漫画「あさひなぐ」が面白いのか徹底考察してみた【ネタバレ感想レビュー】

『あさひなぐ』のネタバレ感想をレビュー。作者はこざき亜衣。掲載誌はビッグコミックスピリッツ。出版社は小学館。ジャンルは青年コミックのスポーツ漫画。2017年9月22日に乃木坂46というアイドルグループを中心に実写映画化されました。

そこで今回ドル漫では原作漫画である『あさひなぐ』が面白いのか徹底考察してみました。AmazonのKindleや楽天koboなどでも無料で試し読み・立ち読み可能ですが、『あさひなぐ』の購入時の参考に読んでみてね。

あさひなぐのあらすじ・ストーリー解説

最初は『あさひなぐ』のあらすじ内容を簡単に解説しちゃいます。

主人公は東島旭(とうじまあさひ)。二ツ坂高校に入学したばかりの新一年生。中学時代は文化系の部活に入っていた少しネクラな女の子。ただ心機一転、高校生になれば運動部に入ろうと決意していた。

(あさひなぐ11巻)

そこで東島旭が運命的に出会ったスポーツが「なぎなた(薙刀)部」。薙刀は古くさいスポーツ。そのため競技人口が少なかった。つまりは頑張れば全国に名を轟かすことが可能。ある意味、不純な動機から始めた東島旭だったが、徐々に「なぎなた」の魅力に取りつかれていく。

まさに『あさひなぐ』は青春スポーツ部活もの漫画といった内容。多くの読者さんが想像するような「いかにもスポーツ漫画」らしい展開が待ってると考えていいと思います。

○あさひなぐのタイトルの意味とは?

(あさひなぐ11巻)

だから漫画タイトル『あさひなぐ』の意味も、主人公の名前・東島旭とナギナタの「薙ぐ」と掛け合わせた造語になります。ただ「薙ぐ」という表現は実際に普及してるかどうかは不明らしい…(笑)

あさひなぐのキャラクターは可愛らしい

『あさひなぐ』に登場する二ツ坂高校は、元々は女子校だった。そのため東島旭が通い出したときでも、全校生徒の大半は女子生徒。そのため薙刀部に入ってる生徒も女子生徒ばかり。対戦相手もほぼほぼ女子生徒オンリー。

実写映画版『あさひなぐ』の登場人物はアイドル・乃木坂46が演じるだけあって、『あさひなぐ』のキャラクターは基本的に可愛らしい女の子ばかり。更なる詳細は【漫画】あさひなぐ 登場人物キャラクター紹介といった漫画記事も参照。

(あさひなぐ21巻)

もちろんたまにブスキャラもいることはいますが、特に扉絵は可愛らしく仕上がってることが多い。それぞれキャラの描き分けなんかもできており、アイドルの乃木坂メンバーが『あさひなぐ』のキャラクターを演じてもそこまで違和感もなさそう。

(あさひなぐ21巻)

青春の一コマを切り取ったような扉絵も良いんじゃないでしょうか。

(あさひなぐ4巻)

どうしても『あさひなぐ』の登場人物が女の子ばかりということで「エロ要素」も期待してしまいますが、基本的にそういったものには乏しい。

女の子同士でほとばしる汗と汗がぶつかるからといって、所詮は道着が分厚い薙刀競技。また女性の漫画家が描いてる時点で、そこら辺はお察しでありましょう。ただ実写映画版『あさひなぐ』の乃木坂メンバーでは多少は期待できるか?

薙刀描写はスポ根風でかっこいい!!

ただ言っても『あさひなぐ』はスポーツ漫画。いくら女の子が可愛らしくても、肝心の薙刀描写がダメでは仕方ありません。結論から書くと、意外とスポーツ描写が激しい。まさにスポ根風の熱さがあります。

(あさひなぐ19巻)

例えば面と向かって戦う直前。「ラストォォォ」と威勢良く叫んでいますが、この文字は手書き。文字の上手い下手はあるにしても、やっぱり手書きの方が迫力があります、吹き出しのカタチも手書きの筆書き。

(あさひなぐ20巻)

薙刀を振り抜く場面はこんな感じ。ただカタカナで「コテ」と書くよりは、素直に漢字で「小手」と書いた方がより薙刀感も出た気がします。

(あさひなぐ20巻)

こちらの画像は「面」の場面。相手の圧倒的な速さが表現されています。一コマ目の威力の大きさを考えると、2コマ目は多少グラッとさせても良かったか。

(あさひなぐ21巻)

同じような面の場面ですが、今度は逆に相手の攻撃を受け止めてる描写。

(あさひなぐ21巻)

個人的に良かったと思った描写がコチラ。

主人公・東島旭が踏み込んで勢い良く相手に向かう場面。遠近法を利用した迫力ある描写。足の裏はもっと見せた方が良かったか。キャラクターが女の子っぽく可愛らしいからこそ、こういったスポ根描写が相対的に映えてると言えます。使い方を間違えてる気がしますがギャップ萌え?

スポーツ漫画としてはほどほどに面白い

じゃあ『あさひなぐ』がスポーツ漫画としてどこまで面白いかというと、個人的な感想としては「ほどほどに面白い」程度のレベル。

例えば先程解説したスポ根描写や可愛らしいキャラクターなど見てもらっても分かるように、画的には問題ない。作者・こざき亜衣の画力は高く、あらゆる面でそつなく絵が描かれてる。スポ根描写としても熱い。

ただ展開としてグイグイ引き込まれることは、そこまで多くはなかった。マイナースポーツ+女子選手ということもあってか、スポーツ漫画としてはあくまで月並み程度。『あさひなぐ』は青年コミックではあるものの、言っても『ちはやふる』のような少女漫画的なスポーツマンガに内容は近い。

もちろん『あさひなぐ』の「ストーリーがつまらない」とまでは評価しないものの、塀内夏子のスポーツ漫画ほど熱くはない。あくまで『あさひなぐ』は絵が上手いだけで、そこまで「泣ける」「感動する」ような展開は少ないか。

『あさひなぐ』のコミックスの表紙などを見るとつい期待感が高まってしまいますが、あまりハードルを上げてから読むと「つまらなさ」「物足りなさ」を内容に感じるかも。そのため、あくまでフラットな状態で読めば、価格相応のスポーツマンガの面白さはあるはず。

あさひなぐ総合評価・口コミ・評判レビューまとめ

以上、ドル漫による『あさひなぐ』が考察レビューでした。

結論を最後にまとめると、『あさひなぐ』は無難に面白いスポーツ漫画。

個人的にハマってない部分こそありますが、基本的に『あさひなぐ』の欠点らしい欠点は少ない。作者・こざき亜衣の画力は比較的高く、キャラクターの線がキレイ。一方でダイナミックな手書き描写も迫力があり、男・おっさん読者が読んでも耐えられます。

これだけでも漫画としての価値は十分あると評価できましょう。

全体的にスポーツマンガとしてはそつなく仕上がってるため、『あさひなぐ』に対して批判的・ネガティブな評価もしにくいクオリティの高さはあります。だから「絵・画重視+スポーツマンガ好き」の読者だったら、『あさひなぐ』はおすすめ

とりあえずAmazonや楽天KOBOで何ページか立ち読みして「良さそうだなぁ」と思えば、買っても損は少ない気はします。