【鬼滅の刃考察】伊黒小芭内のヤバい正体とは?蛇の呼吸など能力強さまとめ!甘露寺に惚れた理由は?【蛇柱】【死亡】【いぐろおばない】

『鬼滅の刃』の人気が止まりません。2019年のコミック発行部数が『ONE PIECE』を追い抜いたという情報もあるほど。既に連載開始から4年が経過した2020年1月時点で累計発行部数は4000万部を突破。『進撃の巨人』の勢いを超えるほど。

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(鬼滅の刃19巻 吾峠呼世晴/集英社)

そこで今回ドル漫では鬼滅の刃最新19巻の表紙にも選ばれた「伊黒小芭内の正体&能力強さ」をフルカラー画像付きで徹底的に考察したいと思います。伊黒小芭内の階級や誕生日、驚愕の生い立ちや過去などチェックしてみてください。

ちなみにネタバレ満載なので注意。

伊黒小芭内は蛇柱

まずは伊黒小芭内の正体や経歴を考察。

伊黒小芭内とは「蛇柱(へびばしら)」。いわゆる鬼殺隊で9名しかいない最強の剣士「柱」の一人。基本の呼吸もそのまま「蛇の呼吸」。キャラクター名の読み方は「いぐろおばない」。『鬼滅の刃』内では名字の伊黒で呼ばれることが多い印象。

伊黒小芭内の身長は162cm。体重は53kg。年齢は21歳。誕生日は9月15日。出身地は東京府八丈島。好物はとろろ昆布。声優CVは「鈴村健一」。

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(鬼滅の刃15巻 吾峠呼世晴/集英社)

伊黒小芭内の特徴は「頬帯で覆われた口元」にまず目が行きます。そして、常にマフラーのように巻き付いてる蛇の「鏑丸(かぶらまる)」も印象的。どうやら伊黒小芭内の過去に大きく関係しており、これらの秘密については後述します。

また伊黒小芭内は両目の色が異なるいわゆる「オッドアイ」。冒頭画像も参照。生まれ持って左目がやや緑がかっており、右目は黄色がかってる。この色の違いを象徴するように、右目は弱視でほとんど視力がない模様。悲鳴嶼行冥もそうでしたが、キャラデザにしっかり意味があった模様。

○フィジカルは平凡そうだが最強クラスの握力を誇る

性格は蛇のようにネチネチしており、周囲の人間を全く信用しない。態度も不遜。話し方も高圧的そのもの。

一方、身長は160cm前半と小さくフィジカルには一見すると恵まれてない。また数日間食事を摂らなくても平然と過ごせるなど柱の中で一番少食なんだそう。それでも伊黒小芭内の身体能力の高さは初期の主人公・竈門炭治郎を圧倒するほど。

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(鬼滅の刃189話 吾峠呼世晴/集英社)

例えば、日輪刀を赫刀(かくとう)にする際にも「自らの握力」だけで顕現化させたほど。水柱の冨岡義勇や風柱の不死川実弥たちは剣を何度も交わらせて高温化してたことを踏まえると、いかに伊黒小芭内の握力が強いかが分かります。

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だから、伊黒小芭内は柱の中では割と強いメンバーに入りそう。そのため伊黒小芭内の高慢ちきな態度は、意外としっかり実力と比例してる模様。ちなみに蛇柱・伊黒小芭内以外の柱メンバーについては別途記事もご参照ください。

蛇の呼吸にはどんな必殺技がある?

続いては「伊黒小芭内の能力や強さ」を考察していこうと思います。

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(鬼滅の刃15巻 吾峠呼世晴/集英社)

まずは「太刀筋」。伊黒小芭内の太刀筋は蛇のようにうねるため、日輪刀の軌跡は誰も読めない。実際、前述のように伊黒小芭内の日輪刀は波打つようにウネウネとうねった形状。まさに全てが「蛇(へび)」。

ただし、適当に日輪刀を振り抜いてるからではなく、むしろ太刀筋は正確無比だからこそ。実際、蛇柱として鬼殺隊の下級隊士に対して、伊黒小芭内は「太刀筋矯正」の任務を任されていたほど。ネチネチした性格含めて、伊黒小芭内は頭脳派や理論派なのかも知れない。

