ワンピース最新1114話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。
タイトルは「イカロスの翼」。
前回のワンピース1113話のネタバレ感想は別途で良かったらご参照ください。
次のワンピース最新1115話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
騒然とする世界
今は亡きDr.ベガパンクが「世界は海に沈む」という衝撃の告白をした続きになります。
海軍ですら「何を言い出すんだ!?」と驚愕するばかりだったが、海軍元帥の赤犬サカズキだけは既に知っていたかのように無言を貫く。
ルフィが空島に行く直前に訪れたモックタウンでは
「死んだことをいいことに世界を混乱させる気だぜ」と
やはり誰も信じていなかったようだった。
既にワンピース考察界隈でネタにもなっていましたが、水の都・ウォーターセブンの住民たちであっても「この国では信憑性があるが…干潮満潮程度で世界は沈むのか…」と半信半疑でベガパンクの配信を見ていた。
魚人島・リュウグウ王国でもベガパンクの配信は届いていた。
魚人島は既に海底に沈んでいるものの、しらほし姫もネプチューン王も「突拍子もない話じゃもん」と理解できないでいた。
ちなみに、アラバスタ王国の政変とやらはどうなった?と言いたいところですが、ここはリリィといずれ話をつなげていくのでしょう。
何かを知るドフラミンゴ?
ただ海底監獄・インペルダウンに未だに幽閉されているドフラミンゴは何か知っているのか不敵に高笑い。
「最高だな!もしインペルダウンに海水が流れ込んだらどうする!?」と、監獄副署長のマゼランを挑発する。
イム様がマザーフレイムを放った直後ということもあって、マゼランは「確かに先日の1mの海面上昇で館内はパニックになったが…世界が沈むとなると何mだ?」とやはりベガパンクの言葉を半信半疑で聞いていた。
やはり何かを知っている様子のドフラミンゴは「5mもありゃたいがいの都市は全滅だ!フッフッフッ!みんなで引っ越すか?【高い場所】へよ!」と笑いが止まらない。
もちろん高い場所とはレッドライン上に位置する聖地マリージョア?天竜人は最初から世界が海に沈むことを知っていた?
焦る五老星
そして、未来島エッグヘッド。
世界秩序の安定を目論む海軍たちも「世界一の科学者の発言!ウソでも世界は混乱する!とんだデタラメを!」とベガパンクの配信にやはり苛立っていたが、それは世界の真実を知っている五老星にとっては言うまでもなかった。
そして、五老星はすべての電伝虫の破壊に動く。生命反応を感知できるのが五老星だけだとしたら、やはり特殊な人種性も伺わせます。Dの一族と近しい存在か。天竜人になりたがっているヨークも必死に走り回って探す。
人工地震・マザーフレイム?
この間もベガパンクの独白は止まらない。
「この映像を撮り終えた後日、私の作ったセンサーと計算が正しければ全世界を襲う異例の地震が起きるはず」というベガパンクの予言に思わず市民たちは震えるが、ビッグマム海賊団のスムージーの言葉を信じると、どうやらイム様が起こしたマザーフレイムによるものを指している模様。
事実、「この地震に伴い、各地の海面は1m上昇する」とベガパンクの言葉は続く。もし外れていたら聞き流して構わないという前置きしつつ、「その地震は自然災害とは言い切れぬ現象なのだ」といかにも人工的に発生させた地震であるかのように語る。
マザーフレイムの存在を知る五老星は、「それ以上喋るな!!」とベガパンクに敵意と混乱をむき出しにしつつ、必死に配信電伝虫の場所を探し回る。この傍若無人な進撃を麦わらの一味は止められないでいた。
マザーフレイムとは原子力エネルギー?
