【おすすめ漫画】うらみちお兄さんが面白いw【ネタバレ感想まとめ】

『うらみちお兄さん』1巻のネタバレ感想をレビュー。作者は久世岳。掲載サイトはpixiv。出版社は一迅社。ジャンルは青年コミックのギャグ漫画。AmazonのKindleや楽天koboなどで無料で試し読み・立ち読み可能。

作者・久世岳は「漫画村は違法サイトだよ(ぶっころ)」とSNSかどっかでアップロードして話題になった人。『うらみちお兄さん』の漫画タイトルは知らなくても、そのことで覚えてる人も多いかも知れない。

それはさておき、このたび『うらみちお兄さん』はおすすめウェブ漫画の人気ランキングで一位に輝いたらしい。そこで今回ドル漫ではそんな人気漫画『うらみちお兄さん』が面白いのかつまらないのか徹底的に考察してみました。

一応、pixivで無料で読めるようですが購入時の参考にしてみて下さい。まず『うらみちお兄さん』の登場人物やあらすじから紹介。

うらみちお兄さん あらすじ内容・ストーリー紹介

(うらみちお兄さん1巻 久世岳/一迅社)

主人公は表田裏道(おもた・うらみち)。ちなみに裏スジではありません。

「ママンとトゥギャザー」という子供向け番組の司会のお兄さんを務めている31歳。そのまま「うらみちおにいさん」という愛称で呼ばれてる。裏道は体育大学出身だけあって、こう見えて身体能力は抜群。

裏道の見た目やルックスは爽やかなイケメンそのものですが、どうやら画像のセリフを読むといささか違うっぽい。子供たちから「うらみちおにいさん、こえガラガラ~」と指摘されると、「大丈夫コレただの酒焼け」とニッコリ笑顔。

喉がつぶれるほどお酒を飲むなんてただの酒好きか、ストレス発散として浴びるように酒を飲んでいるかのどちらか。どうやら裏道の笑顔のウラには、一体どういった負の感情が渦巻いているのか?…というのがマンガ『うらみちお兄さん』のざっくりした内容になります。

○笑顔で毒を吐きまくる主人公・表田裏道

(うらみちお兄さん1巻 久世岳/一迅社)

例えば無表情でテレビ局内の廊下を歩いていると、そこに共演してる子供の姿。裏道は即座にニッコリと笑顔であいさつするものの、セリフがいろいろと怖い。

お兄さんは休憩だよ。よい子のみんなが眠くなると元気がなくなるように、表情筋さんも休ませてあげないと死んじゃうからだよ~」。

幼い子供が、人間の表情が筋肉によって豊かに成立してる事実を知るはずもない。もちろん意味が伝わるはずもないものの、だからこそ日頃の鬱憤を晴らすように本音という毒がズバズバ自然と漏れ出てしまう。

『うらみちお兄さん』が面白さはそこ(裏道の実は苦悩に溢れたセリフ)がメインであり、漫画としての本髄。

うらみちお兄さんの名言がワロタ

(うらみちお兄さん1巻 久世岳/一迅社)

他にも「お兄さんの存在意義がいないない…バァ」はセリフも含めて、焦点も合ってない無表情が怖すぎる。自らの存在意義を否定するとか、お前の過去に一体何があってん。続けざまのセリフもいろいろと狂気。

大人になったら自分で泣きやまないと誰もいないないバァなんてしてくれないんだよ…」と、今度は不気味な笑顔でニッコリと微笑む。おそらく幼い子供は理解できてないものの、裏道の迫力と背後に隠された得体の知れない感情を察して思わず泣き止む。

幼児はアホですけど、意外と空気を読む力もありますからね。

だから『うらみちお兄さん』にも名言といえば名言みたいなセリフも多め。

例えば、裏道が仕事に疲れてうなだれていると、「安西先生も言ってましたよね。諦めたら試合終了だって」と仕事仲間からなだめられる。ただ裏道は何かを達観したかのように「諦めて終わらせてはもらえない試合だってあるんだよ」と鼻で笑う。

確かに社会人になったら、仕事でまず諦めさせてもらえない。学生のように勉強を放り投げたからと言って、親に怒られるぐらい。でも仕事でさじを投げたら、色んな大人からシバカれますからね。

「働いたら負けかなと思ってる」という某ニートの名言もございますが、別に今の時代働かなくていいんじゃね?と内心思ってる方も多そう。こういった日本的な労働環境の悪さから毒が溢れ出るのでしょう。マンガ家さんの環境は漫画村の存在もあって特にブラック。