そして、伊黒小芭内は「蛇の呼吸」の使い手。ちなみに蛇は水の呼吸の派生型になります。

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(鬼滅の刃190話 吾峠呼世晴/集英社)

蛇の呼吸の必殺技には「3ノ型・塒締め(とぐろじめ)」などがあります。

この蛇の呼吸の技は高速で敵の周囲を斬りつける技。実際に巨大な大蛇がいるわけではなく、伊黒小芭内の斬撃の軌跡が表現されてるんだと思いますが、さながら「トグロを巻いた状態」に見えることから命名されたんだと思います。

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(鬼滅の刃199話 吾峠呼世晴/集英社)

蛇の呼吸・4ノ型は「頚蛇双生(けいじゃそうせい)」。敵にまとわりつくように二連攻撃を行う必殺技。

他にも蛇の呼吸には「1ノ型・委蛇斬り(いだぎり)」「2ノ型・狭頭の毒牙(きょうずのどくが)」「5ノ型・婉婉長蛇(えんえんちょうだ)」といった必殺技があります。どれも「蛇に関連した名前」が命名されてることが分かります。

5ノ型の場合、同様に大蛇のように見えるウネウネした斬撃が広範囲の鬼を瞬殺する技になります。

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もし興味があれば鬼滅の刃最強ランキングもご参照ください。

伊黒小芭内が甘露寺蜜璃を惚れた理由

続いては「恋柱・甘露寺蜜璃との関係性」を考察したいと思います。前述のように、伊黒小芭内の性格は猜疑心が強い。他人も信用しないなど、柱の中でも非常にとっつきにくいキャラクター。

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でも、こんな伊黒小芭内が唯一心を開いてるのが恋柱の甘露寺蜜璃(かんろじみつり)

いつの頃からか二人は文通するほどの間柄。伊黒の性格を考えたら手紙のやり取りが好きとは思えないため、甘露寺に合わせてるのか口だけコミュニケーションが取りにくいからか。まさにホの字。

ちなみに伊黒小芭内がかつて「靴下をプレゼントした理由」も、甘露寺が恥ずかしい隊服を着るのをもじもじ躊躇してたから。

だったら「独特の隊服を断れよ甘露寺」と言いたくもなりますし、伊黒小芭内も脱ぐようにアドバイスしてやれよと思うんですが、そこは「眼福」だったから黙っていたのか。伊黒小芭内もやっぱり中身は普通の男の子なのかも知れない。

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(鬼滅の刃15巻 吾峠呼世晴/集英社)

実際、甘露寺に稽古してもらっていた竈門炭治郎に対して、「随分と楽しく稽古をつけてもらったようだな」とブチ切れる伊黒小芭内。甘露寺が蜂蜜とバターたっぷりのパンケーキを休憩中に食べていたことを文通で自ら教えてしまう。

甘露寺は自分が好かれてることに気付いてないので、まさにKYすぎる行動。一方、伊黒小芭内は好きな甘露寺を責めることもできないので、竈門炭治郎に八つ当たりしてしまう。本妻が旦那ではなく浮気相手を責めてしまう構図。

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(鬼滅の刃15巻 吾峠呼世晴/集英社)

挙句の果てには「馴れ馴れしく甘露寺と喋るな」と罵詈雑言を炭治郎にあびせかけてしまう。

そして、伊黒小芭内が甘露寺を好きになった理由は「一目惚れ」。甘露寺のあまりの可愛さに度肝抜かれたとか。根暗の陰キャがネアカの人気者に惚れる原理。蛇の鏑丸もびっくりして噛み付くほど。ただし、中学生が主人公の恋愛マンガだと割とありがちな展開ですが、伊黒小芭内の愛は想像以上に深かった。

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(鬼滅の刃188話 吾峠呼世晴/集英社)

実際、「鬼のいない平和な世界でもう一度人間に生まれ変われたら、今度は必ず君に好きだと伝える」といった伊黒小芭内のセリフを見る限り、もはや重々しさすら感じるほど。でも、これは伊黒小芭内の「壮絶な過去」が関係していた。

伊黒小芭内の壮絶な過去とは?

