『ドクターストーン(Dr.STONE)』のネタバレ感想をレビュー。
作者は稲垣理一郎(原作)とBoichi(作画)。掲載誌は少年ジャンプ。出版社は集英社。ジャンルは少年コミック。AmazonのKindleや楽天koboなどでも『ドクターストーン(Dr.STONE)』の試し読み・立ち読みができます。
単巻ずつのネタバレ感想を書くのもいいんですが、最近はマンガネタバレブログが摘発されがち。そこで今回は「面白いかつまらないか」という視点でまとめて徹底的に考察レビューを書きたいと思います。
果たして『ドクターストーン(Dr.STONE)』はおすすめマンガなのか否か。
ただ個人的な感想としてはそこまで面白くないと想ってるので、基本的にダメ出しメインの考察レビュー。『ドクターストーン』が面白いと思ってる読者の方はスルー推奨。苦情は受け付けてま千空。
Dr.STONEのあらすじ登場人物・ストーリー内容
既に漫画『ドクターストーン』のあらすじは書いたんですが、簡単におさらい。主人公は男子高校生の千空(せんくう)と大樹(たいじゅ)。千空は理知的な天才科学少年、大樹は熱血漢の体力バカ。いつものように何でもない日常を過ごしていた。
ただある日、大樹が大好きなクラスメイト・杠(ゆずりは)という女の子に告白しようとしたときに異変が起きた。
突如、空が光ったかと思うと、大樹の全身が石化してしまう。もちろん大樹が好きな杠は言うまでもなく、世界中の人間が石化。そして地球上から人類が消えてしまった。そこから膨大な月日が流れ、約3700年後。
あることをキッカケに大樹は石化が解除された。また既に千空も石化から解き放たれていた。そして二人は誓い合う。この「ストーンワールド」で生き抜くことを。最愛の少女・杠のために数千年ごしの告白をすることを。
以上が『ドクターストーン』の簡単なあらすじ内容になります。
Boichiの絵は上手くておすすめ
『ドクターストーン(Dr.STONE)』という漫画に特筆すべき点があるとしたら、やはり作者・Bouichiの画力の高さ。
いずれ絵が上手い漫画家おすすめランキングも作りたいと思ってますが、作画・Boichiの絵はとにかく上手い。設定やあらすじを考えると視覚化するのは難しい世界観だと思いますが、しっかり「まとも」に体現されてると思います。
例えば小鳥の羽が石化から解かれる瞬間だと、石の硬い部分と羽の柔らかい部分の描き分けが上手い。それ故にリアルに見えます。鳥の羽というチョイスも絶妙だったのかも知れません。
ストーンワールドと化した地球に君臨するライオンはこんな描写。実際のライオンと比べると若干顔が小さいかなーとは思いますが、そこら辺は「数千年」という時間差があるので、そういう進化をした or 新種が生まれたと考えたら別に気になるほどではないか。
ストーリーのゴールや目的が不明
ただ果たして『ドクターストーン』が面白い漫画なのかどうか?
既に冒頭で軽めに評価してますが、結論から書いてしまうと、個人的には『ドクターストーン(Dr.STONE)』はさして面白いとは思えませんでした。もっと言えば、つまらない部類に入るかも知れない。
何故なら『ドクターストーン』のストーリーの軸が見えない。漫画として物語として、結局何をどうすればゴールになるのかが分からない。
例えば現実的なアプローチに走るのか、フィクション満載のファンタジーに走るのか曖昧。前述のように具体的な科学知識を活かしたゆるいテイストのサバイバル漫画で行くならそれもアリだと思いますが中途半端にシリアス感も煽ってみたり、『ドクターストーン』の読み方が難しい。
そもそもキャラクターの目的からしてバラバラ。例えば天才・千空は「文明を一から作る」ことに対して、アホ・大樹は「杠を蘇らせてイチャコラする」こと。漫画の物語の根幹を考えたら、そこは統一しておかないとダメでしょう。
しかも杠は杠で5話目か6話目かであっさり蘇る。
じゃあ一話目の大層な前フリは何だったんだと言いたくなる。また作画・Boichiの画力を活かしたお色気展開もなし。原始の世界に舞い戻った以上、杠のムフフな部分をつい期待してしまいますが、残念ながら2巻3巻に至ってもスケベな描写はありません。
漫画タイトルの「ドクターストーン」は誰が主人公か?
