【進撃の巨人】巨人の「意外な正体」とは?【徹底考察まとめ】

別冊少年マガジンが誇る人気漫画が『進撃の巨人』。

進撃の巨人の内容は、謎の巨人たちに支配された世界が舞台。そこで100年以上前、人類は巨大な壁を作って平和を築いた。しかしある時、巨人たちが壁を壊して襲来してくる。そして、人類と巨人の存亡と自由を賭けた戦いが始まる。

(進撃の巨人8巻 諫山創/講談社)

そこで今回ドル漫では人類の敵である「巨人の意外な正体」について徹底的に考察してみました。

既に巨人の正体はある程度は判明済みなんですが、何故東洋系の巨人がいるのかなどまだまだ謎も多い。改めて「巨人の正体」の復習も兼ねて、進撃の巨人好きはチェックしてみて下さい。ただしネタバレ注意。

【解説】巨人とはそもそもなんぞや?

最初は「巨人とはそもそも何者なのか?」から簡単に解説してみようと思います。

○巨人はさながら大型ゾンビ

まず巨人の特徴は、ひたすら「人間を食べる」こと。普段は目的もなくウロウロとさまよい歩いているだけで特に何もしないものの、人間を発見したら一目散にやって来る。さながら巨人は大型のゾンビ。

巨人に「胃」らしきものは存在するものの、どうやら人間は栄養源として捕食しているわけではない。あくまで人間を殺すためだけに行動しており、何も食わなくても巨人は永遠に生き続けることが可能っぽい。

○巨人の唯一の弱点は「ウナジ」と「海水」「夜間」

巨人の弱点は海(海水)が苦手で、何故か行動できる時間も「昼間」に限られております。夜は活動がストップして巨人は動けない。そのため太陽光が巨人を動かすエネルギー源なのかも知れない…とドル漫では考察してみる。

そして、巨人の最大の弱点は首元のウナジになります。このウナジを切りつけられると、巨人の肉体は消滅。そのため調査兵団などは立体機動装置を用いて街中や森林で、必死に巨人のウナジを狙って戦ってる。

ただし、ウナジ以外を攻撃しても巨人はすぐ復活します。だから巨人は足首などを切られると、筋を切られた人間のように一時的に歩けなくなるものの、非常に再生速度が速いため巨人はいくら切りつけてもほぼ無敵状態。

また切断された巨人の部位は、何故か非常に軽いことも特徴。巨人の肉体は、そもそもどんな物質で形成されているのかは謎。だから「巨人の肉体は一体何で構成されているのか?」などは現在でも不明のまま。

何故巨人の肉体が軽いのかなどについての考察は後述。

○巨人の種類は3パターン

巨人の身長やサイズは、個体によって千差万別。3m程度のものから15メートルを超えるサイズまでいろいろ。10メートルぐらいのサイズになれば、非常に巨大な部類に属します。また巨人の種類は3種類ほど存在。

「通常種」と呼ばれる巨人は知性もなにもなく、ひたすら闇雲に人間を襲ってくるタイプの巨人。そのため人類にとっては最も倒しやすい巨人ではあるものの、それでも確実に倒せる兵士は少なめ。

(進撃の巨人5巻 諫山創/講談社)

続いては「奇行種」と呼ばれる巨人。その名の通り、一体どんな行動を取るかが読めない巨人。何故か、すぐには人間を襲ってこなかったり、画像のようにずり這いしながら襲ってくることも。非常にキモい。

最後の3つ目は「九つの巨人」と呼ばれる巨人たち。女型の巨人や鎧の巨人など「人間が変身した巨人」のこと。人間の知能や判断力そのままに、部分的に特化された巨人を操作できるため非常に危険。

だから正確には九つの巨人と、そうではない前述の巨人たちの2つに大別されると言った方がいいかも知れない。そのため通常種や奇行種を総称して「無垢の巨人」と呼ばれることも最近の『進撃の巨人』では多いです。

【ネタバレ考察】巨人の正体は「エルディア人」

だから結論から書くと、無垢の巨人たちの正体は「人間」。九つの巨人の一つである始祖の巨人の脊髄液を注入された人間の成れの果て。まさに構図的には「人間が人間を捕食」している構図。

