ワンピース最新1102話ネタバレ感想!くまの壮絶な最後!ベガパンクの涙!1103話予想

ワンピース最新1102話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。タイトルは「くまの人生」。前回のワンピース1101話のネタバレ感想は別途でご参照ください。橋本理来

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ワンピース最新1103話ネタバレ感想!くま、エッグヘッドに襲来!vsサターン聖?1104話予想
ワンピース最新1103話のネタバレ感想を画像付きでレビュー!くま、エッグヘッドに襲来!vsサターン聖?1104話予想

次のワンピース最新1103話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。

海賊ボニーの目的

時間は2年前。

青玉麟が完治したジュエリー・ボニーは、ソルベ王国を脱出し海賊となる。コニーが集めた漁師たちと共にボニー海賊団を結成。目的はただ一つ。父親のバーソロミュー・くまを探すことだった。海軍が滞在している島であろうが、くまの情報を掴めばお構いなしに上陸した。

海賊となったボニーは20代半ばの姿で常に活動していましたが、単純に肉体年齢に比例して戦闘能力が上がるからでしょう。正義感の強いボニーは海軍相手でもお構いなしだったが、この追跡に気付いていたくまは複雑な気持ちで常にボニーから逃れていた。

ボニーの情報収集能力が地味にエグいわけですが、父親のくまにいつも会えないことに苛立ちも覚えていたが、仲間たちとの航海や冒険をしっかり楽しんでいた。またボニーはくまのために太陽の神ニカも探そうとしていたことも判明します。

ルフィとボニー

これと同時期、東の海ではモンキー・D・ルフィが元魚人海賊団のアーロン一味を撃破するなど着々と頭角を現していた。

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(ONE PIECE1102話 ©尾田栄一郎/集英社)

息子ルフィの活躍を風の便りで聞いていたドラゴンはローグタウンに向かおうとしていたが、その真相はサボ(当時は記憶喪失状態)との会話を聞いても要領を得ず。ただドラゴンとスモーカー大佐(現中将)とはいろいろ因縁もありそうな雰囲気も。

エースはルフィの活躍に歓喜し、くまは「どういう縁かなドラゴン。我が子が海賊になるなんて」とどこか嬉しそうだった。エッグヘッドに戻った際、ベガパンクとの会話で「ゴムの能力で政府に歯向かう男、まるで憧れのニカのようだ」とくまはうっすら気付いていた模様。

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(ONE PIECE1102話 ©尾田栄一郎/集英社)

一方、実年齢10歳のボニーは背伸びしたい年頃だったが故、また仲間がむさ苦しい元漁師しかいなかったが故、口紅(リップ)の塗り方がおちょぼ口型と少し変だった模様。左目下ほっぺのマークも成人姿で活動していたことから、父親くまに気付いてもらうためのそれだった。

名前と見た目から普通に親であれば気付くと思うんですが、そこはボニーがまだ10歳の子供で分からなかったと解釈すれば多少の違和感も受け流せるか。

スリラーバークからシャボンディ諸島へ

そして、バーソロミュー・くまの姿はスリラーバークにあった。世界政府の勅命により麦わらの一味の完全抹殺に動いていた。麦わらのルフィの首を引き渡せば他の命は助けるとするくまに対して、麦わらの一味は全員が「断る」と断固拒否した。

これを聞いたくまは「残念だ」とウルスショックを発動して麦わらの一味を一掃する。その後、ルフィの身柄を得ようとしたくまの前に、ゾロが「ルフィは海賊王になる男だ」と立ちはだかる。くまはルフィの蓄積されたダメージを吸い出して、身代わりになると主張するゾロに与える。

「地獄を見せる」という言葉に象徴されるように、この時のくまは「これは俺でも気を失うかもな
」と感じていた。バッカニア族を超えるゾロの種族も思わせぶりだったりしますが、くまは「いい仲間を持ってるな…さすがはあんたの息子だ」とポツリつぶやく。

麦わらの一味の殲滅を命令していた五老星が、くまの身勝手な行動に何も言わなかったのか興味深いですが、くまがシャボンディ諸島に滞在していた時に王下七武海の強制招集が下る。エースの処刑は、まさに白ひげとの戦争を意味する。

