【鬼滅の刃考察】黒死牟が最強すぎてヤバすぎたw【能力技】【月の呼吸】【戦闘力】【正体まとめ】【継国縁壱】【こくしぼう】

少年ジャンプで連載中の『鬼滅の刃』は現在アニメ化も手伝って人気とか。ドル漫では随分前から鬼滅の刃が面白いと考察してましたが、ようやく世間が追いついたカタチ…とか言ったら変にまた炎上するか。

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(鬼滅の刃165話 吾峠呼世晴/集英社)

そこで今回ドル漫では「黒死牟(こくしぼう)の正体&能力強さ」をフルカラー画像付きで徹底的に考察してみたいと思います。黒死牟の能力や必殺技、弟・継国縁壱との悲しい過去なども考察してます。

そのため鬼滅の刃最新話の展開を含むため、アニメ派やコミックス派の人はネタバレ注意です。

黒死牟とは上弦の月最強の鬼

まずは「黒死牟の正体」を考察。

黒死牟とは「上弦の月」の最強の鬼。位は「上弦の壱」。ドル漫では便宜上、他の考察でも「上限の1」などと表記してます。黒死牟の読み方は「こくしぼう」。牟は中国人や朝鮮人で使われてる姓(名字)とか。

黒死牟は数百年前から上弦の月に君臨する鬼。上弦の月でも圧倒的に強く、上弦の2や上限の3とは圧倒的な実力差がある模様。もはや同じ上弦の月であっても、黒死牟の気配や動きすらまともに捉えられない。

黒死牟は戒律や従属関係を重んじ、上弦の3・猗窩座の横暴な振る舞いには容赦がない。それだけ鬼舞辻無惨を信奉し、黒死牟は上弦の月の統率を重んじてる。どこか人間臭さも匂わせる上弦の月。

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黒死牟は「日の呼吸」を生み出した侍?

じゃあ何故、ここまで黒死牟が強いのか?この理由は至ってシンプル。

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(鬼滅の刃165話 吾峠呼世晴/集英社)

結論から書くと、黒死牟はかつて400年前に存在した「日の呼吸」の開祖だったから。黒死牟の人間時代の名前は「継国厳勝(つぎくに・みちかつ)」。既に継国家は存在しないものの、黒死牟はいわば霞柱・時透無一郎の先祖。

日の呼吸は全ての呼吸の始まり。基本の呼吸には炎や岩、雷など存在しますが、どれもが日の呼吸の派生に過ぎなかった。ちなみに日の呼吸に関する考察は、改めて継国家を語る際に後述します。

だから、本来は「鬼を倒す柱が鬼化した侍」と捉えれば、いかに黒死牟が最強であるか分かるはず。しかも、柱が今現在使ってる基本の呼吸を生み出した、最強の呼吸の使い手の家系であれば尚更。

鬼特有の無敵に近い耐久力と再生力に、人間の洗練された技の極地が加わる。まさに鬼に金棒ならぬ、鬼に日の呼吸。

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黒死牟の「刀」が最強にヤバすぎた

しかも、黒死牟(こくしぼう)の強さは剣術や体術だけじゃない。もちろん鬼化したことによってさらなる武器を手に入れる。それが「刀」そのものの強化。普通の鬼の武器は金棒ですが、黒死牟の武器はやはり刀。

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(鬼滅の刃169話 吾峠呼世晴/集英社)

例えば、黒死牟の刀は「折られてもすぐ再生する」のが特徴。

「攻撃は無意味」と黒死牟がドヤ顔するのも納得。そもそも黒死牟の刀の波紋も非常にグロテスク。『鬼滅の刃』はアニメ化で人気が出ましたが、黒死牟の登場で薄っぺらいアニメファンが離れないか少し心配。

だから、黒死牟は自在に「刀の形状」を変えることも可能。

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(鬼滅の刃171話 吾峠呼世晴/集英社)

そのため刀を変則的に伸ばせば、攻撃の範囲やリーチもかなり広がってしまう。

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(鬼滅の刃175話 吾峠呼世晴/集英社)

そして挙げ句の果てには、自らの体内から大量の刀を発現させてしまう。一見すると黒死牟の体に無数の刀が刺さってるように見えますが、黒死牟の体内から外に向けて大量の刀が飛び出てる。

