【最新版】大卒漫画家330名超の「出身大学」一覧まとめ！マンガ家に学歴は必要か？【高学歴】

マンガ制作には画力以外にも、やはりストーリーやプロットの構成力といった理論的な考察力も必要です。考えてみると、マンガ編集者の大半は大卒の高学歴が多い。果たして「学歴の高さ」と「漫画の面白さ」に相関関係は存在するのか？

そこで今回ドル漫では「高学歴漫画家の出身大学一覧」をまとめてみました。最近はマンガの専門学校が存在しますが、実は「大卒の高学歴漫画家」が何気に多い。有名どころから無名どころまで含めると、ざっと数百人を余裕で超えました。全員敬称略。

ちなみに、今回の記事では『進撃の巨人』の「諫山創」や「石田スイ」、「鴻池剛」、「荒川弘」といった高卒出身の漫画家さんは除外してます。ただし、今回の記事では「大学中退」も含んでるので厳密には高卒漫画家も少なくないものの、そこらへんはあまり深く考えずにお読みください。

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東京大学出身の大卒漫画家一覧

まずは誰もが知ってるであろう日本一の東京大学出身のマンガ家さんたちから紹介。

• 雁屋哲…『美味しんぼ』
• 柳田理科雄…『空想科学読本』
• 高遠るい…『はぐれアイドル地獄変』
• ゆうきゆう…『マンガで分かる心療内科』
• 亜月裕…『伊賀野カバ丸』
• 砂…『メスパイゲーム』

「雁屋哲」は有名グルメ漫画『美味しんぼ』の原作者が東大出身で一番有名か。確かに料理を作る手順や理論は意外と頭を使うので何となく納得。ただ近年だと東日本大震災（原発事故）をネタにして炎上した過去も。

「高遠るい」の『はぐれアイドル地獄変』はアクション有り、抜き有り、画力が高い大人向けの格闘漫画。内容的にドル漫ではご紹介できないのは残念ですが、分析力や考察力の点で東大出身という学歴は活かされているように思えます。

「ゆうきゆう」も原作者ですが、ガチの精神科医。しかも東大で最も難関とされる理科Ⅲ類出身。全ての漫画家の中で一番学歴が高いはず。『空想科学読本』の「柳田理科雄」も納得。他にも少年マガジンやモーニングの編集者だった「都丸尚史」も東京大学出身だったりします。

京都大学出身の大卒漫画家一覧

続いては京都大学出身の大卒マンガ家さんたち。

• 村上たかし…『星守る犬』
• 坂田信弘…『風の大地』
• 夏緑…『獣医ドリトル』
• 若木民喜…『神のみぞ知るセカイ』
• 小梅けいと…『狼と香辛料』

京都大学出身の漫画家にも意外と有名どころが多く、坂田信弘の『風の大地』は70巻以上も続くゴルフ漫画。他にも『獣医ドリトル』や『神のみぞ知るセカイ』など作者名は覚えてなくても、作品名で思い出す読者も少なくないか。

先程の東京大学と違って、実際に自分で絵を描いているエンタメ漫画家が多い。良くも悪くも、京都大学出身と言われないと誰も気付かないか。

大阪大学出身の大卒漫画家一覧

続いては大阪大学出身のマンガ家さんたち。

• 手塚治虫…『鉄腕アトム』『ブラックジャック』
• 陽気婢…『眠れる惑星』

大阪大学出身の漫画家といえば、やはり手塚治虫。しかも医学部出身というのも割と有名な話。先祖が医者や検事だけあって、高級住宅地の宝塚の生まれということからも、手塚治虫は育ちのいいクソボンボンだったりします。

ちなみに、正確には大阪帝国大学付属の「医学専門部」の出身になります。大阪帝国大学は大阪大学の前身にあたるものの、医学専門部は戦時中に作られた軍医を育成するための医師養成学校になります。学士号の授与などは行われていません。

ただし、それでも1951年に医学専門部を卒業した翌年、手塚治虫は医師国家試験に合格しています。1961年には奈良県立医科大学で医学博士を取得。何がすごいのかと言うと、この間にも既にしっかりプロ漫画家として連載していたこと。

どのみち大阪大学では「阪大生」として手塚治虫を紹介しているので、あまり細かく考えなくていいと思います。戦前は正式に認められた現代で定義する大学の数も少なかった上、戦後に日本の大学はさまざまな再編が行われた過去がありました。

手塚治虫はちょうどこの過渡期・激動期に青春時代を過ごしていることもあって、正式な大学を卒業しているかと言うと微妙ではあるんですが、正直そんなに気にしなくていいと思います。

漫画家以外ではYouTuberの「はなお」などを輩出しています。

東北大学出身の漫画家一覧

続いては東北大学出身のマンガ家さんたち。

• 大和田秀樹…『ムダヅモ無き改革』
• 坂本タクマ…『シンケン君』

東北大学出身の漫画家といえば、『ムダヅモ無き改革』や『疾風の勇人』などで有名な「大和田秀樹」を輩出しています。前者はゴリゴリのネトウヨ感満載のギャグ漫画でしたが、品性と偏差値の高さに関連性はなさそう。

名古屋大学出身の大卒漫画家一覧

続いては名古屋大学出身の大卒マンガ家さんをまとめます。

• 荻野真…『孔雀王ライジング』シリーズ
• 都留泰作…『ムシヌユン』
• 鷹岬諒…『ロックマンエグゼ』
• 戸塚たくす…『オーシャンまなぶ』

名古屋大学出身で一番有名な大卒漫画家は『孔雀王ライジング』の「荻野真（2019年没）」。

個人的に印象に残ってる漫画家は『ムシヌユン』の「都留泰作」。秀才タイプがイカれるとこんなぶっ壊れた漫画を描きそう、という内容を地で行く漫画でなかなか面白かった。その後は京都大学大学院で博士課程を取得し、富山大学では助教授にも就いていた過去があるそう。まさに秀才。

北海道大学出身の大卒漫画家一覧

続いては北海道大学出身の大卒マンガ家さんをまとめます。

• 大西巷一…『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ』
• 権平ひつじ…『夜桜さんちの大作戦』

北海道大学出身のマンガ家は2024年末時点で2名。どちらも北海道出身。

大西巷一は主に歴史漫画を描いている漫画家さん。ジャンルを考えると、学歴の高さはフルに活かされているか。

権平ひつじは北海道大学の水産学部出身。夜桜さんにも海の生物が描かれるなど、同大学で学んだ知識などが応用されていたりします。佐々木倫子（北海道教育大学）の『動物のお医者さん』の影響で同大学を選択したそう。

大学在学中から少年ジャンプの新人漫画賞で佳作を受賞するなど、もともと漫画家としての素質があった模様。手塚治虫も分かりやすいですが、才能がある人は簡単に難関大学もサラッと合格していたりします。

