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【2017】アスリートも胸熱必至!おすすめ人気スポーツ漫画13選【ランキング】

管理人・ドルジ露瓶尊はおそらく世の中で一番多くの漫画をレビューした男。2013年頃に初めて漫画ブログを開設したので運営歴は短いものの、レビューの情報量はトップクラスという自負があります。それだけ様々なジャンルのマンガを読み込んできました。

例えば『キャプテン翼』に代表されるように、現在プロで活躍してるアスリートが影響を受けたスポーツ漫画も世の中には多い。もしかすると将来世界的に活躍するであろうスポーツ少年少女たちも、既に何らかのスポーツマンガの影響を受けている可能性も。それだけスポーツ漫画が秘めてるパワーは偉大。

そこで今回はきっとプロスポーツ選手やアスリートも胸アツな「おすすめスポーツ漫画」をピックアップしたいと思います。ちなみに一応ランキング記事ですが、どれもおすすめなんで細かい順位付けは難しいので割愛。とりあえず、漠然と下へ行くほどよりおすすめと思ってもらえると助かります。

ダイヤのエース(ダイヤのA)シリーズ

まず最初のおすすめスポーツ漫画は『ダイヤのエース(ダイヤのA)』シリーズ。ちなみに「ダイアのエース」ではありません。少年マガジンで連載中の人気野球漫画。

舞台は青道高校の野球部。主人公は新一年生の沢村栄純。ボールのリリースポイントが見えないムービングボールを得意とするピッチャー志望。そして、もう一人の主人公は降谷暁。同じくピッチャー志望の新一年生。果たして青道高校は甲子園優勝を目指すことはできるのか?

『ダイヤのA』のおすすめポイントは、とにかく迫力ある野球描写に尽きます。

構図も実際のプロ野球の試合(カメラレンズ)を通したそれ。まさに一瞬を切り取った「ダイナミズム」。バッティングシーン、ピッチングシーンといった王道の「見せゴマ」に魅せられる。まさに野球漫画の本髄・お手本の描写にあふれてて、スポーツ漫画好きにおすすめしないわけにはいかないか。

ウメハラFIGHTING GAMERS

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続いてのおすすめスポーツマンガは『ウメハラFIGHTING GAMERS』

舞台は格闘ゲームが一世風靡し始めた1990年代の日本。主人公は天才ゲーマー少年・大貫晋也(ヌキ)。まさに向かう所敵なし状態。しかし、その自信は無惨にも打ち砕かれてしまう。

何故ならそんなヌキの前に、のちに日本初のプロ格闘ゲーマーとなる梅原大吾(ウメハラ)が現れたから。『ウメハラFIGHTING GAMERS』は主にヌキの目線を通してウメハラとの凄絶な死闘と、ウメハラの圧倒的な底知れなさが描写されます。いわゆる「eスポーツ」を扱ったスポーツマンガ。

おすすめポイントは、やはり梅原大吾のキャラクター。実際どんな方かは知りませんが、良い意味でふざけ倒したキャラクター。ヌキに何度も追い詰められそうになるものの、淡々とそれを駆逐していく様はもはや清々しい(笑)

格闘ゲームは地味に思えますが、一瞬のコンマ数秒の入力が勝敗を分ける。まさにスポーツのそれに近い熱い駆け引きがある。特に梅原大吾といったトップクラスになると、本当にプロスポーツ選手並の精度が求められる。

またストリートファイターやヴァンパイアセイヴァーといった実際に登場するキャラクターを使ったバトルも、懐かしさを誘うだけの要素に留まらず、しっかり絵的に派手だから引き込まれる。正直スポーツ漫画にカテゴライズするか迷いましたが、近年はアジア大会において「eスポーツ(ゲームバトル)」が追加されるなど十分資格はあるのかなと思ったのでおすすめしてみた。

アイシールド21

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続いてのおすすめスポーツ漫画は『アイシールド21』。少年ジャンプで連載されていたアメリカンフットボール漫画。スポーツマンガのジャンルの中でもかなり珍しい部類に入るか。

主人公は小早川瀬那。泥門高校の新一年生。しかし入学早々に不良たちパシリをさせられるいじめられっ子。ただ毎日パシられているせいで驚異的な脚力を身に付ける。この小早川瀬那に目をつけたのが、弱小アメリカンフットボール部の蛭魔妖一。

そして半強制的にアメフト部に入部させられる小早川瀬那だったが思いがけない才能を発揮し、ナゾの選手・アイシールド21として活躍する。果たして泥門高校は、小早川瀬那は、蛭魔妖一たちは日本一を決めるクリスマスボウルの頂点に立つことはできるのか?