ただし人間は人間でも、厳密には巨人の正体は「エルディア人」になります。誰でも彼でも巨人化できるわけではなく、このエルディア人の血を引いている人間のみ。その理由は2000年前までさかのぼります。

○始祖ユミルの末裔がエルディア人たち

エルディア人の始祖は、ユミル・フリッツ。

ユミルは、約2000年前に大地の悪魔と契約して「巨人の能力」を手に入れる。死後、ユミル・フリッツは自身の魂を9人の子供たちに自分の能力を分け与える。これが「九つの巨人」と呼ばれる巨人化の能力であり、その一つに「始祖の巨人」と呼ばれる最大の能力があった。

この始祖の巨人は、同じエルディア人たちを「無垢の巨人」にせしめることが可能。しかも数に制限はないため、数十万数百万体規模の巨人を使って当時大国だったマーレを蹂躙することに成功。エルディア国は世界の覇者となった。

ただ何やかんやがあって、すべてのエルディア人を無垢の巨人化できる「始祖の巨人」の力を持つ145代フリッツ王は現状を憂いて、一部のエルディア人を引き連れてパラディ島に逃げこむ

そして145代フリッツ王は、誰からも侵略不可避の巨大な三重の防御壁を建築。さらなる防御策として、パラディ島内に無数の無垢の巨人を放った。さながら強力な番犬。そして、このパラディ島で限られた平和を享受しようと考えた。

しかし結果的に、強大な力を失ったエルディア人たちは、マーレ国によって支配される立場に逆転してしまう。マーレ国は九つの巨人のいくつかを所有し、それが使えるエルディア人たちをパラディ島に送り込んで始祖の巨人奪還を目論む。

つまり、このパラディ島こそが『進撃の巨人』当初に描かれていた世界観でした。人類は結果的に壁の中に閉じ込められたのではなく、敢えて「人類は壁の中に閉じこもった」というのが正解。壁外をうろつく無垢の巨人も、実は敵ではなく壁内の平穏を守るためだった。

9つの巨人の種類など詳細については、既に考察済みの「九つの巨人まとめ」を参照。

「壁の巨人」の正体は幾千万のエルディア人の集合体

(進撃の巨人8巻 諫山創/講談社)

だから人類を巨人の脅威から守っていた「三重の壁」も、実は145代フリッツ王がエルディア人を使って100年以上前に作られた壁でした。厳密には「硬質化」の能力を使って壁を作ったと解説するのが正確。

つまり、実は(壁の)巨人を使って(無垢の)巨人から守っていた状態。

当初、世界中が謎の巨人に襲われているにも関わらず、こんな巨大な三重の壁をのんきに作ってる暇があるんかよwwwなどとドル漫では考えてましたが、大量のエルディア人たちを一斉に超大型巨人に変えてしまえば問題ない。

ちなみに、壁の巨人の高さは約50メートル前後。ちょうど超大型巨人並。また曲がりなりにも国家を守るための壁を作っているため、壁の中の巨人の数ざっと「幾千万体」とのこと。壁の巨人の中身がエルディア人であることを考えたら、145代フリッツ王めちゃくちゃしよるな。

(進撃の巨人8巻 諫山創/講談社)

そのため三重の壁の中に半強制的に入れられているエルディア人たちは、未だに生存してる状態。壁内の巨人の目が動いた瞬間は、ミカサも思わずおののく。前述のように無垢の巨人は夜間は動けないので、結果的には一生閉じ込められてる状態。

○三重の壁(ウォール・マリア・ローゼ・シーナ)の正体は娘の名前

ちなみに、三重の壁は「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」と呼ばれておりました。この独特の命名に不思議に思った進撃の巨人読者も少なくなさそうですが、この正体も既に発覚済み。

(進撃の巨人25巻 諫山創/講談社)

タイバー家の当主曰く、始祖ユミルの娘の名前から取って命名されたとのこと。文献が残ってると言うより、巨人の能力が継承された時に「ユミルの記憶」も継承されているのだと考察されます。

巨人の力はどうやって継承されていくのか?

