【鬼滅の刃考察】継国縁壱の正体が最強にヤバすぎたw【日の呼吸】【つぎくによりいち】【嫁うた】

少年ジャンプで一二を争う人気バトル漫画が『鬼滅の刃』。このラスボスが鬼舞辻無惨。キャラ名からしてボス感がハンパないですが、肉体が切断された瞬間から再生が始まるなど実力は漫画史上でも最強クラス。どこのピッコロの上位互換だよ。

ただ実は鬼舞辻無惨を遥かに上回る強キャラがいます。

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(鬼滅の刃186話 吾峠呼世晴/集英社)

それが「継国縁壱(つぎくによりいち)」なる剣士。継国縁壱の正体は鬼ではないんですが、もはや人間の領域すらも軽く凌駕してる最強の剣士。

そこで今回いつものようにドル漫では「継国縁壱の正体&能力強さ」をフルカラー画像付きで徹底的に考察してみようと思います。継国縁壱は何故ここまで最強なのか?継国縁壱の過去や生い立ち、名言などまとめてみました。

継国縁壱とは「日の呼吸」の開祖

まずは継国縁壱の正体を考察。

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(鬼滅の刃192話 吾峠呼世晴/集英社)

継国縁壱とはかつて400年前に存在した「日の呼吸」の開祖。名前の読み方は「つぎくによりいち」。多分まだ声優CVなどは決まってなさそう。

継国縁壱が魅せる剣術は息を吸うのを忘れるほど美しく、「まるで精霊のように見えた」とは竈門炭治郎の回想。そして、継国縁壱が編み出した日の呼吸は「ヒノカミ神楽」という舞いとして竈門家に代々何百年にも渡って受け継がれる。

そして、日の呼吸とは「基本の呼吸」の全ての原点。かつての鬼殺隊の柱はそれなりに強かったものの、あくまで炎や風といった剣術の型止まりの技しか盛ってなかった。そこで各々の剣術に合わせた呼吸法を継国縁壱が次々と開発し、鬼狩りの剣士は更に強く進化した。

まさに「始まりの呼吸」として知られます。

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(鬼滅の刃12巻 吾峠呼世晴/集英社)

例えば、上弦の4・半天狗たちとの戦いの直前で「縁壱零式(よりいちぜろしき)」なる戦闘用絡繰人形が登場しましたが、今回の継国縁壱がベースになってます。もっと言えばストーリー序盤からずっと登場してる「謎の剣士」は全部継国縁壱のこと。

まさに『鬼滅の刃』で教え導く存在が継国縁壱。でも逆に言うと継国縁壱はいくら優しく丁寧に教えても、日の呼吸を体得できた柱はそれ以降も誰一人としていなかった。これらを象徴するように、継国縁壱は生まれ持って剣術の天才だった。

継国縁壱は生まれてから死ぬまで最強

続いては「過去と生い立ち」を考察。

継国縁壱は侍の家系の双子の弟として生まれたものの、何故か赤ちゃんの頃から既に「痣」があった。痣が発現すると身体能力が更に高まるものの、柱の前例を筆頭に後天的なもの。これは逆に言うと、極めて抜きん出た身体能力を持っていた裏返し。

実際、わずか7歳にして「生き物の身体が透けて見える能力」を体得していた。そのため病に罹っていた母親の病巣も見抜いて幼いながらに母親をずっと支えるなど、継国縁壱はまさに圧倒的な天賦の才を誇る存在だった。

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(鬼滅の刃177話 吾峠呼世晴/集英社)

そのため継国縁壱は7歳の時点で大人の剣士を軽く圧倒。誰も幼き継国縁壱に勝てる剣士はいなかった。それだけ痣の効果は大きいわけですが、普通は25歳前後には死んでしまう。身体能力は遥かに高まるものの、その分だけ身体にかかる負担が大きい。