これぞ攻撃は最大の防御なり。

黒死牟の必殺技は「月の呼吸」

そして、黒死牟の最大の必殺技は「月の呼吸」。あれ?黒死牟は日の呼吸の開祖なのに何故?この理由は黒死牟の悲しい過去にも関係し、結果的に黒死牟の敗北や死にも直結するんですが後述。

どのみち上弦の月クラスの鬼が「柱の呼吸」を使えるというだけ脅威であることは。じゃあ、月の呼吸には一体どういった必殺技があるのか?そこで黒死牟の技を二三紹介したいと思います。

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(鬼滅の刃165話 吾峠呼世晴/集英社)

まずは月の呼吸1(壱の型)は「闇月・宵の宮(やみづき・よいのみや)」。ちなみに以降は「月の呼吸○」とだけ簡単に表記します。

霞柱・時透無一郎の腕をいとも簡単に切り落とした技。数字的に基礎中の基礎の技っぽいですが、それでも天才の柱を圧倒。どうやら月の呼吸は斬撃が月の波紋のように見えるっぽい。

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(鬼滅の刃167話 吾峠呼世晴/集英社)

続いては月の呼吸6の「常世弧月・無間(とこよこづき・むげん)」

月のように見える斬撃を大量に飛ばす技。要は遠距離攻撃も可能。敵に致命傷を与えられなくても、ジワジワと体力を削る技としては最適。むしろ月の呼吸は広範囲に攻撃できる飛び道具的な強みがメイン。

○月の呼吸の強みは「遠距離攻撃」

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(鬼滅の刃172話 吾峠呼世晴/集英社)

続いては月の呼吸7の「厄鏡・月映え(やっきょう・つきばえ)」

前述の変則的な形状の長刀を使う必殺技。それだけあって、先程の月の呼吸よりも広範囲で威力が強力。地面は深く削れ、石柱ですら鋭敏に切れてしまう。ただし、月の波紋はなし。

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(鬼滅の刃173話 吾峠呼世晴/集英社)

続いては月の呼吸14の「兇変・天満繊月(きょうへん・てんまんせんげつ)」。先程の月の呼吸と比べると、全方位に斬撃が向かって月の波紋も増加。波紋がある技の方が攻撃力が増すのかも知れない。

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(鬼滅の刃173話 吾峠呼世晴/集英社)

続いては月の呼吸16の「月虹・片割れ月(げっこう・かたわれづき)」。これまでの必殺技と違って、上空から斬撃を矢や隕石のように大量に降らせる技。まさに月の呼吸は上下左右に隙がない。

他にも月の呼吸の必殺技は存在します。

月の呼吸3は「厭忌月・銷り(えんきづき・つがり)」、月の呼吸8は「月龍輪尾(げつりゅうりんび)」、月の呼吸9は「降り月・連面(くだりづき・れんめん)」、月の呼吸10は「穿面斬・蘿月(せんめんざん・らげつ)」など。

ただ画像があまりに増えすぎるので、それぞれの詳細な技の解説は割愛。前述と似たような技も多いので、『鬼滅の刃』のコミックスで是非ご確認ください。まだ電子コミックのフルカラー版は一冊も発売されてないようですが。

黒死牟より強かった弟・継国縁壱とは?

ただ黒死牟の正体を振り返ると、何故日の呼吸が使えなかったのか、また上弦の月にまで成り下がったのかが見えてくる。実は、黒死牟は400年以上前の人間時代に双子の弟がいた。

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(鬼滅の刃174話 吾峠呼世晴/集英社)

その双子の弟の名は「継国縁壱(つぎくに・よりいち)」。継国縁壱は痣が発現しつつも、年齢は80歳まで生きた侍。画像は上弦の鬼と化した黒死牟と剣を交えた場面ですが、黒死牟は継国厳勝として一緒に鬼狩りをしていた過去がある。

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(鬼滅の刃166話 吾峠呼世晴/集英社)

そのため黒死牟は不死川兄弟と戦った時、「ほぅ…兄弟で鬼狩りとは…懐かしや」と述懐してたのも地味に伏線でした。黒死牟のちょっとした間がいろいろと意味深ですが、これも両者の過去を紐解けば納得できます。

でも、何故黒死牟は黒死牟として鬼に落ちぶれてしまったのか?

