『HUNTERxHUNTER(ハンターハンター)』の名物キャラクターが「ハンゾー」。
ハンゾーは見た目よろしく忍者の末裔。『ハンターハンター』の序盤から登場してるものの、長らく音信不通でした。ただ暗黒大陸編直前となった現在、ハンゾーの登場機会が増加。ハンゾーの「念能力」などもようやく徐々に判明してます。
そこで今回ドル漫では「ハンゾーの念能力や強さ」を徹底的に掘り下げて考察してみたいと思います。是非、毛根がある方もない方もチェックしてみて下さい。
ハンゾーは雲隠流忍者
まずハンゾーの「プロフィール」を簡単に解説。
ハンゾーとは「忍者」。主人公・ゴンたちと同じく第287期ハンター試験合格者。その当時の年齢は18歳。声優CVはアニメ1期が松本吉朗、アニメ2期が岸尾だいすけ。
だからハンゾーは「忍法」という特殊技術を身に着けてる。幼少期からいろいろな厳しい訓練の元、ハンゾーは自身の肉体を徹底的に鍛え上げ研鑽を積み重ねてきた。12歳前後の頃には、既にハンゾーは人も殺めた経験があるとのこと。なんて恐ろしい子。
残念ながら忍術の詳細は不明ですが、忍法とは「暗殺術」みたいなもんなんだと考察するのが自然でしょう。
一方、忍者にも派閥が存在するのか、ハンゾーは「雲隠流(くもがくれりゅう)」の上忍に属してるんだそう。そのためハンゾーの名前の由来も「忍者ハットリくん(雲隠才蔵)」が語源である可能性が高そう。
「隠者の書」とは?ハンゾーの現在は?
続いてはハンゾーが「プロハンターを目指した理由」を考察。
ハンゾーの目的は「隠者の書(いんじゃのしょ)」と呼ばれる巻物にあります。この隠者の書は一般人では入国できない国に隠されているとされるので、ハンゾーは色んな権限が付与されるハンター資格を得た。忍者なんだから忍び込めばええやんと思ったのは内緒。
ハンター試験合格後のハンゾーの動向は明らかにされてませんが、その後、ハンゾーはクラピカに雇われるカタチで暗黒大陸に向かうブラックホエール号に乗船してます。カキン王子・モモゼのボディーガードとして、ビスケと一緒に行動してる。
これが『ハンターハンター』最新巻におけるハンゾーの現状ですが、ハンゾーが隠者の書を入手したかなどは不明です。もしかすると今後隠者の書で得た念能力などが披露されるのかも知れない。
ハンゾーの身体能力は抜群に強い!
続いては「ハンゾーの強さ」を考察。
ハンゾーの最大の強みは「身体能力の高さ」にあります。ヒソカなどが猛威を振るったハンター試験においても、ハンゾーの体術は抜きん出た強さを誇りました。
例えば、スピードに自信がある主人公・ゴンが速さでハンゾーを翻弄しようと試みるんですが、ハンゾーは余裕で追い付いてしまう。まさに「スン」というオノマトペが似合う場面。やはり忍者だけあって、ハンゾーの敏捷性の高さは群を抜く。
そして、ハンゾーはそのまま即座にゴンの首元をトン。ゴンは脳内が揺さぶられてそのまま失神。ハンゾーはその後も容赦なく拷問技を繰り出して、ゴンを徹底的に追い詰めました。
最終的にゴンに根負けするものの、ハンゾーはスピードもパワーも兼ね備えたオールラウンダー的な強さを誇りました。ネアカな性格ですが、いざという時には冷徹にキッチリ仕事をこなす。まさにハンゾーがプロ忍者である一面をのぞかせた場面でした。
もしツルッパゲじゃなかったら、『呪術廻戦』の五条悟ぐらいの人気は出てたかも知れない。
ハンゾーの念能力のベースは「忍術」にあり!?
続いてはハンゾーの「念能力」を考察したいと思います。
結論から書くと、ハンゾーは忍者だけあって念能力は「忍術」がベースにありそう。
忍術には火遁や水遁、土遁、分身の術といったさまざまな必殺技がありますが、おそらくハンゾーの念能力は汎用性が高そう。やはり忍術そのものが念能力じみた強さがあるため、そこにハンゾーはオーラを組み合わせることで更に強化してるカタチ。
だからハンゾーは『NARUTO』に登場したような技をいっぱい使うと考えると分かりやすいか。
○分身の術…ハンゾースキル4
現状判明してるハンゾーの念能力は「分身の術」。フリガナに「ハンゾースキル4」と書かれてるので、どうやらハンゾースキル1・2・3なども存在する模様。ハンゾーがどれだけの数を持ってるか不明ですが、念能力の多さはハンタートップクラスかも。
ただ必殺技の多さ故に、能力そのものの威力は低下してる可能性もありそう。火遁も最強、水遁も最強、透明になることもできたらさすがにチートすぎる。ハンゾーは身体能力が高い故に、念能力は分身の術といったサポート系に特化してるパターンもあるか。
ちなみに、同じく分身できる「幽体離脱(ザタッチ)」は別人の念能力です。どっちも分身の発動条件は目をつぶって横になるだけ。せめてハンゾーの分身方法はタッチ方式じゃない方が良かったはず。
分身してもハンゾーの念はキャパオーバーにならないの?
