つい先日、「名探偵コナンの黒幕の正体」が少年サンデー3・4合併号で明らかになりました。同時に作者・青山剛昌の長期休載も発表されて、テレビでも取り上げられるなど色んな意味で話題になりました。
ただ同じ少年サンデー3・4合併号では、実は別の大きな話題もありました。それが作者・高橋留美子が連載していた『境界のRINNE』がついに完結を迎えたこと。足掛け8年間連載が続いていたらしい。
個人的に漫画タイトルの「RINNE」を入力するのが地味にウザk…大変だったものの、そこで今回ドル漫では『境界のRINNE』の最終話のネタバレ感想をレビューしてみたいと思います。
境界のRINNEが完結するまでの展開
主人公・六道輪廻は父・鯖人とのいざこざを起こして、ヒロイン・真宮桜からもらった境界石を破壊してしまう。当然なんの悪意もなかったものの、真宮桜は六道輪廻に嫌われたと勘違いしてしまう。
そこでため息混じりの日々は続き、ついに真宮桜は六道輪廻との別れをついに決める。しかし六道輪廻はこのまま別れるのは忍びないと、せめてちゃんと話して誤解を解こうと必死に真宮桜の居場所を探す。
ただ真宮桜はふとしたキッカケに、三途の川に引きずり込まれてしまう。果たして六道輪廻は真宮桜を助け出すことはできるのか?真宮桜の誤解を解くことはできるのか?…みたいな展開が最終回直前に発生します。
境界のRINNEの最終回はどんな終わり方だったのか?
じゃあ『境界のRINNE』の最終回はどんな終わり方だったのか?
当然、三途の川に向かう六道輪廻。もしかすると輪廻の輪に行ってしまえば、そのまますぐ成仏(転生)されてしまう。「今行くー」と慌てる六道輪廻は、さもいかにもっぽい描写。
ただ画像のコマをよく見ると、その中には真宮桜の姿。実は輪廻の輪には吸収されておらず、むしろ六道輪廻に向かって後ろの方から追いかけてくる真宮桜。往年の志村けんか。
そして最終回直前で煽った割に、「こうして色々な事件は決着して…」という一言であっさり解決してしまう。六道輪廻はかつてないほどのドヤ顔してますが、何という見所のなさ。
○六道輪廻と真宮桜もデートする関係に発展するも…
そして、名物キャラクターたちのその後の日常生活がテンポよく描写されます。まさに『境界のRINNE』特有のまったりした空気感が流れる。当然、それは六道輪廻や真宮桜でも同様。でもちょぴっとだけ関係性が進んで、二人はデートする機会も増える。
ただ相変わらず、六道輪廻の金欠クセは変わることはなく、デート初っ端から堂々と「お金を貸してくれないか」と頼み込む始末。正直「一発ヤラせてくれないか?」レベルの潔さ。好きな女子に面と向かって言える胆力は男だったら誰もが欲しいはず。
しかも何が悲しいって、真宮桜も笑顔で「しょうがないなぁ」と承諾してること。そこは頑張って断らなきゃ。これ結婚する前から分かるヤツやん。絶対幸せになれへんヤツやん(宮川大輔風)。
境界のRINNE 最終話 感想評価・評判・口コミレビューまとめ
以上、『境界のRINNE』の最終回の感想レビューでした。
前作の犬夜叉とは違って、内容はくだらない日常系漫画だったため、いかにも高橋留美子らしい終わり方だったのではないか。ただ前述のように真宮桜が幸せになれる未来が見えないのは悲しいですが…。ここまで「ダメ女っぷり」をフルスイングで行ったヒロインキャラも最近では珍しい。
ちなみに今回の最終回は399話目にあたるため、ちょうどキリが良い400話目で終わらせてあげればよかったのにと思ったのは内緒。だから少年サンデーも大なたを振ったというか、割と問答無用で打ち切りにしたのかも。椎名高志の『絶対可憐チルドレン』もそろそろ完結を迎えるらしく、少年サンデーの中でも長期連載漫画がお払い箱になる流れにあるっぽい。
ただこれまでの傾向を考えたら、『MAJOR』の満田拓也や『柊様は自分を探してる』の西森博之など、結局は似たような連載陣に落ち着くのが少年サンデーの様式美か。ちなみに満田拓也も西森博之も個人的に好きなので他意(批判)はございません。
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