この『アイシールド21』も前述の『ダイヤのA』と同じく、とにかくスポーツ描写がすごい。作画・村田雄介の圧倒的な画力と、魚眼レンズ的な独特の構図からもたらされる試合描写は圧巻。見開きページが多いので、特に電子コミック版での購入をおすすめします。

日本ではかなりマイナーなスポーツですが、アメフトのルールを知らなくても全然読めます。少年ジャンプらしい「必殺技」的な状況の打開策も、スポーツ漫画としてだけではなく読みやすいのではないか。またキャラクターも個性的でおすすめ。ちなみに個人的に好きなキャラは金剛阿含という悪役選手。

◆グラゼニシリーズ

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続いてのおすすめスポーツ漫画は『グラゼニ』シリーズ。モーニングで連載中の野球漫画。ただ定番の野球漫画じゃない。

主人公は年俸1800万円のピッチャー・凡田夏之介。名前の通り、成績も年俸も平凡すぎる高卒上がりの26歳。凡田夏之介の趣味は、選手名鑑のチェック。常に他チームの選手も含めて、どれだけ年俸なのか頭にインプットされていた。

だから凡田夏之介の特徴は、良くも悪くも「年収で打者を判断」すること。自分より年収が低い選手はことごとく見下す。結果、そういう打者はほぼ打ち取ることができた。逆に自分より年収が高い選手だと…。

でも何故か一億円を超える打者には金銭感覚が麻痺し、逆に思い切り投げることができるので打ち取る確率が高かった。果たして凡田夏之介は年収億超えを達成することはできるのか?ひょっとしてメジャーリーグデビューもありうるのか?

だからマンガタイトルも「グラウンドにゼニが埋まってますねん」の略語。読売巨人軍のようにリアルで選手たちが賭博して、という内容ではありませんが、まさに「所詮プロはカネ」の世界を地で行く野球漫画。

『グラゼニ』をおすすめするポイントは、やはりほとんど全てが「年俸」目線で進展するストーリー。

野球描写そのものは大したことありませんが、年俸1800万円のピッチャーが年俸2億円のバッターを打ち取る展開は小気味良い。シンプルにお金の力で実力を高めていく、試合のモチベーションを上げていく展開も清々しい。

でも主人公・凡田夏之介の性格が気弱なことも手伝って、そこまで内容が下世話すぎないのも良い。年俸の話しかしてないものの、そこまで「お金お金」が前面に出てくる感じがないので不快感が少ない。

また、たった一打席で天国と地獄を分けるプロの世界が、意外と緊迫感にあふれてる。ピッチャー目線では一本ホームランを打たれるだけでも査定に響く。逆に年間優勝をかけた勝負どころで抑えれば、来年の年俸は大幅アップ間違いなし。まさに一球一振りが数百万円、数千万円のお金を生む。

リアルのプロ野球ファンにこそおすすめしたい野球漫画。もし『グラゼニ』を読むと、きっとリアルで応援してる野球選手の見方も変わるはず。

火ノ丸相撲

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続いてのおすすめスポーツ漫画は『火ノ丸相撲』。タイトル通り、少年ジャンプの相撲漫画。

主人公は潮火ノ丸。相撲小学生日本一にも輝いたことがあるが、中学生以降は身長が伸びずに実力も伸び悩む。しかしながら中学3年間はひたすら研鑽を積むことで、低身長をカバーするほどの身体能力を獲得した。

この潮火ノ丸が弱小の大太刀高校相撲部に入部したところからストーリーが始まる。果たして小さき巨人・潮火ノ丸は大きく重い相手を打ち負かすことはできるのか?高校日本一…いや大相撲の横綱に成り上がることはできるのか、といった内容のスポーツマンガ。

