これまでドル漫では【最強】ハンターハンター強さランキングまとめやツェリードニヒの念能力&強さまとめといったHUNTERxHUNTERに関する考察記事を執筆してきました。
そこで今回は「ビル」と呼ばれる新キャラクターについて考察してみようと思います。
ビルは現在クラピカと行動を共にすることが多く、最近は登場機会も地味に増えつつあるキャラ。ただ、もしかすると今後ビルは壮絶な悪役キャラになるかも知れない伏線が発見されたらしい。
【解説まとめ】そもそもビルとは何者か?
まず「ビル」の素性や正体について判明してる部分だけ解説。
ビルとは、ハンター協会からブラックホエール号内に派遣されたプロハンター。主にカキン王子や王妃の護衛を任務とし、ビルもその一人。クラピカと同様に、カキン王国の公式サイトからオイト王妃の護衛として派遣された経緯がある。
ただし、ビルを含めてハンター協会員の多くは、どうやらカキン王国の裏事情や現在勃発中のカキン王子たちによる継承戦のことは知らないらしい。派遣直前にカキンの表面的な歴史を覚えたに過ぎず、あくまでカキン王子たちの護衛を名目にした暗黒大陸への上陸を目的としている雰囲気。
現時点で詳細な念系統は不明ですが、ビルは割と手練の念能力者。第一王子・ベンジャミンの私設兵・ビンセントが発砲した複数の銃弾にもオーラのみでガードするなど、それなりに強そうな雰囲気。他の私設兵たちもビルの念能力を警戒。
そのため今後ビルは第13王子・ワブルを守っていく上で、また第4王子・ツェリードニヒを倒そうとする上で、現時点で味方が少ないクラピカの頼れるパートナーになりつつあるキャラクター。
【伏線】口ビル→□ビル→しかく・びる?
でも、このビルは今後クラピカを裏切るような「刺客」ではないかと見られてる。クラピカ曰く、実際ビルは元十二支んメンバーのパリストンが率いる協専から派遣されたハンターっぽい。
この根拠が最近発売されたハンターハンター36巻のカバー部分。一昔前のハンターハンターでは作者・冨樫義博のはしゃいだ写真が掲載されていましたが、最近はどうやら「伏線」がしれっと描写されてることも多いとか。
じゃあ、この口唇の描写にどういったビルに関する伏線が隠されてるのか?
理屈は至ってシンプル。「口唇→口・びる→□・びる→しかく・びる→刺客・ビル」と変換できるから。
ややもすると幼稚じみた仕掛けですが、既に「ハンターハンターキャラクター名の由来一覧」でまとめたように、意外と『ハンターハンター』にはアナグラムが由来のキャラ名も多い。これまでの冨樫義博のやり方や思考の特性を考えると、この言葉遊びに近い伏線は大いに有り得る…とドル漫では考察します。
ビルの正体は「サイレントマジョリティー」の犯人ではない
ただし、ビルは「サイレントマジョリティー(11人いる)」の犯人ではありません。
現在ハンターハンターでは、「サイレントマジョリティー」と呼ばれる念能力を使った暗殺者がクラピカの周りで暗躍してる最中ですが、この犯人をビルとみる考察がネット上では散見されます。
でも、ビルはこの犯人ではない。
何故なら、ビルを派遣してきたパリストンですらカキン王子たちの継承戦のことを知らないから。この状況でわざわざクラピカに自身の念能力を隠してまで、必死にカキン王国の兵士たちを暗殺していくメリットがない。
そもそもパリストンはキメラアントたちを引き連れて、暗黒大陸で一暴れする気マンマンの状態。パリストンからすれば目先のカキン国の内政問題がどうなろうが知ったこっちゃなく、そのため「ビルを刺客として送る」という発想はどこにもないはず。
ちなみにビルじゃないなら犯人は誰やねんって話ですが、【考察】サイレントマジョリティーの真犯人まとめという別記事も後で参照。
ビルは「パリストンの何かしらの刺客」である可能性は高い
とはいえ基本的に根拠は薄弱ではあるものの、『ハンターハンター』36巻の伏線は実に意味深。
口唇の伏線が直接ビルのことを指し示してるかはさておき、やはり海千山千のパリストンが派遣してきた協専メンバーという点も考慮すれば、ビルがこのまま純粋に仲間として終わるかは不透明。
そのため今回のサイレントマジョリティー事件でクラピカとの親交が深まりつつあるのは、ビルが刺客として壮大な裏切り劇を演出するための「前フリ」と解釈すべきなのかも知れません。
ちなみにハンターハンターの伏線がまた最近増えてきたので、【考察】ハンターハンター伏線一覧まとめもおいおい加筆していこうと思います。他にも「ハンターハンター最終回大胆予想まとめ」などもご参照。
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