漫画タイトルの『Dr.STONE』は直訳すると「石博士(石医者)」みたいな意味になる。
じゃあ、このドクターストーンが誰であるかを考えると、やはり「千空」を差してると十中八九推察されます。だったらW主人公にした意味を見出だせない。千空をメインにするなら大樹が邪魔。
そもそも主人公の二人が簡単に復活できてる時点で、「石化から人間を蘇らせる」という目的は決してハードルが高くない。だから「医者」に限定する意味がなく、石人間の「治療」に限定してしまうと作品の広がりにも欠ける。
だからマンガ作中でも何度も登場しますが、漫画タイトルは素直に「ストーンワールド」で良かった。これなら「石化した世界の物語」であればストーリーは何でもオッケー。また「千空」たちをメインに据えるのであれば「ストーンボーイズ」。もし博士感を強調するのであれば、「サイエンス・ストーン」とかで十分。
『Dr.STONE』だと一般名詞をくっつけただけでは、何の引っ掛かりもない。例えば『Dr.スランプアラレちゃん』というマンガがありましたが、もし「アラレ」という主人公名が入ってなかったらあそこまで人気は出てなかった気がする。
既に「Dr」と省略してる以上、ここから更にマンガタイトルを省略するのが難しい。自分が提案した案だと「SW」や「SB」みたいに略せます。
ドクターストーンの総合評価・評判・口コミまとめ
以上、『ドクターストーン(Dr.STONE)』が面白いかつまらないかの考察レビューでした。正直な感想を述べれば、一見すると期待できそうなんですがいざ読み始めると「あれ?」といったところ。
だから地味にツッコミどころも多いといえば多い。前述の石化された小鳥を見ても分かるように、人間だけではなく動物も石化されてる。それにも関わらず、何故3700年後の地球に動物が再び繁栄してるのか。3700年も石化してたくせに同時期に千空と大樹が復活するなど、中途半端に理屈っぽいだけで全体的にはご都合主義なのも気にかかる。
ストーリーをもう少しネタバレしておくと、獅子王司という霊長類最強の高校生が復活。
最初は千空たちと仲良く協調していたものの、「使えない老人たちを排除」するというイデオロギーのもと石化した人間たちを破壊していく。そのため大樹たちと反目。ただ時間軸を利用するなら、やはり同時期に復活させた意味があったのかという疑問。
例えば獅子王司はとっくに石化が解除されていて、既に帝国もどきの国を築き上げていた。そうすれば「15歳の千空と大樹たち vs 50歳になった獅子王司」みたいな展開も描写できてたはず。
獅子王はケンカ最強な上、既に30年以上もストーンワールドで暮らし経験値も豊富。圧倒的に不利な中、蘇ったばかりの千空と大樹が助け合って打倒する。少年マンガの序盤の引きとしてはまずまず面白いのではないか。せっかくの約4000年という空白期間を活かせてない気がしました。
ちなみに全ては1巻を読んだ上での評価。最近の少年ジャンプの掲載順位などを考慮すると、結果的には『ドクターストーン』はそこそこ人気マンガに成長している模様です。
コメント
う~ん
主さんは超絶売れないストーリーとかなら書けそうですね
あとネーミングセンスもめっぽうからっきしです。。。
ものすごく恥ずかしい
3700年の時間差はきっちりと生かされてるだろが
読解力なさすぎだろ
僕も普段あんまり辛辣なコメントをする方ではありませんがこの記事を書いた人はお話をきちんと理解できていないんだなぁ。と感じました。
的が外れていますね。
ドクターストーンは石鹸だぞ…?
もしかしてマトモに漫画すら読んでないのか君?
呆れた…
この方の記事を気に入ってワンピースの記事をたくさん読んでるんですけどちょっと辛口すぎません?
