【漫画村】永江一石というオッサンがアホすぎる話

永江一石(ながえいっせき)というオジサンが世の中にいます。ネット上ではそこそこ有名な自称・情強さん。ネットで事件や炎上事案が発生すると、上から目線でいろいろと首を突っ込んでくるようなイケダハヤトの上位互換版みたいな人か。正直、普段一体何をしてる方なのかは不明。

ちなみに登場する人物名は全て敬称略。

(https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=37936)

この永江一石が「漫画村」といった違法な漫画サイトについて、先日言及されてました。

ただ大げさなタイトルの割に、内容があまりにアホすぎてガッカリしたというのが今回の記事になります。まあ知らん人が多いと思いますが永江一石の大言壮語な記事をベースに、効果的な違法な漫画サイト対策についても考察するので問題ないと思います。

ちなみに自分は永江一石を好きでも嫌いでもなく、アンチでも信者でもありません。基本的に永江一石を貶める意図はなく、違法漫画サイトに対する対策が本記事のテーマであるため、出来る限り罵詈雑言は控えております。

違法漫画サイトに対する対策案がとにかく幼稚

もちろん永江一石は漫画村といった違法サイトを擁護する立場ではなく、「漫画乞食」などと強く糾弾されています。ただ代わりに永江一石が提示した対策案が「幼稚すぎる」のが非常に残念。

(https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=37936)

どういう対策を永江一石が提示したかというと、ざっくり言えば「漫画家は連載を中止しろ」ということ。漫画村などが閉鎖されるまで漫画家は連載をストップすれば、アホな若者読者も改心してアクセスしなくなるだろうというゴリゴリ性善説を展開されております。

まぁ、冷静に考えるまでもなくアホ丸出しですよね。

何故なら新しいストーリーが読めなくなったとしても、漫画村には既存のマンガはアップロードされたままだから。アホな若者でも一国の総理大臣でも、無数の違法サイトでマンガが読める状態は変わらない。

そもそも漫画家は明らかに同意しないでしょう。何故なら収入が皆無になってしまうから。漫画家は何人もアシスタントも雇用してるわけで、それこそ永江一石は働いた経験がないのでしょうか。

永江一石は「お金を出して基金を作る」と代わりに一応提案してるものの、さすがに脳みそお花畑すぎるでしょう。

こういうストライキ的な労働運動っていうのは、お互い利害関係がある漫画家と出版社においてのみ成立するんです。例えば原稿料挙げないと書かないぞと出版社に要求すれば、それが受け入れられる可能性は高いでしょう。

でも漫画家と漫画村や違法サイトの間には何の利害関係も存在しない。ましてや読者との関係性でも同じ。もしストライキ的な労働運動を読者に対して通じるなら、最初から「お前らコミックを買わないと筆を置くぜ」と言えばいいだけの話。

ただ、そういった漫画家からの要求は基本的に成立しないでしょう。そもそも立場関係で言えば「読者>>>漫画家」な訳ですから。

○永江一石案の致命的な欠陥

特に永江一石の提案で致命的なのが「連載復活の条件」。要するに違法漫画サイトが消滅したら…というのはどこで判断するのか。何故なら漫画村以外にも、様々な違法漫画サイトがネット上には存在するから。

そこまでハードルを上げて要求すれば連載再開は永遠にありえないし、そもそも違法漫画サイトが自主的に閉鎖するはずもないし、ましてや一つでも違法漫画サイトが残った状態で再開すれば叩かれるのは被害者の漫画家側。

仮に永江一石的な論法が通用して、漫画村のアクセスが月間5億PVから5000万PVに激減したとしましょう。それでもいきなりアクセスが0になるはずがなく、まだまだ5000万PV以上も存在してると解釈するのが普通。じゃあどうやって漫画家たちは連載再開するのか?

(https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=37936)

永江一石のサイトは最新記事だけ広告ブロックソフトを入れてると、どうやら閲覧できないようになってる。この延長線上で考えた幼稚な対策案なんだと思いますが、それこそ永江一石は「広告ブロックソフトを使うユーザーがゼロに消えない限り、記事の更新をストップ」してみてはいかがか?

永江一石の漫画村への対策案は、所詮その程度の無責任な提案でしかありません。

永江一石「漫画村をサーバーダウンさせてやればいい(笑)」

(https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=37936)

また永江一石の「漫画村にハッカーを動員してサーバーダウンさせてやればいい」という提案も笑えました。やられたらやり返そうぜ、というまさに発想が中学生レベル。

漫画村の場合、既に月間1億人以上が利用済み。PVだけで見ればその何十倍もある。つまり、かなり高性能なサーバーを利用してるはず。そこに多少のDDoS攻撃したところで何の意味があるのか。

そもそも優秀なホワイトハッカーを動員するなら、サーバーの管理人(つまり犯人)を突き止めてしまった方が早いし、それが本来は道理。むしろハッカーが利用するようなサイトが漫画村なんだから、本当に永江一石の提案には全くもって空疎。