おすすめしたいポイントは、見開きページいっぱいの迫力ある取り組みシーン。投げ、突き出し、キャラクターの鬼気迫る表情。何一つとして落ち度がない。特に目の軌跡がカッコ良くて好き。

また「鬼丸国綱」や「童子切安綱」「三日月宗近」といった国宝(日本刀)に模したキャラクターのランク付け、見せ場における「百千夜叉墜」といった必殺技など、いかにも少年バトル漫画的な演出がされているのもおすすめ。相撲はオッサン向けのスポーツかと思いますが、それでも万人受けする工夫がされている。

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ちなみに『火ノ丸相撲』以外のおすすめ相撲漫画は『バチバチ』。既にプロの大相撲に入った後のストーリーになるんですが、やはりガチンコ勝負・かち合いシーンが熱くておすすめ。

ただそういった激しい取り込みの割に、主人公・鮫島鯉太郎の番付がずっと前頭あたりで足踏みしてるのはやや難。スポーツ漫画は勝ち上がってナンボだと思うので、ストーリーの小気味の良さという点では微妙か。

ジャイアントキリング

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続いてのおすすめスポーツ漫画は『ジャイアントキリング』。同じくモーニングで連載中のサッカー漫画。「このマンガがすごい!」や天皇杯全日本サッカー選手権大会のマスコットキャラクターにも選ばれたこともあるらしい。

主人公は達海猛。Jリーグのチーム・ETUの監督。モットーは「弱いチームが強いチームをやっつける」こと。つまりETUは万年下位に甘んじる、いやもはやJ2落ちを経験したこともある弱小チーム。

この達海猛はサッカー元日本代表であり、元ETUの選手。しかしイギリスのプレミアリーグに移籍したことをキッカケに達海猛という主力を失ったETUは、まさに人気強豪チームから弱いだけが取り柄のロートルチームに成り下がった。出戻りの達海猛は果たして古豪を復活させることはできるのか?

『ジャイアントキリング』のおすすめは、選手目線と監督目線で進む試合展開。それぞれの立場と視点から描かれる心理描写など、時には熱狂的なサポーターも巻き込んで試合に深みを与えてくれる。サッカー描写そのものも上手。

もっと言うならスポーツ漫画、サッカー漫画というより、ジャンルはもはや「Jリーグ漫画」といった方が適切かも知れない。

例えば、クラブ経営や解雇といったリアルでシビアな描写も多い。あくまでサッカーの試合を軸に展開しつつも、現在Jリーグに取り巻く諸問題も含めて多角的に描かれる。そのリアルさが柿谷曜一朗といったガチのJリーグ選手にもウケている理由なのでしょう。

だから前述の『グラゼニ』ではないですが、リアルでJリーグ観戦しているような人には一度はおすすめしたいスポーツ漫画。ただ思ったほど「ジャイアントキリング感」はないかな、とは思います。

ボールルームへようこそ

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続いてのおすすめスポーツ漫画は『ボールルームへようこそ』。月刊少年マガジンで連載中のダンスマンガ。いわゆる社交ダンス(競技ダンス)を扱ったスポーツマンガ。

主人公は富士田多々良。ちょっと気弱な男子高校生。ただひょんなことから、仙石要というプロダンサーの誘いもあって社交ダンスを始めることとなる。男女が密接し合うスポーツ。最初は戸惑っていたものの、仙石要の激しくカッコいい社交ダンスに魅入られる。そして富士田多々良は徐々に頭角を現す。

『ボールルームへようこそ』でおすすめできるポイントは、やはり情熱的な踊り。「俺のダンスを見ろ!!」という自己主張全開の激しいダンスは圧巻。主人公・富士田多々良のみに留まらず、選手たち一人ひとりの「熱量」や「魂」がペン先に込められてる。

ジャンプ一つとっても「軽やか」という表現がピッタリ。本当にこんなに楽しそうに踊るヤツは見たことがない。フロア上で繰り広げられるそれは、まさにダンスで会話をしているよう。ダンスとスポーツが結びつかない読者さんも多そうですが、この『ボールルームへようこそ』を読めば本当に熱いスポーツなんだと誰もがピンと来るはずです。

