【読み切り】ユーゲンと女霊学級 ネタバレ感想レビュー!連載化される?【画像あり】【附田祐斗 佐伯俊コンビ】

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少年ジャンプで連載されていた人気グルメ漫画が『食戟のソーマ』。既にドル漫では『食戟のソーマ』の最終回もレビュー済みなのでチェックしてみてください。

この作者といえば附田祐斗(原作)と佐伯俊(作画)。そして、この度2020年5月にお二方が再び少年ジャンプに復帰し、読み切り漫画『ユーゲンと女霊学級』が掲載されました。

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(ユーゲンと女霊学級 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

そこで今回ドル漫では『ユーゲンと女霊学級』のネタバレ感想をレビューしていこうと思います。果たして内容は同じようなグルメ漫画だったのか?また『ユーゲンと女霊学級』が連載化される可能性はあるのか?

内容ストーリーはホラー漫画

まずは『ユーゲンと女霊学級』の内容についてレビュー。

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(ユーゲンと女霊学級 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

舞台は私立ファルビオン女学園(通称ファル女)と呼ばれる女子校。日本一のお嬢様学校と言われるなど、まさに品行方正を地で行く女子校。主人公の一人はそこに赴任した新人女教師の「佐藤深白(さとう・みしろ)」。

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(ユーゲンと女霊学級 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

そこに現れた謎の男が「東尋坊幽玄(とうじんぼう・ゆうげん)」。肩書は心理カウンセラー、占星術研究家、風水アドバイザーなど無数にあるものの、その実態は霊媒師(陰陽師)。

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(ユーゲンと女霊学級 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

実は佐藤が副担任を務める2年菊組の「見取沢(みどりさわ)」という女生徒が不登校の状態が続いていた。不登校の理由は「悪霊に取り憑かれた」から。背中だけでもゾットする不気味さ。名前からして不吉な予感しかしてませんが…。

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(ユーゲンと女霊学級 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

一方、幽玄は容姿端麗のイケメンですが、性格は結婚願望が強く、気になる女性がいたら即座にナンパしてしまうチャラさも持ち合わせていた。「天下のファル女ならきっと極上の美人が揃ってる」と鼻の下を伸ばす始末。

果たして幽玄は悪霊に取り憑かれた女生徒を救い出すことはできるのか?といったストーリー。だから『ユーゲンと女霊学級』という読み切りタイトルを見ても分かるように、内容はホラー漫画になります。

ちなみに舞台が学園ということですが、タイトルの「ユーゲンと」の意味はドイツ語の「Jugend(若さ・若者)」とは掛かってるかどうかは不明。

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女の子の霊魂は美しい

オチをネタバレしておくと最終的に見取沢は悪霊化してしまう。

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(ユーゲンと女霊学級 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

その姿がこちら。やっぱり作者の佐伯俊は画力が高い。そこらへんの人気ホラー漫画と比べても何ら遜色ないどころか、しっかり雰囲気は出てます。

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(ユーゲンと女霊学級 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

一方、幽玄はこの姿を見て「綺麗だよ見取沢さん」と興奮気味。これに対して佐藤は「どこがぁ!?」と驚愕するものの、幽玄が見ていたのは内に秘められていた「見取沢の霊魂」。悪霊に負けじと必死に抵抗する度に、霊魂は美しく輝く。

幽玄いわく、「名もなき悪霊よ…お前に恨みはないが、まだ俺が手を出してない女の子に先に触った罰だ」とピシャリ。人間に戻るときに『食戟のソーマ』のようなおはだけ描写が描かれており、どういった狙いで描写されてるかは一目瞭然。

もちろん画像はセンシティブなため割愛。現在の少年ジャンプは『呪術廻戦』にしろ『チェンソーマン』にしろダークな雰囲気の漫画も多いですが、こういった部分で差別化を図っていくのでしょう。

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(ユーゲンと女霊学級 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

でも個人的に目を引いたのがバトル描写。普通に圧巻。式神のようなものを利用して戦う姿は、今後の幅広いバトル展開も期待させます。他に窓ガラスを突き破って登場するシーンなど普通にカッコいい。

だから中途半端なお色気描写よりも、むしろバトル描写の方が惹きは強そう。

【感想まとめ】ユーゲンと女霊学級は連載化される?

以上、『ユーゲンと女霊学級』のネタバレ感想でした。

『ユーゲンと女霊学級』の内容は、読み切り漫画としては非常にクオリティが高いです。いつ連載が開始してもおかしくないレベル。そろそろ『ゆらぎ荘の幽奈さん』も完結しようとしてる中、その穴埋め的な役割も担えそう。

思い返してみると、ゆらぎ荘の幽奈さんも食戟のソーマと取って変わるように人気が出だしたことを踏まえると、今後少年ジャンプのお色気枠が消失することは確定してる。じゃあ、誰が埋めるの?ユーゲンでしょ?(林先生風)

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(ユーゲンと女霊学級 附田祐斗・佐伯俊/集英社)

実際、『ユーゲンと女霊学級』は最終的に「菊組が1クラスまるごと不登校」になるといったオチで終わる。いわゆる「まだまだ俺たちの旅は続くぜ」的なノリですが、読み切り漫画では普通こういったモヤッとした終わり方は描かない。

だから編集者も含めて、連載前提で執筆されてる雰囲気。今回の読み切り漫画は「読者の反応」を見るための市場リサーチ的な役割もありそう。おそらく現状だと『ユーゲンと女霊学級(同名タイトルかは不明)』は素直に連載化されそう。

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○設定は練り直す?

でも強いて言えば、完成度が高いがゆえにどこまで伸びしろがあるかといったところ。「女霊学級」と謳ってしまってる以上、悪霊のバリエーションやシチュエーションも学校のみに限られそう。

だから、設定はもう少し練って良さそう。例えば、幽玄の職業もそのまま教師の方が分かりやすい。逆に作中にも登場した「用務員」として裏で悪霊の掃除してたら、それなりにギャップ感も生まれそう。

もちろん「結婚相手を探す」という設定を考えると、教師という職業にはしづらかったんだとは思いますが、それならいっそ幽玄を男子高校生に設定すればいい。もし幽玄を結婚願望強めの成人男性にするなら、別に舞台は学校じゃなくても良さそう。

また『ぬ~べ~』で言うところの鬼の手のような、「これ」と呼べるような武器もほしい。確かにカッコいいはカッコいいですが、ルフィで言えばゴムゴム、ゴンで言えばグーパンチのような技がない。主人公を象徴する特徴や取っ掛かりがあると良さそう。

新人女教師の佐藤深白もいる意味があったのか、などなど実際に連載が始まる際には設定は変わってる可能性も。

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