいのか、だから『ダンジョン飯』は長く楽しめる点でおすすめのグルメ漫画と言えましょう。

それらはひとえに『ダンジョン飯』の作者・九井諒子の力。

「妹ファリンの救出」というストーリーの軸がシンプルで分かりやすさ。設定をゴチャゴチャさせず、一つのテーマで展開を広げていく見事さ。突拍子もないモンスター料理をしっかり自然なストーリー展開に落とし込む作者の底力。

要するに「豊富な発想や着想をしっかりカタチにできる力」が面白さの根源であると、一言でまとめられます。ベースにある笑いの中に時たま来るシリアスな空気さなど、『ダンジョン飯』は読み物として素直に面白いと評価していいのではないか。

ちなみにおすすめグルメマンガランキングおすすめファンタジーマンガランキングも執筆済みなのでもし興味があるジャンルであれば御覧ください。