ただし、継国縁壱は痣があるにも関わらず、その後も死ぬことはなかった。

○【死因】痣を発現しても80歳まで死亡せず

改めて後述しますが、兄・厳勝は弟・継国縁壱の才能の嫉妬して鬼と化す。それが後の上弦の鬼の中でも圧倒的に最強だった黒死牟。

兄・厳勝は20代までは継国縁壱と共に鬼殺隊として鬼の駆逐に動いていたが、ある日、痣ができてしまう。本来は喜ぶべき話ですが、逆に言うと余命が決まってしまったに等しい。そこで兄・厳勝は鬼に成り下がってでもいいから、弟・継国縁壱に勝とうとした。

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(鬼滅の刃174話 吾峠呼世晴/集英社)

その後二人は出会うことはなかったものの、しかしながら60数年ぶりの再会を果たす。本来は25歳で死ぬはずの継国縁壱は「しわがれた老人」になっていた。生まれ持って痣があった肉体はまさに「ナチュラルボーンストロング」だった。

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(鬼滅の刃174話 吾峠呼世晴/集英社)

そのため継国縁壱は80歳を超えた段階でも、黒死牟を圧倒。最終的に継国縁壱は「老衰」で死亡してしまうものの(『刃牙』の郭海皇を思い出したのは内緒)、そんな老いた元弟にすら上弦の鬼と化してもなお黒死牟は太刀打ちできなかった。

まさに生まれてから死ぬまで最強だった継国縁壱。

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(鬼滅の刃192話 吾峠呼世晴/集英社)

そして、継国縁壱の特徴は「赤い刀(赫刀)」。赫刀は熱を与えることで日輪刀が赤く輝く。いわば赫刀は単なる高温状態にあるだけとも言えますが、これに斬られた鬼は鬼舞辻無惨ですら再生速度が極めて劣化する。

現代の柱たちは死を間際にしてようやく日輪刀を赫刀に変化させるものの、どうやら継国縁壱は終始一貫としてずっと赫刀を保持していた。この一点からも継国縁壱の強さも垣間見えます。

継国縁壱と竈門炭治郎の共通点とは?

一方、血縁関係はないものの、継国縁壱の「意志」はヒノカミ神楽として主人公・竈門炭治郎に継承されてる。

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(鬼滅の刃13巻 吾峠呼世晴/集英社)

そのため鬼舞辻無惨といった鬼たちは「二人」を重ね合わせるシーンが多く描写されてる。実際、竈門炭治郎が身に付けてる「特徴的な耳飾り」も、もともとは継国縁壱が愛用していたもの。継国縁壱の名言は後述しますが、竈門炭治郎の言動は時を越えて縁壱の言葉を代弁してることも多い。

『鬼滅の刃』では特徴的な瞳をしたキャラクターも多いですが、二人は同じく「赤い瞳」。ちなみに、霞柱の時透無一郎も赤い瞳でした。時透無一郎の先祖は継国家にあたるとされるため、実は竈門家とも何かしらの遺伝的繋がりもあるのか。

そして、竈門炭治郎も鬼舞辻無惨戦では「日の呼吸」を体得し、日輪刀もついに真っ赤な赫刀に染め上がります。炭治郎の妹・禰豆子の血鬼術が燃え盛る能力だった理由も、日の呼吸の使い手・継国縁壱の影響を受け継いでるのかも知れない。

継国縁壱は鬼舞辻無惨を瞬殺したほど最強

続いては「継国縁壱の強さ」を考察。

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結論から書くと、冒頭でも触れましたがめちゃんこ強い。継国縁壱は鬼ではないものの、もはや人間ですらない。それぐらい『鬼滅の刃』のキャラクターの中では抜きん出て最強。もし興味があれば、鬼滅の刃強さランクもご参照ください。

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(鬼滅の刃187話 吾峠呼世晴/集英社)

何故なら、鬼の始祖である鬼舞辻無惨を瞬殺したから。出会い頭に一刀両断。無惨は複数の心臓や脳みそを持つものの、それすらも見抜いて継国縁壱は「ピンポイント」で切断してることが分かります。

無惨は継国縁壱のあまりの殺気のなさに、一切警戒心を持てずに不覚を取ってしまったのが敗因の一つ。それでも二人の実力差は歴然だった。その後、殺されることを恐れた鬼舞辻無惨は継国縁壱が死亡するまで外に出ることはなかった。まさに屈辱。

