ワンピース最新1115話のネタバレ感想を画像付きでレビューします。タイトルは「大陸の断片」。前回のワンピース1114話のネタバレ感想は別途でご参照ください。
そういえばサボの声優さん変更になりそう(笑)
次のワンピース最新1116話のネタバレ感想は既にレビュー済みです。
ジョイボーイを知る光月モモの助
今は亡きベガパンクの衝撃の独白が続く。
これは鎖国国家であったワノ国にも届いていた。どうやら黒炭オロチがCP0と交渉するためか、電伝虫を極秘裏に所持していたことが関係。ヤマトから何か聞かされていたのか、ジョイボーイの存在を知っていた光月モモの助は「海賊であったか」となにか腑に落ちた様子。
そして、ベガパンクはポーネグリフから読み解いた「空白の100年」の断片について語り出す。
この100年は巨大な戦争の歴史だったとはベガパンク。ジョイボーイとは、現在の世界政府(正確には800年前に樹立する前に結成されていた20の王国の連合軍)の敵だった。それほどまでに「ジョイボーイの一団」は組織として強固であった。
ジョイボーイが生まれた超近代国家
ポーネグリフに戦いの発端となった理由までは書かれていなかったのか、ベガパンクはあくまで「2つの思想がぶつかったのだろう」とは言い留めるものの、ジョイボーイ軍が率いる国家は900年前とは思えないほど驚異的に近代的に進化していたことは既知の通り。
ジョイボーイの影を見ると、現在のルフィのように立ち振る舞っていたことが読み取れます。またズニーシャの姿が描かれているのも、実に意味深でしょう。ベガパンクの独白を聞いているかは知りませんが、1000年以上前から海を徘徊するズニーシャがどう歴史に絡んでくるのか?
900年前にジョイボーイの国家が樹立されたと仮定するのであれば、それ以前のワンピースの歴史は必然的に紐解かれる必要もありますから。ここらへんは月の古代都市やミンク族が絡んでくるはずなので、そこでズニーシャとジョイボーイの関係性も描かれていくのか。
ただ空白の100年の間ずっと活躍していたとしたら、ジョイボーイの年齢や人種なども興味深いところですが。
ステューシーの戸惑い
特にジョイボーイ軍が保有する「兵器」はベガパンクの科学力をもってしても作り得ない代物だったと述懐。この超近代兵器とは、まさに3つの古代兵器のことか。この独白を聞いたミンク族やフォクシーは各々の反応を示すが、まさにそこに鍵があるとはベガパンク。
全てがつまびらかにされていく状況に、五老星は怒り心頭をどこまでも隠せない様子だった。それを察しているのか、エジソンは元CP0のステューシーに対して「バリアを解除して逃げろ」と忠告する。何故なら、フロンティアドームのバリアを無力化するほど五老星が強いと悟っていたから。
エジソンの手はずで麦わらの一味が着々と北東の海岸に集まる中、ステューシーは「彼らを逃がせなきゃステラ(ベガパンク)に嫌われちゃう」と安堵の表情を浮かべる。エジソンは相変わらず逃げろと煽るものの、「ステラがいない今、誰のために生きればいいかわからない」とポツリ。
ドームを真っ二つにするナス寿郎聖
エジソンの予感が的中するように、五老星の進撃は止まらない。ジュエリー・ボニーの姿を見つけるやいなや、五老星のナス寿郎聖は刀を振り下ろす。フランキーの助けで運良く避けることはできたものの、背後の海賊船は一刀両断される。
しかし、五老星の目的はあくまでベガパンクの配信であった。
「ジョイボーイの敗北によって空白の100年は幕を下ろした。その終焉は取り返しつかぬ程の巨大な戦争の爪痕を残して…」ととうとうと語るベガパンクにしびれを切らしたように、ナス寿郎聖は「いつまで喋る気だ!!」と空中にジャンプしたかと思うと、
フロンティアドームそのものを真っ二つに両断してしまう。その衝撃はセラフィムですら度肝を抜かれるほどだった。
世界は一度海に沈んだ
ただ肝心の配信電伝虫を射止めることができなかったのか、ベガパンクの衝撃の独白はそれでも止まらない。
「世界は一度海に沈んだのだ!我々は今かつての【大陸の断片】の上に暮らしておるのじゃ。世界とは島と島を行き来するもの。航海は困難で自国の文化しか知らず一生を終える者もの少なくないが、この我々の常識は1000年前の世界には当てはまらぬ。」
つまり、海の底に「1000年前の世界(大陸)」があったとはベガパンク。
200メートルの海面上昇
この空白の100年の間で海面上昇が起きて、1000年前の世界は海に沈んだと考えれば腑に落ちる。しかも、この海面上昇は数値にして200メートル。ちょっとした山ひとつ分。
一見すると低そうですが、東日本大震災の津波の高さで10~15メートルと言われています。これだけで3階建てビルを飲み込むレベルですから、確かに200メートルも海面上昇したら大陸が沈んだとしても不思議ではないか。それでも少し潜れば海底都市が見つかりそうなもんですが。
これを聞いたサクラタウンのドルトンなども訝しがるが、Dr.くれはは「まだまだ世界は面白いね」と笑う。そういえばDr.くれははDの一族について知っていましたが、空白の100年については知らなかったのか。
イム様が世界を海に沈めようと企む?
