現在コミックス発行部数の勢いが止まらない少年ジャンプのバトル漫画が『呪術廻戦』。鬼滅の刃に次いでコミックス単行本を売り上げてるそう。『呪術廻戦』の5000万部6000万部超えは必至も必至。
この『呪術廻戦』の主人公が「虎杖悠仁(いたどりゆうじ)」。
そこで今回ドル漫では「虎杖悠仁のヤバい正体や能力強さ」を画像付きで考察していこうと思います。実は虎杖悠仁の正体は呪胎九相図だった?今後虎杖悠仁は敵になることはあるのか?ちなみに『呪術廻戦』アニメ派の方はネタバレ注意。
虎杖悠仁は両面宿儺の器
まずは虎杖悠仁の情報を簡単におさらい。
虎杖悠仁はどこにでもいる男子高校生だったんですが、ひょんなことをキッカケに「両面宿儺と呼ばれる呪いの指」を食べてしまう。両面宿儺とは呪いの王として平安時代に降臨した鬼神。呪術師たちが両面宿儺を祓うことは永年の悲願だった。
結果、虎杖悠仁は両面宿儺に受肉(取り憑かれる)されるものの、本来は呪いの強さで死亡するはずが何故か虎杖悠仁の肉体は耐える。この謎は改めて考察しますが、虎杖悠仁は宿儺に意識をコントロールされることもなかった。逆にそこで初めて呪力を得る。
本来であれば真っ先に処刑対象になるものの、虎杖悠仁は「両面宿儺の器」として都立呪術高専に転入する(支配下に置かれる)こととなる。また虎杖悠仁は器としてではなく、宿儺の指を発見する「レーダー探知機」のような役割も担っております。
虎杖悠仁と宿儺はナルトと九尾の関係性
この理由はシンプル。
虎杖悠仁の中には「両面宿儺がいる状態」だから。たまに宿儺が虎杖悠仁がピンチになったりすると、外に出てくることもしばしば。宿儺の顔が「虎杖悠仁と同じ顔」の理由は単に虎杖悠仁に受肉してるから。1000年前の本当の宿儺の顔はまだ判明はしてません。
そのため虎杖悠仁と宿儺は『NARUTO』のうずまきナルトと九尾(九喇嘛)のような関係性で語られます。
だから『呪術廻戦』の結末は両者の関係性がどうなるかを意味してるんですが、作者・芥見下々いわく、虎杖悠仁の「最後」は既に決めてあるそう。虎杖悠仁は宿儺と共にこの世から消滅するのか?はたまた『NARUTO』のように両面宿儺と虎杖悠仁は共存共栄していくのか?
ちなみに、虎杖悠仁の誕生日は3月20日。声優CVは榎木淳弥。また現在東京の都立呪術高専に通ってるわけですが、もともとの出身地は宮城県仙台市。『ジョジョ』や『ハイキュー』と同じ理由かと思ったんですが、作者・芥見下々の出身自体は岩手県だそう。
【死亡】虎杖悠仁は二度死ぬ
一方、虎杖悠仁は『呪術廻戦』の主人公ですが、既に2度ほど死亡してます。
一度目はとある少年院に特級呪霊の呪胎が現れた場面。当時の虎杖悠仁では勝てる見込みがなかったたため、両面宿儺に入れ替わる。その後、宿儺がそれを無事倒すものの縛りを設けていなかったため、虎杖悠仁が自分と入れ替わるのに手間取る。
その間に宿儺は伏黒恵と対峙。虎杖悠仁の心臓を自ら奪うことで、「いわば人質」にした。宿儺は呪霊のため心臓がなくても死亡しないんですが、虎杖悠仁は人間なので実質的には死亡する。その後、宿儺が反転術式で虎杖悠仁の心臓を再生して事なきを得る。
ちなみに『呪術廻戦』の作者曰く、当初人気が出なかったら虎杖悠仁をそのまま死なせる予定だったんだそう。
そして、虎杖悠仁の二度目の死亡は乙骨優太との戦い。渋谷事変後、呪術界は虎杖悠仁の死刑執行猶予を取りやめて、その執行人に乙骨優太を選ぶ。
乙骨優太は五条悟と並んで特級術師の一人。虎杖悠仁は為す術もなく殺されるんですが、乙骨優太は心臓に突き刺した瞬間、同時に反転術式を発動して心臓を一瞬で再生させる。乙骨は裏切り者かと思われましたが、五条悟に師事してるだけあって虎杖悠仁の大きな味方でした。
虎杖悠仁の強みは圧倒的な身体能力だが弱点も?