みんなが面白いって言うのを聞かされすぎて読む意欲が削られた状態で読んだのかな?って感じがする
主さん伏線を読み解くのよくしてるのに、、、この記事の内容には伏線として貼られているものを批判しているものもあるので既読としては的外れに批判して見えます。
可能性があるんじゃないのかな?を無視して非難すると言葉狩りのような不気味さがでてこんなのいつもの主さんじゃないような、正常の状態ではないような気がします。
これは伏線として機能するんじゃないか?同時期に復活したのは何か理由があるんじゃないのか?敵を早々に復活させ対立させなかったのはそれよりも高次の話を用意しているのではないか?それならそれはなんなんだを考えないその心構えは”一巻を読む前から非難的な気持ちを持っているから”ではないのかと記事を読んでて感じました。
本当に読んだのかこれ。。。。
動物も石化してるのにうんぬんのところはまともに設定すら理解してなくて草
石化したのは人間とツバメだけだって、作中で言ってるだろ
ドクターストーンはまずは石鹸 そして石化が難病を治す為のプロセスとして
の意味でドクターストーン これ2つを掛けてるんですよ
杠の足に石が付いててそれに薬液を掛けて除去した時に体も修復されるとの千空の発言
話が進むと司の妹の石化を治すと共に脳死状態も回復する所から・・・
決して千空がドクターストーンではありません
千空はその知恵と行動力で原始時代から近代文明まで歴史の針を戻す役目
大樹は別の視点から司を見たり杠を守ったりといった役目
分業だと思えばW主人公でも全然アリでしょ
言ってることデタラメで草
普段コメントしないけど、さすがにこの評価には腹たってコメントしようと思ったら、みんなが書いてくれてたわ。
ドクターストーンは本当に名作。小学生低学年くらいには話の理解は難しかもしれないが、ワンピースの仲間とかの大事さ、みたいなのとはまた違った方面で子供達に読んでほしい名作。
でも小学生低学年でも楽しく読めるような工夫がたくさんされているので、普通に楽しめるはず。
しかしある程度話を理解できる中学生あたりから大人が一番楽しめるとは思う。
ちょっと流行ってる作品だから急いであやかってブログにしたかったのかな?
だったらもうちょっとちゃんと読むのが発信する人の常識じゃないの?
確かにドクターストーンの序盤は面白くない
ただ管理人のドルジさんの指摘通り
千空が中心的に活躍するようになってから面白くなった気はします
もう少しまともなダメ出しが聞きたかった。
なぜ千空父一行が近代的な設備がある場所へたどり着く最大限の努力をせず、最初から文明滅亡あきらめモードなのか
なぜ国際宇宙ステーションが東から西へ逆行しているのか(アニメ版だけだが)
なぜアンモニアが作れるのに硝酸が作れないのか
なぜ水酸化ナトリウムの生産でガラス瓶を使っていたのか(本来は水とイオンが浸透できる素焼きの土器を使うべき)
なぜ製鉄炉の煙突を高くしようと最大限の努力をしないのか(高くするほど煙突底部の圧力が小さくなり、人力で空気を送らずに済む)
などは個人的に思ってたやつ
全体の流れとしてはすごい好き。
動物全部石化したのに〜とか1巻どころか数話すらまともに読めてなくて草
ここのレビュー大概ガバガバだと思ったら実は読んですらいなかったのか
納得したわ
何も分かってない人間が偉そうにすると恥かくっていう良い例で草
どうでも良い事かもしれんが、「Dr.スランプアラレちゃん」の原作”漫画”のタイトルは「Dr.スランプ」です
内容の全てに納得できない記事でしたのでコメントします。他の方も同じように思っていたようで安心しました。
酷い感想だな。
少年漫画的に最初に会った同年代の敵はまず、方向性が違いながら高め合うライバルになるか友人になる展開はあってもラスボスではない。ラスボスは石化光線を悪用し放った犯人。
石化光線自体も完全なる悪ではなく便利な科学産物も使う人間に左右されるとう雰囲気も感じられる。
司が石化光線の犯人じゃないのは明らかだし、千空の目的は石化のなぞを解いて人類を救い科学文明を取り戻すなのは数話読めばわかる。
ペットの犬や動物園の猿などが石化しなかった場面もあった。
ただ批判したいという内容にあきれて思わず書いてしまった。
大嘘つきで草
なんでこれ残してるんだろう。戒め?
この記事痛すぎて時々見に来ちゃう!
「私の提案したstone boysはSBと略せます(ドヤァ)」が本当にダサくて草