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また同じようなダンス漫画だと、『背筋をピンと!鹿高競技ダンス部へようこそ』もおすすめ。本当に負けないぐらいダンス描写が熱い。そしてキャラクターも個性的。最後は打ち切り気味に終わってしまうものの、少年ジャンプで連載してただけあってコチラの方が漫画として読みやすいかも。

MAJORシリーズ

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続いてのおすすめスポーツ漫画は『MAJOR』シリーズ。少年サンデーの野球漫画。NHKでアニメ化されるなど割りと知名度が高い人気スポーツ漫画のはず。

主人公は茂野吾郎。プロ野球選手・茂治を父に持ち、自分もプロになろうと日々ボールを追いかけている5歳の少年。しかし現役メジャーリーガー・ギブソンのデッドボールを食らい、翌日に他界してしまう。

そこで茂野吾郎が様々な逆境や困難を乗り越えながらも、佐藤寿也といったライバル選手と共にプロ野球を目指し、そしてメジャーリーガーへの階段を駆け上がる物語である。果たして茂野吾郎は父の遺志を受け継ぐことはできるのか、因縁の選手・ギブソンと再戦することはできるのか。

『MAJOR』をおすすめしたい点は、シンプルに面白い。シンプルに読みやすい。野球描写も上手くて見やすい。眉村などサブキャラクターも良い。フワッとしたことしか言えず申し訳ありませんが、スポーツ漫画だからというより漫画としての総合力が高い。

下手な小細工は少ないので、一度読み始めると最後までズルズルと読み入ってしまう面白さがある。『MAJOR』は全78巻の大ボリューム。連載期間に換算すると16年。こんだけ長期に連載が続いた理由は伊達じゃない。

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ちなみに最近になって続編に当たる『MAJOR 2nd』を再び連載中。茂野吾郎の息子・茂野大吾が主人公。父親と違って才能がないものの、努力で這い上がっていくストーリー。眉村の子供も登場したりして、色んな意味で笑ってしまいました。さすがに巻数が多いこともあって、初見の読者は2ndから入ることをおすすめします。

内容はどちらかと言えば青春マンガ寄りな部分も多めなので、例えば青春要素が強い野球漫画が好きな方はあだち充の野球漫画もおすすめ。

AKB49 恋愛禁止条例

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続いてのおすすめスポーツ漫画は『AKB49 恋愛禁止条例』。タイトル通りの内容。

主人公はどこにでもいる男子高校生・浦山実。AKB48に憧れる吉永寛子が好きだった。ある日、吉永寛子がAKB48のオーディションを受けることを知る。そこで陰ながら応援したいという気持ちから、浦山実は女装をして自分もオーディションを受ける。

しかし何故か、吉永寛子と共に浦山実も合格。そして浦山実は「浦川みのり」という名前でAKB48メンバーとして活躍し始める。最初は戸惑っていたものの、アイドルに掛ける熱い思いは誰にも負けなかった。今まさに「浦川みのり」という伝説が始まろうとしていた。

最初の設定はツッコミどころ満載ですが、とにかく熱いキャラクターたちがおすすめ。主人公・浦川みのりだけではなく、前田敦子や高橋みなみといったAKBメンバーたちのセリフや表情が熱い。そして汗が飛び散るほど激しいダンス。がむしゃらに頑張る姿勢は、まさに部活スポーツ漫画そのもの。

AKBを扱ったアイドル漫画だから読まないとしたら、本当に人生を損をしてる。むしろオタク読者ではない、普通のスポーツ漫画好きにこそおすすめ。

黒子のバスケ

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続いてのおすすめスポーツ漫画は『黒子のバスケ』。少年ジャンプで連載してたバスケ漫画。

かつて帝光中学校に「キセキの世代」と呼ばれたバスケエリート5人の選手がいた。しかし実際には幻の六人目(シックスマン)がいた。それが主人公の黒子テツヤ。この黒子が誠凛高校バスケ部に入部したところからストーリーが始まる。

そしてかつて帝光中学校で共に戦った「キセキの世代」たちの仲間たちと、今度は敵として戦う。果たして黒子テツヤは、誠凛高校のメンバーたちは強敵の元キセキの世代たちに勝つことはできるのか?

