【漫画考察】ダンジョン飯って面白いよな?【おすすめ感想レビュー】

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「モンスターを食べる」という穴場な発想が面白い

結論から書くと、『ダンジョン飯』は面白いマンガだと思います。この考察記事の冒頭でも触れましたが、既に『ダンジョン飯』の発行部数が100万部超えしてる事実にもうなずけます。

具体的には「モンスターを食べる」という発想が面白い。誰か描いてそうで描いてなかった穴場的発想であり、この新しいアプローチがしっかり作品として成立してる。

食べられるモンスターと思い浮かべると、ありがちな発想としてはスライムなどが挙げられる(実際に何度か登場します)と思いますが、この『ダンジョン飯』では登場するモンスターの数が意外と豊富。そして描写も一匹一匹、一体一体が丁寧に描かれてる。

(ダンジョン飯2巻 KADOKAWA)

例えば「コイン虫(宝虫)」と呼ばれるモンスターだと、この羽の半透明感がヤバイ。本当にどっかにいそうなリアル感がヤバイ。パカっじゃねーよ。もし財布に入れておいて急に暴れだしたらと思うとゾッとする。もちろん後でしっかり主人公・ライオスたちは食します。

(ダンジョン飯3巻 KADOKAWA)

他にも人魚(魚の方が強いバージョン)だと、こんな感じ。でも、ただただグロテスク。このサイズ感の魚類は完全にアウト。ましてや人間要素が半分入ってるもんだから余計にたちが悪い。一応残念ながら(?)、この人魚は全て食すことはありません。

(ダンジョン飯3巻 KADOKAWA)

あらすじでも説明しましたが、主人公・ライオスがちょっとヤバイ奴。色んなモンスターに魅入られてしまって、常に「食う」ことで頭がいっぱい。画像はクラーケンに寄生していた巨大寄生虫も初見で空腹中枢が刺激される。この時のライオスの目が完全に逝ってて、もはや完全にムツゴロウさんの目してるやんけ。

ダンジョン飯と同じグルメ漫画に『トリコ』というバトル要素が入ったマンガがありましたが、その設定で例えるなら強力な「食運」を持ち合わせてる。だからライオスが足を運ぶところに珍食材モンスターあり…みたいな展開がしょっちゅう。まさに幸か不幸か巡り合わせが凄まじい。

(ダンジョン飯5巻 KADOKAWA)

『ダンジョン飯』の現時点の最新刊からだと、「ドライアド」という植物モンスターを退治した時、ライオスはそれらが花として成長する前に「実」を見つけてテンションあげあげ気味。ただドライアドの実は「気持ち悪い人面カボチャ」みたいな食材。しかも何故かちょいイケメン風なんが腹立つ。

そのため魔法使い・マルシルはなんとも言えない表情を浮かべるだけ。やはり所詮はモンスター。どう調理しても美味しそうにはならない。とりわけマルシルは女子。丸の内OLだったら今頃カフェでランチしてキャッキャウフフしてる頃合い。

この2人のテンションのギャップ感というのか、マルシルの透かし感・スーンとした表情も笑える。

だから『ダンジョン飯』はそれぞれのキャラクターも個性的で面白い。特にマルシルのキャラクターは「一般的な女子読者の価値観」を代表してる感があるため、評定による無言のツッコミが面白い。空腹で死ぬより先に、魂がどっか逝っちゃってる感も笑える。

(ダンジョン飯3巻 KADOKAWA)

普段は理知的で優秀な魔法使い役なんですが、マルシルはちょいちょい堪忍袋の尾が切れて「ブラック」な部分を見せるところなどキャラとして面白い。カエルのスーツを着せられた場面では、「しゃべってないで、とっとと行くぞ」と謎の兄貴感を醸し出した時とか面白かった。

(ダンジョン飯5巻 KADOKAWA)

ちなみに先程のモンスター(ドライアドの実)を調理後の光景がコチラ。誰もが「コッチミンナ」とツッコんだことでしょう。せめて器として使うなら裏に向けろと。まあ手間入らずのハロウィン素材としては最適か。

あと毎回原材料や5大栄養素を詳しく表示してくれてるんですが、大体が何の役にも立たない。たまーに美味しそうなモンスター料理があるものの、大体がこんな風に「お…おう…」みたいな残念な仕上がりがおすすめ。

ダンジョン飯は現実的な解釈や考察が面白い

もちろんモンスターをただたんに食べるだけではつまらない。