ワンピース最新1044話ネタバレ感想を画像つきでレビューします。前回のONE PIECE1043話のネタバレ感想は別途ご参照ください。
ちなみに次のワンピース最新1045話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
ヒトヒトの実・幻獣種・モデル・太陽の神・ニカ
麦わらの一味のルフィがCP0に邪魔されてカイドウに吹き飛ばされた後、「ジョイボーイが帰って来た」とズニーシャが告白した続き。このままルフィは死亡したかと思いきや、何故か心臓の鼓動は止まらず生存していた。「敗けたのに楽しくなってきたアハハハ」と笑うルフィ。
それに対して、サンジやマルコなどが見聞色の覇気で察知したのかルフィの生存に気付く。これを聞いたナミたちは歓喜の涙を流す。関係ないですけど、ナミはすっかりモブキャラ感が板に付いている気がする。ワンピース終盤でナミの過去が明らかにされるかは微妙か。
一方、聖地マリージョアに場面が移る。ルフィの生存に答えを出すかのように、五老星が語りだす。
「ゴムゴムの実はいつの時代も世界政府が回収を試みてきたが、800年もの間、決してその手中に収まることはなかった。動物ゾオン系の実には意思が宿る。ましてやこの実には神の名が…ゴムゴムの実のもう一つの名は…」
ババン!
「その体はゴムそのものの性質を持ち、空想のままに戦い、人々を笑顔にしたという解放の戦士。またの名を太陽の神・ニカ。覚醒するとゴムの体にさらなる腕力と自由を与える。世界で最もふざけた能力」とのこと。
だからゴムゴムの実の本当の名前がヒトヒトの実・ニカだった。
でもゴムゴムの実がそこまで重要なんだったら、何故誰も海軍が気付かなかった?奪いに来なかった?という疑問は残りますが。
光月日和の涙
一方、宝物殿では光月日和と巨大なコンクリート片の下敷きになった黒炭オロチの姿があった。オロチは海楼石を釘を刺されて身動きも、ヤマタノオロチの能力も発動できず。「わしはカイドウに利用されておった」と光月日和に助けを乞う。
それに対して、「父は約束を守りました。ぬしとカイドウと交わしたワノ国解放の約束を信じ、5年もの年月を父はおどけて踊り続けた。皆を必ず解放するという約束を信じ、一時間の釜茹でにも耐えきった。いつもいつも笑っていたけど」と父おでんとの過去を回想する光月日和。
オロチは「おでんは立派な侍であったぞ。褒めてつかわそう」と上っ面な言葉で称賛するが、
光月日和は「口を慎め。無礼者」と喝破する。
この際に【狐のお面】を外したんですが、日和の表情は涙と鼻水でグチャグチャ。眉間にシワが寄るなど怒りの表情を浮かべる。月姫を弾く際におでんとの過去が思い出される。この感情の発露を隠すために、ずっと狐の面を被っていた。
そこへ黒炭カン十郎の火前坊がよろめきながら戻ってくる。オロチは「よい所に来た。あの女を焼き殺せ」と煽るものの、力を失った火前坊はオロチにより掛かる。燃え盛るオロチを観ながら、光月日和は「光月は約束を果たす一族」と意味ありげに語る。
だから光月日和はおそらく悪魔の実の能力者などではなさそう。そのためカイドウにフルボッコされた赤鞘九人男は一体誰が助けたのか?
ルフィ、ついにギア5に覚醒するってYO
そしてドクロドームの内部で暴れるカイドウは異変を察知する。
「屋上に何がいる?」という言葉に象徴されるように、屋上から覇王色の覇気が強烈に漏れ出てくる。それに触れた百獣海賊団の一味は次々と気絶していく。呆気にとられるカイドウは間隙を縫われるように、ゴムのように伸びた巨大な手に龍の体を掴まれてしまう。
まさにルフィの手だった。
確かにカイドウの巨大な体は破壊力そのものに繋がりますが、防御の面で考えると隙きが多い。自分に匹敵する問答無用の力を持った敵と対峙したら、意外と脆さを発揮しそう。だからカイドウはそれなりに敗戦の数を重ねているのかも。
そのまま屋上に引っ張られたカイドウの体を、ルフィはギュルギュルと大きく回してビターンビターンと地面に何度も叩きつける。その後、カイドウはボロブレスで反撃を試みるものの、ルフィは地面を巨大な盾のようにズルむけにして跳ね返す。
まさにギア5が覚醒した瞬間だった。
ギア2~4はヒトヒトの実の覚醒前、ギア5はヒトヒトの実の覚醒後といった位置づけ。見た目はさながら『ドラゴンボール』の超サイヤ人のよう。尾田さんは同作品のファンと公言しているため、そこらへんのキャラデザをオマージュしていることは言うまでもないか。
カイドウは「さっきはバカが悪かったな。アレで勝ちにしたくなかった」と語ると、ルフィは「気にすんな。決着をつけよう」と笑顔でどん。ついにルフィとカイドウの戦いは最終局面を迎える模様。果たして二人の戦いの結末は?