他にも漫画家以外では、宮本充といった声優さんも何人か輩出しています。

九州大学出身の大卒漫画家一覧

続いては九州大学出身の大卒マンガ家さん。

• 安永航一郎…『県立地球防衛軍』

九州大学出身のマンガ家さんは「安永航一郎」のみです。主に1980年代1990年代に活躍した漫画家さん。下ネタやパロディーを得意としていたそう。

以上が旧帝大出身のマンガ家さんになりますが、人数としてはやはり多くはありません。ガリガリ勉強して入学しているだけあって、学歴を活かせないマンガ家をフラッと志す人は少ないのでしょう。もしくはマンガ家を目指しても実力がなく失敗に終わっているか。

お笑い芸人でも学歴の高さと面白さは比例しませんから、漫画制作という点でも同じことが言えるか。

早稲田大学出身の大卒漫画家一覧

続いては、いわゆる「早慶上智」と呼ばれる難関私立大学出身の大卒マンガ家さん一覧をまとめてみました。

まずは早稲田大学出身のマンガ家さんをチェックします。

• 樹林伸…少年マガジンの大半の原作を執筆
• 弘兼憲史…『島耕作』シリーズ
• 岡野剛…『地獄先生ぬ～べ～』
• 甘詰留太…『ナナとカオル』
• 安倍夜郎…『深夜食堂』
• 園山俊二…『ギャートルズ』
• 国友やすゆき…『100億の男』
• やまさき十三…『釣りバカ日誌』
• 山本直樹…『ビリーバーズ』
• やくみつる…相撲好きのハゲ

原作者として有名な「樹林伸」や社会派の作品が多い「弘兼憲史」などは早稲田大学出身と言われても納得です。

逆に『ギャートルズ』や『釣りバカ日誌』のようなギャグテイストが強い漫画家も早稲田大学出身だったのは意外です。他にも『地獄先生ぬ～べ～』の「岡野剛」や成人向け作品が多い「甘詰留太」も早稲田大学出身です。自由な校風が漫画作りにも反映されているのか。

ちなみに、同大学出身の国友やすゆきは「だから大卒の漫画家は使えないんだ」と言われた過去もあるそうです。ただ冷静に考えると、出版社の編集者もおおかた有名大学出身だと思うので、それこそ新卒のペーペーにどんな漫画指南ができるんだという。

学生の多さ=輩出漫画家の多さ？

しかし早稲田大学出身の大卒漫画家はこれだけに留まりません。

• 井浦秀夫…『刑事ゆがみ』
• ラズウェル細木…『酒のほそ道』
• 藤島じゅん…『丸の内！』
• 星崎真紀…『ひみつな奥さん』
• 植芝理一…『謎の彼女X』
• 志野靖史…『内閣総理大臣 織田信長』
• 現代洋子…『おごってジャンケン隊』
• サダタロー…『ハダカ侍』
• ももせたまみ…『ももいろシスターズ』
• 水沢めぐみ…『ポニーテール白書』
• さそうあきら…『コドモのコドモ』
• 東海林さだお…『アサッテ君』

「安藤しげき」「えびなみつる」「カトリーヌあやこ」「かまちよしろう」「北嶋一喜」「けらえいこ」「すがやみつる」「滝沢解」「田渕由美子」「波多野秀行」「樋口凛太郎」「日渡早紀」「福地泡介」「御厨さと美」「モリナガ・ヨウ」「やよい」なども早稲田大学出身になります。

他にも「土居孝幸」「わたせせいぞう」などはイラストレーターとして有名でしょう。

早稲田大学は学生数が多い大学としても有名ですが、それに比例してピンからキリまで出身漫画家の人数もかなり多い印象です。作者名を知らなくても、漫画タイトルぐらいは知ってる読者も多いはず。

慶応大学出身の大卒漫画家一覧

続いては慶応大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 小川悦司…『中華一番!』
• 田森庸介…『ポポロクロイス物語』
• 細野不二彦…『Gu-Guガンモ』
• よしながふみ…『大奥』

他にも「なりゆきわかこ」「ヒサクニヒコ」といった漫画家も慶応大学出身なんですが、おそらく一番有名な漫画家だと「よしながふみ」になりそう。

ただ早稲田大学と比べるとマンガ家の輩出数は少なく、層も薄い印象です。慶応大学は校風的に、漫画という下世話な文化に興味がないのか。考えてみると漫画家は典型的なブルーワーカー。お坊ちゃんお嬢ちゃん育ちは目指さないのかも知れない。

ちなみにワンピース考察で有名なりょう（ドロピザ）君も慶応大学出身で、今後プロの漫画家を目指すそうです。

上智大学出身の大卒漫画家一覧

続いては上智大学出身の大卒マンガ家をまとめます。

• 青山広美…『超人戦線』
• 西山優里子…『ジャポニカの歩き方』
• 藤巻忠俊…『黒子のバスケ』

上智大学出身の大卒漫画家といえば、やはり『黒子のバスケ』の「藤巻忠俊」。少年ジャンプで爆発的にヒットしてアニメ化もされたバスケ漫画。ただ上智大学出身という作者の学歴の高さなどが嫉妬されて、最終的に脅迫事件にまで発展したことも。

ただ上智大学も校風的に下世話な漫画文化を忌避してるのか、輩出した漫画家の数そのものは少なめ。

一橋大学出身の大卒漫画家一覧

ここからは「難関国立大学」出身の大卒漫画家さんをまとめます。

まずは一橋大学出身のマンガ家さんをチェックします。

• 黒田硫黄…『アップルシード』
• 吉住渉…『ママレード・ボーイ』
• 倉田真由美…『だめんず・うぉーかー』

一橋大学出身の大卒漫画家といえば、『ママレード・ボーイ』の「吉住渉」か。倉田真由美はもはやコメンテーターとして有名な印象ですが、有数の超難関国立大学だけあって輩出した漫画家の数そのものはやはり少なめ。

ちなみに、元都知事で小説家の「石原慎太郎」も一橋大学出身。下らないエ口グ口三文小説で成り上がった分際で、都知事に就任した以降は表現規制に走っていたりしました。

お茶の水女子大出身の大卒漫画家一覧

続いてはお茶の水女子大学出身の大卒マンガ家をまとめます。

• 柴門ふみ…『あすなろ白書』『東京ラブストーリー』『Age35』

お茶の水女子大学出身の漫画家は「柴門ふみ」。典型的なお嬢様大学だけあって、恋愛漫画の大御所を輩出したというのは納得感しかありません。

ただ柴門ふみ以降は、ほとんど誰も漫画家を輩出してないのは気になる所。やはりマンガ家になるためには学歴は関係なく、柴門ふみが異才だっただけか。

筑波大学出身の大卒漫画家一覧

続いては筑波大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 関崎俊三…『ああ探偵事務所』
• 犬丸りん…『おじゃる丸』
• 木尾士目…『げんしけん』『Spotted Flower』
• すえのぶけいこ…『ライフ』『リミット』
• そにしけんじ…『ねこねこ日本史』
• 青木俊直…『ふたりでおかわり』
• 高浜寛…『ニュクスの角灯』