続いては、どうやって巨人の能力は継承されるのか。

例えば、無垢の巨人は寿命がほぼ永遠で死なないため、まず他に能力が継承されることはありません。そもそも無垢の巨人は他者に継承するほどの、大した能力をもともと持ってない。無垢の巨人たちはやはりスルー推奨。

○九つの巨人は脳脊髄液を食べることで継承可能

一方、非常に強力な能力を持つ九つの巨人は能力を継承するためには、相手の「脊髄液」を食べることが必要になります。巨人のサイズは大きいため、そのまま人間ごとぱっくんちょすることが多い。。

ただし、九つの巨人を継承すると寿命(余命)が13年と限られてしまうのが難点。理由は不明ですが、少なくとも頻繁に世代交代が行われてるのが特徴。また無垢の巨人が九つの巨人を食べた場合でも、余命が13年に縮まるものの能力は継承されます。そして、意志がある人間に戻ることも可能。

ちなみに13年の寿命と145代(フリッツ王)の数字には、実は大きな伏線も隠されてる。それについては「進撃の巨人1話目の伏線」なども参照。

○実は一般的な継承手段は「ランダム」だった?

(進撃の巨人22巻 諫山創/講談社)

でも必ずしも「対象者の脊髄液を食う必要はない」らしく、これまでの『進撃の巨人』の歴史においては「ユミルの民(エルディア人)の赤子に突如として継承される」ことが多かった模様。

例えば、前所有者との血縁関係などは一切関係なく、まさにランダムにエルディア人に継承されていたそう。ただし、始祖の巨人に限っては王家の血を引くものに限られてそう。

そのため『進撃の巨人』の中では「ユミルの民(エルディア人)はみんな一様に何かで繋がっている」と言及されてる。さながら「道」と表現されるものは、そこを辿ってすべての記憶や能力が「始祖ユミル・フリッツ」という大きな座標軸に向かってに繋がっている。

DNA的な意味合いなのか、はたまた宗教観に伴うアプローチなのかは不明。でも、それの融合体に近いものが関係している可能性がありそう。

何故 東洋系の無垢の巨人が存在するのか?

だから何度も解説してるように、巨人の正体はエルディア人。まさに固有種限定に発言する能力や特性とも言えそう。

(進撃の巨人5巻 諫山創/講談社)

ただ先程貼った無垢の巨人のように、何故か東洋系の顔立ちの巨人も複数存在する。パラディ島内では、ミカサなど一部を除いてほとんど東洋人は存在しない。じゃあ、何故エルディア人しか巨人になれないにも関わらず、他人種としか思えない巨人が存在するのか?

理由は至ってシンプル。

かつて暴虐の限りを尽くしたエルディア人は「他民族に無理矢理子を産ませユミルの民を増やし」と民族浄化を行っていたから。この民族浄化は1700年以上と続いていたそうですから、むしろ純粋なエルディア人が少なさそう。

そのため少しでもエルディア人の血が混じっていれば、おそらく巨人化できるのでしょう。

○エルディア人と東洋系は仲が良かった?

(進撃の巨人24巻 諫山創/講談社)

実際、マーレ国にもウドと呼ばれる東洋系と思しきエルディア人がおります。マーレ以外の言語も習得済みと、何だか意味深。他にも戦鎚の巨人を代々継承してきたタイバー家と、アズマビト家のキヨミなど東洋人と懇意にしている節もある。

考えてみると、145代フリッツ王はパラディ島にエルディア人だけを引き連れて逃げ込んだはず。それにも関わらず、何故かウォール内にはミカサやリヴァイといった東洋系のキャラクターがいた。

だから、エルディア人と東洋系はそもそも深い関係性にあったのではないかとドル漫では考察してみる。

もちろんどういった経緯があったかなどは、まだ現時点の『進撃の巨人』においては描写されていないものの、少なくとも無垢の巨人の中に東洋系がいたとしても何ら不思議ではなさそうです。

巨人は「武器や兵器」の類いとして考察すべし

マーレ編が始まって以降、『進撃の巨人』の話のテイストは随分様変わりしました。

何故なら「不可思議な巨人」をテーマにしているにも関わらず、様々な近代兵器を漫画の中に持ち込んだから。マーレ国以外の国の科学技術が発展し、かつて無敵を誇った巨人たちの存在感も弱まっている。もはや九つの巨人たちも兵器の前では形無し、といった雰囲気すらあります。