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(鬼滅の刃187話 吾峠呼世晴/集英社)

その後、鬼舞辻無惨は逃げ去るように自らの肉体を1800ほど細かく弾け飛ばす。それでも継国縁壱は仇敵を逃すまいと、1500ばかしの無惨の飛び散った肉体を切り落としたのだから驚愕の一言。縁壱の最強エピソードがただただ笑うしかない。

まさに「たった初撃」で鬼舞辻無惨を震え上がらせてしまう強さ。もはや両者は実力が拮抗してすらいない。せいぜい互角程度の強さであれば、プライドが高い鬼舞辻無惨が簡単におめおめと引くはずもないですから。

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(鬼滅の刃194話 吾峠呼世晴/集英社)

実際、鬼舞辻無惨にして「本当の化け物はあの男だ。私ではない」と言わしめるなど問答無用で継国縁壱を評価。他にも「当然だ。【あんなもの】がそうそう生まれてなるものか」など、継国縁壱に対して負け惜しみのような発言も残してるのが好例。

鬼舞辻無惨に「トラウマ」を唯一残した剣士

そのため継国縁壱の圧倒的な強さは鬼舞辻無惨に「大きなトラウマ」を残してる。

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(鬼滅の刃193話 吾峠呼世晴/集英社)

継国縁壱との戦いを生き延びたものの、その後数百年にも渡って「負傷したダメージ」は癒えることなく残ったまま。太陽光を浴びるのと同等の威力を持つ赫刀(鬼は熱に弱い?)の影響と考察されますが、まさに無惨の細胞を未だに灼き続けてる。

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(鬼滅の刃2巻 吾峠呼世晴/集英社)

そのため鬼舞辻無惨は「細胞レベル」で継国縁壱を恐れてる。前述のように謎の剣士として『鬼滅の刃』序盤から何度も登場してるとお伝えしましたが、何かに付けて鬼舞辻無惨は「継国縁壱の記憶」が何度も呼び覚まされる。

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(鬼滅の刃10巻 吾峠呼世晴/集英社)

無惨の血を与えられた上弦の鬼にも「その記憶」は伝播し、主人公・竈門炭治郎と相対した時には「継国縁壱の姿」をダブらせることもあった。現在はストーリー終盤ですが『鬼滅の刃』を改めて振り返ると、いかに無惨様が縁壱にブルってたかが分かります。

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もちろん鬼舞辻無惨が弱いってわけではありません。珠代の力で9000年老いさせた状態で、ようやく現在の柱全員が総力戦でようやく互角の展開に追い込めてるレベル。むしろ劣勢を強いられてる。いかに無惨に抜きん出て強いか分かるはず。

逆に考えると、数百年前に今よりもブイブイ言わせてた鬼舞辻無惨を瞬殺できた、継国縁壱の最強っぷりに苦笑いしかこみ上げてこない。実際、「誰一人として傷つけることはできなかった」と継国縁壱を評価するのは上弦の鬼最強の黒死牟。

継国縁壱の兄は上弦の壱・黒死牟

そこで改めて「継国縁壱の過去」を考察していこうと思います。家族関係や妻や奥さんは誰だったのか?

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結論から書くと既に何度も言及してますが、継国縁壱の兄は「上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)」。双子の兄・継国厳勝として生まれるものの、無惨の甘言につられて鬼と化した。理由はシンプル。弟・縁壱の圧倒的な実力に嫉妬したから。腐っても剣士。強さは正義。

鬼舞辻無惨ですら勝てない相手に嫉妬するのもどうかと思いますが、「人を妬まぬ者は運がいいだけだ。出会ったことがないだけだ。神々の寵愛を一身に受けた者に。全てを焼き尽くす程強烈で鮮烈な太陽のごときのものに」と黒死牟は死に際に継国縁壱のことを評価してる。

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(少年ジャンプ2019年43号 吾峠呼世晴/集英社)

