ハンターハンター 34巻 ネタバレ感想| ヒソカ vs クロロの壮絶な戦いの結末とは!?

ようやく発売されたハンターハンター34巻。

ハンターハンター33巻は2016年初夏頃に発売されたので約一年ぶり。それに伴って同日発売の少年ジャンプではハンターハンターの連載が再開されました。パチパチ。この34巻のちょうど続きから読めます。

そういえばハンターハンター33巻からだったようですが、冒頭の登場人物紹介についても一新されていたことに今更気付くという事態も発生。元十二支んメンバーのパリストンやビヨンドネテロといったキャラクターが紹介されております。

(ハンターハンター34巻)

じゃあこの間、『ハンターハンター』の作者・冨樫義博が何をしていたかというと、まさかのボーリング。お前腰痛ちゃうかったんかい!…と心の中で密かにツッコんだのは内緒。一応冨樫義博は元気にしているようです。

ってことで『ハンターハンター』34巻のネタバレ感想をレビュー。

ヒソカの挑戦を受けて勃つクロロ

(ハンターハンター34巻)

この34巻の見所は何と言っても「クロロ vs ヒソカ戦」でありましょう。ヒソカの念願だった二人の戦いがついに幕を開けます。つまりクロロはクラピカの呪いから逃れることに成功済み。ただクロロの除念に関する描写はないので、アベンガネが今頃何をしてるのかは不明Ω\ζ°)チーン

ヒソカとクロロのバトルと聞くと、どうしてもクラピカ編で浮かべたヒソカのつまらなさそうな表情がなんとも印象的でした。あの気の抜けた表情が記憶に残っている読者さんも多そう。しかしながら、しかしです。

(ハンターハンター34巻)

この34巻ではヒソカは極悪すぎる表情を披露。まさに本気のヒソカが垣間見えます。果たしてクロロ団長と一体どんなバトルを繰り広げたのか!?

クロロの念能力が更なる進化

クロロ団長と言えば、やはり「スキルハンター(盗賊の極意)」と呼ばれる念能力。相手の念能力を一定の条件下で盗み取ることができる。ある意味、チート技。

でも「スキルハンター」の大きな制約として、念能力を発動するには常に右手が「本」で防がれてしまう。そのためクロロは肉弾戦でも不利に働いた。使い勝手が良いような悪いようなという念能力でした。

(ハンターハンター34巻)

ただ、この34巻ではクロロは「両手」でスキルハンターを披露してみせる。

もう少し正確に言うと「ダブルフェイス(栞のテーマ)」と呼ばれる念能力を介在させることで両手を使うことができる。ダブルフェイスは栞を挟むことで、「本」を閉じた状態でも挟んだページの能力が使えるというもの。しかも栞を挟んだページとは別に開いたページの念能力も併用可。

ちなみに画像は「サンアンドムーン」と呼ばれる新しい別の念能力。左手で触れると太陽の刻印が押され、右手で触れると月の刻印が押される。これを重ね合わせると爆発する、かの有名な流星街の族長が持っていた念能力。

(ハンターハンター34巻)

しかも、クロロはコルトピの「ギャラリーフェイク(神の左手悪魔の右手)」も使用。コルトピだけではなく、同じ幻影旅団・シャルナークの「ブラックボイス」も使ってくるなど、ヒソカ戦のためにクロロは入念に準備をしていた模様。

他にもクロロはこの34巻ではバンバン新しい念能力を使ってくる。そのためヒソカとクロロの対決はかなり頭脳戦の様相が強いので、何度も設定を復習しないと展開についていくのは大変だと思います。

クロロがヒソカを追い詰める!追い詰める!追い詰めるぅぅぅ!!!

