このメルエムの最側近の部下が「王直属護衛軍(おうちょくぞくごえいぐん)」と呼ばれる3名のキャラクター。具体的にはネフェルピトー、シャウアプフ、モントゥトゥユピー。名前が非常に覚えにくいため当初は苦労しました。
そこで当サイト・ドル漫では「王直属護衛軍の強さランキング」を今更ながら徹底考察してみました。ネフェルピトーとシャウアプフとモントゥトゥユピーの中で一体誰が一番強いのか?
王直属護衛軍とは?
まず強さランクを考察する前に、改めて「王直属護衛軍」の正体をおさらいしておきたいと思います。さっさと最強キャラを知りたい方は目次機能をご活用下さい。
王直属護衛軍とはメルエムを守るために生まれた3名のキメラアント。
女王アリが最も栄養を注いで生んだだけあって、王直属護衛軍はキメラアントの中でも最強クラスの実力を持つ。左からシャウアプフ、モントゥトゥユピー、ネフェルピトー。ちなみに生まれた順番は①ネフェルピトー②シャウアプフ③モントゥトゥユピー。
「シャウアプフ」は蝶々や蛾をモチーフとした王直属護衛軍。頭には触角があり、チョウのような羽が生えてるのが特徴。シャウアプフの言動や振る舞いは紳士そのもの。ただし、性格はナルシシズムとサディズムにあふれた鼻につくキャラ。
「モントゥトゥユピー」は直属護衛軍の中でもまさに化け物。一見するとオールバックスタイルのただの人間にも思えますが、肉体を自在に変化させる魔獣がベース。腕を大量に生やしたり、眼球を体中に生成するなど、まさに王直属護衛軍の中でも異形中の異形。
「ネフェルピトー」は猫をモチーフとした王直属護衛軍。語尾に「にゃ」を付けるなど、まさに見た目通りのキャラクター。しかしながら可愛らしい見た目に反して、カイトを瞬殺するなど王直属護衛軍の最強っぷりを最初に遺憾なく見せつけてくれたキャラでした。
言うまでもなく3名とも実力は拮抗してるとは思うんですが、とりあえず王直属護衛軍の中で各々の強さランクを詳細に評価したいと思います。
シャウアプフ…王直属護衛軍強さランク3位
まず最初の王直属護衛軍強さランキング3位は「シャウアプフ」。
シャウアプフの能力は「鱗粉」。鱗粉を使って相手の感情を読み取ったり、また相手の器官に吸い込ませて洗脳することが可能。また自身のミクロ単位に分裂化させることもできる。そのためシャウアプフを完全に殲滅させようと思うと大変。
しかしながら、戦闘そのものに特化した能力は多くない。あくまで王(メルエム)が世界を統治しやすいサポート能力に優れてるだけ。またパームに洗脳を解かれるなど、操作系念能力の点でもやや力不足の側面も見られる。
モラウのスモーキージェイルに閉じ込められた場面でも、モラウを殺すという選択肢を取らなかった。もちろん死後に強まる念を警戒したとは言え、モラウを半強制的に操れないなど限られた空間で為す術もなかった状況はマイナス評価。
シャウアプフはミクロ化できる能力も「倒せない」という点で強みに働くが、敵を倒すという点で効果的に働かないのは周知の事実。円やオーラ量において他の王直属護衛軍よりも見劣りする。そもそもプフが誰かを倒したという戦績も乏しい。
とりわけ王(メルエム)に対して忠誠心が強いものの、もはや偏執的な愛情とも呼べるそれはバトル時の足を引っ張ることもしばしば。だから他の王直属護衛軍よりも後塵を拝し、シャウアプフの強さは上位二人とは割と差が付くかも知れない。
ネフェルピトー…王直属護衛軍強さランク2位
続いて王直属護衛軍強さランキング2位は「ネフェルピトー」。
ネフェルピトーの強みは圧倒的な「身体能力」の高さ。数キロ離れた場所からジャンプで移動してカイトの片腕をもぐなど、攻撃力やスピードは最強クラス。まさに肉弾戦においてハンターハンターの中でも屈指の強さを誇る。
しかも、ネフェルピトーの念能力「テレプシコーラ」は圧倒的な身体能力を更に高めてくれるなど相性も抜群。また半径数キロに及ぶ「円」はネテロですら近付くことをためらうほど。敵に予備動作を取らせず、真っ先に先制攻撃が取れる点も強さランキングでは高評価。
一方、ネテロの百式観音にテレプシコーラは既に初速やスピードにおいて後塵を拝してる。メルエム戦を見る限り、テレプシコーラが百式観音に勝てた可能性は低そう。実際、既にゴンさんにこてんぱんにフルボッコされるなど、ネフェルピトーのフィジカルの強さも無敵ではないことは証明済み。
だから、ネフェルピトーの強みは「純粋な身体能力のみ」とも言える。例えば、飛び道具的に遠距離攻撃できる念能力などは持たない。一方、ネフェルピトーのフィジカルのサイズは人間並。王直属護衛軍で最強と呼べるかというと?
モントゥトゥユピー…王直属護衛軍強さランク1位
最後の王直属護衛軍最強ランキング1位は「モントゥトゥユピー」。
モントゥトゥユピーの強みは「変幻自在の肉体」。魔獣の特性を色濃く引くだけあって、大量に腕を生やしてムチのようにしならせて攻撃し、背中から大量の針を伸ばして串刺しにしようとするなど、攻撃の可動範囲も広い上に多彩。手数も多い上に高速。
またケンタウロスのように変身して移動速度をアップさせるなど、場面や状況に応じて攻撃も防御も幅広く対応できるのも強み。ネフェルピトーとは違った身体能力の強さを持ち、モントゥトゥユピーは護衛軍の中で唯一ネテロの百式観音に対抗できるか。
そして、モントゥトゥユピーは「圧倒的なオーラ量」も強み。怒りに任せて自らを爆発させてみたり、オーラを蓄積して銃のように飛ばすなど(ハンターハンター本編には詳細には描かれてないはずですが)、自身の膨大なオーラ量を活かした念能力や技を駆使できてる点も高評価。
王直属護衛軍の中で念能力は強化系、放出系、変化系のどれをおいてもバランスに優れる。
○ユピーは戦いの中で進化を見せた王直属護衛軍
またモントゥトゥユピーは図体がデカいだけの脳筋バカかと思いきや、意外と頭が回る。もともとは何の戦略もなく戦っていたが、追い込まれるほどに進化を見せるなど伸びしろや成長速度という点でモントゥトゥユピーが図抜けてる。
どの王直属護衛軍も「滅私奉公」という共通理念を持ち合わせるが、ネフェルピトーは好奇心旺盛、シャウアプフは王への愛情や執着が異常など、メンタル面にどこか不安要素を残す。
一方、モントゥトゥユピーは王(メルエム)に対する忠誠心は強いものの、それ以外に関しては特に執着しない性格だった。そのため「特に足を引っ張らないメンタルを持つ」という点で強みに働くと評価できそう。
とりあえずモントゥトゥユピーは「戦いの中で最も進化を見せた」という点を王直属護衛軍最強ランキングでは評価できると思います。オーラ量が多ければ多いほど多彩な技が使いこなせるわけで、もし死亡してなければもっと成長していたに違いない。
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