黒死牟も日の呼吸をついぞ体得することはできず、最終的に月の呼吸なる呼吸法を編み出すものの、実は黒死牟も継国縁壱と同じく「赤い瞳」。これは毛細血管を表してるのか不明ですが、日の呼吸を体現できた余地はあったのかも知れない。

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(鬼滅の刃177話 吾峠呼世晴/集英社)

一方、嫉妬していたのは兄・黒死牟だけ。弟である継国縁壱は兄を尊敬し、家を飛び出る前には「黒死牟が昔プレゼントした笛を大事にします」と嬉しそうに語る。継国縁壱は幼い頃から人格者。それが兄・黒死牟のプライドを更に傷付ける。

ここまで強いくせに性格も博愛主義者。まさに継国縁壱は完全無欠のパーフェクトヒューマン。上弦の鬼のモデルは仏教の六道輪廻図から来てるとも言われますが、継国縁壱は鬼滅の刃における「神」のような存在。それ故に無惨に警戒されなかったとは言えそう。

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(鬼滅の刃178話 吾峠呼世晴/集英社)

さすがに血縁関係がなくてもイラッと来るほど完璧人間ですが、黒死牟は憎しみを抱いていたと言いつつも、実は「継国縁壱に憧れ」を内心では抱いていた。継国縁壱が老衰で死亡するまで持っていた笛を拾って、黒死牟も最期まで懐に隠していた。

二人の兄弟物語は結構泣かせるんですが、それは黒死牟の考察記事も読んでみてください。

【嫁奥さん】継国縁壱と「うた」との出会いとは?

だから継国縁壱は兄・黒死牟に対する配慮もあって、母親が病死した直後に家を飛び出る。天賦の才を持つ継国縁壱は一昼夜走り続けても疲労することはなく、気付くととある山の中にいた。

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(鬼滅の刃186話 吾峠呼世晴/集英社)

そこには「うた」がいた。

うたは黒曜石のような瞳を持ち、継国縁壱と同じ年頃の少女。そして、後に継国縁壱の嫁となる女性。しかし、うたの家族は流行病でみな死亡していた。継国縁壱は同情心を抱いたのか初めて恋愛感情を抱いたのか、二人はそこから一緒に暮らすことにした。

一方、7歳までまともに喋らなかった継国縁壱とは真反対で、うたはよく喋る明るい性格だった。うたと接する中で自分が恵まれた特殊体質であることを初めて知り、それまでの漠然とした疎外感の理由も知る。そして継国縁壱はうたを通して「生きる喜び」も知る。

この初めての出会いから10年後に二人は夫婦となり、うたのお腹の中には子供がいた。臨月を迎えたうたのために、継国縁壱は産婆を呼びに街に降りるものの、何やかんやがあって再び家に戻ると、うたはお腹の子供と共に鬼に殺されていた。

○継国縁壱が入る前の柱は5名だけだった?

そこに現れたのが「鬼殺隊」の一人だった。そして、継国縁壱は誘われるがままに鬼殺隊(当時は鬼狩りという隊名だった?)に入る。そのため継国縁壱の過去を紐解くと、まさに主人公・竈門炭治郎と何から何まで境遇が同じ

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現在の柱のメンバーは別記事も参照。

前述のように、継国縁壱が入る400年前まで「全集中の呼吸」が使える剣士はいなかった。そこで継国縁壱が呼吸法(日の呼吸)を教え、柱の強さは更に飛躍的に向上。一方、柱(はしら)のメンバーはそれ以前から存在し、「炎」「風」「水」「雷」「岩」という剣術の型を使っていたそう。

だから当時から炎柱や水柱とは呼ばれていたかは不明ですが、400年前の鬼殺隊の柱は「5名」しかいなかったのかも知れない。

最終的に継国縁壱が編み出した日の呼吸は誰も体得できなかったものの、それが後に「炎の呼吸」や「水の呼吸」と呼ばれ、更に別の呼吸法にも派生していった。とりあえず「うたとの過去」が継国縁壱を打倒無惨に突き動かす原動力だった。