二人のバトルは結論から書いてしまうと、クロロがヒソカを徹底的に追い詰めます。クロロが「100%勝つ」と宣言した通りの展開

何故ならクロロの念能力の使い方が圧倒的。既に念能力を何個も使える時点でチート全開ですが、特に「ギャラリーフェイク」と「ブラックボイス」、人形を操作する「オーダースタンプ(人間の証明)」と呼ばれる念能力の併用が最強すぎる。この組み合わせてクロロは何ができるのか。

(ハンターハンター34巻)

ギャラリーフェイクで死体を複製した人形を大量に作り、それにオーダースタンプで操作してヒソカを襲わせる。その光景たるやちょっとしたホラー漫画的な地獄絵図。そしてクロロは観客席に飛び移っては、次々と人形(人間)を操作してネチネチと攻撃してくる。

(ハンターハンター34巻)

だからと言ってクロロは傍観してる訳ではなく、隙を窺ってはヒソカを攻撃。クロロは『ハンターハンター』の中で腕相撲ランキングは強くなかったはずですが、ヒソカを肉弾戦でも圧倒。まさかの意外な戦闘能力の高さを見せつける。

確かに考えてみると、クロロはシルバやゼノに対して片手で結構余裕で応戦してみせた。それがダブルフェイスのおかげで両手が使えるようになった以上、ヒソカを圧倒するのはむしろ自然な話なのかも知れない。

○ヒソカもバンジーガムで応戦!!

(ハンターハンター34巻)

でもヒソカも負けず。お得意のバンジーガムを使って、オーダースタンプで操作された人形の首を使って見事なカウンターをクロロに御見舞。人間の頭は8kg前後の重さがあるため、キルアのヨーヨー並に強力な武器となる。

(ハンターハンター34巻)

ただヒソカは逆にその武器を利用されてしまう。

本来はオーダースタンプで操作された念人形は首が取れると動かなくなり、ギャラリーフェイクを解除すると体そのものが消滅するはず。でも途中でサンアンドムーンを介在させることで、爆発するまで念人形は消えなくなる。

だからちょっとした「遠隔操作爆弾」みたいなのを作れる。設定が複雑すぎるので文章だけで伝わるかは自身はありませんが、胴体を爆発させると自動的に頭も爆発する。

つまりクロロはヒソカが頭をキャッチした瞬間、離れた胴体をサンアンドムーンで遠隔操作的に誘爆させた。数が数なのでヒソカもそこまで頭が回らなかった。

(ハンターハンター34巻)

「数こそ正義」と安倍総理は言ったとか言わないとかですが、ヒソカはまさに怒涛の物量攻撃に為す術なし。最終的には自爆する大量の念人形に特攻されて万事休すの状態。冨樫義博はイスラム国や日本の特攻隊員にヒントを得たのか、この無表情感がヤバイ。

最終的にハッキリとネタバレはしませんが、ついにヒソカも…。とりあえず天空闘技場でも殺し合いが可能でしたというオチ。果たしてズシたちは一体何を思うのか。

クロロ vs ヒソカ戦で冨樫義博が表現したかったこと

この『ハンターハンター』34巻では作者・冨樫義博がヒソカvsクロロ戦を述懐。このバトルで一体何を表現したかったのかが書かれています。

(ハンターハンター34巻)

詳しくはネタバレしませんが、ざっくりまとめると『ドカベン』の土佐丸高校vs弁慶高校編の展開を『ハンターハンター』の中でも描きたかったそう。『ドカベン』を深くは読んでないので正直コメントしにくいんですが、他にも『シグルイ』のキャラクター・岩本虎眼を参考にしたらしい。

自分も『シグルイ』は面白そうなマンガだとは思ってるんですが、未だに読めてない。いずれおすすめ格闘マンガおすすめ歴史マンガのランキングに『シグルイ』を入れるかも知れません。

ただ「クロロ vs ヒソカ戦」の個人的な感想を述べるなら、ちょっとゴチャゴチャと考え過ぎたかなぁ。クロロの念能力を筆頭に、設定がまだろっこしい。悪い意味で読者の理解を大きく超える展開は目立って、テンポ感という点ではイマイチ。

クロロ戦後のヒソカの動向

だからヒソカとクロロのバトルは想像以上に複雑。セリフもめっちゃ多いので、詳しくネタバレするのは割愛(面倒くさいから)。

ただヒソカ敗北後の展開を簡単にネタバレしておくと、結果的にヒソカは蘇生する。どう生き返ったかは是非本編34巻を読んでいただくとして、ヒソカに弔いにやって来たのがマチなどの幻影旅団のメンバー。

久しぶりの再会に喜ぶのかと二人は思いきや、ノンノンノン(能年玲奈のことではありません)。マチは若干ヒソカに恋心を抱いてそうですが、ヒソカはマチを縛り上げて高らかに宣言してみせる。