だから社会人漫画 and ウェブ無料マンガという点で似たような作品を探すと、『ヲタクに恋は難しい』みたいなテイストに近いもんもあるのかも知れない。

うらみちお兄さんの登場人物キャラクター紹介

『うらみちお兄さん』の中では主人公・表田裏道以外にも、何人か登場人物やキャラクターがいるので簡単に名前などを紹介しておきます。

○キグルミの中の人たちの名前

(うらみちお兄さん1巻 久世岳/一迅社)

まずはクマオ担当の「熊谷みつ夫(くまたにみつお)」とウサオ担当の「兎原跳吉(うさはらとびきち)」。幼児向け番組ということでキグルミの中の人。やはり熊谷も兎原も素顔は地味にイケメン。

兎原は若干空気が読めない性格であり、熊谷は釣り好き。

どっちも年齢は28歳。表田裏道と同じ体育大学出身で、元々は先輩と後輩の関係性らしい。そのため熊谷も兎原は番組内で共演するようになってからも、裏道を慕っている模様。たまに強引に裏道の家で飲み会を開いたりするなど、きっと裏道のストレスの一因と考えられます。

○歌のお兄さん・蛇賀池照

キグルミの中の人がいれば、当然、歌のお兄さんや歌のお姉さんだっております。

(うらみちお兄さん1巻 久世岳/一迅社)

まず歌のお兄さんが「蛇賀池照(だがいけてる)」。さっきからすごいキャラクター名。やはりイケメンであり、通称がまさかの「いけてるお兄さん」。完全にママさんあたりを狙い撃ちしてる感がビンビン。

蛇賀池照は元ミュージカル俳優だけあって、歌唱力が抜群。低く伸びのある美声が定評らしい。まさに歌のお兄さんになるために産まれてきたと言っても過言ではないでしょう。お母さんも濡れ濡れ。

ただ池照はまさかの低俗な下ネタ好き。しかも空気が読めない。何気に一番面倒くさいタイプ。

○うたのお姉さん…多田野詩乃

(うらみちお兄さん1巻 久世岳/一迅社)

続いて歌のお姉さんが「多田野詩乃(ただのうたの)」。一見すると年齢は若そうですが、32歳と主人公・裏道よりも年上。そのため多田野の経歴が割と豊富で泣けてくる。

多田野は元アイドル歌手だった。おそらく年齢は10代頃。でも長く売れない期間が続いた後、何を血迷ったかものまね演歌歌手にイメージチェンジ。でも世の中はそんなに甘くはない。やはり頓挫。ただ奇をてらえばいいってもんじゃない。

挙句の果てにナイトクラブのジャズシンガーとして歌った後、幼児向けの歌のお姉さんになった経緯を持つ。まさに多田野の経歴は「迷走しすぎ」という一言に尽きます。多田野は超有名音大卒だけあって、何が何でも「歌の職業」にしがみついておきたい痛いタイプ。

しかも多田野の彼氏が「売れないお笑い芸人」。まさに底辺×底辺÷2は、やっぱり底辺カップルというオチ。また同棲期間も6年目に突入しており、これ見たら分かる。絶対結婚でけへんヤツやん…と宮川大輔ならきっとツッコミを入れてるはず。

だから多田野も番組収録中に突然、「表面や面白さだけで男を選んじゃダメよ。見た目とか愛嬌とかそんなもの将来的には一切何の役に立たないもの」と幼児相手に泣き崩れる。情緒不安定っぷりが怖いものの、これぞ名言。AKB系アイドルや地下アイドル崩れの男の選び方がまさにそれ。

うらみちお兄さん おすすめ総合評価・評判・口コミレビュー

ということで本題。マンガ『うらみちお兄さん』は面白いのか面白くないのか。

結論から書けば、それなりに無難に面白いマンガだと思います。表田裏道のドス黒い心の本音が笑顔と共に毒舌となって吐き出される陰鬱なノリは、まさに狙い通りの笑いを作れてる。そのため読者の期待通りの展開が待ってると評価して良さそう。

また登場人物やキャラを見ても分かるように、意外とイケメンキャラが多い。見栄え的な華はあり、それなりに目の保養になる。だから『うらみちお兄さん』の読者層は女性を比較的ターゲットにしてるのかも。そう考えたら割とドギツい毒やネガティブトーンも納得。

ただサブキャラが目立つシーンも少なくなく、主人公・裏道のキャラの弱さが気になる部分も。一巻の段階で考えると、ややサブキャラクターが多め。これは裏返すと作者の展開の引き出しが少ないとも言える。

あと強いて言えば、『うらみちお兄さん』の単行本の価格。紙コミックは880円とそこそこする。Kindleコミック版は648円とお安いものの、もしかすると同人誌的な買い方は求められるかも知れません。