「木尾士目」の『げんしけん』は自らの大学時代の話や経験をベースに描かれていた漫画でした。フジテレビ系でドラマ化もされた『ライフ』の「すえのぶけいこ」も有名か。ゆるい内容で今も子供たちに親しまれる『おじゃる丸』の作者も実は高学歴。

広島大学出身の大卒漫画家一覧

続いては広島大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• こうの史代…『この世界の片隅に』
• 小坂俊史…『せんせいになれません』
• 新谷明弘…『サイエンスの国のありす』
• とだ勝之…『あきら翔ぶ!!』『DANDANだんく！』
• 能田達規…『おまかせ! ピース電器店』
• 森繁拓真…『となりの関くん』
• 杜野亜希…『屍活師女王の法医学』
• 村岡ユウ…『葬送-母校が遺体安置所になった日』

『この世界の片隅に』は第二次世界大戦中の広島県を舞台にした戦争漫画ですが、「こうの史代」の出身大学・出身地が強く影響していることは想像に難くないか。「森繁拓真」は東村アキコの実弟としても有名です。「とだ勝之」は40代読者にはドンピシャか。

横浜国立大学出身の大卒漫画家一覧

続いては横浜国立大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• さいふうめい…『哲也-雀聖と呼ばれた男』
• 山下和美…『天才柳沢教授の生活』
• よしまさこ…『うてなの結婚』

筆者は麻雀のルールが未だに分からないんですが、当時リアルタイムで麻雀漫画『哲也』は何故か熱心に読んでいた記憶があります。『天才柳沢教授の生活』は実写ドラマ化されるなど、輩出した漫画家の数こそ少ないですが有名所も少なくないか。

ちなみに、横浜国立大学出身には「B’zの稲葉浩志」や「眞鍋かをり」「岩井俊二」、YouTuberだと「ゆきりぬ」や「スーツ」などもおります。

大阪市立大学出身の大卒漫画家一覧

続いては大阪市立大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 城平京…『絶園のテンペスト』

他にも「高取英」という漫画編集者も大阪市立大学出身ですが、やはり地方の公立大学ということもあってか出身漫画家さんの数は少なめ。ちなみに既に大阪府立大学に統合されているため、現在は閉学している模様。

静岡大学出身の大卒マンガ家一覧

続いては静岡大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• モリタイシ…『ラジエーションハウス』
• 井原裕士…『超常機動サイレーン』
• 杉田圭…『超訳百人一首 うた恋い。』

静岡大学出身で有名なマンガ家は「モリタイシ」ぐらいか。既にお察しのように、やはり国立大学出身の漫画家は基本的に少ない。

ちなみにYouTuberだと「はじめしゃちょー」などが有名です。

富山大学出身の大卒マンガ家一覧

続いては富山大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 宮下英樹…『センゴク』シリーズ

「宮下英樹」の『センゴク』はいわゆる歴史漫画ですが、学歴の高さはジャンルによってしっかり有利に働く模様。

埼玉大学出身の大卒漫画家まとめ

続いては埼玉大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 橘賢一…『テラフォーマーズ』『GIGANTIS-ジャイガンティス-』
• 貴家悠…『テラフォーマーズ』

埼玉大学出身の漫画家は2人だけですが、『テラフォーマーズ』という漫画を連載しているます。作画が橘賢一、原作が貴家悠。もともとは貴家悠が橘賢一のアシスタントを務めていたそう。この連載が始まったのも出身大学が強く関係しているか。

ちなみに『テラフォーマーズ』は原作・貴家悠の体調不良により長期休載が続いており、作画の橘賢一『GIGANTIS-ジャイガンティス-』という別作品を既に執筆しています。

山形大学出身の大卒漫画家一覧

続いては山形大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 冨樫義博…『ハンターハンター』

山形大学出身の漫画家といえば、やはり『HUNTERxHUNTER』の冨樫義博。どうやら出身も山形県のため、そのまま地元の国立大学に進学した模様です。実は超有名漫画家ほど地元の地方大学に進学してたりします。

熊本大学出身の大卒漫画家一覧

続いては熊本大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 井上雄彦…『スラムダンク』『バガボンド』

熊本大学出身の漫画家が、やはり『スラムダンク』の「井上雄彦」。井上雄彦の出身地は鹿児島県なんですが、おそらく冨樫と同じく「地元に近いから」という理由で熊本大学を選んだのか。というか、そろそろ電子コミックを発売してくれ～。

ちなみにクイズBBAこと宮崎美子も熊本大学出身だったりします。

鹿児島大学出身の大卒漫画家一覧

続いては鹿児島大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 川原泉…『笑う大天使』
• 甲斐谷忍…『ライアーゲーム』
• 藤木俊…『はじめてのあく』

鹿児島大学出身の大卒漫画家が「甲斐谷忍」。『ライアーゲーム』といったギャンブル漫画を多く手掛ける漫画家ですが、頭を使う作風を考えると国立大学出身（しかも工学部）も納得。

佐賀大学出身の大卒漫画家まとめ

続いては佐賀大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 森本梢子…『ごくせん』『アシガール』『デカワンコ』『高台家の人々』
• 古賀亮一…『ニニンがシノブ伝』

佐賀大学出身の漫画家は「森本梢子」が有名。ゆるーいテイストのギャグ漫画が多いですが、まさかの国立大学出身の大卒。『ごくせん』を筆頭にテレビドラマ化されることも多い漫画家なので、マンガ好きなら知っておきたいところ。

他にも「くら☆りっさ」「田中むねよし」「徳光康之」といった漫画家も佐賀大学は輩出してます。

長崎大学出身の大卒漫画家一覧

続いては長崎大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 渡辺航…『弱虫ペダル』

長崎大学出身の漫画家が「渡辺航」のみですが、やはり『弱虫ペダル』が圧倒的に有名。冨樫義博と同じく、渡辺航の出身地も大学と同じ長崎県。長崎県は言わずと知れた坂が多い都道府県ですから、こういった生育環境が作風にも影響か。

明治大学出身の大卒漫画家一覧

続いては「MARCH（マーチ）」と呼ばれるそこそこ難関私立大学出身のマンガ家さんをチェックします。

最初は明治大学出身の漫画家一覧をまとめます。ジャニーズの山下智久なども通うなど、最近の若者に一番人気の大学とか。

• 相田裕…『GUNSLINGER GIRL』
• 相原実貴…『ホットギミック』
• 新井英樹…『宮本から君へ』
• 五十嵐浩一…『ペリカンロード』
• 片山まさゆき…『ぎゅわんぶらあ自己中心派』
• かわぐちかいじ…『ジパング』
• 小林たつよし…『学習まんが』シリーズ
• 三条陸…『ダイの大冒険-』
• 清水としみつ…『紅』
• 高田裕三…『3×3 EYES』
• 田島みるく…『本当にあった愉快な話』シリーズ
• とり・みき…『プリニウス』
• ほんまりう…『修羅の群れ』
• 三田紀房…『ドラゴン桜』『インベスターZ』
• 渡辺電機(株)…『電撃素浪人!』
• よしたに…『ぼく、オタリーマン。』