続いては「伊黒小芭内の壮絶な過去」を考察したいと思います。ネタバレ注意。

結論から書くと、伊黒小芭内は「女しか生まれない裕福な家系」に生まれる。姉妹や従姉妹の数は数十人以上に上るものの、男として生まれた伊黒小芭内にしてなんと370年ぶりの話。しかし、小芭内が生まれた伊黒家はただの裕福な一族ではなかった。

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(鬼滅の刃188話 吾峠呼世晴/集英社)

何故なら、この伊黒一族を支配していたのは「蛇のような下半身を持つ謎の鬼」だったから。下弦の鬼(十二鬼月)のモデルは都市伝説や妖怪であることも多く、こういう話を見ると作者の吾峠呼世晴は将来的にホラー漫画とかも描きそう。

さぞかし強かった蛇女が人々から奪った金品で財を成していた。一方、家にいるオンナたちは蛇女に自身の赤ちゃんを生贄として捧げていた。女しか生まれなかった理由は不明ですが、産屋敷家の呪いのように何かしらの業が背負わされていたものと推察できそう。

そのため伊黒小芭内曰く、まさに「人を殺して私腹を肥やす汚い血族」と自称。だからこそ甘露寺に正面から告白できなかった。

特徴的なオッドアイが気に入られた伊黒小芭内は「成長して肥え太らせる」ために、生まれた時から座敷牢に監禁され続ける。前述のようにフィジカルに恵まれてなかったことも奏功か。ただし、「蛇女と同じ口のカタチに揃える」という理由で伊黒小芭内の口を割いては、その生き血を蛇女は頻繁にすすった。

伊黒小芭内にとって口の傷は恥ずべき傷。だからこそ、包帯でずっと口元を隠し続けていた。オッドアイの特徴含めて、当初から考えられてた設定だった模様。伊黒小芭内は生まれてから今に至るまで、まさに「蛇蛇蛇蛇」尽くしの人生。

○蛇女から逃れるものの「背負った業」は未だに消えない

もちろん伊黒小芭内は座して死を待つ人間ではなかった。生かさず殺さずの状況が12年以上も続いた中、伊黒小芭内は「かんざし」一本を使って座敷牢の分厚い木製格子を削り続けた。そして、ついに伊黒小芭内は脱出することに成功。

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しかし、蛇女の驚異的な嗅覚が簡単に逃がすはずがない。今まさに追いつかれそうになった瞬間、伊黒小芭内を救ったのが炎柱。伊黒小芭内が助けられたタイミングを考えると、おそらく煉獄杏寿郎の父親と考察できそうです。

このまま大団円で締めくくられるオチかと思いきや、その後、伊黒小芭内は生き残った従姉妹と再会したものの衝撃的な事実を知らされる。何故なら、伊黒小芭内が逃亡した罰を与えられるカタチで、残りの50名の家族は皆殺しにされたから。

あくまで蛇女からすれば「代替品は後からいくらでも供給すれば良い」というスタンスだったのでしょう。従姉妹からは「生贄のくせに大人しく喰われてりゃ良かったのに!」と捨てゼリフを吐かれてしまう。完全に八つ当たり。伊黒小芭内は何の罪もない。

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(鬼滅の刃188話 吾峠呼世晴/集英社)

それでも伊黒小芭内は自ら責任を感じ、背負った罪を浄化するつもりで鬼殺隊として活動するものの、未だに「恨みがましい目をした50人の腐った手が伊黒小芭内の体を掴んでは爪を立ててくる」んだそう。この呪われた運命と血筋も甘露寺の前だけでは忘れていられる。

こういった過去の経緯を踏まえて「もう一度人間に生まれ変われたら」という伊黒小芭内の発言を思い返すと、いろいろと切なすぎて泣かせます。

鏑丸が意外と強すぎる件w

一方、飼い蛇の「鏑丸」との出会いはいつなのか?

