既に『ワンピース』の世界地理については考察済みですが、聖地マリージョア（パンゲア城）やローグタウン、ウォーターセブンといった様々な国家が存在しました。
（ONE PIECE90巻 ©尾田栄一郎／集英社）
数ある国家の中でも世界会議（レヴェリー）編で突如として登場した国家が【ソルベ王国】。
コニーという王太后（先代の皇帝の奥さん）が出席していたものの、実はジュエリー・ボニーが自身の悪魔の実の能力でなりすましていただけでした。その詳細は改めて後述しますが、ソルベ王国はワンピース読者が思っている以上に重大な役割を果たしそう。
そこで今回ドル漫では「ソルベ王国のヤバい正体」についてフルカラー画像付きで徹底的に考察したいと思います。
ソルベ王国はバーソロミュー・くまが治めていた国
まずはソルベ王国で確定している情報を解説します。
（ONE PIECE90巻 ©尾田栄一郎／集英社）
ソルベ王国は王下七武海だったバーソロミュー・くまがかつて収めていた国家になります。ジンベエ曰く、「くまはソルベ王国の【悪い国王】として国民から嫌われて国を追われた」とのこと。また何故かくまは天竜人から異様に嫌われていました。
くまは「暴君」という異名をかつて持っていましたが、これはソルベ王国時代のものとのこと。国を追われたくまは海賊の道を歩むものの、前述の王太后コニーの存在を考えると、ソルベ王国を追われたのは「バーソロミュー・くまだけ」と考えるのが自然か。
そのため現在も世界会議に加盟するなど、ソルベ王国は未だに世界的に一定の影響力を保持している模様です。国王のくまが追放されたこと自体はソルベ王国にとってマイナス面には働いておらず、むしろプラス面のほうが強かったと解釈するのが自然か。
このソルベ王国の場所は「南の海」に位置しています。そしてバーソロミュー・くまが生まれた出身地でもあります。
ボニーはソルベ王国のお姫様だった
他にもソルベ王国に関係する重要なキャラクターがいました。それが最悪の世代のジュエリー・ボニーその人。
（ONE PIECE1063話 ©尾田栄一郎／集英社）
このジュエリー・ボニーは「バーソロミュー・くまの娘」と既に確定してします。くまはソルベ王国の元国王でしたから、必然的にボニーは【ソルベ王国のお姫様】と位置付けられるはず。現在はベガパンクにサイボーグ化された父親くまの救出に動いています。
（ONE PIECE90巻 ©尾田栄一郎／集英社）
ボニーの悪魔の実は「年齢」を操作するだけでした。それでもソルベ王国の王太后コニーに成り済ませた理由は、まさに「遺伝的な繋がり」があったから。世界会議での描写は、ボニーはソルベ王国のお姫様だったからに他ならない。
ボニーの回想を見ても、くまがソルベ王国で「悪い国王」として扱われていたかは疑わしいです。くまが対外的に悪い国王を演じていたかは定かではないものの、娘のボニーやソルベ王国を守ることを条件に国王を退いただけと考えるのが自然でしょう。
（ONE PIECE61巻 ©尾田栄一郎／集英社）
新世界編が始まる前、ボニーは当時海軍大将だった赤犬サカズキに追いかけ回されていました。この理由もソルベ王国の関係者だったからでしょう。
海軍科学特殊班SSGが開発したセラフィムと赤犬の「もう全て終わった」というセリフを見ると、ボニーの悪魔の実の血統因子を研究されていた可能性もあるか。
だからソルベ王国は海軍すら一目を置く国家であることが読み取れます。
ソルベの意味は「Sol」と「Bear」だった？
続いては「ソルベという名前の意味」を考察します。
結論から言うと、ソルベは【太陽と熊】という意味だったと見られます。そこで分かりやすいように、【ソル】と【ベア】の言葉を分解してみましょう。
（ソール ヘリオス 太陽の神）
まずソル（Sol）は英語で「太陽の神ソール」を指します。別名のヘリオスという神様としても有名でしょう。Solはタイヨウの固有名詞として一般的に使われることもあります。そして、『ワンピース』にも同様の神様がいました。
それこそが【太陽の神・ニカ】。
一方、ベア（Bear）はそのまま日本語で「熊」を意味します。つまり、ベアはソルベ王国の元国王だったバーソロミュー・くまを指すはず。『ワンピース』の世界で考えても、くまという名前は人名としてはめちゃくちゃ変でした。
でも、くま（熊）はソルベ王国で代々受け継がれてきた由緒ある名前と考えたら合点がいくのではないか。
くまが持ち歩いていた「太陽の聖書」はソルベ王国のもの？
（ONE PIECE25巻 ©尾田栄一郎／集英社）
まだ人間の意識があった時代のバーソロミュー・くまを振り返ると、何故か【謎の聖書】を常に持ち歩いていました。でも、実はこの聖書の表紙には「太陽の女神」が描かれていました。これは単なる偶然とは思えない。
くまは七武海でも特に従順な海賊でしたが、革命軍に入るなど一貫して世界政府に反対する姿勢を貫いてきたはず。太陽が描かれた聖書をずっと持ち歩いていたのは「世界政府に対する反抗心」の現れであり、これで自分の精神を保っていたのではないか。
そもそも太陽が描かれた聖書は「ソルベ王国から唯一持ち出したもの」だった可能性もあります。そう考えると、ソルベ王国には【太陽の思想】が継承されている可能性が高そう。だからこそ天竜人はバーソロミュー・くまを警戒したのではないか？
実際、くまは「特殊な種族」と言われているため、ソルベ王国の代々の王家も同じ種族である可能性は高いはず。つまり、ボニーやコニーも同様に特殊な種族だった？個人的には普通にDの一族かなと思うんですが、今後ワンピース終盤に進むにあたってソルベ王国の謎も明らかになりそう。
コメント
宇宙戦艦ヤマトネタだろ、シャルバートや。
超古代技術で太陽の核融合コントロールするやつあったし