しかしながら天変地異などではなく、「人工的災害」と結論付けるのはベガパンク。しかも数百年単位で永続的に頻発していると断ずる。だから空白の100年の間に起きたことではなく、それ以降の800年間で絶え間なく起きた結果が「現在の世界」ということ。
ベガパンクはつい先日、ルルシア王国に起きた地震でその実在を確信した。
「800年前に世界を海に沈めた古代兵器は、今なお現存し再び起動の時を待っておるのじゃ…つまり空白の100年に起きた巨大な戦いはまだ終わっておらんのだ」とベガパンクの衝撃の告白を聞くのは、パンゲア城に居座るイム様の姿だった。
果たして空白の100年に一体何が起きたのか?…という場面でワンピース1115話は終わります。
ワンピース最新1115話ネタバレ感想まとめ
以上、ワンピース最新1115話のネタバレ感想でした。
今回は空白の100年について更に謎が明らかになりました。予想通り、世界が一度海に沈んでいるからこそベガパンクも予期できていた模様。ロジャーが最期に「そこに置いてきた」と発言していましたが、ひとつなぎの大秘宝はまさに「底」にあったということか。
つまり、ワンピース考察界隈では割と有名な説でもあった、ひとつなぎの大秘宝とは「ひとつなぎの大陸」だったのかも知れない。ロジャーが命名した最後の島・ラフテルも、海に沈んだ大陸の一つだったのか。
ミンク族のネコマムシなどは「かつて世界には島が5つしかない」と思い込んでいましたが、島を大陸と考えればいろいろ辻褄も合います。
○現在進行系で海に沈めようとしているイム様
ただ現在進行系で海に沈み続けている、正確にはイム様が海に沈めようとしているとは考えつかなった。最後の意味深なカットを見ても、イム様が最後の古代兵器ウラヌスを所持している可能性が高いのかも知れない。
それでも数百年単位でしか海に沈めることができない、というベガパンクの推測が事実であれば、イム様が意図的に起動させられるものではなく、どうやら時間的な要素が関係しているのか。平凡な発想だと、やはりエネルギーを溜めるのに時間がかかるのか?
例えば800年前から現代にタイムスリップした光月トキも、何故か20年後に夜明けが訪れると予言できていましたが、これも「一定の周期で訪れるもの」だと仮定したらいろいろ辻褄が合うのかも知れない。
次のワンピース1116話予想
最後は次のワンピース1116話の内容を予想して終わります。
基本的にベガパンクの独白がこのまま続くはず。
謎の巨大ロボットと対比させるなど、ちょくちょく描かれるズニーシャが意味深。ズニーシャが海を徘徊したのがちょうど1000年前ですから、900年前から始まった空白の100年とは微妙にずれがあります。ベガパンク自身も800年前、900年前、1000年前と数字を使い分けてるのもミソ。
能力の根源であった太陽の神ニカは、少なくともジョイボーイが生存していた800年~900年以上前にいた人物であることは間違いないでしょうから。
空白の100年が始まったのがジョイボーイ軍(国家)の結成に関与していたとしたら、それ以前の歴史と絡んでくるのがズニーシャということ。つまり、ズニーシャの飼い主がジョイボーイだった可能性が高そうです。そう考えると、ジョイボーイもまたイム様と同様に不死だったのか?
ベガパンクの推測だけでは限界がある以上、当事者であるイム様の語りも見られるのかも知れない。つまりイム様のご尊顔が明らかになる日も近いか。レッドラインの高さは不明ですが、最終的にはそこまで海に沈めるつもりなのか?その目的も意外と分かりそうで分かりません。
これだけ世界中に配信している以上、ベガパンクの独白を聞いていないはずがないと思うので、ズニーシャも謎も少しずつ自らの口で明らかにしていくのか。
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