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(鬼滅の刃188話 吾峠呼世晴/集英社)

結論から書くと、鏑丸との出会いはまさに伊黒小芭内が閉じ込められていた座敷牢。たまたま座敷牢に迷い込んできたそう。いつ殺されるか分からない状況でメンタルがやられていた伊黒小芭内にとって、この鏑丸の存在だけが唯一の精神の拠り所だった。

そして、未だに他人を信用しない(信用できない)伊黒小芭内にとって、鏑丸だけが唯一信用できる生き物。まさに二人はマブダチ。だから伊黒小芭内のキャラ付けを補完する単なる飾りかと思いきや、鏑丸は意外にもバトルで活躍する。

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(鬼滅の刃194話 吾峠呼世晴/集英社)

簡単に言うと、鏑丸は「伊黒小芭内の目の代わり」を担ってた。鬼舞辻無惨戦で目を攻撃されて見えなくなったものの、鏑丸が完全にサポート。また前述のように伊黒は右目がほとんど見えなかったものの、この欠点を全て鏑丸の能力でそもそも補っていた。

蛇には「ヤコプソン器官」と呼ばれる鼻以内にも嗅覚器官が存在するそう。蛇が舌をチロチロ伸ばしてるのも、周囲のニオイを口の中で感じ取ろうとしてる行為。舌で把握した周囲の状況を何らかの方法で伊黒小芭内に伝える模様。

○鏑丸は鬼舞辻無惨の攻撃もまるっとお見通しw

しかも、鏑丸の能力は想像以上に優秀。

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(鬼滅の刃194話 吾峠呼世晴/集英社)

実際、鏑丸が鬼舞辻無惨の攻撃を完全に把握していた。それに合わせて伊黒小芭内は蛇の呼吸を使って見事に対応。むしろ目がハッキリと見えていた時よりもダメージを低減。「あのような畜生に私の攻撃が読まれているだと?」と鬼舞辻無惨さまもご立腹。

そう考えると、鏑丸といった相棒もいない全盲の岩柱・悲鳴嶼行冥の強さが改めて際立つのは内緒ですが、『鬼滅の刃』最終局面において伊黒小芭内は主人公・竈門炭治郎と共に活躍します。

そのため鬼舞辻無惨に必ずしも支配されてなさそうな蛇の鬼の存在も考えると、『鬼滅の刃』の第二幕や新章への布石や伏線が伊黒小芭内の存在からは読み取れます。やはり鬼滅の刃がここまで爆発的に売れてしまうと、続編を作らざるを得ないのが大人の事情というもの。

【最期】伊黒小芭内の死亡シーンが胸アツ

続いては「伊黒小芭内の最期」を考察したいと思います。ネタバレ注意です。

結論から書くと、伊黒小芭内は最終的に死亡してしまう。完全に両目は失明する以外にも、やはり鬼舞辻無惨戦でのダメージは甚大。それでも竈門炭治郎や悲鳴嶼行冥たちの犠牲によって、太陽光を浴びた鬼舞辻無惨は完全に消滅。

息も絶え絶えの中、伊黒小芭内が喜びを分かち合ったのが愛しの甘露寺蜜璃。甘露寺蜜璃も体に痛みを感じないなど、伊黒と同様に瀕死だった。だからこそ、伊黒小芭内は「これまで秘めてきた想い」を洗いざらい告白する。

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(鬼滅の刃200話 吾峠呼世晴/集英社)

柱に選ばれるまで苦悩もあったはずなのに、それでもささいなことではしゃいで鈴を転がすように笑う甘露寺蜜璃の姿が「普通の女の子」だったから伊黒からしたら壮絶な過去を忘れさせてくれたことを。甘露寺の前では普通の青年になれたことを。

そして、「底抜けに明るく優しい君はたくさんの人の心をも救済してる。胸を張れ。俺が誰にも文句は言わせない」と伊黒は動けない甘露寺を抱きしめる。それに対して、甘露寺も「わああん嬉しいよぉ。私伊黒さんが好き。また人間に生まれ変わったらお嫁さんにしてくれる?」と涙。

二人は結果的に死亡してしまうものの、これぞ「THEハッピーエンド」という結末でした。二人の関係性を知ってる読者からしたら、まさに胸アツ。また「生まれ変わったら」という甘露寺のセリフを考えると、『鬼滅の刃』第二部の展開もいろいろ想起させます。

コメント

  1. あいか より:

    鬼滅の刃のいぐろおばないさん好きだよー

  2. 匿名 より:

    私もそう思います。

    壮絶な過去があってとっっても大変だったので、天国で、そして来世で、幸せに
    くらしてほしい。
    良くがんばったね。お幸わせに!って言いたい。✨☺️

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