他にも「いしかわじゅん」「松下井知夫」「原一司」「西村宗」「神楽つな」「友沢ミミヨ」「やぶうち優」「横山まさみち」「アキヨシカズタカ」「西岡りき」「成田アキラ」といった漫画家もおります。

学生数の多さに比例するのか、明治大学出身の漫画家も多い。前述の早稲田大学にも負けないレベルですが、「かわぐちかいじ」や「三田紀房」や「高田裕三」といった層も分厚く、ファンタジーから日常、歴史、恋愛漫画まで漫画の作風も幅広いのが特徴。

ただ明治大学出身の三田紀房に東大合格を語る資格はあるのかという疑問も…。

青山学院大学出身の大卒漫画家一覧

続いては青山大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 夏目房之介…漫画評論家。夏目漱石の孫。
• 武富健治…『鈴木先生』
• ツガノガク…『涼宮ハルヒの憂鬱』

先程の明治大学と偏差値はさほど変わらないと思うんですが、輩出した漫画家の数はめちゃくちゃ少ないです。慶応大学と同様、お坊ちゃんやお嬢様は漫画家を目指さないのかも知れない。

立教大学出身の大卒漫画家一覧

続いては立教大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 西岸良平…『鎌倉ものがたり』
• 岡田がる…エッセイ漫画家
• 田中美菜子…『レモネード』
• のむらしんぼ…『つるピカハゲ丸くん』
• 広井王子…『サクラ大戦』シリーズ
• 堀田かつひこ…『オバタリアン』

他にも「山野一」「川田喜久治」なども立教大学出身なんですが、有名所だと「西岸良平」や「広井王子」あたりに留まるか。最近の若手漫画家がほぼいません。

立教大学は関口宏、徳光和夫、みのもんた、古舘伊知郎を筆頭に、20代30代も含めたアナウンサー系が多い大学だったりします。

中央大学出身の大卒漫画家一覧

続いては中央大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 小池一夫…『子連れ狼』
• 今井哲也…『アリスと蔵六』
• 植田まさし…『コボちゃん』
• 赤松健…『ラブひな』『魔法先生ネギま！』
• 山田貴敏…『Dr.コトー診療所』
• 山本貴嗣…『Mr.ボーイ』
• 福山リョウコ…『覆面系ノイズ』
• 前川つかさ…『大東京ビンボー生活マニュアル』
• 西谷祥子…『マリィ・ルウ』『手紙をください!』
• TAGRO…『変ゼミ』
• みやすのんき…『やるっきゃ騎士』『Oh!パンタクBOY』

他にも「佐川美代太郎」「吉森みき男」なども中央大学出身の漫画家だったりしますが、地味に層が厚い印象です。意外と真面目なイメージも強い大学ですが、下ネタ系の漫画家が散見されるのも特徴。

法政大学出身の大卒漫画家一覧

続いては法政大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 泉昭二…『シャンケンポン』
• 久住昌之…『花のズボラ飯』『孤独のグルメ』
• 内藤泰弘…『トライガン』『血界戦線』
• 榛野なな恵…『Papa told me』
• ひぐちアサ…『おおきく振りかぶって』
• ほりのぶゆき…『江戸むらさき特急』
• 山本英夫…『ホムンクルス』
• 斉藤富士夫…『激烈バカ』
• 永野のりこ…『GOD SAVE THE すげこまくん!』
• ながいのりあき…『がんばれ！キッカーズ』
• 荒井清和…『べーしっ君』
• 筆吉純一郎…『空想科学大戦』シリーズ
• 高野よしてる…『13号発進せよ』
• 高須れいじ…『学研まんが伝記』シリーズ

他には「白六郎」という漫画家も法政大学出身ですが、MARCHの中では最下位イメージもあるなか意外と層が分厚い印象です。最近の若手漫画家は輩出してないものの、「久住昌之」「ひぐちアサ」「内藤泰弘」「山本英夫」などは今でも現役バリバリ活躍中。

学習院大学出身の大卒漫画家一覧

続いては早慶上智、MARCHなどを除く、その他首都圏の私立大学出身の大卒マンガ家さんをチェックします。

まずは学習院大学出身の大卒漫画家一覧をまとめます。

• 岸虎次郎…『オトメの帝国』
• 宮崎駿…ジブリ映画シリーズ

他にも「祭丘ヒデユキ」という漫画家も輩出してますが、やはり学習院大学出身の有名所は「宮崎駿」。厳密には漫画家とは呼べないとは思いますが、それなりに何名かは輩出しています。それでも全体的には皇族御用達の大学様って感じか。

日本大学出身の大卒漫画家一覧

続いては日本大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 杉浦日向子…『百日紅』
• 乃木坂太郎…『医龍』『幽麗塔』
• 三浦建太郎…『ベルセルク』
• 森恒二…『自殺島』
• 板井れんたろう…『六助くん』
• 瀧波ユカリ…『臨死江古田ちゃん』
• 井上三太…『TOKYO TRIBE』
• 青山剛昌…『名探偵コナン』
• ツジトモ…『GIANT KILLING』
• 竹本泉…『よみきりもの』
• 藤田和日郎…『うしおととら』『からくりサーカス』
• 曽田正人…『め組の大吾』
• 小林銅蟲…『めしにしましょう』
• 永久保貴一…『カルラ舞う』シリーズ
• 志水圭…『ザ・スターリングマン』
• 立原あゆみ…『JINGI 仁義』
• 末松正博…『右曲がりのダンディー』
• 林正之…『極楽りんご』
• 荻野眞弓…『ちっちゃいナース』
• 沖野ヨーコ…『救急ハート治療室』

他にも「のがみ・もゆこ」「八津弘幸」「もりたじゅん」「阿部ゆたか」「大倉第」「好美のぼる」「神田正宏」「たけやまたけを」「まんしゅうきつこ」「松林悟」「そらあすか」「尾上龍太郎」「本山理咲」「比古地朔弥」「ほづみりや」「福元一義」というマンガ家も日大出身。

日本大学は日本で最も学生が多い大学だけあって、輩出しているマンガ家の数も多いです。また日大は芸術学部もあるため、「水谷とおる」「鈴木ともこ」などイラストレーターも多く輩出しています。

『名探偵コナン』の「青山剛昌」や『ベルセルク』の「三浦建太郎」、『医龍』の「乃木坂太郎」など現在でも一線級に活躍してる大御所漫画家も多く、それなりに層が厚い印象です。

ちなみに、同じ日本大学出身の三浦建太郎と森恒二はマブダチとして有名でしたが、既に高校時代から2人は仲が良かった模様。三浦建太郎は2021年に亡くなっていますが、結果的に森恒二が引き継ぐカタチで『ベルセルク』の連載が続いています。