継国縁壱の名言一覧まとめ

最後は「継国縁壱の名言集・名シーン」の考察で終わりたいと思います。

前述のように、継国縁壱はぶっちぎりで最強なものの性格は優しい。兄に憧れて一時期は剣士を目指すものの、本当は双六や凧揚げなど他愛ない遊びを楽しみたかった。もはやヒカキンさんを100倍濃くしたレベルの良い人。

しかも聡明だけあって、継国縁壱の口からは名言がオンパレード。『鬼滅の刃』ラスボスの鬼舞辻無惨も聡明で名言が多かったものの、それとは内容が全くの真逆。非常に温かく人間愛に満ち溢れたものばかり。

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(鬼滅の刃186話 吾峠呼世晴/集英社)

例えば、「この世のありとあらゆるものが美しい。この世界に生まれることができただけで幸福だと思う」。

約400年前の炭治郎の祖先との何気ない会話の一つですが、なんと慈愛に満ち溢れた名言か。日常の些細な出来事で幸せを感じられること自体が幸せ。継国縁壱が言うからこその説得力もありそう。竈門家の赤ちゃんを抱きかかえるシーンも泣かせます。

他にも、かつて鬼舞辻無惨にとどめを刺す前には、「何が楽しい?何が面白い?人間の命をなんだと思ってる?」と尋ねるシーンがある。命を弄ぶ存在に対して、これぞシンプルイズベストな問いかけ。ど真ん中直球のストレートだからこそ心に響く名言。

それだけにこれに対する無惨の全く意に介さないリアクションも切ない。

○縁壱の「剣士」としての名言もカッコいい

ただ継国縁壱は言っても最強の剣士。それ故に剣士としての深い名言も少なくない。

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(鬼滅の刃12巻 吾峠呼世晴/集英社)

まず最初の名言は「道を極めた者が辿り着く場所はいつも同じだ。時代が変わろうとも必ず同じ場所に行きつく」。まさに「これ」を体現してるのが竈門炭治郎。日の呼吸の体技は何百年も継承され、現代(正確には大正時代)の炭治郎に受け継がれる。

これは別に剣士に限った話でもない。やはり優れた方法ややり方は時代を超えても通じるということ。スポーツや格闘技は言うまでもなく、まさに「漫画」においても同じ。面白さを極めた作品は時代を超えて、まさに何十年何百年と未来に語り継がれる。

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(鬼滅の刃175話 吾峠呼世晴/集英社)

他にも「私たちは長い長い人の歴史のほんの一欠片。私たちの才覚を凌ぐ者が今この瞬間にも産声を上げている。彼らがまた同じ場所まで辿り着くだろう。私たちはいつでも安心して人生の幕を引けば良い」。

これは「我らに匹敵する実力者がいない。呼吸術の継承が絶望的」と嘆く兄・継国厳勝(後の黒死牟)に問われた時に出た名言。「人間の根底に流れる力強さ」を信じてるからこその名言。どこか心の弱さを見せていた黒死牟との対比が印象的。

ただ「それを想像すると浮き立つ気持ちになりませんか」とおっしゃる継国縁壱ですが、ご存知のように400年が経過した後も縁壱より強い鬼殺隊は出てきてません。9000年分も老いさせた鬼舞辻無惨に苦戦してる現実を考えると、ちょっと厭味ったらしいのは内緒。

例えば、野球選手のイチローやサッカー選手のメッシが同じ発言をしても共感できる人は少ないか。お前がちゃんと無惨を片付けてたら大正時代はこんなに荒れてねーよと言いたくもなりますが、嫁・うたとの間に子供が生まれなかったことが「その後も続く最大の悲劇」とも言えそうです。

一方、継国縁壱が「剣士としての本気」を見せた時に生まれた名言もある。

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(鬼滅の刃186話 吾峠呼世晴/集英社)

それこそが「私はこの男を倒すために生まれてきたのだとわかった」。

暴力的なまでの生命力に溢れた鬼舞辻無惨をようやく目の辺りにした瞬間、うたが殺された過去や抜きん出た天賦の才をもって生まれた理由など、継国縁壱は自らに課された運命の全てを一瞬で把握した。「分かった」という非常にシンプルな一言に、継国縁壱の力強い覚悟が現れてる気がします。

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