そして、ベガパンクはさらに自らの罪を語り出す。
その罪とは【マザーフレイム】だった。
永遠のエネルギーを夢見たベガパンクはマザーフレイムにそれを見出したものの、「太陽に近づきすぎてしまった」と述懐するなど、世界がこれから海に沈む理由がどうやらここにあるのか。
ちなみに、マザーフレイムが収容されている機械表面に書かれている「A&Mu」という文字は、「Ato(アンド≒と)m」の造語っぽい。
Atomとは、日本語訳で原子のこと。だからマザーフレイムとはまさに原子力エネルギーを比喩したものなのか。
空白の100年に迫ったベガパンク
そこでベガパンクはこれから世界に待ち受けている何かを語り始める。
事の始まりは900年前。
まさに歴史の空白地帯である「空白の100年」に隠されている、とはベガパンク。
配信をやはり同時視聴していた天竜人は大騒ぎで激怒するが、どうやら空白の100年について知識を持たない天竜人もいる模様。
この空白の100年は世界政府の手でもみ消され、研究することすらかたく禁止されているが、世界中に点在するポーネグリフからまるで過去の手紙を読み解くように知ることができる。
それでもいくつかのポーネグリフや文献を解読し、ベガパンクは可能な限り空白の100年の謎に迫った。
これが2つ目のベガパンクの罪だった。
ジョイボーイという主人公の物語
ベガパンクは語る。
「歴史とは物語である。しかし私が知るのは不完全な100年の物語。それを私の想像を補って話すわけにはいかんが、判明した真実のみをここに言い渡す。」
この物語の主人公は900年前にあるまじき高度な文明を持つ王国に生まれ、まるでエルバフに伝わる太陽の神・ニカのように伸縮する体で戦ったという男、彼の名はジョイボーイ。
この海で初めて「海賊」と呼ばれた男。
この背後には五老星・ウォーキュリー聖と戦うルフィの姿が描かれていますが、まさにジョイボーイと二人が重ね合わせられているカタチ。
果たしてジョイボーイの正体とは?という場面でワンピース1114話は終わります。
ワンピース最新1114話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1114話のネタバレ感想でした。
ついにジョイボーイが初代の海賊だと判明。五老星などが邪魔に入ってきているものの、このままグイグイと核心部分に迫っていきそう。
初代海賊という情報を考えると、ジョイボーイは「海に飛び出た人物」と解釈することができるため、その理由がやはり気になるところ。
つまり、800年以上前の世界は一度海に沈んだことがあるのではないか?だからこそジョイボーイは海に飛び出る海賊となったのではないか。
人工地震とはいかにも陰謀論めいた表現は不安にはなるものの、高度文明が栄えていたからこそ誰かが意図的に世界を沈めた?
だから空白の100年に勃発した大戦とは、まさに原子力エネルギーをモチーフとしたマザーフレイムを巡る戦いだった?でもそう考えると、勝利した側のイム様はマザーフレイム的なエネルギーを最近まで保持してなかったのかという疑問は残りますが。
次のワンピース1115話予想
最後は次のワンピース1115話の内容を予想して終わります。
ベガパンクの衝撃の告白がこのまま続くはず。ただエッグヘッド編が佳境という煽りも合わせて考えると、「空白の100年編」がいよいよ始まるのかも知れない。
いわゆる過去編に突入する日も近いでしょう。
800年前の情報や歴史は誰も知らないことから、イム様視点で語られるとしたらいよいよイム様のご尊顔も明らかになるのか。
その際に、イム様が何故ネフェルタリ・リリィに固執している理由なども明らかになるか。この過去編から現代(アラバスタ王国の政変など)に話がつながるか。
ジョイボーイの正体、人魚姫との約束とは一体何だったのか。
今回1114話のタイトルも考えると、イカロスの翼は太陽の神ニカの能力を持つジョイボーイを指していることから、何故イム様たちに敗北したのかも明らかにされそう。
マザーフレイムが原子力エネルギーを暗喩していることから、猿の惑星のように高度文明が進みすぎた結果、人類は一度滅んだ的な展開か。
これなら宇宙編との繋がりも見えてくるようにも思えます。
ちなみに次の少年ジャンプは休載になります。