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【漫画考察】ダンジョン飯って面白いよな?【おすすめ感想レビュー】

『ダンジョン飯』のネタバレ感想をレビュー。作者は九井諒子。掲載誌はハルタ。出版社はKADOKAWA。ジャンルは青年コミックのグルメ漫画。AmazonのKindleや楽天koboなどでも試し読み・立ち読みができます。

既に『ダンジョン飯』の発行部数は100万部を超えてるらしく、そこで今回は面白い漫画なのかつまらないマンガなのかを徹底的に考察してみました。もしまだ『ダンジョン飯』を購入するか迷っていれば、このおすすめ考察レビューを参考にして下さい。

ちなみに、少し前に楽天KOBO vs アマゾンKindleを比較しましたが、何故かこの『ダンジョン飯』の電子コミック版は楽天とAmazonで価格が違う。しかも価格差が130円と割りと大きい。作者や出版社の意向だと思いますが、楽天KOBOの場合は紙コミックと同価格帯で販売されてる。理由は不明??

そういえばアマゾンで思い出しましたが、最近AmazonFireTVStickの感想レビュー【おすすめ評価】も記事化してるので、もし興味があれば御覧ください。マンガもそうですが、アマゾンFireTVStickのようなネット動画も良質な暇潰しですよね。

ダンジョン飯のあらすじ内容ストーリー

まずは簡単に『ダンジョン飯』のあらすじや内容から解説したいと思います。

ある小さな村の小さな地下墓地に巨大なダンジョンが現れた。そして、謎の男が現れて言った。「自分は一千年前に滅びた黄金の国の王。しかし魔術師によって地下深くに囚われてしまった。もし魔術師を倒した者には全ての黄金や財宝を与えよう」。

この一言でダンジョン攻略のために、世界各地から冒険者や勇者、魔法使いといった様々なパーティーが集結した。

『ダンジョン飯』の主人公は、その中の一人であるライオス。このライオスは魔法使い・マルシル、鍵師のチルチャック、そして妹のファリンと共に行動していた(厳密には他にも何人かいるものの、ここでは敢えて割愛)。

(ダンジョン飯1巻 KADOKAWA)

しかしレッドドラゴンがいる最奥部まで進んだときには、完全な空腹。全く力も出ず万事休すの状態。そして妹・ファリンがレッドドラゴンに食べられてしまう。ただファリンも魔法使いだったため、最後の力を振り絞って兄・ライオスたちを魔法でダンジョンの外まで脱出させた。

ライオスはリーダーだった自らの責任を痛感し、一人で再びダンジョンに潜って妹・ファリンを助けようと目論む。ただ仲間のマルシルとチルチャックは「無茶」と自らも行くことを申し出る。ただ、これがまさに前途多難の始まりだった。

(ダンジョン飯1巻 KADOKAWA)

何故ならライオスは「ダンジョン内のモンスターを食べる」と言い出したから。ダンジョン内で立派に食物連鎖が成立している以上、人間もそこで自給自足生活を遅れるというのがライオスの主張。確かに空腹が原因でファリンがやられた以上、持参した食糧だけでやりくりするのは危険。

でもスライムとかを食うつもり?左の食事バランスガイドも今このタイミングで出す意味は?ライオスはパット見とは違って、完全にヤベェ奴だったwww

ただマルシルとファリンはかつて魔法学校の同窓生だったことなど、もう安請け合いした手前引くに引けない状態。ファリン奪還のためのダンジョン攻略が再び始まるものの、果たしてモンスターは美味しいのか?いや、そもそもまともに食べることができるのか?毒とかはないのか?