拓殖大学出身の大卒漫画家一覧

続いては拓殖大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 永野護…『ファイブスター物語』
• 土山しげる…『野武士のグルメ』『極道めし』
• 野口賢…『バビル2世 ザ・リターナー』

輩出した数こそ少ないものの、「永野護」や「土山しげる」など意外にも大御所マンガ家が多かったりします。

日本女子大学出身の大卒漫画家一覧

続いては日本女子大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 高橋留美子…『めぞん一刻』『うる星やつら』『犬夜叉』
• 目白花子…『小麦色の夏たち』『変身OLアラシ』

日本女子大学出身の漫画家といえば、やはり「高橋留美子」でしょう。1980年代から第一線で活躍してるバケモノ級の漫画家さん。漫画を読まずとも、アニメ作品を一度くらい観た人も多いはず。この高橋留美子も実は大卒漫画家だった。

「目白花子」は高橋留美子と同じ漫画研究会に入っていたそう。

漫画家以外の日本女子大学出身者には、橋田壽賀子、大石静、平塚らいてうといった女性物書きも多く輩出しています。

東京女子大学出身の大卒漫画家一覧

• 森川久美…『南京路に花吹雪』『イスタンブル物語』
• 今市子…『百鬼夜行抄』『岸辺の唄』

東京女子大学出身の漫画家は2名。コメント欄でも教えてもらいましたが、同じ漫画研究会の出身とのこと。年齢や世代は違うんですが、今市子は森川久美のアシスタントだった過去もあるそうです。

駒澤大学出身の大卒マンガ家一覧

続いては駒澤大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 所十三…『特攻の拓』
• 高橋葉介…『夢幻紳士』シリーズ
• 奥田ひとし…『天地無用』シリーズ
• 林律雄…『総務部総務課山口六平太』

他にも駒澤大学出身には「中尊寺ゆつこ」「不動らん」といった大卒漫画家がおります。

東洋大学出身の大卒漫画家一覧

続いては東洋大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 玖保キリコ…『シニカル・ヒステリー・アワー』
• 山科けいすけ…『C級さらりーまん講座』

他にも東洋大学出身者には「根本敬」といった大卒漫画家もいます。

獨協大学出身の大卒マンガ家一覧

• 五十嵐正邦…『川柳少女』

他にも獨協大学出身のマンガ家には「石倉淳一」「かがみあきら」「森泉岳土」などがおります。

和光大学出身の大卒漫画家一覧

続いては和光大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 岩明均…『寄生獣』『ヒストリエ』
• 久米田康治…『さよなら絶望先生』『じょしらく』
• 松本大洋…『ピンポン』『鉄コン筋クリート』
• 柳沢きみお…『特命係長只野仁』『翔んだカップル』
• 吉田戦車…『伝染るんです。』『まんが親』
• 幸田もも子…『ヒロイン失格』『センセイ君主』
• 永福一成…『チャイルドプラネット』『昭和天皇物語』
• くじらいいく子…『マドンナ』『象の背中』
• 上野顕太郎…『帽子男は眠れない』

一般的に聞き慣れないいわゆるFランク大学ですが、和光大学出身の大卒漫画家は多いです。他にも「吉永龍太」「田代哲也」「あおきてつお」「野部利雄」「ぬまじりよしみ」「葛西映子」「篠原烏童」「近石雅史」といった漫画家も輩出しています。

「岩明均」は和光大学中退だそうですが、「松本大洋」「久米田康治」「柳沢きみお」「吉田戦車」などベテラン勢が並んでいます。意外と女性の漫画家も多いなど、地味に層が厚い。ここでは列挙しませんが、漫画家以外にも色んな有名人を多く輩出しているそう。

和光大学には一体何が隠されているんや？😲

明治学院大学出身の大卒漫画家一覧

明治学院大学出身の大卒マンガ家には「マディ上原」や「江野スミ」などがいます。

立正大学出身の大卒漫画家一覧

立正大学出身の大卒マンガ家には「七月鏡一」がいます。

亜細亜大学出身の大卒漫画家一覧

亜細亜大学出身者の大卒漫画家には「森尾理奈」がおります。

城西大学出身の大卒漫画家一覧

続いては城西大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 浅美裕子…『WILD HALF』

城西大学出身の大卒漫画家には『WILD HALF』で有名な「浅美裕子」がいます。かつて早稲田大学出身の岡野剛のアシスタントをやっていた過去もあるそう。

神奈川大学出身の大卒漫画家一覧

続いては神奈川大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 岡本倫…『エルフェンリート』『極黒のブリュンヒルデ』『パラレルパラダイス』

他にも「よしもとよしとも」という漫画家も神奈川大学出身だそう。

明星大学出身の大卒漫画家一覧

• 浦沢直樹…『20世紀少年』『YAWARA!』

明星大学出身の大卒漫画家は「浦沢直樹」のみですが、まさに大御所。ただ明星大学に限らず、出身マンガ家の少なさを考えると【たまたま大学に通っていた程度】のレベルも多い印象です。

関西大学出身の大卒漫画家一覧

続いては「関関同立」と呼ばれる関西の難関私立大学出身の漫画家さんをチェック。

まずは関西大学出身の漫画家さんをチェック。

• 石田拓実…『カカフカカ』
• 光原伸…『アウターゾーン』
• 秋月りす…『OL進化論』
• 逢坂みえこ…『火消し屋小町』
• いしいひさいち…『がんばれ!!タブチくん!!』
• カラスヤサトシ…『毎日カラスヤサトシ』
• 麻生羽呂…『今際の国のアリス』
• 有馬啓太郎…『月詠 ～MOON PHASE～』

他にも「カネシゲタカシ」などあまり知らない漫画家もいますが、関西大学出身は有名どころもチラホラ。漫画家の名前まで知らなくても、作品名を見て思い出す読者も多そう。

関西学院大学出身の大卒漫画家一覧

続いては関西学院大学出身のマンガ家さんたち。ちなみに大学名の読み方は「かんせいがくいん」。

• 谷川流…『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ

他にも「村上知彦」という漫画評論家も関学出身ですが、有名所はやはり「谷川流」。未だに人気を保持する涼宮ハルヒの憂鬱シリーズの原作者。

ちなみに関西学院大学は、団鬼六、キダ・タロー、豊川悦司、月亭八方など、マンガ家以外の芸能関係出身者は多め。とりわけアナウンサーが多い大学。

同志社大学出身の大卒漫画家一覧

• 鈴木志保…『船を建てる』
• 西川伸司…『土偶ファミリー』
• マツセダイチ…『Re:ゼロから始める異世界生活』
• 村上かつら…『サユリ1号』

同志社大学出身の漫画家は正直少なめ。この中だと「マツセダイチ」がまずまず有名か。

立命館大学出身の大卒漫画家一覧

続いては立命館大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• ありむら潜…『カマやん』シリーズ
• 須賀原洋行…『天国ニョーボ』『気分は形而上』
• 寺島令子…『堕落日誌』