『黒子のバスケ』のおすすめポイントは、シンプルにバスケ描写が上手いこと。キャラクターも個性的。ややもすると腐女子向けとも言われますが、内容に関してはしっかり王道を貫いてて熱い。また少年ジャンプ特有の定番チックな必殺技も要所要所の見せ場で使ってくるので、バスケに興味がない読者でも飽きずに読める。

また設定もオリジナル。黒子の能力は「存在感の薄さ」。一見すると役に立たないように思えますが、そのことでパスを通しやすくなったりする。この矛盾した要素を試合中の展開で逆説的に活かすのが良い。普段は大人しい黒子が見せる熱さもギャップ感もおすすめ。

『黒子のバスケ』は全国大会優勝できっぱり完結するのもおすすめ。巻数は全31巻と、まさに大人買いしやすいちょうどいいボリューム感。最近の人気スポーツ漫画は敢えて全国大会を優勝させずに…と下手にウダウダと引き伸ばす作品も多い中、素直に好感が持てる。

ハイキュー!!

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続いてのおすすめスポーツ漫画は『ハイキュー!!』。少年ジャンプのバレーボールマンガ。

主人公は日向翔陽。身長こそ恵まれてないものの、驚異的な跳躍力と瞬発力を誇る。そしてもうひとりの主人公が影山飛雄。圧倒的なパスセンスを誇る。この二人が烏丸高校バレーボール部に入学したところからストーリーが始まる。ただし性格は正反対。果たして日向と影山は春高バレーナンバーワンに輝くことはできるのか?

『ハイキュー!!』のおすすめは、やっぱり圧巻の試合描写。叩きつけるような激しいアタック、それを華麗に受け止めるブロック。ほとばしる汗。フワッと上空にあげるトス。ジャンピングしながらの落下したボールをトスなどはダイナミック。

まさに緩急の使い分けが見事。

そして何と言っても、特筆したいのがアングル。とにかく構図の使い方が秀逸。下からの舐めるようなアングル、上からの俯瞰的なアングル、大胆すぎるコマ割り。普通のスポーツ漫画と違って、選手たちが飛び跳ねるスポーツだから全体的に立体的。これぞコート上を縦横無尽に動き回る。時たま見せる日向翔陽の得体の知れない圧力もおすすめ。

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続いてのおすすめスポーツ漫画は『岳』。厳密にスポーツマンガにカテゴライズしていいかは分かりませんが、登山漫画。マンガ大賞にも選ばれたこともある人気作品。

主人公は島崎三歩。世界の名峰を数々登り歩いた強者。現在はボランティアの山岳救助隊。ただボランティアとは言っても、アメリカで山岳救助の訓練を受けただけあって腕はピカイチ。そこで長野県警の山岳遭難救助隊から度々依頼が入る。ざっくり言えば島崎三歩が遭難者を救出していくオムニバス形式のストーリー。

とにかく「遭難」のリアルが克明に描写されてる。

最近は中高年層を中心に登山ブームだそうですが、それだけ動機が安易。でも実際に待ち構えてる山は、穏やかどころか猛烈に過酷。気温、天候、足場の悪さ、落石。登山者たちは残酷に打ちのめされていく。良くも悪くも、漫画的なご都合主義的な展開は皆無。

そして孤立無援の状況に置かれた、遭難者たちは死を間際にして人生を振り返る。これが実にドラマティックに描かれる。生きるとはなにか死ぬとはなにか。そこで様々な現実や過去の葛藤に向き合う。これが非常に心がえぐられる。

でも、主人公・島崎三歩のキャラクターもおすすめ。普通は遭難者たちは圧倒的な現実を目の前にして打ちのめされれば、もう山登りしたくなくなるはず。ただ島崎三歩だけは圧倒的にポジティブ。山を否定しない。