もし興味がある方は「進撃の巨人強さランキング」も後で参照してください。

(進撃の巨人22巻 諫山創/講談社)

だから当初は得体の知れない不気味な存在でしかなかった巨人も、最近の進撃の巨人を読む限りは「巨人たちを兵器の類い」として描写されることが多い。

だから『進撃の巨人』当初のような漠然とした恐怖感はなく、巨人は現実的な脅威として描写されている印象。「安価な破壊兵器」といった切り口や表現など、最近の戦争でも頻繁に聞くようなワード。

さしずめ無垢の巨人とやらは「クラスター爆弾」や「地雷」といったところか。実際、ジークは無垢の巨人を戦闘機から大量に投下させるといった攻撃を行っている。

そのため、『進撃の巨人』は至って現実的な着眼点で作られてることが巨人の正体からも考察可能。現代社会における戦争のあり方や問題点も垣間見える内容であり、そこで最も重要な「始祖の巨人」を兵器の観点として考察すれば更に面白いものも見えてきます。

始祖の巨人のモチーフは「核兵器」か?

最後は始祖の巨人を兵器の視点で考察して、今回の記事を終わりたいと思います。

結論から書いちゃうと、始祖の巨人は「核兵器」を現してるとドル漫では考察してみる。

この始祖の巨人は、あらゆるエルディア人たちを巨人化させることが可能。既にパラディ島内には、前述のように「壁の中の大型巨人」を幾千万単位で保有してる状態。これらを一斉に動かしただけでどうなるのか?

(進撃の巨人25巻 諫山創/講談社)

あらゆる都市文明、大型の動植物は生態系ごと踏み潰され、文字通り全ては平らな地表と化す」ことは明々白々。一度使用してしまえば世界が破滅する点で、まさに核兵器の威力のそれ。近代兵器も巨人の力には結局かなわない。

核兵器は保有しただけで、まさに脅威。核兵器を保有しても、アメリカとロシアに代表されるように今度は数が脅威になってくる。我が国の安倍晋三そうり(笑)は完全にボッチ状態で無能っぷりを相変わらず発揮してますが、北朝鮮問題で常に中心にあるのがやはり核兵器。

そうやって現実世界でも「核兵器」を中心にパワーゲームが行われてるように、『進撃の巨人』でも同様に「巨人」を中心にパワーゲームが行われてる。まさに始祖の巨人は「核兵器」的なアプローチで描写されてるとしか思えない…と感じたのはドル漫だけではないはず。

作者・諫山創はネトウヨという情報もチラホラと耳にするものの、だから『進撃の巨人』のテーマには「核兵器の功罪」なるものが確実に存在し、今後のストーリーはそういったものも描かれる可能性は高そうです。

○「大地の悪魔」の正体は「核の放射能」か?

そのためユミル・フリッツに巨人の能力を与えた「大地の悪魔」は核物質そのものではないかとドル漫では更に考察してみる。

『進撃の巨人』では巨人化の能力はさながら魔法的なものとして描かれているものの(実際 巨人の物質は軽いのか重いのか不明)、最近の近代兵器三昧の話の展開を考えれば、実は大地の悪魔こそ「究極の科学技術の成れの果て」である可能性も否定できないはず。

例えば、有名な話としてはゴジラ。このゴジラが生まれたのも、核の放射能を浴びて巨大化・凶悪化したのが原因とされてる。同じような理由で、大量の放射線に被爆したユミル・フリッツが副作用として巨人化した可能性もゼロではない。

実際、『進撃の巨人』連載前の当初の設定では「環境破壊が進んだ未来。ある宗教科学団体が自然保護のために取った行動として巨人を利用した」とある。やはり何かしらの科学技術が「巨人の正体」に関係している可能性が高い。

他にも巨人の肉体はどんな物質でできているのかなど、未だに「巨人の正体」は謎に包まれているため、今後も新たな情報が明らかになればドル漫では考察していこうと思います。