「皇名月」といった漫画家も立命館大学出身ですが、学生数の多さを考えると排出されたマンガ家の数そのものは少ない印象です。また層も比較的薄いですが、関西の大学全般に言える傾向。ここらへんは「出版社」が身近にあるかないかで変わってくるのかも。

近畿大学出身の大卒漫画家一覧

続いては近畿大学出身のマンガ家一覧。

• 田中圭一…『うつヌケ』
• 小笠原真…『兄ふんじゃった!』

近畿大学は関西で一番学生数が多い大学なんですが、出身の漫画家は想像以上に少ないです。質量共にほとんどゼロと表現してもいいかも知れませんが、やはり偏差値の高さや高学歴かどうかよりも、「出版社が近くにあるか」が意外と重要な気がします。

漫画家としてデビューしたい場合、原稿を出版社に持っていくという過程が大事になってくるのでしょう。結局、漫画を発売する出版社の人間に実力を見初められないと、最初の第一歩すら踏み出せない。

神戸学院大学出身の大卒漫画家一覧

• 日本橋ヨヲコ。…『少女ファイト』

神戸学院大学出身の漫画家は「日本橋ヨヲコ」だけ。ちなみに、ずっと「モヨコ」と呼んでたのは内緒。ただマンガ家以外の出身者を見ると、ラノベ作家には「萩原麻里」という人もいます。

龍谷大学出身の大卒漫画家一覧

• どおくまん…『怪人ヒイロ』『嗚呼!!花の応援団』
• 下村トモヒロ…『女王騎士物語』

龍谷大学出身の漫画家は「どおくまん」や「下村トモヒロ」という漫画家がいます。どおくまんは複数人で活動する時には「どおくまんプロ」と名乗っているそう。ただ関関同立も含めて関西の大学は、数としてはパッとしないかも知れない。

関西の大学も学生数は首都圏の大学と比べても決して少なくないはずですが、大手の出版社が東京のみに集中してることも影響か。ここらへんの考察は最後にまとめて後述します。

山梨学院大学出身の大卒漫画家一覧

続いては関西圏やそれ以外の私立大学出身のマンガ家さんをチェック。

• 高橋しん…『最終兵器彼女』
• 重野なおき…『信長の忍び』

山梨学院大学出身のマンガ家は、やはり「高橋しん」。

『最終兵器彼女』は実写映画化もされたりしましたが、ずっと筆者は絵柄が苦手で敬遠してた。でも、いざ読み始めてみると泣けた。いずれドル漫でもレビューしたいと思います。

四国学院大学出身の大卒漫画家一覧

• 徳弘正也…『ジャングルの王者ターちゃん』

四国学院大学出身のマンガ家は、『ジャングルの王者ターちゃん』や『狂四郎2030』で有名な「徳弘正也」。どうやら高知県出身らしく、とりあえず地元の大学に進学しました系。

南山大学出身の大卒漫画家一覧

南山大学出身の漫画家には「所ゆきよし」や「倉橋寛」などがおります。

東海大学出身の大卒漫画家一覧

• 尾田栄一郎…『ONE PIECE』
• 栗原正尚…『怨み屋本舗』シリーズ

東海大学出身の有名漫画家が『ONE PIECE』で有名な「尾田栄一郎」。尾田の出身地が熊本県だけあって、場所は熊本キャンパス。東京に立地してる東海大学ではありません。作品がドラマ化されることも多い「栗原正尚」も割と有名どころ。

ただし、尾田栄一郎が通っていた時代は厳密には「九州東海大学」になります。元々は東海大学の系列大学として別に扱われてたんですが、九州東海大学は2008年に廃止。その後、東海大学に統合されたんだそう。

どのみち『ONE PIECE』で一気に漫画家としての芽が出てしまったため、大学は一年ぐらいで中退した模様。おそらく漫画家志望の若者からしたらきっと「理想的な中退の仕方」でしょう。

福岡大学出身の大卒マンガ家一覧

• 小林よしのり…『天皇論』『おぼっちゃまくん』
• 木内一雅…『代紋TAKE2』

福岡大学出身の有名漫画家は「小林よしのり」と「木内一雅」。小林よしのりは色んな意味で有名な気はしますが、作者名を覚えてなくても作品名は誰もが一度は聞いたことあるはず。

日本文理大学出身の大卒マンガ家一覧

• 若杉公徳…『デトロイト・メタル・シティ』

日本文理大学出身者は「若杉公徳」。ギャグテイストの作品が多いですが、あそこまでブチギレた作風を描いてる漫画家も実は大卒という。しっかり計算して笑いを作っているのかも。

九州産業大学出身の大卒マンガ家一覧

• 岸本斉史…『NARUTO』
• 北条司…『キャッツアイ』
• 六道神士…『紅殻のパンドラ』『デスレス』『エクセル・サーガ』
• 名島啓二…『波打際のむろみさん』

九州産業大学出身の漫画家は、少年ジャンプを代表する大御所の「岸本斉史」と「北条司」。いち地方の私立大学のくせに地味にスゴいぜ！九州産業大学！

また九州産業大学出身の漫画家には『あまいぞ!男吾』『忍者いただき丸』の「Moo.念平」。『ぱられる』『ぱすてる』の「小林俊彦」。『女王様がいっぱい』『前科者』の「月島冬二」。『ゴッドサイダー』の「巻来功士」などがいます。

他にも「井上正治」「坂井孝行」「龍炎狼牙」「吉開寛二」といった漫画家を輩出するなど、九州産業大学は芸術学部デザイン学科が設置されてるだけあって意外と出身漫画家は多い模様。

東京藝術大学出身の大卒マンガ家一覧

続いて、美術大学や芸術大学出身の漫画家一覧をチェック。

おそらく漫画家志望者が一番気になると思いますが、結論から書くとマンガ家は絵を描くのが仕事だけあって、美術大学出身の漫画家がやはり多かった。

まずは日本最高峰の東京芸術大学出身のマンガ家さん一覧。芸大美大の中で偏差値がトップクラス。

• 安倍吉俊…『リューシカ・リューシカ』
• 一ノ関圭…『鼻紙写楽』
• カサハラテツロー…『RIDEBACKーライドバックー』
• 今日マチ子…『アノネ、』
• 鈴木みそ…『銭』『限界集落（ギリギリ）温泉』
• 林田球…『ドロヘドロ』
• 鈴木裕斗…『SAKAMOTO DAYS』

他にも「大久保亜夜子」「岡部冬彦」なども漫画家も東京芸術大学出身。

現在少年ジャンプで連載中の『SAKAMOTO DAYS』は独特な絵のタッチでしたが、鈴木裕斗が日本画科出身とのことなので何となく納得。

ただ坂本龍一など数多く芸術家を輩出してる割に、こと漫画家に限ればやや平凡な印象は否めないか。良くも悪くも、東京芸術大学はガチガチの芸術家路線を歩む学生が多いのか。