(ハンターハンター34巻)

旅団全員に伝えてくれる?今からどこで誰と遭ってもその場でころすまで闘るとね」。もちろんマチは「ざっ…けんじゃねぇ!!」とブチギレ。きっと某自民党の議員さんなら「違うだろー違うだろーーー!!このハゲェェ!」とヒステリックに叫んだに違いない。

このブチ切れるマチに対して、ヒソカが最後に言い放ったセリフも憎たらしくて笑えます。

(ハンターハンター34巻)

そしてヒソカはマチに同行してたシャルナークとコルトピを…。「あと…10人…ククク」。

一応もう少し説明しておくと、ヒソカは意味もなく凶行に走ったわけではない。何故ならクロロとの再戦を考えると、今の内から脅威となる他の旅団員の念能力を排除しておく必要がある。特に今回の二人の死闘では、まさにシャルナークとコルトピの念能力が勝敗の鍵を全てを握っていたとも言えます。

先程の作者・冨樫義博のコラムを読む限りは、ヒソカは旅団員を次々と倒していくものの、マチだけは残す模様。『ハンターハンター』の作品という点でも、それが吉と出るのか凶と出るのか。旅団員たちは何人生き残るのか。キルアの弟の安否も気になる所。

ただ他はノブナガやフィンクスなど意外と強化系も多いので、意外と役に立たない能力も多い気もしますが。例えばボノレノフは踊り、フランクリンは指の切断など、念能力としては強力だけれども一方で制約も多い。強いて役立ちそうな念能力と言えば、シズクの掃除機(デメちゃん)あたりか。

(ハンターハンター34巻)

ちなみに『ハンターハンター』34巻のなかがきには、幻影旅団のメンバーの本名が書かれてるので是非チェック。画像はコルトピ。若干髪の毛が短くなってクラスに一人はいそうなインキャにしか見えませんが、アルファベットから推察すると本名は「コルトピ・トノフメール」と読むのか。

ヒソカの本名に関しても、この34巻で判明。冒頭の画像を見てもらえると、司会者らしき男が「ヒソカ・モロウ」と叫んでるので多分それが本名。詳しくは「幻影旅団のキャラクター一覧まとめ」も参照。

カキン王子たちの後継者争い

続いて始まるのがカキン王子たちのクダリ。ヒソカとクロロ戦は唐突に始まった感がありましたが、一応『ハンターハンター』の大きなストーリーの流れとしては「暗黒大陸編」の中にあります。忘れてはいないでしょうか。

だからクロロも実は暗黒大陸に渡るためのカキン王子たちが乗る船・ブラックホエール号に乗船しようとしてる矢先。当然、ブラックホエール号にはクラピカが乗船するのでバチバチした展開も期待されます。船そのものは出航済みですから、ヒソカの旅団暗殺はひとまず区切りは付き、既にどっちも船内に乗船している可能性は高いはず。

(ハンターハンター34巻)

ネタバレが長文になりすぎたので、このカキン王子たちの展開をざっくりとネタバレしておくと、王子たちが無意識的に念能力を発動。一体何の目的で、誰の念能力かすら分からない。一応画像の念獣はマラヤームの王子のものっぽいですが、【ハンターハンター】カキン王子一覧も参照。

しかも、この念獣は人(念能力者)によって見えたり見えなかったりする。クラピカ曰くまさにカオス。ましてや「十二支ん」だったパリストン(一味)ですら、この事態どころかカキン王子たちの継承戦争について全く把握してない。混沌が更なる混沌を生む。

こんな状態でクラピカが護衛するワブル王子と母・オイトのSPが不審な死を遂げる。このウッディーというSPはそのまんまウド鈴木なので、是非ご自身の目でお確かめください(笑)

HUNTERXHUNTER34巻のネタバレ感想総括

果たしてクラピカは目的(緋の眼奪還)は果たせるのか?パリストンやジンたちはどう行動するのか。クロロ団長やヒソカの動向は?といった内容でした。

そもそも主人公であるゴンとキルアが一切登場しない。もし暗黒大陸に突入すると二度と再登場しない可能性も高く、それもどうなるのか気になるところです。

以上、『HUNTERXHUNTER』34巻のネタバレ感想でした。