続いては「虎杖悠仁の強み」を考察。
虎杖悠仁の強みは圧倒的な「身体能力の高さ」にあります。『呪術廻戦』1話目でも校舎の窓辺から突入したシーンなども印象的でした。今でこそ宿儺と受肉して呪力が芽生えてますが、当時は先天的なフィジカルのみ。虎杖悠仁には伏黒甚爾も真っ青?
虎杖悠仁の運動神経や素のチカラは1級術師の東堂葵も上回るほど。一方、特級呪霊との戦いで見られる二人のコンビネーションも最強でした。このゴリラとゴリラによる肉の競演はMAD動画でも頻繁に見かけます。
一方、虎杖悠仁は「メンタルの弱み」を見せることもあります。
とりわけ宿儺を受肉してることもあって、「自分自身の肉体」が無辜な市民を何人も殺害することも多々。虎杖の精神が決して弱いわけではないものの、「人を助けろ」という教えで育ったこともあって、宿儺の凶暴性にメンタルが打ち砕かれることもしばしば。
ここらへんの設定は『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎あたりを強く意識してそう。
【必殺技】黒閃(こくせん)とは?逕庭拳(けいていけん)とは?
ただ虎杖悠仁にも「必殺技」のような能力もあります。
その最たる必殺技が「黒閃(こくせん)」。
黒閃とは「黒い呪力」を発生させて攻撃力を高める必殺技のこと。威力は通常攻撃の「2.5乗」とのこと。いわばクリティカルヒット(会心の一撃)を意図的に出す技。
黒い呪力を発生させるには、打撃とほぼ同時(誤差は0.000001秒以内)に呪力を衝突させること。そうすると空間の歪みが生まれて呪力が黒く変質するんだそう。『呪術廻戦』ではやたらと数学や物理を絡めた必殺技が登場しますが、黒閃はさながらブラックホール。
黒閃は虎杖悠仁以外にも使えるものの、1級術師の七海建人を上回る連続5回発動させるなど、黒閃を最も愛し愛された男が虎杖悠仁。
○逕庭拳と黒閃の組み合わせが最強すぐる
他にも虎杖悠仁は「逕庭拳(けいていけん)」という必殺技を使います。
この逕庭拳は『るろうに剣心』の二重の極みのような技。呪力をまとった拳で一度殴った後、そこから少し遅れて呪力が敵に伝わる攻撃。一度の攻撃で2回ダメージを与えられる。虎杖悠仁は常人離れした瞬発力と呪力の扱いが未熟だったが故に生まれた必殺技。
当初は悪癖として批判されていましたが、最終的に虎杖悠仁は黒閃と逕庭拳を組み合わせることで特級呪霊・真人を撃破します。
一方、黒閃は呪力を込めて殴ってるだけなので、あくまで「体術」の一種と見なされている模様。虎杖悠仁は呪術に関するセンスは公式ガイドブックによると平凡レベルとされるため、最後まで領域展開のような大技は使える可能性は低そう。
虎杖悠仁の正体は呪胎九相図の一人だった?