ONE PIECE1045話予想
以上、ワンピース最新1044話のネタバレ感想でした。
今週号はやはりギア5でしょう。ワンピース界隈ではいろいろ考察されていましたが、大方の予想通りに「覚醒」という点では当たりでした。ただゴムゴムの実の本当の正体について当てていた人は、正直そこまで多くはなかった模様。
ニカニカの実説が大勢だった気がしますが、やはりヒトヒトの実の方がセオリーでした。太陽神・ニカという個人名(?)でカテゴライズしてしまうと、さすがに範囲が狭すぎる。動物ゾオン系は「モデル名」も必須なので、ニカニカの実だとモデルを何にするか?というハードルがあった。
特にギア5と関連付けて語る場合、ニカ(漢数字の五)は一つの方がしっくりは来る。
少し前のONE PIECE1028話に掲載された扉絵でも、ルフィがヒトヒトの実 モデル・ニカに覚醒した姿を彷彿とさせる描写がありました。ワンピース考察界隈でも話題になっていましたが、そこらへんの予想が結果的に薄っすらと当たっていた形か。
今後ギア5(ニカの実)の能力が新たに明らかになると思いますが、炎に耐性を持つルナーリア族がベースにあることは間違いないはず。太陽の神という異名も加味すると、エースはわざわざ炎耐性のあるルフィを赤犬サカズキの攻撃を受けて守ったことに。
まさにエース無駄死にですやん。と思ったり。
○ギア5のふざけた戦い方は長期的にどうか?
ギア5の戦い方は「ふざけた戦闘スタイル」で描かれる模様。目玉が飛び出してみたり、ギャグ映画やギャグアニメのテイストを取り入れている模様。確かにまっとうに殴り合って戦うバトル漫画よりも、ギャグ漫画の「理屈抜きの理不尽さ」が意外と最強だったりします。
そこらへんの色んな作品のオマージュが今後ギア5では取り入れられていくのでしょう。ただギア5のふざけた雰囲気は最初は良いものの、これがずっと続くと考えると果たしてどうなのか?長期的に考えると、バトル漫画としてどうなのか?
ワンピースは結局ギャグ漫画ではないので。
尾田さんは「もっともふざけた悪魔の実」としてゴムゴムの実を選んだことはSBSで随分前に言及されていました。ただニカという名前が最近出てきたことを考えると、当初は「そのままゴムゴムの実の能力の延長線上」で覚醒させるパターンを考えていたのでは?
それでも光月おでんの不自然なまでのふざけた踊りも、ニカの存在を知った上でのことだったのかも知れない。事実、おでんはラフテルに到達してジョイボーイの存在を知っていましたから、起死回生の一手を狙ったものだった?
○ニカとイム様は同一種族か?
またニカモードは効果音が「平仮名(どん)」で表記されているのもポイントか。ルフィといったDの一族はカタカナの「ドン」で表現されてることが多かったため、ニカの正体はDの一族ではないのかも知れない。わざわざカタカナと平仮名を使い分ける必要性がない。
確かに目の形状を考えると、ニカはイム様一族の可能性が高いか。そうするとイム様の正体も「神に近いルナーリア族」だったりするのか。ただルナーリア族と確定しているキングの目の形状は普通だったので、そこらへんの整合性が取れない部分もあります。
それでも「笑いながら死ぬDの一族」と「世界を笑いで救うニカ」に関連性がないとは考えにくい。あくまで幻獣種だけあって、ニカはこの世には存在しない生き物なのでしょう。イム様もルナーリア族ではあるけど、モデル・ニカのような別種の悪魔の実の所有者なのか。
コメント
エースの死を侮辱するな!!
アラバスタの不自然な回復シーンを鑑みるにルフィ動物系は決まってたのでは?
誕生日もニカで五という難しいものでなく五月六日(ゴム)じゃないという五月五日だったのでは?
Dは横にすると笑った口になるんだよなぁ。