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(鬼滅の刃177話 吾峠呼世晴/集英社)

簡単に言うと、弟・継国縁壱はめちゃんこ強かったから。何故なら継国縁壱は生まれながらにして痣が発現し、幼児にして兄・黒死牟が倒せなかった剣客を簡単に倒したほど。一方、凡才の黒死牟は全く歯が立たなかった。

実は「日の呼吸」を作ったのも弟・継国縁壱だった。結果的に黒死牟は日の呼吸を体得することはなく、月の呼吸という派生の呼吸を身につけるにとどまった。日(太陽)と月は、逆の存在。まさに陰と陽。非常に意味深。

要するに、弟・継国縁壱に対する嫉妬心から黒死牟は鬼に成り果てたということ。もちろん黒死牟も痣は発現したものの、結果的に余命が限られてしまった状態。かえって弟・縁壱に追いつくための修行の時間が奪われた。

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継国縁壱は鬼舞辻無惨を唯一追い詰めた侍

でも宜なるかな。継国縁壱は鬼殺隊設立以来の最強の剣士だった。

継国縁壱は自らが生み出した「日の呼吸」を周りに教えるものの、誰も体得することができない。そこで継国縁壱は個々人に合った呼吸法を変えて教えることで、他の剣士たちを強化していた。

その仮定で派生的に生まれたのが、今日の「炎の呼吸」や「水の呼吸」といった基礎の呼吸。黒死牟にして「神々の寵愛を一身に受けてる存在」と言わしめる、まさに完全無欠の侍だった。

だから黒死牟以外にも、炎柱の先祖なども継国縁壱の最強っぷりに嫉妬して自信を失ったことも。それに加えて、継国縁壱は人格者。兄・黒死牟に嫌われてもそれでも慕うなど、ここまで人格者だと一周回って鼻につくか(笑)

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(鬼滅の刃174話 吾峠呼世晴/集英社)

ただ継国縁壱は「鬼舞辻無惨を唯一殺せる実力があった侍」でもあった。逆に言うと、鬼舞辻無惨が唯一物理的に逃げ回っていた鬼殺隊。実際、80歳相手の継国縁壱相手に、黒死牟は「自らの死」を直感したほど。

これまで無惨の血を分け与えられた上弦の月が死亡する瞬間も、走馬灯の中に継国縁壱の姿があった。黒死牟も走馬灯の中で「鬼舞辻無惨でもお前に勝つことはできなかった」と述懐し、鬼舞辻無惨が唯一恐れた剣士。

それ故に、鬼舞辻無惨も継国縁壱の双子の兄に目をかけたのかも知れない。

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(鬼滅の刃12巻 吾峠呼世晴/集英社)

実はかつて登場した「縁壱零式」なる戦闘用カラクリ人形も、この継国縁壱がベースでした。

だから全部いちいち考察するつもりはありませんが、『鬼滅の刃』を読み直すとちょくちょく継国縁壱の存在が描写されてます。かつて主人公・竈門炭治郎の父・炭吉が一時期囲った剣士も、継国縁壱の子孫の一人だったりします。

【死亡】黒死牟の最期が切ない

ただし、黒死牟も最終的に死亡してしまう。ここらへんからは改めてネタバレ注意。

黒死牟の必殺技は前述してるので詳細は割愛しますが、岩柱の悲鳴嶼行冥風柱の不死川実弥の連携攻撃、そして更には日の呼吸の子孫でもある霜柱・時透無一郎などの犠牲によって最後は追い詰められて死亡。

そう考えると、たった一人で齢80にして黒死牟を一撃で瞬殺できた継国縁壱の最強っぷりが改めてヤバいですが、黒死牟の最期が切ない。

やはり黒死牟は弟・継国縁壱に骨を焼き尽くすほど嫉妬してる。それ故に鬼になってまで生きながらえたものの、それですら弟・縁壱に傷を付けることすら叶わなかった。縁壱死後も惨めなコンプレックスと屈辱心、焦燥感が増幅するばかり。