武蔵野美術大学出身の大卒マンガ家一覧

続いては武蔵野美術大学出身のマンガ家さんたち。

• 西原理恵子…『毎日かあさん』
• 水木しげる…『ゲゲゲの鬼太郎』
• 塀内夏子…『Jドリーム』『オフサイド』
• 佐藤秀峰…『ブラックジャックによろしく』
• 田辺イエロウ…『結界師』
• 遠藤浩輝…『オールラウンダー廻』
• 篠房六郎…『百舌谷さん逆上する』
• 柴田亜美…『南国少年パプワくん』
• 蒼樹うめ…『ひだまりスケッチ』
• 青山景…『ストロボライト』
• 赤石路代…『暁のARIA』
• くらもちふさこ…『花に染む』
• 一條裕子…『わさび』
• 吉田秋生…『海街ダイアリー』

他にも「大田垣晴子」「加倉井ミサイル」「深谷かほる」「松本次郎」「まるはま」「むさしのあつし」「山本鈴美香」「山本ルンルン」「横山泰三」といったマンガ家さんが武蔵野美術大学出身。

他にも漫画家に含んでいいかは微妙ですが、「辛酸なめ子」「黒鉄ヒロシ」「みうらじゅん」なども武蔵野美術大学の出身とか。だから画力的に微妙な人も少なくなく、「西原理恵子」がまさに典型例でありましょう。

ただおすすめ医療漫画の『ブラックジャックによろしく』シリーズの「佐藤秀峰」や「塀内夏子」、「水木しげる」などそうそうたるマンガ家さんたちの名前もズラッと並ぶ。強いて言えば、最近の若手のマンガ家さんが少ないか。

また、リリー・フランキーやみうらじゅん、内館牧子、村上龍、草野マサムネ、アニメ監督・今敏も武蔵野美術大学出身。漫画家に限らず、幅広いジャンルで層が厚い美大と言えそうです。

多摩美術大学出身の大卒マンガ家一覧

続いては多摩美術大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 五十嵐大介…『海獣の子供』
• 北見けんいち…『釣りバカ日誌』
• 西義之…『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』
• 古屋兎丸…『帝一の國』
• 幸村誠…『プラネテス』『ヴィンランド・サガ』
• はるき悦巳…『じゃりんこチエ』
• 小栗左多里…『ダーリンは外国人』
• 高橋慶太郎…『デストロ246』
• しりあがり寿…『弥次喜多 in DEEP』
• こざき亜衣…『あさひなぐ』
• だろめおん…『ケンガンアシュラ』
• 田亀源五郎…『弟の夫』
• 冬目景…『イエスタデイをうたって』
• 越智善彦…『GO!GO!ミニ四ファイター』
• 福島鉄平…『サムライうさぎ』
• 沙村広明…『無限の住人』『波よ聞いてくれ』
• 小川彌生…『銀盤騎士』

他にも「ウエダハジメ」「岡崎二郎」「神矢みのる」「喜国雅彦」「近藤聡乃」「桜玉吉」「しまおまほ」「仙道ますみ」「玉置勉強」「流水凜子」「山田玲司」「吉田光彦」「東陽片岡」「D［di:］」「武田秀雄」などが多摩美術大学出身。

多摩美術大学もやはり比較的有名なマンガ家さんが多い。輩出数も同様に群を抜いてますが、とりわけ若手漫画家に限れば、前述の武蔵野美術大学よりも層が厚いか。

ちなみに漫画家以外の多摩美大出身者には、俳優の竹中直人や京本政樹、写真家の蜷川実花などがおります。

東京工芸大学出身の大卒漫画家まとめ

続いては東京工芸大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• 神尾葉子…『花より男子』
• オダトモヒト…『古見さんは、コミュ症です。』
• 横田卓馬…『背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜』

東京工芸大学はマンガ学科（芸術学部）があることもあって、「オダトモヒト」や「横田卓馬」といった画力が高い漫画家がちらほら。

「神尾葉子」は嵐の松本潤や井上真央などで実写ドラマ化もされた『花より男子』が有名。発行部数は6000万部超えの超人気漫画。ただし、神尾葉子は女子短期大学部出身。いわゆる短大。

そのため大卒出身者に含めていいかは微妙な所かも知れない。

他にも「こいおみなと（恋緒みなと）」や「霜風るみ（ふかさくえみ）」が東京工芸大学出身の漫画家になります。こいおみなとはRPGゲーム『スターオーシャン2』のキャラクターデザインなども務めていたそう。

大阪芸術大学出身の大卒マンガ家一覧

続いては大阪芸術大学出身の大卒マンガ家をチェックします。

• あずまきよひこ…『よつばと!』
• 石黒正数…『それでも町は廻っている』
• 克・亜樹…『ふたりエッチ』
• 椎橋寛…『ぬらりひょんの孫』
• 島本和彦…『アオイホノオ』
• 士郎正宗…『攻殻機動隊』
• 小森陽一…『海猿』
• 魔夜峰央…『パタリロ!』
• 畑健二郎…『ハヤテのごとく!』
• どおくまん…『暴力大将』
• 険持ちよ…『女声男子』
• ナカタニD.…『DAWN』

他には「旭まあさ」「川口まどか」「石山東吉」「かわらじま晃」「樹崎聖」「木下晋也」「きらたかし」「啄木鳥しんき」「桜真澄」「佐々木みすず」「田中政志」「寺本薫」「長尾謙一郎」「なかはらかぜ」。

「中平正彦」「なりたもえこ」「鳴海アミヤ」「原田将太郎」「福島聡」「福井あしび」「藤岡拓太郎」「ぶるまほげろー」「堀戸けい」「松本耳子」「MEIMU」「矢野健太郎」「矢寺啓太」「夢野れい」「ラッキー植松」なども大阪芸術大学出身のマンガ家になります。

関関同立は正直パッとしませんでしたが、「あずまきよひこ」や「畑健二郎」「克・亜樹」など大阪芸術大学は有名なマンガ家も多く輩出。『エヴァンゲリオン』アニメ監督の「庵野秀明」なども含めると、出身者は豪華。

ただやはり美大出身の割に、意外と絵が下手な漫画家もチラホラ。また出身マンガ家は極めて多いものの、やや小粒感も否めない。マンガ家の層の厚さという点で、関東系の美大に後塵を拝してるか。

ちなみに、「あずまきよひこ」は大阪芸術大学中退後に神戸芸術工科大学にも通っていたりします。

京都市立芸術大学出身の大卒マンガ家一覧

• 板橋しゅうほう…『凱羅 GAIRA ー妖都幻獣秘録ー』
• 王嶋環…『ごほうびおひとり鮨』
• 川添真理子…『霊感体質かなみのけっこう不思議な日常』
• 小池田マヤ…『…すぎなレボリューション プチキス』
• 椎名高志…『絶対可憐チルドレン』
• 白井弓子…『WOMBS ウームズ』
• 鈴木マサカズ…『ダンダリン一〇一』
• 堤抄子…『聖戦記エルナサーガ』
• 佐々木マキ…絵本作家