今まさにモンスター食べ歩きの旅が始まる…といった内容になります。だから『ダンジョン飯』のジャンルはファンタジーとグルメを足して2で割ったようなマンガになるのかも知れません。

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「モンスターを食べる」という穴場な発想が面白い

結論から書くと、『ダンジョン飯』は面白いマンガだと思います。この考察記事の冒頭でも触れましたが、既に発行部数は三桁超えというのもうなずけます。

具体的には「モンスターを食べる」という発想が面白い。誰か描いてそうで描いてなかった穴場的発想であり、この新しいアプローチがしっかり作品として成立してる。

食べられるモンスターと思い浮かべると、ありがちな発想としてはスライムなどが挙げられる(実際に何度か登場します)と思いますが、この『ダンジョン飯』では登場するモンスターの数が意外と豊富。そして描写も一匹一匹、一体一体が丁寧に描かれてる。

(ダンジョン飯2巻 KADOKAWA)

例えば「コイン虫(宝虫)」と呼ばれるモンスターだと、この羽の半透明感がヤバイ。本当にどっかにいそうなリアル感がヤバイ。パカっじゃねーよ。もし財布に入れておいて急に暴れだしたらと思うとゾッとする。もちろん後でしっかり主人公・ライオスたちは食します。

(ダンジョン飯3巻 KADOKAWA)

他にも人魚(魚の方が強いバージョン)だと、こんな感じ。でも、ただただグロテスク。このサイズ感の魚類は完全にアウト。ましてや人間要素が半分入ってるもんだから余計にたちが悪い。一応残念ながら(?)、この人魚は全て食すことはありません。

(ダンジョン飯3巻 KADOKAWA)

あらすじでも説明しましたが、主人公・ライオスがちょっとヤバイ奴。色んなモンスターに魅入られてしまって、常に「食う」ことで頭がいっぱい。画像はクラーケンに寄生していた巨大寄生虫も初見で空腹中枢が刺激される。この時のライオスの目が完全に逝ってて、もはや完全にムツゴロウさんの目してるやんけ。

ダンジョン飯と同じグルメ漫画に『トリコ』というバトル要素が入ったマンガがありましたが、その設定で例えるなら強力な「食運」を持ち合わせてる。だからライオスが足を運ぶところに珍食材モンスターあり…みたいな展開がしょっちゅう。まさに幸か不幸か巡り合わせが凄まじい。

(ダンジョン飯5巻 KADOKAWA)

『ダンジョン飯』の現時点の最新刊からだと、「ドライアド」という植物モンスターを退治した時、ライオスはそれらが花として成長する前に「実」を見つけてテンションあげあげ気味。ただドライアドの実は「気持ち悪い人面カボチャ」みたいな食材。しかも何故かちょいイケメン風なんが腹立つ。

そのため魔法使い・マルシルはなんとも言えない表情を浮かべるだけ。やはり所詮はモンスター。どう調理しても美味しそうにはならない。とりわけマルシルは女子。丸の内OLだったら今頃カフェでランチしてキャッキャウフフしてる頃合い。

この2人のテンションのギャップ感というのか、マルシルの透かし感・スーンとした表情も笑える。

だから『ダンジョン飯』はそれぞれのキャラクターも個性的で面白い。特にマルシルのキャラクターは「一般的な女子読者の価値観」を代表してる感があるため、評定による無言のツッコミが面白い。空腹で死ぬより先に、魂がどっか逝っちゃってる感も笑える。

(ダンジョン飯3巻 KADOKAWA)

普段は理知的で優秀な魔法使い役なんですが、マルシルはちょいちょい堪忍袋の尾が切れて「ブラック」な部分を見せるところなどキャラとして面白い。カエルのスーツを着せられた場面では、「しゃべってないで、とっとと行くぞ」と謎の兄貴感を醸し出した時とか面白かった。

(ダンジョン飯5巻 KADOKAWA)

ちなみに先程のモンスター(ドライアドの実)を調理後の光景がコチラ。誰もが「コッチミンナ」とツッコんだことでしょう。せめて器として使うなら裏に向けろと。まあ手間入らずのハロウィン素材としては最適か。

あと毎回原材料や5大栄養素を詳しく表示してくれてるんですが、大体が何の役にも立たない。たまーに美味しそうなモンスター料理があるものの、大体がこんな風に「お…おう…」みたいな残念な仕上がりがおすすめ。