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(鬼滅の刃178話 吾峠呼世晴/集英社)

何故なら、弟・縁壱が作った「日の呼吸」は時代を超えて生き残るから。「道を極めた者が行き着く先は同じ」という弟・縁壱の武士の思想も、黒死牟は数百年経ってもついぞ体現できなかった。

一方、黒死牟の月の呼吸は誰ひとりとして知らない。継国家が途絶えた大きな原因も「弟・縁壱が消息を絶ったから」に尽きる。黒死牟は何も達成できずに、何も残せないまま醜い鬼として絶望のまま死亡した。

○黒死牟は憎き弟・縁壱が大好きだった

これだけでも十分悲しい最期だと思うんですが、黒死牟は更に哀れな元人間だった。

弟・継国縁壱は最終的に黒死牟との戦いの最中で、唐突に寿命が訪れて死亡する。兄・黒死牟に再会する気力だけで、最期は命を保っていたのかも知れない。でも黒死牟からしたら「勝ち逃げ」されたに等しい。

そこから黒死牟は縁壱の幻影を数百年も追い続けることになるわけですが、亡骸と化した縁壱の胴体を切り捨てると懐から「とある笛」が真っ二つの状態で出てきた。これは二人が幼き頃に、黒死牟が別れ際に縁壱に渡した笛だった。

つまり黒死牟は鬼と化した後も、ずっと縁壱は兄のことを想い続けていた。それを見た黒死牟は「私はお前が嫌いだ」と言いながらも涙を流す。

黒死牟は弟・縁壱に嫉妬と憎悪の炎を燃やすものの、鬼として数百年も生き続けてる間、両親の顔すら忘れた黒死牟であって縁壱の顔だけは鮮明に忘れなかった。でも、これは「縁壱が嫌いだから」ではなかった。

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(鬼滅の刃176話 吾峠呼世晴/集英社)

何故なら、黒死牟は「縁壱お前になりたかった」から。黒死牟も弟に対する想いは同じだった。先程の画像を再び見てもらうと、この死を間際にして本音を吐露した黒死牟の懐には、やはり「真っ二つの笛」が隠されていた。

呼吸も思想も家督も何も遺せなかった黒死牟が灰として朽ちゆく中で唯一遺っていたのは「弟・縁壱に対する愛」だけだった。見た目の醜いグロテスクに反して、黒死牟の心はピュアだった。いや、泣かせるやん。

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黒死牟も継国縁壱も死ぬまで「孤独」だった

『鬼滅の刃』は本来は敵であるはずの「鬼の哀愁」を描くのが上手い。黒死牟に限った話ではないですが、思わず読者が感情移入してしまうほど、鬼には悲しい人生や物語が隠されてる。

鬼は元人間だけあって、実は内面は非常にもろくて弱い。むしろ人間として醜い部分や弱い部分があったからこそ、鬼と化す。そこに『鬼滅の刃』のラスボス・鬼舞辻無惨も付け入った。

鬼の見た目の醜さは、まさに人間なら誰しもがモル悲しみや悲哀、嫉妬や嫉み。上弦の月はどれも悲しい過去が隠されていましたが、黒死牟は最も強かったがゆえに、とりわけ「惨めな人生」が鮮やかに描写された。

エリートはエリートなりのコンプレックスを抱えてる。いくら偏差値70の高校に入ったとしても、自分より優秀な人間は必ずいる。偏差値70の高校生が必ずしも東大や京大に入学できるわけではない。

漫画家でもそう。手塚治虫が若い人気漫画家に嫉妬してたのは有名な話。尾田栄一郎、冨樫義博、諫山創も別の漫画家に狂うほど嫉妬しているのかも知れない。得てして嫉妬とは無い物ねだり。

一方、黒死牟の弟・縁壱だって孤独だったに違いない。何故なら、自分と同レベルの剣士は誰もいなかったのだから。悩みや苦しみを共有できる者は少なく、平凡な兄との距離が深まっただけ。

そもそも縁壱も別に最強に生まれたくて生まれたわけじゃない。縁壱の温厚な性格を考えると、きっと普通に生まれたかったはず。そう考えると、黒死牟の正体は人間社会の歪が描かれているのかも知れない。

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