他にも「辻井タカヒロ」「木村光久」といった漫画家も、京都市立芸術大学出身。

特に有名所のマンガ家さんは、『絶対可憐チルドレン』の「椎名高志」。考えてみると、大阪芸術大学出身の畑健二郎然り、少年サンデー漫画家は意外と関西系が多い不思議。

他だと個人的には「鈴木マサカズ」あたりの作品は好きかも。ただ美大の割に、全体的に層は薄そう。

京都精華大学出身の大卒マンガ家一覧

• ミウラタダヒロ…『ゆらぎ荘の幽奈さん』『恋染紅葉』
• 助野嘉昭…『双星の陰陽師』
• 武村勇治…『トリガー』『義風堂々!!直江兼続』
• 伊藤静…『なんじゃもんじゃ』
• イダタツヒコ…『星屑番外地』
• タナカカツキ…『バカドリル』
• 榎屋克優…『日々ロック』
• えすとえむ…『IPPO』
• 山中あきら…『おきらく忍伝ハンゾーＲ』
• ウィスット・ポンニミット…『マムアン』『ブランコ』
• 金城宗幸…『神さまの言うとおり』『僕たちがやりました』
• 山本崇一朗…『からかい上手の高木さん』『からかい上手の元高木さん』
• 阿部洋一…『血潜り林檎と金魚鉢男』
• 赤名修…『タナトスの使者』『勇午』シリーズ

京都精華大学は、いわゆる「マンガ学科」が存在する大学。

だから厳密には美大や芸大ではないんですが、こまけーこたーいいんだよ。他には「サライネス」「イダタツヒコ」「中野でいち」「矢田恵梨子」「赤井ヒガサ」などのマンガ家も輩出してるとか。

ちなみに当記事は2014年頃に最初に作ったんですが、当初はパッとしない漫画家も多かったんですが、現在では既に有名な人気漫画家として成長してる人もチラホラ散見。

具体的には「ミウラタダヒロ」や「助野嘉昭」「山本崇一朗」「金城宗幸」あたり。京都精華大学のマンガ学科の学生数は全体で700名にも満たないため、そう考えたらかなり頑張ってる大学と評価できそう。

金沢美術工芸大学出身の大卒マンガ家一覧

• 米村孝一郎…『星界の紋章』
• 東村アキコ…『ママはテンパリスト』『海月姫』
• 竜山さゆり…『ある日 犬の国から手紙が来て』

金沢美術工芸大学出身の有名マンガ家は「東村アキコ」。例えば、『かくかくしかじか』という漫画作品で、この金沢美術工芸大学に在籍してた頃の話を描いてたりするほど。

ちなみにアニメ監督の「細田守」も金沢美術工芸大学出身だそう。割とマンガやアニメと関連性は深い大学とは言えそうか。

東北芸術工科大学出身の大卒漫画家一覧

続いては東北芸術工科大学出身の漫画家。

• 藤本タツキ…『チェンソーマン』『ルックバック』『ファイアパンチ』
• たかちひろなり…『課長令嬢』

東北芸術工科大学は1991年に設立された比較的新しい美大ですが、話題の藤本タツキ（美術科洋画コース）を輩出。藤本タツキは秋田県出身ということで、距離的に近い美大を選んだ感じか。

偏差値は50以下に留まるようですが、画力の高さとそれは直接関係ない模様です。結局、美大に入学しても「その後の努力次第」ということでしょう。

九州芸術工科大学出身の大卒マンガ家一覧

• 原泰久…『キングダム』

九州芸術工科大学出身者は、やはり現在ヤングジャンプで『キングダム（KINGDOM）』を連載中の原泰久。確かに筆致は強いものの、正直、美大・芸大出身というのは驚きでした。

教育大学系出身の大卒マンガ家一覧

最後は教育大学出身の漫画家。

愛知教育大学出身の大卒漫画家

まず愛知教育大学出身のマンガ家は「江川達也」。例えば、『東京大学物語』や『まじかる☆タルるートくん』などを執筆。しっかり教員免許も持ってるそう。

ただ江川達也の場合、変な目的で教師になろうとしたんじゃないかと少し疑ってしまうのは自分だけでしょう（笑）

○宮城教育大学出身の大卒漫画家

他にも宮城教育大学出身のマンガ家は「荒木飛呂彦」。言わずと知れた、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの作者。荒木飛呂彦は宮城県出身で、そのまま地元の大学に進学したパターン。

ただし途中で大学を中退し後は、仙台デザイン専門学校に転学していたそう。そのため荒木飛呂彦の最終学歴は大卒ではなく、専門学校卒。ちなみに、この専門学校時代に荒木飛呂彦は少年ジャンプでプロデビュー済み。

北海道教育大学出身の大卒漫画家

• 佐々木倫子…『動物のお医者さん』『おたんこナース』『チャンネルはそのまま』
• 市川春子…『宝石の国』

北海道教育大学出身の漫画家は「佐々木倫子」と「市川春子」。

他にも宇木敦哉や中川学といった漫画家も輩出しているそう。

【結論】マンガ家になるために大学に行く必要性はないが…

以上、ドル漫による大卒の高学歴漫画家さん一覧でした。冒頭でも触れましたが、高学歴の漫画家さんは意外とめちゃくちゃ多かった印象。

ただ現役で活躍してる漫画家さんは全国では現在3000人4000人以上はいるらしく、言ってもマンガ家全体でも大卒の漫画家さんは1割強程度と考察されます。だからそこまで割合的に多いとは言えないか。

つまり、結論をまとめると漫画家になるためにわざわざ大学に通う必要性は低そうです。

○大学に行きながらマンガ家を目指すなら「首都圏の大学」がおすすめ

でも、もし大学に行ってまで漫画家を目指すのであれば、やはり「東京の大学に進学すべし」ということが言えそう。

やはり「首都圏の大学出身者」が目に見えて多かった。関西圏の大学も学生数はそれなりに多いはずですが、それでも輩出されたマンガ家さんの数は目に見えて少ない。この事実から読み取れるのは「出版社」の存在が大きい。

何故なら大手から中小まで含めて、全国にある出版社の場所はほぼ100%が東京に集中してるから。いくら頑張ってネームや原稿を描いたところで、それを出版社に持ち込まなければ意味がない。

そういう意味で、出版社が近くに存在してることはそれだけで大きなメリット。もちろん地方の大学から成り上がった漫画家さんもいるにはいますが、冨樫義博や井上雄彦・荒木飛呂彦、尾田栄一郎など天才系ばかり。あまり参考にはならないでしょう。

あとは美大に通えるなら美大に通った方が無難です。大卒出身者の漫画家でも、美大出身の漫画家さんが群を抜いて多い。言うまでもなく、マンガ家は「画力」が大きな武器になることが学歴からも読み取れるのではないか

例えば大卒ではありませんが、『宇宙兄弟』の「小山宙哉」なんかは大阪市立デザイン教育研究所という美術系の専門学校に通っていた。