一方、分身の術は念能力として高度なイメージもあります。事実、天空闘技場に登場したカストロの念能力が「分身能力」でした。でもカストロの場合はオーラの容量オーバーが原因で最終的にヒソカに倒されてる。ハンゾーも同じように容量オーバーの危険性はないのか?
ただハンゾーの念能力は制約や誓約が少ないのも、もともとの強力な忍術を体得してることが大きそう。分身の術に似た技がもともと忍術にはあって、ハンゾーはこれをベースに幽体離脱してると考えたら、そこまで不都合はなさそう。
またこの本体のハンゾーの体にタッチされたり、声をかけられると分身は解除されるため、念能力の制約条件としては比較的難易度は低そう。
そもそもハンゾーの分身はショボい。何故なら、本体と分身は同時に動かせないから。つまり分身しか動かせない。これじゃあ単なる幽体離脱。確かに分身した側のハンゾーが倒されても本体は死なないメリットはあるものの、あえて分身するメリットってある?
分身した側のハンゾーの行動を見ている限り、カキン王子の念獣相手にただ手をこまねいて見てるだけ。もしかすると本体のハンゾーより弱い可能性も高い。
しかもこの後の展開をネタバレしておくと、ハンゾーの本体はどこかにさらわれて分身した側が元に戻れなくなる。最終的に戻ることはできるんですが、本体の居場所すら追跡できないって危険しかないがな。
まあ壁や床を幽霊のようにすり抜けることはできるため、どちらかと言えば暗殺術に近いのか。
意外とドジっ子なうっかりハンゾー
だから、これまでのハンゾーの言動を振り返ると冷徹なプロ忍者でありながらも、実はドジっ子さんな一面もチラホラ覗かせる。ハンゾーは頭の毛だけではなく、意外と「中身も抜けてる部分」もある。最後は「ハンゾーさんヌケサク説」を考察して今記事を締めくくります。
やはり思い出されるのはハンター試験。ハンゾーはフルボッコしたゴンを前に逆立ちをして、自らの生い立ちをドヤ顔で語りだす。「こと格闘に関して今のお前がオレに勝つ術はねぇ!」とタンメン河本準一ばりに言い切ったものの…
何とか息を吹き返したゴンに思いっきりカウンター気味に蹴り飛ばされる。「あ」という悲しげなハンゾーのセリフが泣かせます。これは恥ずかしい。小学校の運動会でテンション高めに親子リレーに出たはいいものの、盛大にぶっコケてしまうお父さんのよう。
○既にボディーガードとして致命的な凡ミスをやらかし済み
最近のハンターハンターでも、ハンゾーはカキン王子の一人・モモゼを護衛していたものの、ハンゾーはうっかりスキを付かれてモモゼの命を奪われてしまう。しかも、ハンゾーは逆ギレ。さすがに「ダッサ」。割とハンゾーはなめられがち。
最終的にハンゾーはゴンのしぶとさと根性に負けて、この戦いでは白旗を自らあげて撤退。ただゴンは「ずるい」と言って更に粘る。せっかく勝ちを譲ってやったにも関わらず、ハンゾーはカチンと来てゴンを殴って…というオチなんですが、威厳もへったくれもない(笑)
だから『ハンターハンター』序盤はカッコよく登場したものの、ハンゾーは実は「今のところそうでもない描写」もあります。果たして今後ハンゾーがしっかり活躍する場面は描かれるんでしょうか?はてさて。
コメント
幽体離脱(ザ・タッチ)はハンゾーが殺した護衛のタフディーの能力でハンゾーの能力じゃありません
ハンゾーの能力は分身の術です
コメントありがとうございます。修正しときました。
ただ分身の方法が同じなので分かりづらかったですね。
プロフィールで20000冊以上漫画を読んできた!と書く割には短絡的な考え方をしますね。
モモゼ王子が自らのミスで暗殺されてしまった後のハンゾーの怒りの描写を「逆ギレ」と書いているのはギャグだとしても不快です。
毛のない人の怒りは怖いな