くまも内心驚くものの、「あの白ひげ」という口ぶりを聞くとまた何かしらの因縁があるのか。

世界を救う男

そして、シャボンディ諸島では既にボニーを筆頭とした最悪の世代が集結していた。大食らいの異名に恥じない食いっぷりを見せるボニーを、くまは影からずっと見つめていた。「これが見納めか…すっかり逞しい海賊に…」と表情はまさに優しい父親そのものだった。

この直後、麦わらの一味が魚人族のはっちゃんたちを守るため、天竜人(チャルロス聖)を殴り飛ばす事件が勃発。シャボンディ諸島は大騒ぎ。くまも「誰が?世界のタブー。しかもここは海軍本部に近い。自殺行為だ」と急転直下の事態に冷や汗を流す。

ただ勇猛果敢に立ち向かうルフィの姿を見て、「おそらく何百年もの間、誰ひとりやれなかった大逆事件だぞ」とどこか胸が踊った。その後、海軍大将の黄猿が襲来し、麦わらの一味の命が危なくなった際も、くまは協力を惜しまなかった。

「おれがこの世に生きた証はひっそりと残していく…ボニー、そしてこの少年の未来の中に。お前はいつか世界を救う男だ」とルフィたちの命を救った。ただエッグヘッドで旧知の仲だった黄猿や戦桃丸たちの目線は描写されず。一体何を思ってくまと対峙していたかなどは不明。

自我を残すことは絶対に許さん

そして、バーソロミュー・くまの改造は最終段階に入っていた。

五老星のサターン聖がくまの肉体に自爆スイッチを搭載させろと要求する。「威権順位はあんたらがトップじゃ!どこまでくまを恐れとるんじゃ!?」と激怒するベガパンクだったが、「命令圏外で暴走したら誰がどう止める?」と即座に否定するサターン聖。

実際、サターン聖は科学防衛大臣という役職でしたから、ここらへんのやり取りも想定した上での設定だったか。威権順位もサターン聖が命令して作らせたもんなのでしょう。それでもベガパンクは「ボニーに会ったときのために自我を残させてくれ」と懇願する。

ベガパンクは二重人格のように意識を切り替える仕組みを既に作っていた。これを応用すれば可能とする主張だったが、サターン聖は「自我を残すことは絶対に許さん!私も科学者。ウソは付けんぞ」とにべもなかった。

ルフィが取る行動に心が震える

このやり取りを超人的な聴覚で聞いていた、くまは「気持ちは受け取った」とベガパンクに暗に感謝を述べる。ベガパンクも諦めたのか「2年の付き合いだったが楽しかったのう。最初の任務は白ひげ海賊団との戦いになりそうじゃ…」と、いよいよ最終実験の準備に取り掛かる。

ただくまは「麦わらの一味の船を守るようにプログラムしてほしい」と懇願する。この時点でマリンフォード頂上戦争後の展開を予想できていたということになるので違和感は残りますが、くまはルフィが取る一挙手一投足に心が震えていた。さながらニカの伝説を重ねてみていた。

そして、「この海を大きく変えるヒーローが現れるとしたら、彼だと思う」とまで言わしめた。これを聞いたベガパンクも「革命軍が海賊に賭けたか…ずいぶんなダークホースを選んだな」と思わず笑った。しかし穏やかな雰囲気とは反して、着々とくまの「死」は近づいていく。

くまの人生と記憶

くまはニキュニキュの実を使って、自らの記憶をプクーっと取り出す。これはコピーされた情報だけあって、この時点でくまの記憶が消滅したわけではない様子。あくまで実際に記憶を消すのはベガパンク。でも、この取り出された記憶は「覗き見できる」ようなシステムをベガパンクが作る。

人間としての死が近づくものの、バーソロミュー・くまはその取り出された記憶を見て「これがおれの人生か…どれだけの人に迷惑をかけたろう」と自省の言葉を述べるほどだった。謙虚すぎるくまに対して、ベガパンクは思わず叱咤する。

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(ONE PIECE1102話 ©尾田栄一郎/集英社)

