『ONE PIECE』で一二を争うほど盛り上がった戦いが「マリンフォード頂上戦争」。
このマリンフォード頂上戦争では海軍大将や王下七武海、白ひげ海賊団、麦わらのルフィたちが入り乱れて壮絶なバトルを展開。エースは残念ながら赤犬・サカズキの攻撃で死亡したものの、最後は赤髪のシャンクスによって終戦を迎えた。
このマリンフォード頂上戦争での名言が、やはり赤犬の「白ひげは所詮先の時代の敗北者じゃけぇ」。そして、赤犬に呼応するように出たエースの「ハァハァ…敗北者?」というフレーズもネット上では愛されてる。
この理由はシンプル。何故なら、最近になってYouTubeで先の時代の敗北者関連のパロディ動画が量産されてるから。いわゆる「MAD動画」と呼ばれるものが局所的なブームを迎えてるとのこと。
そこで今回ドル漫では原作漫画版ワンピースで「先の時代の敗北者」がどうなっているのか、何故ここまで人気が出た理由など遊び半分で考察してみようと思います。
YouTubeで「先の時代の敗北者」のパロディ動画の再生回数が100万超えな件
じゃあ、実際YouTubeではどんなパロディ動画がアップロードされてるのか見ていこうと思います。ただし、基本的にMAD動画やパロディ動画は違法なので、ドル漫のような健全な漫画考察ブログではリンクは張りません。
例えば、「敗北者を褒め称える赤犬」というパロディ動画はまさかの再生回数が130万超え。どこぞのヒカキンレベル。タイトルを見る限り、赤犬が敗北者(白ひげ)を褒めるような内容に改変されてるっぽいMAD動画。
「各国の敗北者を検証」というパロディ動画も再生回数60万超え。いや、敗北者に何ヶ国語バージョンがあんねん。いかにもワールドワイドなワンピース。違法アップロードしたチャンネル名を見るとニコニコ動画が発祥・供給源なのか。
他にも「敗北々しくて」はゴールデンボンバーの歌(女々しくて)とのコラボパロディ動画も130万超え。「白ぬり海賊団 ゴール・D・ボンバー」とか、何を上手いこと言うてくれてんねんwwwさすがにワロタwww
「敗北ウォッチ」とか完全に意味不明。どこと何がかかってるのか皆目見当がつかない。
何故ここまでウケてるのか考察すると、赤犬のシンプルな悪口が面白い。あとは特にアニメ版ワンピースで見ると、エースの「ハァハァ…敗北者?」という語呂やテンポが良い。さながらラップのように韻を踏んでる。
もちろん集英社からしたら「今の動画取り消せよ」って感じだと思いますが、もしあとで興味があればYouTubeで「先の時代の敗北者」や「ハァハァ敗北者」で検索してみてください。
赤犬のエースへの悪口がシンプルに幼稚でワロタ
だからマリンフォード頂上戦争でのエースvs赤犬戦では、どうしてもパロディ動画の影響もあって「先の時代の敗北者」や「ハァハァ…敗北者?」ばかりがクローズアップされがち。もはやここしか覚えてないワンピース読者もいそう。
そこでエースと赤犬の口げんかの流れを改めて確認しておきましょう。「先の時代の敗北者」以外に二人は一体どんなことを口走っていたのか?
まずは赤犬サカズキが「白ひげ海賊団はとんだ腰抜けの集まりじゃのう。船長が船長…それも仕方ねぇか。白ひげは所詮先の時代の敗北者じゃけぇ」と背中を向けて逃げるエースを煽り始める。
ここで「先の時代の敗北者」というフレーズが使われる。
これを聞いたルフィと共に逃げていたエースは踵を返して、「ハァハァ…敗北者?取り消せよ今の言葉」と立ち止まる。ここで例のフレーズが飛び出すものの、エースの育ての親とも言える白ひげをバカにされたから許せるはずもない。
でも、ここで逆に赤犬サカズキに「悪口モード」にスイッチが入ってしまう。
「お前の本当の父親ロジャーに阻まれ、王にはなれず終いの永遠の敗北者が白ひげじゃ。オヤジオヤジとゴロツキ共に慕われ、家族まがいの茶番劇で海にのさばり」と白ひげを踏みにじる暴言を延々と吐きはじめる。
でも、「家族への悪口」ってなかなか幼稚な内容であってもメンタルに来ますからね。本当に赤犬は姑息。
そして、「何十年もの間、海に君臨するも王にはなれず何も得ず。口車に乗った息子という名のバカに刺され、それらを守るために死ぬ。実に空虚な人生じゃあありゃあせんか?」とシンプルに悪口がひどいwww
エースも「オヤジはおれ達に生き場所をくれたんだ!」と抗弁するものの、「お前ら海賊に生き場所はいらん!」と赤犬のメンタルはダメージゼロ。
そして、赤犬は挙げ句に「白ひげは敗北者として死ぬ!ゴミ山の大将にゃあ誂え向きじゃろうが!」とカッパえびせん並に悪口が止まらない。
まさに「THE悪役」を印象付けてくれたシーンでもありました。ちなみに、ガチの真の意味で「先の時代の敗北者」はロックス海賊団だと思いますが、そこらへんは後で別記事もご参照ください。。
「先の時代の敗北者」よりも原作のメインはエースの死
ただ漫画版『ワンピース』をリアルタイムで読んでましたが、個人的に「先の時代の敗北者じゃけぇ」「ハァハァ…敗北者」の記憶は意外と残ってない。そこまで赤犬が笑えるほど煽り倒してた印象もあまりない。
何故なら、やはり当場面のメインディッシュは「エースの死」だから。
メラメラの実という最強クラスの自然ロギア系悪魔の実の能力者が初めて完敗したという衝撃の事実、そして悪魔の実の能力者が初めて無残に死亡するという圧倒的に現実に焦点が当たっていた。
その後のクダリも含めて、悪魔の実の継承方法も大きな注目点として印象に強く残ってた。だから、赤犬の執拗なまでの「敗北者いじり」とか、「ハァハァ」と小気味良い韻を踏みまくるエースとかマジでどーでも良かった(笑)
でも逆に言うと、「エースの死」はそれだけシリアスなシーンだったからこそ、「先の時代の敗北者」「ハァハァ…敗北者?取り消せよ今の言葉」といったパロディ動画が反比例するように面白く映るのでしょう。
コメント
全然悪口ちゃうし正論やし頭悪そう
そもそもエースなんて食い逃げ常習犯の犯罪者やろwww
あと良いこと教えてやる
尾田は赤犬が主人公なら強すぎて物語すぐ終わると赤犬最強の公式認定
世界一のイケメンは菅原文太
だからワンピースの世界一のイケメンは赤犬これも公式認定
あと尾田は赤犬を大切に描くこれも公式認定