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ダンジョン飯は現実的な解釈や考察が面白い

もちろんモンスターをただたんに食べるだけではつまらない。

でも『ダンジョン飯』の面白い箇所をもっと具体的に言うなら、そのモンスターをどう調理・食するかという発想や理屈さにある。ファンタジーの世界観ではあるものの「リアル」に即した現実的な考察力や解釈力が裏打ちされてるからこそ、『ダンジョン飯』はここまで人気が出るぐらい面白くなったと個人的には評価してみる。

(ダンジョン飯2巻 KADOKAWA)

例えば、ゴーレム。『ドラクエ』のイメージから完全な石の塊と思いがちですが、これは泥と土で形成されてるモンスター(魔法生物)。だから放っておくと乾いてしまうため、ゴーレムは自分で水分を補給しなければならない。

(ダンジョン飯2巻 KADOKAWA)

つまりゴーレムは「野菜畑(お手軽家庭菜園)」としてめちゃめちゃ最適。センシというドワーフ戦士が苗を植えて育ててるんですが、完全に農家のオッサン。光合成はどうしてるのかなどツッコミどころもありますが、この半自動野菜畑に関する考察は面白い…というか興味深いと思うので実際に読んでみて下さい。まさかの野菜ゴミすらリサイクルしてくる万能性すら持ち合わせています(笑)

ただグルメやモンスターに対する考察だけじゃない。『ダンジョン飯』の世界観はあくまでファンタジー。何故ダンジョン内では蘇生することができるのかなど、魔法描写に対しても現実的な解釈や古いようで新しい考察が面白い。

(ダンジョン飯4巻 KADOKAWA)

例えば魔法使い・マルシルは回復魔法も使えるんですが、そこで大怪我をしたチルチャックという鍵師を急いで治癒してあげる。そうすると急激に負傷した肉体が回復したもんだから、そこに肝心の肉体が追いつかない。結果、「回復痛」なるものが発生してしまう。

確かに考えてみると人間は無機物ではありませんが、いくら魔法でモノと同じように元通りにできたところで、そこに「何かしらの副作用」がないのは不自然。現実の医療においても、どんなに万能の薬でも副作用は必ず存在する。

『ダンジョン飯』ではモンスターの料理描写以外でも、魔法に関してもお節介なぐらいに考察を展開してくれてる。この考察や解説にいちいち変に説得力があるので、『ダンジョン飯』を読んでると「うーん…なるほど」とつい唸ってしまう。

だから『ダンジョン飯』の面白さを更に分析するのであれば、そこら辺の笑いは爆笑などとは間違いなく違う性質だと思いますが、思わずニヤリとしてしまう面白さといったところ。

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ダンジョン飯のおすすめ総合評価・評判・口コミまとめ

以上、グルメマンガ『ダンジョン飯』が面白いかつまらないかの考察レビューでした。爆発的に面白いかはビミョー、回を追うごとに面白くなってるかもビミョー。

でもワンアイデア一本(いわば出オチ感満載)ではあるものの、意外と展開がダレることがない。グルメ的な表現を借りるなら食い飽きがないとでも言えばいいのか、だから『ダンジョン飯』は長く楽しめる点でおすすめのグルメ漫画と言えましょう。

それらはひとえに『ダンジョン飯』の作者・九井諒子の力。

「妹ファリンの救出」というストーリーの軸がシンプルで分かりやすさ。設定をゴチャゴチャさせず、一つのテーマで展開を広げていく見事さ。突拍子もないモンスター料理をしっかり自然なストーリー展開に落とし込む作者の底力。

要するに「豊富な発想や着想をしっかりカタチにできる力」が面白さの根源であると、一言でまとめられます。ベースにある笑いの中に時たま来るシリアスな空気さなど、『ダンジョン飯』は読み物として素直に面白いと評価していいのではないか。

ちなみにおすすめグルメマンガランキングおすすめファンタジーマンガランキングも執筆済みなのでもし興味があるジャンルであれば御覧ください。