ブラッククローバー 11巻 ネタバレ感想| マルスとファナの邂逅

『ブラッククローバー』11巻のネタバレ感想。作者は田畠裕基。掲載誌は少年ジャンプ。出版社は集英社。ジャンルは少年コミックのおすすめファンタジー漫画。AmazonのKindleや楽天などでも試し読み・立ち読みが可能です。

最新号の少年ジャンプを読むと、どうやら最近『ブラッククローバー』のアニメ化も決まったらしい。

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11巻までの展開をおさらい

『ブラッククローバー』11巻までの展開を簡単におさらいしておくと、主人公・アスタの呪いを解くために魔女の森に向かう一行。そこには元ダイヤモンド王国のファンゼルなどの姿もあった。しかし魔女の森に白夜の魔眼・ファナやダイヤモンド王国軍の八輝将などが襲来。

その中でも八輝将・ラドロスは相手の魔法を吸収し、それを倍にして返す能力を持つ。そのため元ダイヤモンド王国・ファンゼルが応戦するものの苦戦。そこでかつて主人公・アスタと戦ったこともあるダイヤモンド王国・マルスが参戦。

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(ブラッククローバー11巻)

そこでファナが使役する精霊サラマンダーが吐いた炎をアスタが打ち返し、それをファンゼルが補強。ラドロスはサラマンダーの炎を吸収しようとするものの、あまりに莫大な魔力すぎて破滅。11巻序盤の方でラドロスは打破(?)する。

 

マルスとファナは元幼なじみ

そして残りの敵は白夜の魔眼のファナ一人。炎の精霊・サラマンダーが厄介。

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(ブラッククローバー11巻)

ただそこでダイヤモンド王国・マルスと白夜の魔眼・ファナが、実は幼馴染だったことが発覚。そういえば『ブラッククローバー』3巻21話の扉絵に伏線らしき二人が描かれていました。身寄りのない二人はかつてダイヤモンド王国で必死の訓練を受けていた。

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(ブラッククローバー11巻)

そして何やかんやが御座いまして、ファナは元の人間の姿に戻る。白夜の魔眼の象徴であるおデコのお目々は消失したというオチ。このままダイヤモンド王国の一因として活動するのか。

ただ分かりづらい。ダイヤモンド王国と白夜の魔眼・ファナがタイミング的に同時に襲撃したもんだから、一緒に徒党でも組んでるのかと思った。マルスも冷徹な性格のままだと思ってた(記憶とやらが蘇ってたことを覚えてなかった)。

小説限定版のキャラクターである元ダイヤモンド王国・ファンゼルも含めて、ここらへんのドラマは大して描けてなかった。とりあえず「かつてこんなことがありました」と淡々と説明しただけ。

どうせなら見た目が似てることもあって、マルスとファナは普通に「兄妹(双子)」の方がしっくり来た。わざわざ幼なじみというだけで命をかける道理を見出しにくい。ということで、せっかくマルスは面白いキャラだったので残念ですが、あまりピンと来ないことの方が多かった気がする。

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ラドロス復活するものの、アスタが覚醒

ただラドロスが復活。ファナの精霊・サラマンダーの炎を食った結果、パンクしたのかと思いきやNO。消化するのに時間がかかっただけ。むしろラドロスは結果的に強化される。

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(ブラッククローバー11巻)

でも主人公・アスタがアンチ魔法の剣をぶん投げる。剣の揺れる感じは素敵。結果、ラドロスは粛々と魔力が奪われていく。ファナの魔法を取り込んだ甲斐なし。

でもマリーアントワネット的なノリで、ファナの魔力がないならもう一度ファナの魔力を食べればいいじゃない。サラマンダーの魔力を全て取り込んだラドロスは更に強くなる。ファンゼル曰く、もはや精霊の力を超えている。

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(ブラッククローバー11巻)

そこで魔女王がアスタに力を貸すと、アンチ魔法の力が全身に流れる。つまりアスタ自身がアンチ魔法の力を身にまとう。「もはやあらゆる魔法は意味を成さない」状態。

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(ブラッククローバー11巻)

そしてラドロスが放った驚異的な魔法に逆らうように追尾し、そのアスタの姿はノエル曰く「駆け登る黒い流星」。そのままラドロスはお爺ちゃんのようにシワクチャになって敗れる。このままチャンチャンと大団円かと思いきや、魔女王が反旗を翻す。アスタの精神を操作し、その他の仲間たちを攻撃。

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(ブラッククローバー11巻)

その絶体絶命のピンチにバネッサ姉さんが覚醒。「運命を操る力」はバネッサの思い通りの未来を描く。この赤い猫に触れられた人間は勝ちもするし、負けもする。全てはバネッサの思惑通り。魔女王が完敗した所で11巻は終了します。

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ブラッククローバー11巻のネタバレ感想総括

以上、『ブラッククローバー』11巻のネタバレ感想でした。

かつてファンタジー漫画「ブラッククローバー」が普通に面白いという考察記事も書きましたが、いかんせんどんどん面白くはなくなってきてるのかなーという印象。ラドロスといったキャラクターも含めて、作者の独善性が際立つ。芸能人が好きな嗜好は一向に構わないんですが、それと漫画作りを混同されちゃ困ります。

内容や展開も昔ほど直球ではないというのか、キャラクターのセリフ力もイマイチな気がします。最初は編集者でも変わったのかと思いきや、コミックスの巻末を読む限りはこの11巻も初期と同じ模様。割りとおすすめしたい面白い漫画ランキングはいずれこのドル漫に移動させたいと思ってますが、その時に『ブラッククローバー』の順位をもう少し下げるか。

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