続いては本題。虎杖悠仁のヤバい正体を考察していこうと思います。
改めて虎杖悠仁の過去をおさらいすると、両親はいなかったため【祖父】に育てられる。『呪術廻戦』1話目で虎杖の祖父は病死してしまうものの、祖父の「オマエは強いから人を助けろ」という教えを未だに守って生きる。虎杖自身は両親には一切興味がなかった様子。
一方、ストーリー途中から、虎杖悠仁は特級呪物の「呪胎九相図(じゅたいくそうず)」の一人として扱われることが増える。画像は呪胎九相図の脹相が虎杖を倒そうとした際、不意に自分の脳裏に虎杖悠仁と楽しく過ごす光景がよぎったシーン。
渋谷事変で脹相も「虎杖悠仁は血の繋がった俺の弟…」と意味深に発言しております。呪胎九相図のモデルは実在する仏画なんですが、「脹相」「血塗」「壊相」以外にも、膿爛相、青瘀相、噉相、散相、骨相、焼相といったモノが存在するそう。
確かに虎杖悠仁が何故両面宿儺の呪いに耐えることができたのか不自然な話。いくら脅威的な身体能力を誇ったとしても、元々呪力がなかった虎杖悠仁が宿儺をコントロールできる理由にはならない。そのため虎杖悠仁の正体は残りの呪胎九相図だった?
虎杖の「母親」の額のキズ(縫い目)に隠された伏線とは?
でも虎杖悠仁の正体は呪胎九相図の一人ではありません。事実、脹相は「10人兄弟」などと名乗っていたため、呪胎九相図の9名の内に虎杖悠仁は数として含まれていない。そもそも特級呪物の呪胎九相図は真人が奪うまで、ずっと呪術高専に保管されていた。
だから虎杖悠仁の正体を迫ろうと思えば、やはり「両親の存在」が鍵を握る模様。
『呪術廻戦』最新話で虎杖悠仁の「父親」がようやく登場します。名前は「仁(じん)」と呼ぶそう。虎杖悠仁の悠仁は父親の漢字から貰ってきてる模様。見た目や髪色も考えると、虎杖悠仁は明らかに「父親似」。
一方、虎杖の祖父と父親はどこか口喧嘩している様子。祖父は「あの女だけはやめとけ。死ぬぞ」と尋常ならざる様子。
この喧嘩の理由こそが「虎杖悠仁の母親」。ただし、正確には後妻。もともと父親・仁には香織という前妻がいたようですが、子供を出産する前に死亡してしまった様子。その後で妻となったのが画像の女。いかにも表情が不気味。
ただ虎杖悠仁の母親で注目したいのが「額のキズ(縫い目)」。
○虎杖悠仁の母親は加茂憲倫だった?
そして、『呪術廻戦』で額のキズ(縫い目)があるキャラクターと言えば、やはりアイツしかいません。
それが「夏油傑(げとうすぐる)」。正確には「加茂憲倫(かものりとし)」と呼ばれる明治時代に暗躍した最悪の呪詛師が夏油の肉体を乗っ取ってる。元々は御三家のエリートだった呪術師だったんですが、後に呪胎九相図を人体実験で生み出した。
一方、加茂憲倫が生きていたのは150年近く前の話。そして、1年前に夏油傑の肉体を乗っ取っているわけですが、おそらく時間軸を考えると間に誰か「もう一人か二人」は絶対に挟んでいるはず。それこそが「虎杖悠仁の母親」だった?
虎杖悠仁は現在都立呪術高専1年生。この母親が登場した時期は、現在から状況的には15年16年前と考察されます。肉体を定期的に入れ替えるタイミングとしてはあり。
確かに加茂憲倫の術式は「脳みそ」を変えるだけ。乗っ取る肉体は女性でも男性でも構わないはず。そう考えると、虎杖悠仁の母親の「額のキズ(縫い目)」は加茂憲倫の脳を入れ替えられたという何よりの証拠なのではないか?
つまり、偽夏油傑こと加茂憲倫は呪胎九相図の【父親】でもあり、虎杖悠仁の【母親】でもあったということ。これを腹違いの兄弟か金玉違いの兄弟と表現するのか知りませんが、脹相が「加茂憲倫の遺伝子を結果的に継承してる虎杖悠仁」を血の繋がった弟と認識するのも宜なるかな。
だから祖父の心配は杞憂に終わらず、虎杖悠仁の父親はおそらく母親(加茂憲倫)によって殺害されてる可能性が高そうです((;゚Д゚))ガクブル
コメント
ちょうそうと虎杖は同じ親(かものりとし)から生み出されたから兄弟なのでは?