例えば遭難者の遺体を運ぶ前にも「おつかれ」と自然に言葉をかけたり、そういう現実も受け止めた上で登山に向き合ってる。まさに正々堂々たる「スポーツマンシップ」が垣間見える気がする。ということで個人的に『岳』をスポーツマンガの一つとしてオススメしたいと思います。

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他にもスポーツマンガではないですが、作者・石塚真一の作品だと音楽漫画『ブルージャイアント』もおすすめ。シンプルに胸を打ちます。『岳』も含めて本当に感情が揺さぶられる。

弱虫ペダル

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続いてのおすすめスポーツ漫画は『弱虫ペダル』。少年チャンピオンが誇るロードレースマンガ。

主人公は小野田坂道。アニメ好きの、いわゆるオタク系高校生。ただ、そこら辺のオタクではなかった。オタグッズにお金を節約。でも尋常じゃない。何故なら、自宅から往復90kmの距離を秋葉原までママチャリで毎週通っていた。

この小野田坂道がひょんなことから総北高校の自転車競技部に入部したところから、『弱虫ペダル』のストーリーが始まる。同じチームメイトの今泉や鳴子、巻島や田所といった三年生たちと共にインターハイ優勝を目指す。果たしてライバル箱根学園・真波山岳に勝てることはできるのか?

『弱虫ペダル』はシンプルにスピード感あふれる展開がおすすめ。本当にロードバイクさながら、一枚一枚のページが疾走感にあふれてる。まさに「駆け抜ける」という表現がピッタリ。吹き出しにしても筆でダイナミックに描かれていて、マンガの世界観に没入させられる。

またキャラクターも個性的。主人公・小野田坂道はひたすらロードバイクで走ることを「楽しむ」。でもそれゆえに無邪気なまでのひたむきさは、見ようによっては異様で不気味。そこが好感が持てるんだけど、どこか得体の知れなさも生んでる。他にも御堂筋という敵キャラも面白い。これぞ悪役選手というキャラクター(笑)

個人的には日本で一番おすすめできる自転車マンガではないか。

スラムダンク

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続いてのおすすめスポーツ漫画は『スラムダンク』。少年ジャンプを代表する人気バスケ漫画。作者・井上雄彦の出世作。誰もが認める1990年代を代表するスポーツマンガ。

主人公は桜木花道。生まれ持ってのフィジカルの強さを持っていたが、不良中学生としてくすぶっていた。しかし湘北高校に進学すると、バスケットボール好きの赤木晴子と出会う。そして動機は不純ながらもバスケを始めた桜木花道はメキメキと実力を身につける。果たして湘北高校はインターハイ優勝できるのか。

『スラムダンク』のおすすめしたい点は、やっぱり井上雄彦の画力の高さから生み出される試合描写。最初こそコメディータッチに始まるものの、芸術の域。スポーツ漫画だからとか限らず、漫画好きを名乗るなら一度は読んどけってレベル。多く語る必要はないでしょう。

ちなみに作者・井上雄彦はヤングジャンプで、同じくバスケットボールマンガの『リアル』をヤングジャンプで連載中。ただ「障害者スポーツ」をテーマにしてて、また一味違ったテイストで読ませてくれるスポーツ漫画になってます。

強いて言えば『スラムダンク』に限らず、井上雄彦のマンガは電子コミック化されてない点が残念。

スポーツマンガおすすめ評判・評価・口コミまとめ

以上、おすすめのスポーツ漫画一覧でした。特徴をざっくり言うなら、序盤にスポーツ漫画はとにかく「視覚的良さ」がおすすめ。後半におすすめした作品は画力だけではなく、しっかり「内容の熱さ」も伴っているスポーツ漫画だと思います。

ただ長々とまとめてから思ったんですが、新川真司の『さよなら私のクラマー』、塀内夏子のサッカー漫画、水島新司の『ドカベン』など、特に野球やスポーツといったメジャー競技のおすすめスポーツ漫画がまだまだ多い。

例えばゴルフ漫画だと『キングゴルフ』『あした天気になあれ』などが個人的におすすめ。だから時間ができればスポーツ漫画全般とは別に、いずれ「おすすめサッカー漫画」といった個別にランク付けしたいと思います。