「お前を愛した人間の数だけ!お前の死は迷惑である!ええか!くま、お前こそヒーローじゃ!ボニーの!みんなの!」と号泣。淡々と事務作業すると豪語していたが故、くまに自身の涙は見せなかった。ただベガパンクの思いは全て伝わっていたくまは感謝の念を述べる。

10歳の誕生日おめでとう

そして、自我が残るバーソロミュー・くまがボニーにあてた最後の言葉が「10歳の誕生日おめでとう」だった。ベガパンクが結果的に伝えることはなかったと思いますが、娘のジュエリー・ボニーはくまの真意を全てを知る。

何故なら、ワンピース1072話でくまの記憶にまさに直接触れていたから。つまり、バーソロミュー・くまの過去編はジュエリー・ボニー視点で回想されていた形。

ただくまの記憶に直接触れてしまったため、もはや真相を知るのはボニーだけとなってしまった。果たして全てを知ったボニーはどう動く?

ちなみに現在のボニーの年齢は12歳です。くまの自我が失われたのは、あくまでマリンフォード頂上戦争が集結した2年前。またボニーの誕生日は9月1日。マリンフォード頂上戦争が勃発したのも季節的には夏頃だったのか。

ワンピース最新1102話ネタバレ感想まとめ

以上、ワンピース最新1102話のネタバレ感想でした。

くまの壮絶な人生の全貌がついに明らかに。ベガパンクの目線(号泣)を通じて、いかに愛されていたかが分かりました。またかつてニカも探したいと言っていたことから、ボニーが麦わらの10人目の仲間になる可能性が俄然帯びてきたか。

ただくまの苦悩はちゃんと伝わってきましたが、腑に落ちない点もままあります。

結局、くまの性格は最後まで優しいままだったのに、何故いつもサイボーグのように周囲に冷たく振る舞っていたか不明なまま。スリラーバークで「ルフィの首だけ差し出せ」と勝手に要求したクダリも、もっともらしい理由がない。この身勝手なくまの行動に対して、バッカニア族に殺意を抱く五老星が何も言わなかったのも不思議。

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(ONE PIECE1102話 ©尾田栄一郎/集英社)

スリラーバークやシャボンディ諸島に行く間までに、バーソロミュー・くまは一体何をしていたのか。ドフラミンゴと一緒に聖地マリージョアにやって来たシーンのクダリもなし。黄猿とくまがシャボンディ諸島で再会したときも何もなし。黄猿とドレークの一連のクダリも何もなし。

良くも悪くも、想像できた範疇の描写しかなく、もっと裏エピソードみたいなんは見たかった。あくまでくまの悲しい過去に焦点が当たっているんで仕方ないんでしょうが、割りとご都合主義的に削っている部分もチラホラ。もっとキャラ同士のやり取りが見たかった。後付け臭も否めない

ワンピース1103話予想

最後は次のワンピース1103話を予想して終わります。

ボニーに視点が移ったことで、そのまま現代編に話が戻りそう。だから、エッグヘッドの戦いが再び描かれることになりそう。少し振り返ると、ワンピース1094話で五老星のサターン聖の能力が顕現されたシーンの続きが描かれそう。

逆にくまの過去編が終わるとしたら、赤犬サカズキに捕まっていたクダリは不明なままになりそう。

サターン聖は終始くまの仇敵として描かれていたため、ボニーの能力が改めて覚醒するのかも知れない。五老星の一角が早くも崩れる可能性が高そう。くまの過去編で登場していた神の騎士団もエッグヘッドに乗り込んでくる?ガーリングは本当にシャンクスの父親なのか?

ただサターン聖の見た目が一切変化していなかったことから、五老星の不老不死説(もしくはイム様が生み出した能力説)も可能性としては高いか。サターン聖の倒し方がイム様攻略の一端も読み取れそうか。

あとはベガパンクが自我を完全に取り去ったはずなのに、現在のくまは聖地マリージョアに乗り込むなど、未だに自我が残っているフシが見られます。果たして、くまは本当に自我を失ったサイボーグのまま殺されるのか?くまが復活する伏線もなくはなさそう。

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