そもそも違法漫画サイトを追い詰めるにしても、圧倒的に知識不足。

漫画村はウクライナにサーバーを置いてるから日本の法治が及ばないとされてるものの、そもそも1992年に日本とウクライナは外交関係が成立してる。昨年2017年は外務省は外交関係樹立25周年事業を行ってるぐらいであり、要するに日本との国交は樹立済み。

そもそも日本と国交がない国を探す方が大変でしょう。

ましてやサーバーを海外に置こうが、日本国内から犯罪を犯していれば摘発できる。無修正のエロ動画サイトなんかが好例。そこら辺に対する言及はほぼ皆無であり、記事としての迫力もいささか欠ける。

対策は「サイトブロック」と著作権の「非親告罪化」のみ

改めて言っておくと、今記事では別に永江一石というオッサンを叩きたいがために作ったのではありません。

とにかく「ガッカリした」という一言に尽きる。あくまで永江一石は一つの要因に過ぎず、他にもアホマTV…もといアベマTVでも自称専門家や漫画家が出て議論してた内容を見てガッカリした。

既に自分は昨年2017年10月か11月の段階で【バズマン】違法漫画サイト「漫画村」を摘発する方法という記事を執筆済み。おそらく一番最初に記事で言及したのが俺だと思います。

この中で「サイトブロック」を導入して違法漫画サイトに物理的にアクセスできないようにすべきと自分は主張してる。既に児童ポルノ事案では導入済みであり、これを著作権侵害サイトにも広げればいいだけ。アニメにしろエロ動画にしろ。

何故ならアクセスするヤツはアクセスする。だから強制的に遮断するしか方法はない。仮に一つ二つ潰したとしても、また新しい違法サイトはどうやっても出てくる。それに対して再び膨大な労力を注ぎ込むのは大変。

でもサイトブロックであれば抑止効果も生まれる上、一番効果的に被害を防止できる。

総務省はスマホの電波を管轄してるんだから、ドコモやソフトバンクなどの会社に命令すればいいだけ。ただソフトバンクなどは負担を理由に反対してるものの、そういった導入しないプロバイダーに対して、出版社は数百億円規模の損害賠償を請求すればいい。きっと大々的にニュースにもなる。

でも、それから既に4ヶ月5ヶ月経過してるものの、誰も俺の記事レベルのことすら言及できていない現実にガッカリ。自分の中では今の段階でサイトブロックの導入の話が少しは進んでいると期待していたので、え?まだこんなレベルの議論してんの?と本当に頭がクラクラする。

永江一石にしろ誰にしろ自称情強さんは、俺の記事を隅から隅まで読んで勉強してください。ましてや「親告罪なので…」と永江一石は記事で前置きしてるんですが、じゃあ著作権法を非親告罪化すればいいだけの話ですやん。コレについて何も触れてないですからね…。

プロバイダー側に対して児童ポルノと同様に違法サイトにアクセスさせないように義務化させる文言を入れてもいい。なんぼでも著作権法の改正による対策は考えられる。日本人はアホばっかりなのかなと…。

○漫画関係者もアホ

ただ永江一石のような自称専門家くずれだけが問題なのかというと、そうでもない。肝心の漫画関係者も色々と残念。

(一般社団法人マンガジャパン)

例えば秋本治や永井豪、モンキー・パンチなどが加盟してる一般社団法人・マンガジャパンという団体が存在します。この【マンガジャパン】漫画村に対する見解を読むと、さらさら自分たちで解決する気がなくて笑う。

簡単にまとめると「読者のみなさんの協力で違法コピー業者を追い詰めることは可能です。アクセスしないことが一番の協力になる」と永江一石レベルのことしか言ってない。先程も言及しましたが、こんな要求が通るなら最初から誰も苦労してない。最初からおとなしく「コミックスをお金出して購入して下さい」と読者に頼めばいいだけ。

何が悲しいって、読者の多くはマンガジャパンという組織を知らない。そんなサイトで警告文を掲載したところで、森の中で一人で大声で叫んでるようなもん。つまり読者の誰も聞いちゃいないんですよね。

そもそもアクセスしないことが漫画違法サイト撲滅に繋がると分かってるんなら、結局のところ俺が言ったように「サイトブロック」というシンプルな解決手段しかない。じゃあ読者にではなく、政府や行政、プロバイダーに対して要求しろよって話。もっと言えば与野党問わずに政治家に陳情するのが筋道。

もう色々と絶望的すぎて暗澹たる気持ちにさせられる。

これから出版社や漫画家が摘発しやすいように漫画違法サイトの一覧でも作ろうかと考えていたんですが、ここまでアホばっかりだと考えちゃいます。そういった違法サイトを単に宣伝するだけになっちゃうから。

前述の「漫画村を摘発する方法」に関しても、ちょうど自分が記事化したタイミング以降の11月12月にコミックスの売上がきれいに二桁%落ち込んでるんですよね。俺的にはもっと出版社が有能でテキパキ動くと思ったから、敢えて追い込むように記事化したものの本当に今は申し訳ない気持ちでいっぱい。

…うーん…。