最近は『ワンピース』のネタを多く考察してた気がするので、『ハンターハンター』の記事も少し増やしていこうと思います。
そこで今回ドル漫で取り上げたいのが「流星街(りゅうせいがい)」。
ここはクロロ・ルシルフルを頂点とした幻影旅団が生まれた故郷的な場所なんですが、流星街は未だに謎が多い。登場機会はそこまで多くありませんが、どうやら今後ハンターハンター最終盤でクローズアップされる可能性も高そう。
流星街とは世界最大のスラム街
まずは「流星街」について簡単におさらい。
流星街とは『ハンターハンター』では世界最大級のスラム街とされます。「この世の何を捨ててでも流星街の住人は全てを受け入れる」という触れ込み通り、流星街には世界中から集まった「あらゆる物」が捨てられる。まさにTHE掃き溜め。
このゴミを使って流星街の経済は回っている模様。
流星街の大きさは「ラペ共和国(東京都+埼玉県)の面積」とほぼ同じ広さとされます。流星街は広いと言えば広いですが、これほど面積が全てスラム街と考えるとヤバい。しかも、流星街には【800万人の住民】が住んでいるとされます。
東京都と埼玉県の人口は合計2000万人ほどいるため、流星街の人口密度は意外と低いような印象を持ちますが、スラム街だけあって都会ほどの高層ビルやタワーマンションはないはず。そう考えると、流星街は意外と人が密集してる場所なのかも知れない。
流星街は公式には「無人」の場所
ただし、流星街は世界政府の公式発表では「無人」とされます。
世界政府は把握する気がないのか、はたまた危険すぎて把握できないのか。流星街の住民たちは国際人民データ機構には登録されておらず、幻影旅団を筆頭に流星街の800人以上いるとされる住民は「世界には存在しない人間」として扱われている。
十老頭といったマフィアたちも幻影旅団のメンバーの把握が困難だったのも納得。まさに流星街は政治的空白地帯であり、『ハンターハンター』でも屈指の異質都市と言えそう。
ちなみに流星街出身の『ハンターハンター』のキャラクターには「幻影旅団の初期メンバー」以外にも「キルアの母親」も流星街出身とされます。
【歴史】流星街は1500年以上前から廃棄物の処分地
続いては「流星街の歴史」を考察。
流星街の歴史は1500年以上前から廃棄物の処分地として存在していたことが確認されてるそう。最初はとある独裁者の人種隔離政策によって生まれた場所とも言われるなど、流星街の歴史は更に古い可能性もあります。『ONE PIECE』の空白の100年どころの話じゃない。
だから歴史が最低でも1000年以上続く場所だからこそ、流星街の中では「一定の法秩序やルール」が実は形成されていたりします。むしろ高度に発達した政治的な議会制民主主義が導入されてる節も垣間見えます。
また流星街には一般的な家屋や病院や教会も多く存在し、前述のように一般的な経済活動が行われていることも確認できます。一部のマフィアとは裏で繋がっていることから、流星街には闇経済や地下経済で成り立っている可能性は大いに考えられます。
現実的に考えるとゴミを集めるだけでは飯を食うのは難しいため、流星街は「外の世界」とは大きく変わらないのかも。
流星街のモデルはスモーキーマウンテン?
続いては「流星街のモデルや元ネタ」を考察。
流星街のモデルはフィリピンの「スモーキーマウンテン」をモチーフにしてると言われてます。スモーキーマウンテンは、まさに大量のゴミ山の中で最下層の貧民たちが暮らしていました。1990年代頃まではテレビで取り上げられる機会も多かったです。
ただし、現在スモーキーマウンテンは既に閉鎖されているそう。グーグルマップなどで調べると分かりますが、現在は普通の小山が存在するだけになっているそう。ビバ経済発展。
流星街出身者を差別する者には相応の報いを…
続いては「流星街の独特のルールやモットー」を考察。
流星街の最も有名なモットーは「我々は何者も拒まない。だから我々から何も奪うな」。流星街は公式では無人とされてるんですが、この流星街のモットーは世界中で割と浸透してます。それ故に、流星街の住民同士は血よりも濃い絆で結ばれてる。
そのため流星街出身の人間が不当な扱いを外部で受けた場合、流星街の住民は総出で徹底的に報復するのが大きな特徴。この報復を主導していたのが「流星街の長老」。未だに名前は不明ですが、流星街にも秩序的な序列が存在してることが分かります。
具体的な報復行為としては、流星街の長老の念能力「サンアンドムーン(番いの破壊者)」。現在はクロロ・ルシルフルが当該念能力を奪っていますが、不当な扱いをした者に対して自爆テロを起こさせていた。まさに世界中が恐れる幻影旅団を生んだ場所こそが流星街。
現在の流星街は「ジャイロ」が支配か?
ただ気になるのは「現在の流星街」。
『ハンターハンター』は休載がとにかく多いのでストーリーが全く進んでないんですが、現状で判明してる流星街の最新情報としては「長老の念能力がクロロに奪われた程度」しかありません。未だに、流星街の全貌は不明なまま。
そこで漫画考察ブログの端くれとして、ドル漫では「現在の流星街」を最後は予想をして終わりたいと思います。
結論から書くと、現在の流星街は「ジャイロ」が支配してる可能性が高そう。
ジャイロとは元々はNGL自治国を支配していた裏の国王。メルエムといったキメラアントの襲撃にあってNGLは滅亡するものの、ジャイロは「キメラアント」として生き延びる。その後、ウェルフィンたちは「ジャイロを捜して流星街に向かう」とキメラアント編が完結してる。
だからジャイロは現在「流星街で再び新たな国を建国しようとしている」という伏線が描かれてる。ジャイロは幻影旅団のような武装組織を結成し、最終的には流星街を起点に暗黒大陸に向かう可能性も考えられます。少なくとも流星街が再びクローズアップされる際、ジャイロの正体も判明しそう。
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